見積取るなら2社以上!?相見積もりで徹底比較!

一般的に、リフォームや引越しなどの見積を取る時は、「最低2社」の相見積と言われています。「業界のプロvs一般人」という構図に立ち向かうには、プロである業者同士を競わせるのが最良の1手だからです。

特にこうした相見積は、手数料幅の大きい「2社間ファクタリング」で活きるでしょう。今回は、そのあたりについて深く考え、最良の条件を引き出すポイントをご紹介しようと思います。

2社間を比較検討する「相見積」は、リフォーム工事や引越し業者などの選定に頻繁に使われる手法です。

異なる業者に相見積を取ることを伝え、出てきた見積りを比較検討。希望する条件に近いものを採用するという仕組です。コストを安く抑えるためには、最も有効な手段の1つだと言えるでしょう。

ファクタリングで2社間比較を行うべき3つの理由

実はファクタリングは、2社間以上の相見積が最も有効な取引です。ファクタリング取引の「性質や傾向」を掘り下げると、いずれもご理解いただけるかと思います。

ファクタリング取引の性質
〇 取扱い商品が「現金」
〇 手数料幅が非常に大きい
〇 2社間ファクタリングは中小企業が中心

相見積の欠点は「品質」が見えないこと

見積の大きな欠点は、「価格や納期しか見えない」こと。仕事の質やサービスなど「目に見えない部分」を見積から判断するのは難しいと言えるでしょう。

例えば、リフォーム業者が扱う「工事技術・使用素材」や、引越し業者が扱う「取扱いの丁寧さ・サービスの良し悪し」は、目で見て確認することができません。

相見積を見て「安いから…」と決めてばかりでは、仕事の仕上がりが悪く痛い目を見ることもあるでしょう。

取扱い商品が「現金」である

ところが、ファクタリング取引で商品に該当するものは「現金」しかありません。

1万円札1枚を以てしても、新札だろうが折れていようが、「1万円は1万円」。リフォーム業者のように「仕事の質」まで推し量る必要がないのです。

商品を購入しておつりを受け取る時に、「なんだこの1000円札は!汚いぞ!」と怒る方はごく稀ですよね。お金に限っては「商品の質」が問われません。

となると当然、「手数料や納期」など目に見える部分が活きてきます。2社の見積を見比べて、安い方を選択するだけで十中八九は正解です。

正直なところ、これだけでもファクタリングで2社間見積を行うには十分な理由です。

手数料幅が非常に大きい

これまでも繰り返し触れて来た部分ですが、ファクタリング取引こと「2社間ファクタリング」においては、手数料幅が非常に大きい点が特徴です。

一般的な相場は「10%~35%」程度と言われていますが、取扱い債権の質や業者の方針によっては、それ以上・あるいはそれ以下であるケースも少なくありません。

ファクタリング業者が債権の評価を行う際は、

〇 取引対象の債権額面
〇 債権の満期日
〇 取引先企業の経営状態
〇 2社間or3社間
〇 現金の入金時期

など多様な要素により決定します。また、2社間ファクタリングではファクタリング業者は顧客を介したスライド入金で債権回収を行うため、「顧客による持ち逃げリスク」も危険です。

評価項目が多く見積額に差が出やすい

このような事情を勘案すると、ファクタリング業者の間で手数料差が生じてしまうことは、やむを得ない部分だと言えるでしょう。債権額面を重視する企業や、回収リスクを最重要視する企業など、経営方針もまちまちです。

無論、顧客側であるわたしたちは、通常「安い手数料」のファクタリング業者を希望します。その意味で、買取債権に対する評価項目が多いファクタリングは、2社以上の相見積もりを取得する価値の高い取引です。

例えば、「額面は小さいが安全性の高い債権」を売却する場合、

〇 債権額面を重視するAファクタリング会社
〇 回収リスクを重視するBファクタリング会社

では、B社の方が有利な条件を引き出しやすいはずです。

更に言えば、通常顧客側は、こうした評価項目は見積を取るまで知ることができず、提示された見積額で初めてその実態を知ることが可能です。

相見積を通じて「ファクタリング会社がその債権をどう見ているか」を知ることで、最良の条件を引き出すことができるでしょう。

大手金融機関も手掛ける3社間ファクタリング

既にご存知の方も多いかと思いますが、ファクタリング取引は「2社間ファクタリング」と「3社間ファクタリング」の2種類が存在します。

両者の違いは債務者である取引先企業を巻き込むか否かにあり、基本的には3社間ファクタリングの方が低リスクな商品です。

そのため、3社間ファクタリングは銀行などの金融機関も多くが取り扱っており、顧客側も企業の看板を信頼して取引を持ち掛けることができます。銀行のような規模の大きな組織は情報量も多く、事前に評判や情報を集めやすいところもメリットです。

2社間ファクタリングの中小企業ばかり!

ところが、2社間ファクタリングの場合は話が違います。

2社間ファクタリングは取引先企業に債権の移譲を伝達しないため、回収リスクが大きく大手金融機関はあまり手を出しません。

そのため、2社間ファクタリングを扱っている企業の大半は、名前も形も見た事がないような中小企業・零細企業ばかり。

〇 手数料は高いのか?安いのか?
〇 取扱い債権の最低・最高額面はいくらか?
〇 評判や情報は?悪徳業者ではないのか?

このように、取引を行うために必要な情報を集めにくく、1社の見積を取るだけでは素人が十分な判断を下すことはできません。

2社間ファクタリング2社以上の要見積!

取引条件はもちろん、企業情報や評判を集めることすら大変な中小ファクタリング業者に対しては、やはり相見積が最大の武器として働きます。

相見積は基本的に2社間比較ですが、2社間ファクタリングの場合は「3社あるいはそれ以上」の比較検討も重要です。

2社間ファクタリングは3社間ファクタリングと比べて圧倒的に手数料幅が広く、業者の運営方針もまちまち。業者によって「必要な手数料が2倍以上違う」ことも十分に考えられるでしょう。

こうした状況下では、やはり相見積が欠かせません。手間はかかりますが、大切な資金をより多く残すためにも、複数社の比較検討を重ねることが重要です。

それでも時間がない!と言う方へ

ファクタリング業者の一括見積サイトをオススメしています。取引債権の概要を入力するだけで多くの見積が得られるので、ファクタリング業者を探す手間も、各社を訪問して見積を請求する時間もかかりません。

〇 急いで資金が必要!でも時間がない…
〇 そもそもファクタリング業者ってどこがあるの?
〇 何社も訪問するほどスケジュールに空きがない

一括見積サイトなら、このようなお悩みも一発解決。取引に前向きな意思を持っている業者だけが選別され、円滑な交渉とスムーズな成約が期待できます。

最近は見積もり手数料を無料としている企業も多く、どれだけ比較してもコストや負担がほとんどかかりません。

〇 手数料を安くしたい!
〇 スピード成約を目指したい!
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一括見積サイトがオススメです。大切な時間を業者探しや見積請求に費やすのは止めにして、一括見積サイトで理想的な取引成立を目指してみては如何でしょうか。

ファクタリングは取扱い商品が現金である性質上、相見積と非常に相性の良い取引です。手数料や掛目査定などを比較検討するだけで、自ずと優良業者が見つかります。

ただし、2社間ファクタリングの場合、多くの業者が中小企業。情報や評判を集めていると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

貴重な時間を節約するためにも、一括見積サイトを利用して、理想的な取引業者を探してみては如何でしょうか。

見積を徹底精査せよ!理想のファクタリング業者は?

急な資金調達だからこそ見積の精査は欠かせません。特に複数の見積を比較することで、

〇 手数料を安く抑えることができるか?
〇 希望日時に調達できるか?
〇 目標金額に達しているか?

