どのファクタリング会社で売掛債権を現金化させるか決めるとき、重視したいのはファクタリング手数料と考えることでしょう。
ただ、ファクタリング会社を比較するポイントは手数料だけではありません。複数の項目を比べながら、どこに依頼するか決めることが重要になりますが、このとき複数社からアイミツを取ることが必要になります。
そこで、ファクタリング会社を比較するときに行うアイミツのポイントについてご説明します。
ファクタリング利用時にかかるファクタリング手数料
ファクタリング手数料は、ファクタリングを利用する上で発生するもっとも大きな費用です。そのため、複数社からアイミツを取ってファクタリング会社を比較するときにも、このファクタリング手数料がもっとも重視すべき項目であることは間違いありません。
ファクタリング会社のインターネット上のホームページなどでは、ファクタリング手数料のおおよその目安を公表しています。ただ、実際にどのくらいの費用がかかるのかは、見積もりを出してもらわなければわかりません。
ファクタリング手数料は、
- 2社間と3社間どちらで契約するのか
- 売掛先の信用力
- 売掛債権の金額
- ファクタリング会社の利用回数
- 利用者の信用力
などによって変動します。
そのため、たとえば同じ売掛債権の金額でも売掛先によってかかる費用は変動するでしょうし、同じ売掛先でも売掛債権の金額によってかわってきます。
ファクタリング会社で審査してもらわなければ正確な金額はわからないので、まずは見積もりを取得してみましょう。
ファクタリング会社との信頼関係を築くことも大切
ではファクタリング会社から見積もりを取得した後、もう少し手数料を下げてほしいと交渉することは有効なのでしょうか。
仮に、今すぐに現金化して欲しいけれど手数料は下げてほしい!とお願いした場合、その要求がはたして通るのか考えてみましょう。
もちろん、ファクタリングを利用する以上、資金に困った上の決断であることはファクタリング会社も認識しているはずです。しかし、一方的な要求やファクタリング会社側の都合は無視した過剰な値下げ交渉は断られてしまうでしょうし、拒絶されてしまう可能性も出てきます。
ファクタリングは双方の信頼関係によって成り立つ取引なので、この信頼を築くことができない相手とは契約したくないと思われても仕方ありません。
繁忙期を避けた交渉が有効
そしてファクタリング利用には繁忙期があります。会社組織の多くは、25日から31日までの月末期間に支払いが集中していますので、ファクタリングを利用しようとする企業が増えるのがこのタイミングといえるでしょう。
翌月初である毎月1日から10日あたりも忙しいので、10日過ぎた期間から20日までならある程度、ファクタリング会社も余裕を持って対応してくれやすくなり、交渉もしやすい可能性があります。
ファクタリング手数料の内容を把握しておくこと
ファクタリングを利用する際にかかる手数料は、すべてファクタリング会社の儲けではありません。
そこには、運営する上で発生する広告宣伝費や人件費、事務所家賃などの必要経費、交通費や登記にかかる費用などの実費なども含まれます。そのため、あまりに無謀な交渉には応じることができないのが現状です。
まとめ
できるだけ手数料を押さえてファクタリングを利用するためにも、必ず利用前にはアイミツを取った上でファクタリング会社を選ぶようにしてください。
ただ、見積もりを取得す会社数が増えれば増えるほど、その分、手間や時間もかかってしまいます。3社ぐらいが最適なアイミツにおける数ですが、より効率的に取得するために、一度に複数社から見積もりを取得できるアイミツサイトを上手に活用してはいかがでしょう。