など信金調達に欠かせない要素を洗い出すことが可能です。

今回は上記3点のポイントを中心に、見積を精査方法をご紹介しようと思います。

実は数多くある資金調達において、ファクタリングほど見積が重要な取引はありません。誰もが知る大企業から聞いたことがない零細企業まで、多くの企業が様々なサービスを提供しているからです。

〇 手数料
〇 納期
〇 目標金額

資金調達で精査すべき項目は多岐にわたります。こうした状況において、ただ1社の見積を眺めているだけでは、「本当に良い取引条件なのか?」と言う根本的な部分は見えてこないでしょう。

最良の取引条件を実現するためには、基本的に複数業者を比較する「相見積もり」を取ることが重要です。手数料や納期・目標金額をシンプルに整理。比べてみて下さい。

自然と「この業者が一番いい!」と感じることができるはずです。

手数料を徹底比較

ファクタリング取引は、他の資金調達方法と比べて便利でスムーズである一方、手数料の幅が広く業者ごとにサービスの落差が激しいところが特長です。

特に2社間取引は「10%~35%」が相場の振れ幅が大きく、中には40%、50%といった事例も見られます。100万円の債権取引に使用した場合、手数料だけでも受け取れる金額は「65万円~90万円」と大きく変動します。

更に、実際にはここから登記の必要経費や着手金などが差し引かれ、最終的に受け取れる金額は半額以下というケースも。

1社見積に任せて丸投げするのはあまりにもリスキーです。ファクタリングにとって、相見積による精査を行わないことは、ある意味致命的とも言えるでしょう。

手数料を軽視してはいけません

ファクタリング取引と比べると、他の資金調達の金利幅なんて、かわいいもの。例えば銀行融資なら、どこで取引しても利幅は「小数点~数%」レベルです。

ファクタリングの手数料相場である「10%~35%」と比較すると、その差に唖然とする方も多いのではないでしょうか。

こうした背景もあり、銀行や消費者金融で融資を希望する場合、まず前段階である「融資にパスできるか否か」が重要な判断基準となります。銀行や消費者金融は貸し倒れを恐れるあまり審査が非常に厳しく、中々お金を貸してはくれません。

皆さんも、銀行や消費者金融による資金調達を検討する際に、まず「審査の厳しさ」が頭についてしまうのではないでしょうか。

相見積もりで徹底精査!

ファクタリングの手数料は、取引債権のリスクや満期日・額面などの様々な評価項目により決定されるため、見積を出るまで一概に相場観を知ることはできません。

〇 債権はきちんと回収できるのか?
〇 金額はどの程度なのか?
〇 満期日はいつなのか?

ファクタリング業者は持ち込まれた債権に対して、上記の様な審査項目を中心に手数料を決定します。

ただし、顧客であるわたしたちが提示された見積を見ても、その見積が適切なものか否かは判別することができません。

そのため、見積の精査を希望する場合は、同時に「複数社」の相見積を請求することをオススメします。候補となった業者の見積を比較して、

〇 どうしてこのような評価額に至ったのか?
〇 評価にあたってどの要素を重視しているのか?
〇 他のプランであればどのような条件になるのか?

など詳しい質問を展開して、最良の取引条件を引き出しましょう。

手数料はファクタリング取引における最重要ポイントなので、安易に妥協するのは考えもの。納得のいく条件を引き出すために、交渉を持ちかけるのも1つの手です。

納期は守られているのか?

意外に見落としてしまいがちなのが、納期に関する問題です。

ファクタリング業者は他の資金調達と比べて「スムーズな現金化」がメリットなので、あまり納期が遅い契約は条件が良いとは言えません。

〇 「希望する期日までに現金が振り込まれるのか?」

とくに、この部分は必ず精査することをオススメします。手数料を重視するあまり納期を満たせなければ、本末転倒もいいところ。

また、「スピード調達がウリのファクタリング取引なのに、どうして納期を心配するのか?」とお考えの方もいるかもしれません。

実際、ファクタリング業者の多くはスピード感のある広告を展開しており、「即日は無理にしても2日~3日程度で手に入るだろう」と思わせるには十分。

「明日までお金が必要!」と言った極端な例を除いて、まず大丈夫そうな印象です。

意外に時間がかかる業者も

ところが、実際には「入金まで1週間以上の時間を要するファクタリング業者」も少なくありません。

実際にファクタリングを行うためには、

〇 債権が本当に存在するかを確認
〇 取引先企業の経営状態を確認
〇 債権の登記に関する手続
〇 具体的な見積金額の査定
〇 契約書の作成・捺印

ざっと思いつくだけでも、これだけの処理は必要です。誰が考えても、これだけの確認を即日完了させるのは、難しいと言わざるを得ません。

結論として、広告通り1日~2日の入金スピードを達成するためには、それだけの体制が整った企業でなければ不可能だと言えるでしょう。

見積で透けるホントの部分

納期に関しては、見積書に記載されている部分が全てです。

見積書で提示された納期と実際の納期が大幅にズレ込む事は珍しく、複数社の見積を取得して希望にかなったものを選択しましょう。

また、取引フローを分担化・効率化することで、本当の「スピード審査」を実現している業者も少なくありません。

無闇に短いからと疑わず、相見積で精査することが大切です。

目標金額に達しているか?

ファクタリングは手数料以外にも、「諸経費」と「掛目」の2つの要素により最終金額が決定します。ファクタリングにおける掛目は、取引債権の種別ではなく個別的要素により変動することもあり、無視できない要素です。

特に掛目を利用している業者に対しては、見積に掛目の記載を希望することで、「最終的に受け取れる金額」を明示してもらうように心がけましょう。

手数料等の条件が良くても、掛目を低く設定されてしまっては目標金額に届きません。

また、掛目は債権の品質によって変動するため、相見積もりで精査することも忘れずに。基本的には掛目を高く評価してくれる見積ほど有利です。

(掛目を低く設定する場合、その債権そのものの評価値が低く、手数料が割高になる可能性もあります)

諸経費の内訳も要チェック

特に取引債権の額が小さい場合、諸経費が思わぬ負担に作用します。債権保全のために必要なコストが大部分を占めますが、中には着手金などを請求する業者も存在します。

また、手数料に諸経費を含めて表示する業者も少なくないので、諸経費ゼロで取引できるファクタリング業者も少なくありません。別途請求されないか不安な場合は、業者に対して質問を行うと良いでしょう。

なお、ファクタリング取引の手数料は、消費税非課税です。万が一課税する業者がいる場合、100%悪徳業者と言い切れます。こうした業者との取引はトラブルの原因となりますから、慎重に精査する必要があるでしょう。

ファクタリング業者は諸経費についても、金額幅が広い取引です。あまり大きな金額差にはなりませんが、相見積で比べてみるのも良いでしょう。

ファクタリング業者を精査する場合、相見積による比較検討が最良の選択です。同じ商品(債権)を基準に複数社を比べて選ぶことができるため、手軽で簡単に優良業者と出会うことが可能です。

また、企業によっては複数の取引プランを用意しているケースも存在します。自社の希望に沿わないからと諦めず、自身が重視したいポイントを出してみるのも1つの手です。

ファクタリングの見積書と条件面を徹底解説!優良業者とは?

ファクタリングの見積額は、取引債権の金額や信頼性など、複数の条件により変動します。常に適正な手数料で取引できれば良いのですが、運悪く悪徳業者に引っかかってしまっては目も当てることができません。

今回はそんな悪徳業者を回避するための、「見積条件」の見分け方をご紹介。適正取引に近付けるための相場や条件をお伝えします。

基本的にファクタリングの見積書は手数料を中心にした数項目。使用素材や適用技術まで記載する建築工事見積と比べると、非常にシンプルです。

こうした性質を考慮すると複数業者を見比べる「相見積」が最も理想的なのですが…ファクタリングに対する相場知識が無ければ、「提示条件が適切なものか判断ができない」といった悩みを抱えます。

複数の業者を見比べるにしても、何らかの指針は欲しいところですよね。

優良業者の条件その1:手数料は相場の範囲内

ファクタリングにおける必要コストの大部分は、「手数料」です。取引先の性質もこの「手数料」に反映され、相場条件から外れた過大な手数料を請求する企業とは、取引を見合わせることをオススメします。

ちなみに、ファクタリングの相場は全体で「数%~35%」程度。通常の場合、これより過大な金額を請求する業者とは、付き合いを避けた方が良いでしょう。

ファクタリング取引の一般的な相場
〇 2社間ファクタリングで「10%~35%」
〇 3社間ファクタリングで「数%~10%」

ファクタリングは2社にせよ3社にせよ、手数料幅が大きく、資金調達としてはやや不安定です。また、収益の大部分を占める「手数料」については、大まかな相場があるだけで厳格な基準が定められているワケではありません。

ハッキリ言ってしまうと、素人が手数料や取引条件を見極めるのは困難です。

優良業者の条件その2:相見積でも優れている

優良業者は請求された「相見積」に対して、他社に勝る条件を提示してきます。ファクタリング業者は参入障壁が低いぶん競争が激しく、マジメに運営している優良業者は少しでも選ばれる条件を出そうと躍起になっているからです。

このように記載すると、「えっ?相場の範囲ないならいいじゃない…?」とお考えの方もいるかと思います。

ところが、先ほど申し上げた通り、ファクタリング業界は手数料の幅が非常に大きく、現実的には「業者の裁量判断」となっています。「相場の範囲内だから…」と相場観を逆手にとり、少しでも多くの利益を出そうとする業者は少なくありません。

債権を個別に検討してくれる業者を探すべき

少し極端な事例ですが、「3億円相当の大企業に対する売掛金」をファクタリングに出した場合を見てみましょう。

ファクタリング手数料は、債権の金額や返済企業の信頼性などを総合的に勘案して決定するものですが、

〇 大企業 → 返済可能性が高い
〇 3億円相当 → 金額がとても大きい

上記2点を考慮すると、手数料が相場上限の「35%」では割に合わない事は明白。金銭消費貸借の金利で例えるなら、実に「年利35%」に相当します。

これでは、いくら相場の範囲内であっても「悪徳業者」と言われても仕方ありませんよね。

優良業者の条件その3:その他支払い項目も記載

見積は「最終的に必要な金額」だけ出せば良いというものではありません。最終的に必要な金額を記載することは大切ですが、

〇 取引に必要な経費
〇 債権の保全に必要なコスト
〇 出張費や人件費など

このように、取引全般における必要コスト全てを明記したものこそ、本来見積とすべきです。優良業者はこうした点で決して手を抜かず、必要なコストを包み隠さず明記します。

ただし、ファクタリング業者の中には、必要な諸経費を全て手数料に含めてしまう企業もあり、「諸経費ゼロ」で展開している業者が増えています。

説明できないコストは要注意

見積を目にしたときに「あれ…?」と感じるコストがあれば、遠慮する必要はありません。気になった支払い項目や条件について、質問してみましょう。

〇 消費税は課税されないハズではないのか?
〇 証明書発行料が市役所より高いのはどうして?
〇 着手金や契約手続料ってどんなもの?

悪徳業者の中には、こうした手数料以外の条件部分で、多額の費用を請求する業者も増えています。仮に質問した部分が不当な請求である場合、業者側は上手に回答することができないでしょう。

逆に言われるがまま契約してしまうと、その後もカモにされ続けます。細かい部分だからと軽視せず、しっかりと説明を求めるべき事案です。

掛目はあまり気にし過ぎない

手数料と誤解しがちな「掛目」については、高すぎるからと警戒する必要はありません。金融取引では、債権の信頼性に従っていくらかの掛目を付与します。

ちなみに、一般的な評価額は以下の通り。

金融取引における掛目の代表例
〇 預金 → 100%
〇 国債 → 90%
〇 上場企業の有価証券担保 → 50~80%
〇 不動産担保 → 70%

このように記載すると売掛金債権の評価額は低くなりそうですが…

ファクタリングにおける売掛債権の掛目は「80%~90%」が相場。また掛目を設定せず100%買取を行う事業者も少なくありません。

なお、掛目は債権満期になると、買い取り対象外となった部分を自社回収可能です。したがって、「掛目による減算を含めて必要な調達額」に達していれば、とりあえず取引して問題はないでしょう。

相見積で比べる条件

細かな支払い項目については、「相見積」による比較検討が非常に有効です。仮にA社とB社で同じ請求項目がある場合、手数料同様に安い方を選択することができます。

また、「消費税の課税」や「過大な印紙代」など、ぼったくりと思われる請求に対しても、相見積による検討は効果を発揮します。

他社が請求していない項目が記載されている場合、「悪徳業者かもしれない…」と警戒感を持つことができるからです。

優良業者の条件その4:一括見積サイトに登録している

自社サービスに自信を持つ優良ファクタリング業者の多くは、「一括見積サイト」に登録をしています。一括見積サイトは利用者申請した債権に対して、業者側が一斉に見積もりを提出するシステムです。

多くの利用者はコストが安い業者を候補に加えますから、「最初から高額手数料の悪徳業者」に勝ち目はありません。

仮に悪徳業者が紛れ込んでいたとしても、その高額な手数料の前に両者の候補に入ることが難しく、選ばれる可能性が著しくと思われます。

また、一括見積サイトの中には、「優良業者だけを厳選したサイト」も存在します。悪徳業者の存在を容認するサイトではあっという間に評判が悪くなり、利用してくれる人がいなくなってしまうからです。

〇 優良業者の見分けがつかない
〇 業界について詳しくない
〇 とにかく安く取引したい

一括見積サイトは、手間暇かけることなく相見積が得られる優良サービス。手数料も一切ゼロなので、自身の足を使ったときのように「見積手数料」を求められる心配もありません。

ファクタリングに慣れずお悩みを感じている方には、本当にオススメしたいサイトです。

今回は、見積条件から優良ファクタリング業者を見つけるために必要な、いくつかのポイントをご紹介しました。注意点に留意しながら相見積で比較検討を進めれば、きっと理想的な取引条件が見つかります。

また、取引に不慣れな方や不安を感じている方は、まず一括見積サイトによる相見積をオススメします。相見積を取ることで条件比較ができるだけでなく、優良業者に接触する機会も増えるからです。

見積金額を徹底交渉!値引きを実現するためのテクニック

今回は、ファクタリング業者の見積に対する「金額交渉」をテーマに、解説を進めようとと思います。

ファクタリングは手軽に資金調達を実現する反面、割高な手数料がネックとなる取引です。最終的に受け取る金額を比較すると、「これなら銀行で借りた方がいいかな…」と感じるケースも少なくありません。

そんな時に役立つのが「金額交渉」。効果的な値引き交渉を行い、負担手数料の軽減化にチャレンジしてみましょう。

提示された見積に納得できない部分がある場合、選択肢の1つとして「金額交渉」が挙げられます。効果的な金額交渉を実現するためには、

〇 何を交渉したいのか明確化する
〇 どうして交渉するのかを伝える
〇 あくまで「お願い」する姿勢を崩さない

上記3点を抑えることが重要です。いずれも交渉を円滑に進め、こちらの希望を通すために必要不可欠な要素です。

何を「値引き」したいのか

顧客側が見積交渉を持ち掛ける場合、半分以上は「値引き」に関する案件です。それは取引先であるファクタリング業者も重々理解しています。

時折「値引きは持ち出しにくい…」と遠慮してしまう方が見られますが、ファクタリングが交渉である以上、値引き交渉は避けられません。

まずは連絡の理由を「値引き金額の交渉」と表示した上で、きちんと相手に伝えることを意識すると良いでしょう。

もちろん、具体的に何を交渉したいのかをハッキリさせることも大切です。

〇 ファクタリング手数料
〇 着手金や雑費交渉

ファクタリングは多くの場合は「手数料」が該当しますが、場合によっては着手金や雑費などについて交渉するのも良いでしょう。

小さな取引額の債権を売却する場合は、これらの費用負担も決してバカにはなりません。

交渉する理由を明示する

交渉理由を明示することで、金額値引きの成功率はアップします。言い回しにもよりますが、ただ闇雲に「値引きして」と伝えるよりも、高い効果が期待できるでしょう。

もちろん、値引きを希望する理由は相手を納得させるものでなければいけません。他社の手数料や過去の取引事例を参考にして、

〇 他社や相場手数料と比較して、値引きの必要を訴える
〇 取引債権の安全性を強調し、回収リスクの低さをアピールする
〇 着手金無料化の流れを説明し、無料化を促す

上記のように交渉の理由を具体化することが大切です。

もちろん必ず交渉に応じてくれるワケではありません。しかし、できるだけ安い見積金額を出すためには、避けて通れない道です。

あくまで「お願い」する姿勢を崩さない

見積の金額交渉はあくまで「こちらがお願いする」という形を取りましょう。一度提示された見積りに対して意見を述べる立場にあるため、お願いする形が無難です。

また、文章の内容にも注意を払います。言い回しは常に「検討をお願いする」といったニュアンスを含め、必要な部分はしっかりと言及。

〇 金額交渉を希望する
〇 再検討を促したい部分

上記2点は必ず記載することをオススメします。ビジネス文章はどうしても冷たく無機質な印象を与えてしまうので、表現方法にも気を付けましょう。

文章作成の際の注意点

ここまで解説した要素を中心に、実際に文章を組み立ててみましょう。また、それぞれのチェックポイントを併記します。

例1)要件に具体性を持たせる

〇 前略)大変恐縮ですが、見積金額の値下げを検討をお願いしたく、連絡させていただきました。

× 前略)大変恐縮ですが、見積内容に関して色々な相談がありまして、連絡させていただきました。

〇の事例では「見積金額の値下げ」とハッキリ言及しているのに対して、×の事例では曖昧な表現にとどまっています。

これでは読み手が「どのような要件なのか?」を掴むことが難しく、読み終わった後に最初から2度読み3度読みすることに。値下げを切り出し難い意図も見え隠れし、お世辞にも親切な文章とは言えませんよね。

例2)再検討を促したい部分を表現する

〇 前略)弊社としては貴社に発注したいと考えており、恐れ入りますが〇%の手数料値引を、ご相談させていただけないでしょうか。

× 前略)弊社としては貴社に発注したいと考えており、いくらかの値引きを、ご相談だせていただけないでしょうか。

これも明らかですよね。〇の事例では「手数料を〇%」と提示しているのに対して、×の事例ではただ漠然と値引きをお願いしているに過ぎません。

受け取る側の立場に立って考えてみましょう。値引きを希望している点はどちらの文章でも伝わります。しかしながら、

〇 どれくらいの金額を希望しているのか?
〇 どの部分を値引きして欲しいのか?

×の事例では上記2点が全く見当つきません。値引きを切り出しにくい気持ちは理解できますが、これでは「ただ高いと感じている」と言及しているに等しい文章です。

もちろん、具体的な表現を多用すると取引先企業に、

「この値引きでには応じられない」

と断られてしまう可能性もあります。しかしながら、交渉に前向きな企業の場合は、「指定金額では難しいが、〇%なら…」と代替案を提示するケースもあるでしょう。

交渉はお互いの折り合いがあって初めてまとまるもの。業者側の譲歩に対して、今度はこちらが検討を重ねて見ては如何でしょうか。

例3)値引きの理由について言及する

〇 前略)昨今の情勢の考慮すると、貴社の見積に提示されている「〇〇費」は、現在業界にて廃止の流れにあり…

× 前略)貴社の見積に提示されている「〇〇費」を値引きできないものかと考えており…

見積金額の値引きを交渉する際に、「何故値引きして欲しいのか?」について言及することは欠かせません。逆に交渉を受ける側の立場に立ったとして、「何故値引きして欲しいのか?」はやはり知りたいものですよね。

通常は交渉に応じない企業であっても、納得できる内容であれば、見当してくれるかもしれません。ファクタリングも「人と人」の取引であることに変わりはなく、「説得」を意識したアピールが重要です。

例4)マナーを守った表現を心がける

〇 前略)弊社にて検討いたしましたところ、貴社の見積額は他社よりも若干高額であることが明らかになり…

× 前略)弊社にて相見積もりを取得し、貴社の提示された金額と比較検討したところ、「〇社」の方が〇%ほど低額であることが明らかになり…

先ほど、内容の具体性について言及しましたが、これはマナー違反です。相見積もりを取ることは問題ありませんが、具体的な社名や商品(手数料)を記載することは、少しやりすぎと言わざるを得ません。

相手も業界のプロなので、相場観についてはハッキリ言わずとも伝わります。こちらが「手数料をどのような理由で値引きして欲しいか」を伝えれば、それで十分と言えるでしょう。

ファクタリングで手数料を抑えるには、2社3社と「相見積」を取ることが重要です。基本的には値引き交渉よりも、こちらの方がずっと有用です。

ところが、時には相見積だけでは解決できない問題も生じます。残念ながら、相見積で検討しても、「どうしてもあと1歩気に入らない…」と不満を抱えてしまうケースもあるでしょう。

このように、「サービスも納期も問題ない。唯一手数料だけが気になる…」と言う状況では、新しく見積もり先を探すのも勿体ない話です。

見積価格の「金額交渉」は、そんな状況で役立つテクニック。必ずうまくいくとは限りませんが、相見積と合わせて導入したい手段です。

中小企業向け資金調達手法とは?見積もり比較で低コスト調達

ビジネスローンに助成金、ファクタリング…資金調達には色々な手法が存在します。数ある調達方法のうち、見積もりを参考に最も賢いものを選ぶことが大切です。

ところが、社債発行などの豊富な選択肢がある大企業と比べて、中小企業や零細企業にとって打つべき選択肢は多くありません。

そこで今回は、中小企業の資金調達をテーマに、検討すべき代表的な手法をご紹介しようと思います。

急に事業資金が必要になった時、皆さんはどのような資金調達手法を思い浮かべますか?

〇 銀行系ビジネスローン
〇 消費者金融系ビジネスローン
〇 ファクタリング取引

資金調達には色々な手法がありますが、スピードと信用力を考慮するとこの辺りでしょうか。順番に特徴を解説しますので、一緒に見て行きましょう。

銀行系ビジネスローンのメリット

銀行系ビジネスローンは、文字通り銀行から事業者向けの金融商品を紹介してもらう手法です。平たく言うとお金を借りるとお考えいただければと思います。

さて、銀行系ビジネスローンのメリットをまとめると、以下の通り。

〇 借入限度額が非常に高い
〇 金利が安い
〇 多様な金融商品が存在する

銀行系ビジネスローン全般に言える話ですが、「借入金額は非常に高い」ところは最大のポイント。担保や保証人の供出が得られれば、数千万円以上の借入も決して不可能ではありません。

また、消費者金融系のビジネスローン比較して、見積もり時に提示される「金利が安い」ところも特徴です。ビジネスローンの金利は自社の信用力や担保の供出額により変動するものですが、銀行の場合はいずれのケースにおいても、消費者金融のローンより安値をつける傾向にあります。

最後に、銀行の金融商品は消費者金融やファクタリング業者と比べて、商品や各プランの種類が非常に多いです。そのため、利用者は担当者に相談することで、希望するサービスを見つけやすいという長所も有しています。

消費者金融系ビジネスローン

消費者金融系ビジネスローンは、基本的に銀行と対比する形にある商品です。銀行と比べて総じて審査スピードや審査の難易度も低く、信用力に不安の残る方でも承認を得られやすいと考えられています。

消費者金融系ビジネスローンのメリットは、

〇 審査スピードがとてもスピーディ
〇 信用力が低くても審査に通過しやすい
〇 担保や保証人が不要なケースも多い

と言ったところでしょうか。基本的には銀行系との比較になります。

消費者金融系ビジネスローンの最大の魅力は「融資に積極的」である点と、「最短即日のスピード」です。一般的消費者向けのノウハウが培われており、「すぐにでもお金が欲しい!」という状況では大活躍が期待できます。

また、銀行系と比べて審査が非常に柔軟です。必要書類も確定申告書及び決算書等の数枚の書類があれば契約可能である上に、厄介な担保や保証人不要といったケースも少なくありません。

自社の信用力に自信がある場合や、担保価値のある資産を有している場合は、銀行系ビジネスローンを使って資金調達するのが良いでしょう。逆に、そういったカテゴリーに当てはまらない場合は、消費者金融系ビジネスローンの検討をオススメします。

消費者金融系ビジネスローンのデメリット

便利で使いやすい消費者金融系のビジネスローンも、いくつかの欠点を抱えています。総じて、便利さと引き換えにコストのかかる調達方法です。

〇 借入限度額が低い
〇 金利が非常に高い

事業用の運転資金として見た場合、「借入限度額の低さ」はとても気になる部分です。

銀行や後述するファクタリングと異なり、ノンバンクの融資限度額はおおむね「10万円~500万円」程度。個人消費ならともかく、事業用資金としては心もとない部分あるかもしれません。

更に大きな欠点として「金利の高さ」が挙げられます。消費者金融は法律により上限利息に制限が加わっているものの、多くの企業では「上限利息ギリギリ」の見積もりを提示するはずです。(金額やその他条件にもよりますが…)

ファクタリングのメリット

ファクタリングは前2つの資金調達と異なり、借金ではありません。期日到来前の売掛債権をファクタリング業者に売却することで、期日到来前に資金を受領できるというサービスです。

資金調達という観点で見ると、得られるメリットが非常に大きく、「中小企業向けの資金調達方法」としては最良の選択とも考えられています。

〇 信用情報を傷つけない
〇 スピード調達が可能
〇 取引先企業に知られない

ファクタリングは全体的にフットワークの軽い事業者が多く、様々な売掛金のスピード審査を行い、素早い資金調達が期待できる取引です。また、「2社間ファクタリング」を行うことで、取引先企業(債務者)に知られる心配がない点もメリットだと言えるでしょう。

ファクタリングは融資商品ではないので、信用情報を傷つけない点が特長です。銀行や消費者金融は常に共通データベースとも言える「信用情報」で審査の可否を定めていますが、ファクタリングは融資取引ではないので、この信用情報に記録が残ってしまう心配はありません。

中小企業にとって「信用は何よりも大切な宝」です。信用情報が傷ついてしまうと、今後の資金調達に差し障りが出ることも考えられます。

ファクタリング業者の数は非常に多い

実はファクタリングを取り扱う企業は非常に多く、

〇 ファクタリング専門の専業業者
〇 銀行や消費者金融
〇 違法貸金業者(ヤミ金・ソフト闇金)

などなど、様々な事業者が商品展開をしています。

名前も聞いたことがないような業者も多く、「どの事業者がお得なのか…」と迷ってしまうかもしれません。

ファクタリングの見積もりなら「専業業者」がオススメ!

そんな方にオススメしたいのは、「専業タイプ」のファクタリング業者です。

と言うのも、専業業者は銀行や消費者金融と異なり「2社間ファクタリング」を得意としています。

そして、2社間ファクタリングは銀行や消費者金融が提供する3社間と異なり、「取引先に知られてしまう心配がない」というメリットを有しているからです。

現実に取引を行うにあたって、「取引先企業に迷惑をかけたくない、知られなくない」と言う事業者さんは非常に多く見られます。

2社間ファクタリングはやや手数料が高くなってしまいますが、そんな事業主さんたちのニーズにかなった商品と言うワケですね。

どうして銀行には2社間がないの?

最後に、「何故銀行や消費者金融は、2社間ファクタリングを導入しないのか?」疑問にお答えしようとおもいます。

理由は大きくわけて2点。どちらも興味深いポイントです。

〇 利息制限法に該当するか明確ではない
〇 回収リスクが大きすぎる

実はファクタリング取引の手数料が、利息制限法の制限利息に抵触するか否かについて、疑問符を投げかける意見もあります。

そのため、法解釈によっては今後制限利息の適用を受ける可能性も否定できず、過去起きた「過払金返還訴訟」の二の舞を避けているとの見方が有力です。

回収リスクのカバーするために手数料を引き上げてしまってから、「お金を返しなさい!」と判決が下った時のリスクを避けようとしているワケですね。

このような事情を顧みると、「2社間ファクタリング」を導入している「専業業者」をお探しになることをオススメします。

ところが、ファクタリング専門の業者はいずれも事業規模が小さく、1つ1つ当たっていては見積もりを取るだけでも多大な労力を要します。

緊急的に資金調達を必要としているのに、このような手法を取っていては、正に本末転倒です。

そこでご紹介したいサイトが「ファクタリング一括見積サイト」です。利用者は自社の情報と取引債権を入力するだけで、多くの企業から一括見積もりの査定が寄せられます。

利用者はそれらを相見積もりとして見比べるだけで良いので、資金調達の手間は大幅に軽減。更に自社では調べきれなかった業者の見積もりに目を通すことで、より「低額手数料」を実現できるかもしれません。

見積検討で見えてくる!優良業者のチェックポイント!

今回はファクタリングの見積検討時に、注意すべきポイントをご紹介しようと思います。見積は「企業の顔」とも呼ばれており、受け取った見積とその後の対応を検討すると、段々を取引相手の表情が見えてきます。

ファクタリングに慣れないうちは見積の比較検討を繰り返し、悪徳業者や割高業者を回避して、優良業者と付き合う方法を探しましょう。

ファクタリングの場合、どの業者も取引前に必ず見積を提示します。相見積を取る場合は主に金額面に目が行きますが… 契約前に、少し踏みとどまって見て下さい。

見積書は契約書ではないので、法的にその内容を保証する義務はありません。

〇 本当に見積通りの金額でやってくれるのだろうか?
〇 納期はきちんと守られるのだろうか?
〇 必要な情報が全て記載されているものだろうか?

このような点を細かくチェックして行くと、見積書を見ているうちに「任せて大丈夫かな…」と不安を覚えるケースもあるでしょう。

ファクタリングは大切な売掛債権を任せる取引。トラブルを避ける意味でも、「信頼できる見積業者」を検討する必要が求められます。

最初に検討すべき3項目

ファクタリング業者にとって、見積書は受注を決定付ける重要なツールです。不明瞭なフォーマットや、必要情報が不足している場合など、「不完全な見積」を提出する業者は避けるべきだと言えるでしょう。

Checkポイント!
〇 これまでの商談と記載されている金額に相違点が無いか?
〇 納期に対するプロセスが検討されたものか?
〇 意思決定を促すアプローチがあるか?

特に重視したいのは「金額面の違い」です。ファクタリング業者は大抵の場合、「10%~20%」といった具合に、手数料幅を明示しています。

こうして広告明示されている手数料と見積書に記載された手数料が異なる場合、契約には慎重な検討が必要です。悪徳業者とまでは言いませんが、見積書からその業者のやり口が透けて見えてくるのではないでしょうか。

また、納期も重要視しましょう。「即日・翌日」と謳っている見積の場合は、「どのようなプロセスで実現するのか?」についてきちんと質問することが大切です。契約を急ぐあまり実現不可能な納期を指定する業者も、信頼には値しないと言えるでしょう。

最後になりますが、見積を見たときにご自身が「契約したいか?」と感じとれるかも重要です。見積を受け取った時に、成約に繋げるための「アプローチ」の有無をチェックすることをオススメします。

ただ見積書を掲示するだけの業者は、やはり魅力に欠けると言えるでしょう。

優良業者に求められる見積検討3項目!

ファクタリングに限った話ではありませんが、一般的に優良業者ほど顧客目線に立った読みやすい見積書を提出するものです。

目を通しているだけで「契約したい!」と感じさせるには、それだけの魅力を有した見積書でなくてはなりません。また、見積を提出するまでのプロセスも非常に重要です。

優良業者に求められる3つの検討項目
〇 見積提出までがスピーディ
〇 商談内容が見積に反映されている
〇 記載項目が整理されている

見積提出までがスピーディ

優良業者のほぼ99%は、「見積提出まで」がスムーズです。早ければ早いほど顧客は希望する納期までに熟考する時間が割けますし、比較検討に対する自信にも伺い知れます。

わたしたち利用者の目線では、「見積が提示されず、資金が必要な時期の直前に見積を渡される」のが最も困るパターンです。

これでは、たとえ審査スピードがスムーズでも、その見積の是非を検討する時間が少なく、お世辞にも親切な業者とは言えません。

このような論点を考慮すると、やはり冒頭に挙げた「スムーズな見積提出」を心がける業者こそ、優良業者として選びたいものです。

商談が見積もりに反映されている

対面取引にせよウェブ面談にせよ、条件面の交渉は避けられません。取引債権に関する必要書類を提示したのち、

〇 手数料割合の交渉
〇 希望納期の調整
〇 値引きや割引の内容

などを検討することとなるでしょう。

優良業者の場合、交渉後に見積を提示する際、これらの商談内容を必ず「見積に反映」します。

見積に値引き欄や修正案を反映させることで、取引成立までの流れを「見える化」され、顧客側であるわたしたちはそのイメージを沸かせる効果が期待できるからです。

〇 交渉で妥協できる部分は妥協してもらえた
〇 各支払い項目が納得できる金額になった
〇 納期を可能な範囲で調整してもらえた

こうした交渉の流れを通じて、わたしたちは「信頼関係」を築きます。丁寧に作られた見積りからは、目を通しただけでこれまでのやり取りが思い浮かんでくるはずです。

ただ機械的に値引見積を提示するファクタリング業者より、続けて取引したいと考えるようになるでしょう。

記載項目が整理されている

見積には決まった書式があるわけではありません。基本的にはどのような書き方をしてもそれは業者の勝手です。

しかしながら、優良業者は顧客が必要とする情報をコンパクトにまとめ、閲覧しやすい見積書の制作に長じています。

受け取った見積書を良く眺めてみて下さい。「使いやすい」を感じた見積書ほど、契約したいと感じるようになるはずです。

見積書に必要な項目

〇 宛先 … 宛先は非常に重要です。「会社宛」、「代表宛」、「担当者宛」なのかを丁寧にチェックして、こちらにどの程度関心を持っているかを確認しましょう。宛先が異なる場合や機械的に会社宛てのみを用いる業者の場合は、少し検討が必要です。

〇 発行日 … シンプルに「〇年〇月〇日」で良いので、どこかに記載されているかチェックしましょう。日付はその場で問題になることはありませんが、複数の見積を発行したときなど、「〇年〇月〇日の件で~」と連絡を受けると、情報整理がしやすく効果的です。

〇 印鑑 … 会社印や担当者の印が、正しい位置に押されているかをチェックします。基本的なビジネスマナーですが、優良業者ほどこういった部分にこだわります。逆におかしな位置に捺印されていたり、なぜか印を押さない業者は要警戒。悪徳業者かもしれません。

〇 見積の見出し … ただ「見積書」と機械的に提出されるより、「お見積りの機会を与えていただき…」などリード文が含まれている方が、ずっと読みやすいはずです。何気ない気遣いですが、ワンクッション置いた人間味のある対応だと言えるでしょう。

〇 金額 … 内訳と合計額に相違点が無いか、商談時と食い違いが無いか、などを厳しくチェックします。また、合計額は少し大きく表示することで、読みやすく作られた見積書は好印象。価格に自信と余裕を持っている証拠です。

〇 納期 … 具体的に記載されていることが必須条件です。「〇年〇月〇日」と明示されている場合か、「契約締結後1週間後」と期限が明確な書式が該当します。特に資金調達を急いでいる場合、納期について口約束で済ませてしまうのは大変危険です。

今回は見積書の検討時に、必ずチェックしたいポイントをご紹介しました。ファクタリングは大きな金額が動く取引なので、ちょっとした食い違いで失敗してしまうのはいかにも勿体ない話です。

また今回は、少し細かな部分についても多く触れています。わかりにくいと感じてしまうかもしれませんが、要は「曖昧であったり実現不可能なもの」を排除して、「具体的でわかりやすい見積書」を重視することが大切です。

見積もり取るなら複数業者!資金調達の最安手数料を実現!

賢く資金調達を行うには、複数の見積もりを取得することが欠かせません。異なる業者の見積もり条件を比較することで、「本当によい業者はどこなのか?」が見えてきます。

ファクタリング業者は参入障壁がとても低く、今や無数の選択肢があると言えるでしょう。手数料も高いところから安いところまで、正に玉石混交です。

こうした状況下では「相見積もり」がとても有効。積極的に活用することで、理想的な取引条件が実現します。

ファクタリングは大企業から中小企業まで、数多くの企業が手掛けているビジネスです。金融機関が手掛けていることもあれば、ファクタリングの専業企業もあり、内実は様々。中には資金調達とは名ばかりの悪徳業者も存在します。

当然、こうした経営母体の違いは、取引態様や条件・内容に大きな影響を及ぼします。

〇 銀行系のファクタリングは審査が厳しく落とされてしまったが、ファクタリング専門業者は快く引き受けてくれた
〇 手数料が高いな~と感じて別の業者に持ち込むと…最初の会社が悪徳業者であることがわかった!

このように、他の資金調達と比べて「業者ごとの特色が出やすい」ところが特徴です。例示した事例ではいずれも、「最初の1社」で決めてしまうと、本来希望する条件での取引は難しいと想像できます。

複数の相見積もりで得られる3つのメリット

冒頭で触れた通り、複数のファクタリング業者を同時に比べる「相見積もり」は、ファクタリング取引において大変有効です。

〇 手数料の安いファクタリング業者が見つかる
〇 結果的に手間や時間を省くことができる
〇 悪徳業者、不審な業者を見分けることができる

上記は複数業者の相見積もりを利用することで得られる、代表的なメリット。いずれも理想的な資金調達を実現するために欠かせません。

手数料の安いファクタリング業者が見つかる

多くの方にとって最も大きなメリットとなる部分です。ファクタリング取引の見積もりには当然「手数料」が記載されているので、見積もり見比べるだけで「コストの安い業者」の選別ができるでしょう。

なお、ファクタリング業者の見積もりを取るときは、

〇 取引対象となる債権について、できるだけ正確な情報を伝える
〇 複数の相見積もりを取ることを前提条件として伝える

ことが重要です。正確な情報を伝えることで、はじめて業者が持つ取引傾向を知ることができます。

正確な情報がもたらす重要性

ファクタリングをご検討中の方のなかには、情報の漏洩を恐れるあまり、正確な情報を伝えることを躊躇ってしまう方もいるでしょう。

確かに2社間ファクタリングにおいて、情報漏洩は致命的とも言えるインシデント。安易に伝えてしまうのは考えものかもしれません。

ですが、ファクタリング取引は、

〇 2社間ファクタリングと3社間ファクタリングのどちらを希望するのか
〇 取引債権の額はどの程度のものなのか(高額であるほど割安手数料)
〇 自社や債務者である取引先の経営規模・経営状態はどうなのか

このように様々な情報から、総合的に手数料を算出します。

したがって、あまり不明瞭な情報や偽りの条件を伝えてしまった場合、正式な契約時も同様の条件が得られるとは限りません。

取引金額の概算や企業の経営状態などの判断材料は、可能な限り正確なものを伝えることをオススメします。

複数の相見積もりを取ることを伝える

わたしたちが欲しいものを手にする時も、ライバルがいるとなるとヒートアップするものです。ファクタリング業者もこれは同様で、売上に繋がる案件をライバル社に取られるかもしれないと考えると、「できるだけ良い条件」を提示しようと努力します。

当然、これらは申込者にとって非常に有利な話です。取引業者の経営スタイルにもよりますが、単独申込では引き出せなかった「有利な条件」を引き出すことができるかもしれません。

ちなみに、ファクタリング業界において「相見積もり」は日常茶飯事です。遠慮する必要はありませんから、積極的に見積もり依頼を出しましょう。

なお、業界問わず「相見積もり」には一定のマナーが存在します。以下の点に注意して交渉を行うとスマートです。

〇 最初に複数の相見積もりを取ることをきちんと伝える
〇 他社の見積もり内容を見せない(悪徳業者や不審な業者の見積もりは例外)
〇 絶対に譲れない納期は明確にする

どれも考えてみれば、当たり前の話です。特に他社の見積もりをあげつらって値引きを要求する行為は、相手の心証を著しく悪化させます。

相見積もりで資金調達の時間節約

単純な話ですが、取引業者を1社ずつ検討するより、複数の業者に並行して「相見積もり」を求める方が、ずっと手間が省けます。

また、最近は「資金調達の一括見積もりサービス」も登場しており、手間をかけることなく多くの会社に出会うことが可能です。

一括見積もりサービスの利点は数多く、

〇 ご自身が把握していない「隠れた優良企業」と出会える
〇 必要な情報が整理されており、余計な企業情報を伝達しない
〇 1度の申込で一括審査。時間効率は更にアップ!

顧客側が自ら複数の相見積もりを取るよりも、更に手間が省けます。また、自身が把握していない企業との出会いは、思わぬ好条件をもたらすかもしれません。

特別なこだわりがない限り、相見積もり取得時は「一括見積もり」をオススメします。

悪徳業者、不審な業者を見分けることができる

資金調達を得意とする業者の中には、一定数の「悪徳業者や不審な業者」が存在します。

〇 相場よりも高額な手数料を求める
〇 契約書の控えを渡さない・契約書が存在しない
〇 違法貸付へと話をすり替える

これらは違法業者の手口の代表例。いずれもトラブルの気配が漂ってきますよね。

こうした業者を避ける意味でも、「複数社の同時見積もり」は有効です。資金調達における見積もりは、ただ手数料を記載した紙ではありません。

知識がない方でも他社のものと比べ、注意深く観察することで、

〇 各業者の査定基準や手数料を比較できる
〇 取引フローや手続きに不審な点が無いかを把握できる
〇 不必要な経費や名目手数料を知ることができる

など、悪徳業者にありがちな不審ポイントを察知することができるでしょう。

一括見積もりサービスで安全安心の取引を!

また、ファクタリングの一括見積もりサービスは、「登録時に悪徳業者の排除を行っているサイト」が多く、取引経験が浅い方にとって、安全性が高く魅力的なコンテンツとしても知られています。

〇 信用できる業者とだけやり取りしたい
〇 悪徳業者を見分ける自信はない…
〇 希望条件に沿った業者を選びたい

このようなお悩みを抱えている方にそ、一括見積サービスがオススメ。プロの目が見た厳しい業者選定が、利用者の契約をサポートしてくれます。

資金調達は、1社こだわらず複数社の見積もりを得ることが大切です。候補となった企業の見積もりを見比べることで、理想的な条件が見えてきます。

なお、ファクタリング取引の経験が浅い場合は、「一括見積サービス」に任せてしまうのも良いでしょう。たった1度の情報入力で、たくさんの見積もりを得ることが可能です。

ご自身では知り得なかった隠れた優良業者や、より魅力的な提案を行う企業とも出会うことができるかもしれません。手数料を低く抑え、希望通りの納期を実現するためのチャンスです。

見積もり比較で徹底検討!最もお得な資金調達方法は?

資金調達する際に、見積もりの比較検討で迷いや後悔を感じたことはありませんか。

〇 思ったよりも高かった!
〇 希望時期に調達できなかった
〇 他の業者にすればよかったかも…

実のところ、資金調達でこうした不満を感じてしまう方は少なくありません。

原因の大半は「情報の整理不足や項目不足」。業者が提示した見積もり表が、あなたの意図を正しく汲み取っていないと考えられます。

今回は、見積もりの閲覧や作成のポイントを徹底解説。それぞれの注意点をご紹介しようと思います。

見積もりを取るには記載項目が重要

見積もりを取る際に、注意すべきポイントが「記載項目」の内容です。ファクタリングの場合は手数料に気を取られてしまいがちですが、実はこれだけでは不十分。

〇 価格や費用面の評価
〇 納期の評価
〇 機能面や能力面の評価

これらを総合的に整理し、反映した見積りが大切です。ファクタリングによる資金調達では、手数料以外にも様々な判断基準が存在します。

価格面の注意ポイント1:見積もり時は「掛目」に注意しよう

ファクタリングによる資金調達には、手数料以外にも複数の支払い項目や比較要素が存在します。なかでも、とくに注目したいのが「掛目」の存在。

〇 「掛目」とは … 取引対象となる債権における評価比率。

掛目は、実際にファクタリング業者と取引を行う際に、ご自身が最終的に受け取れる金額に影響を与えます。と言うのも、債権は常にその全額が買い取られるとは限らず、債権が持つ性質や信用性によって一定の割合で減額処置が行われるからです。

掛目は業者によって異なる

掛目に対する判断は、業者ごとに「80%~100%」の相場範囲で変動します。一律基準ではなく債権の性質によっても影響を受けるため、「実際に掛目がいくらなのか?」は、業者の見積もりを取るまでは不明です。

当然、掛目を軽視した契約選定は厳禁だと言えるでしょう。中には掛目のルールを把握しないまま取引を続けた結果、「予想よりも受け取る金額が少なかった!」といったケースも見られます。

なお、掛目は手数料ではないので、残りの債権は期間満了と共に自社で受け取ることが可能です。ただし、これはあくまで最終段階での話。

「期日までにどうしてもお金が欲しい!」という事例では不満が残ります。

価格面の注意ポイント2:費用の内訳は適切か

また、諸費用に関する注意を外せません。見積もり書には手数料だけでなく、

〇 司法書士への依頼手数料
〇 取引における着手金の額
〇 書類代や事務手数料

などが記載されています。満足できるファクタリング取引を行うためには、見積もり書に目を通すことで、「これらの費用が適切なものか」を判断することが大切です。

「よくわからないから…」とあやふやにするのは考えもの。ファクタリングはスーパーで食品を買うのとは違います。大きな手数料を支払うのですから、不明瞭な支出項目の有無はしっかりと確認すべきです。

「相見積もり」で比較検討を円滑化

費用の比較を進める場合、「相見積もり」が最も有効な対策です。複数の業者情報を整理した相見積もりは、

〇 手数料や諸費用を項目別に整理し、割安業者を洗い出す
〇 不必要な価格設定をした悪徳業者をはじき出す
〇 最終的に受け取れる金額を明確にする

上記3つの効果を促進します。もちろん、取引債権に対する「掛目」も整理されるので、希望した期日に受け取ることがお金を知るにも役立ちます。

納期面の注意ポイント1:いつ受け取ることができるのか

資金調達を急いでいる方にとって、納期面の判断は欠かせません。ファクタリング取引の場合、納期とは「現金化までの期日」を指します。

多くの業者は「スピード決済」、「最短即日」などのフレーズを使いスピード感をアピールしますが…これらの宣伝に惑わされない様に注意しましょう。

見積もり表に記載されている期日に目を通し、「実際のところ何日かかるのか?」を明確にすることが重要です。

納期面の注意ポイント2:具体性が示されているか

悪徳業者の中には、(見積もり提示後)契約直前になって突然「~という事情で、日数が必要になる」と先延ばしを行うケースも見られます。

この段階では業者選定も終わっており、「契約を断りにくいだろう」と見込んでの申出です。「ふざけるな!」と言いたいところですが、資金調達を急いでいる身。渋々サインすることもあるでしょう。

こうしたトラブルを避けるためには、見積もりの「具体性」に注意します。現金化までのフロー開示を請求し、

〇 取引実現までの人的リソースはあるのか
〇 それぞれのフローでの役割分担はされるのか

など、細かな点を質問・確認してみましょう。ファクタリングは債権審査や買取査定に登記・現金の支払いなどのフローに別れます。スピーディーな納期を実現するには、人的なリソースは不可欠です。

機能面の注意ポイント:十分な実績を有しているか?

見積もり書を見るにあたって、「実績との兼ね合い」は重要な評価項目です。ファクタリングで最も怖いのは「悪徳業者」や「能力不足業者」。

いくら手数料や納期が好条件であろうとも、過去の取引実績が少なければ不安は拭いされません。特に高額債権を持ち込む場合、

〇 ウェブサイト等で過去の実績を公開しているか?
〇 広告と見積もり書で大きな差異が認められないか?
〇 主要取引先銀行はどのようなところか?

などなど、取引企業の実績に繋がる部分を総合的に観察することが大切です。見積もり書はただ価格や費用を明示した紙ではありません。その内容の裏側が持つ意味も探ることで、より細かな情報を伝えてきます。

相見積もりで交渉を

見積もりを取る際に、「相見積もりを取ります」と業者側に伝えることも重要です。

取引相手が同業他社との比較検討を行うとなれば、業者視点で見ると価格面や納期面で自社を選んでもらえるようなサービスの提供が必要。高額な料金設定では競争に勝つことはできませんから、こちら側に有利な条件を引き出せます。

一括見積サービスの検討も

相見積もりを取る際に、オススメしたいのは「ファクタリング業者の一括見積サービス」です。

相見積もりは時間も手間もかかりますが、一括見積サービスな手間いらず。ご自身は必要情報を入力するだけで、登録業者からの一括査定が受けられます。

時間的リソースを節約するファクタリング業者の一括見積サービスは、今最も注目を集めているサービスです。

損する見積もりにありがちな3つのポイント

最後に、逆に「損する見積もり」とはどのようなものかをご紹介しようと思います。この点について、端的にいうなら「不明瞭さ」が際立ちます。

こちらが求める条件を伝えないまま、ただ見積もりを求めるだけでは、

〇 表記方法が複雑 → わかりにくい
〇 必要な情報が記載されていない → 情報不足
〇 実現可能なのかわからない → 実績不足

と言った不満点が生じます。曖昧な見積もり表をアテにして契約を進めることは、「損や後悔」の第一歩。ここまで解説してきたポイントを中心に、業者側に必要な情報提供を願い出るべきです。

今回は見積もりを使って比較検討することの重要性と、そのポイントをご紹介しました。いずれも適切なファクタリング取引を行うために欠かせない要素なので、注意することが大切です。

また、手間や時間がかかる相見積もりを行う場合、自社でこなすのは大変です。必要に応じてファクタリング業者の一括見積サービスの利用も、検討しては如何でしょうか。

お得な資金調達を見つけよう!見積査定の見分け方

少ない手数料で資金調達を果たすには、見積書で提示された査定判断が欠かせません。各業者の査定額や納期を比較して、条件が適切なものを選びたいところです。

ところが、ファクタリングに慣れないうちは、見積書の査定相場を知る術がありません。提示された査定が適切な条件なのかを見極めなければ、本当に良い業者を見つけることは難しいでしょう。

そこで今回は、査定判断の方法を解説することで、理想的なファクタリング業者の導き方を説明します。

ファクタリング取引の良し悪しは、8割がた見積表示の「手数料査定額」で決まります。

ところが、ファクタリング取引の手数料は見えづらく、実際にファクタリング業者に見積依頼を出すまでは、手数料の見当すらつきません。

〇 なぜ手数料がわかりにくいのか?
〇 どうして変動幅が大きいのか?
〇 相場の査定としてはどれくらいなのか?

まずは見積の基本である「手数料査定」について、詳しく解説して行きます。

ファクタリング業者の手数料査定

皆さんは、ファクタリング業者の宣伝広告を目にしたことがあるでしょうか。

〇 最短即日!手数料5%~30%
〇 割安手数料5%より!スピード審査を行います

多くの場合、このように手数料査定について「最低金額と最高金額」もしくは「最低金額のみ」の表示方法を採用しています。最低と最高では金額差が大きすぎてでアテになりませんし、最低金額だけ表示されても実際の手数料査定額は見当もつきませんよね。

これが、最初に触れた「見積依頼を出すまで、手数料査定の見当がつかない」理由です。

どうして変動幅が大きいのか?

では、どうしてファクタリング取引は手数料幅が大きいのでしょうか。この部分についても、多くの方が感じている疑問かと思います。

理由はいくつかありますが、代表的なものを挙げると以下の通り。見積時に提示される手数料の査定額も、これらの基準で定まります。

〇 取引債権の額面
〇 取引形態の違い
〇 自社もしくは債務企業の信用度

ファクタリング業者は常に「どれくらいの収益が得られるのか?」、「取引案件がどれくらい信用できるのか?」を頭の中で数えています。

収益性の低ければ手数料を高く設定せざるを得ませんし、逆に確実に回収が見込めるなら手数料は安く設定しても問題ありません。

相場の査定としてはどれくらいなのか?

ファクタリング業者は上記の要素を勘案し、最終的に見積にて査定相場を提示します。最も影響を与える「取引形態」を例に考えると、

〇 2社間ファクタリング 20%~35%
〇 3社間ファクタリング 5%~20%

と言ったところでしょうか。ここから更に、債権額面や信用度による要素が加味して判断を下します。

債権額面については、高額であるほど査定に占める手数料の割合は安くなり、低額であるほど査定割合は高くなります。これは債権譲渡に関する登記手数料や司法書士依頼料・更に収益性による影響です。

〇 額面が高い債権 → 手数料割合が安くなる
〇 額面が低い債権 → 手数料割合が高くなる

また、自社や債務企業の信用度も見積査定に影響します。お金を貸す時に「きちんと返してくれるのか?」が重視されるのと同様に、債権を売るときも「きちんと回収できるのか?」が重視されるのは当然です。

〇 信用度が高い → 大企業、黒字経営、3社間取引、株式会社、2回目以降の取引
〇 信用度が低い → 中小企業、赤字経営、2社間取引、個人事業主、初回取引

相見積で査定判断

実際にご自身の債権をファクタリングに出す時は、「相見積」が効果的です。複数の見積表を整理した相見積は、「自社債権がどのような査定を受けたか」を数字で比較検討ことができます。

また、「掛目」や「諸経費」などの内訳も確認できるので、

〇 手数料査定は安くても、諸経費(司法書士依頼料)が高いケース
〇 手数料は安いが掛目を設定されてしまい、期日までに受け取る金額が低いケース
〇 手数料が安くとも納期が遅く、満足できないケース

など「手数料以外の部分」も見えてきます。詳細は後述しますが、理想的な見積表と出会うためにはこれらの判断も欠かせません。

1つの会社に複数の案件をぶつけてみる

相見積とは別に、「1つの会社に複数の案件の見積を請求する」のも、取引しているファクタリング業者の査定評価を知るためのカギです。

時折、全く異なる債権の見積を依頼しているのに、「全く同じ手数料を設定している」企業が見られます。こうした業者は要注意。

〇 まともに査定しておらず、契約段階で突然高利を請求する悪徳業者
〇 悪徳ではないものの、最安手数料を実現する気のない業者

上記のような事例が見られます。

通常ファクタリング取引は、複数社の見積を請求した後に契約書にサインをします。

ところが、契約書にサインする段階となると、他の業者との取引を断っている事業主さんも少なくありません。悪徳業者側は、「この段階で断れないだろう」と足元を見て暴利をむさぼります。

その他の判断項目も大切に

ファクタリング取引の査定見積において、「手数料」がメインであることは疑いようがありません。多くの場合において「結局、いくらかかるのか?」が最も大切な要素です。

ところが、「手数料が全てか?」と問われると、そうとも言い切れない部分があります。ファクタリングの見積は手数料だけでなく、

〇 着手金や司法書士依頼料などの諸経費
〇 掛目による買取部分の実質的な減額
〇 支払い実行までの納期

上記3点も非常に重要な要素です。他のファクタリアリング業者との相見積を参考に、提示された条件が希望にかなっているかなと検討しましょう。

〇 着手金や司法書士依頼料は適切な範囲なのか?
〇 掛目を差し引いた金額は希望する額に届いているのか?
〇 支払い実行までの納期は実現可能なものか?

また、交渉可能な部分を相談してみることも、希望条件を得るためのテクニックです。

最近廃止の流れが進む「着手金」については、交渉次第で減額の余地があるでしょう。また、掛目についてもファクタリアリング業者は各社独自の基準設定をしています。この点を利用し、過去の支払い実績や経営状態の健全性を訴えてみるのも妙案です。

悪徳業者は回避しよう

残念ながら、ファクタリング業者の中にはいわゆる悪徳業者が存在します。

〇 他社よりも著しく高額な手数料を請求する業者
〇 話をすり替え違法金利による貸付を行う業者
〇 直前になって契約内容を変更する業者

どれも契約者としては厄介なものばかりです。ただし、こうした悪徳業者は他社の見積査定と比べることで、自ずと違いが見えてきます。

手数料や評価方法はもちろん、実現不可能と思われる納期や、過剰に有利な条件を提示する業者も要警戒。甘い話には罠があると言いますが、こうした悪質な意図は見積表の上に透けて見えてくるものです。

より良いファクタリング業者を選ぶためには、見積に記載された査定額の比較が欠かせません。ファクタリング取引にはいくつかの要素による相場があるため、提示された査定額が適切なものかの判断を行いましょう。

また、複数のファクタリング業者に見積を請求し、「相見積」を制作するのも1つの手です。時間や手間はかかりますが、同じ債権について各業者の査定を見比べることができるため、非常に効果的な選別を行えます。

ただし、相見積は複数業者に依頼を出すため、契約までの時間が長期化しがち。素早く効果的な査定比較を希望する場合は、「ファクタリング業者の一括見積」を利用すると良いでしょう。

情報を入力するだけで、優良業者による一括見積! 手間も時間もかけずに、スピーディーかつ低コストな資金調達を実現します。

格安手数料を実現するコツは?見積もり比較で驚きの低価格!

今回はファクタリングで、上手に資金調達を行うコツをご紹介しようと思います。手数料見積もりを安く抑えることができれば、今後のビジネス展開はとても楽です。

ところで、ファクタリングは債権買取。銀行やノンバンクのように、自社の財務状況を公表して、利下げ交渉とは行きません。ファクタリング手数料を安く抑えるには、「見積もり」がキーワードです。

ファクタリング手数料を安くするコツは、ズバリ「見積もり」にあります。まず提示された見積もりに目を通し、「こちらの要望」を伝えることが肝要です。

実際に交渉するにあたっては、以下の点が非常に重要。まずは軽く目を通し、順番に確認して行きましょう。

ファクタリング交渉で重要な3つの要件

〇 ファクタリング手数料を交渉する時期
〇 手数料の交渉するための材料
〇 相見積もりを使った交渉テクニック

見積もりが出てからが勝負!ファクタリング手数料を交渉する時期

ファクタリング手数料を交渉する時は、「見積もり」を確認してから持ち掛けるのがコツです。早すぎても遅すぎても、交渉はうまくまとまらないでしょう。

失敗する取引の持ち掛け方

〇 具体的な内容を示す前に「安くしてほしい」と連呼する → 具体的な条件を提示しない限り、そもそも手数料の算出が難しい。

〇 他社の相見積もりを見せる → 相見積もりは見せないのがマナー。相見積もりを取っている時は、その旨だけ伝えます。

〇 サインした後に持ちかける → 業者によっては応じる企業もありますが、基本的には不可能と考えましょう。契約書の作り直しとなると手間もかかります。

ファクタリングは「売掛金などの債権」を取引対象とするため、業者側は対象となる債権がどの程度評価できるものかを判断しなくてはなりません。

そのため、まずこちらが判断基準となる情報を伝えてからでなければ、そもそも手数料がいくらなのか断定することができません。

手数料の交渉を迫るコツは、必要な情報を伝え「見積もり」が出たタイミングです。

見積もりで減額へ!手数料を交渉するための材料とコツ

ファクタリング取引の手数料を抑えるためには、取引相手である「ファクタリング業者」の立場に立つことが大切です。

ファクタリング業者の視点では、あなたが持ちかけた債権に対して、概ね以下のことを知りたいと考えています。

手数料決定の3大要素

〇 債権の金額はいくらくらい?支払日はいつ?
〇 債務者である取引先企業は信用できるのか?経営状態は?
〇 債権の保全はどうやる?取引先に伝えて良いのか?

提示された見積もりの手数料に納得がいかない場合、これらの材料を使って交渉を持ちかけるのがコツです。

債権の金額を大きくする

ファクタリングの手数料率は概ね「20%~35%」程度 が相場です。資金調達なのである程度の手数料はやむを得ませんが、見積もりを見たときに少し高いと感じることもあるでしょう。

そんな時、もし自社もしくはご自身に「大きな額面の売掛金」がある場合、そちらを売却してみるのも1つの手です。

ファクタリング取引は、債権の額面が大きければ大きいほど手数料は安くなる傾向にあり、結果としては負担金を減らすことができるでしょう。

モデルケース:
1)A社に対する売掛金「300万円」 見積もり手数料35% 掛目100%

〇 300万円 × 35% = 合計手数料 105万円

2)B社に対する売掛金「500万円」 見積もり手数料20% 掛目100%

〇 500万円 × 20% = 合計手数料 100万円

ファクタリング業者は「債務者」を重視する

ファクタリング取引で取引対象となるお金を支払うのは、自社ではなく債務者である「取引先」です。そのため、極論ではありますが、「自社」について深い関心はありません。(もちろん、持ち逃げ等の犯罪行為に及ばない程度の信用力は必要ですが…)

もし仮に、見積もりに出した取引先の経営状態が悪い場合は、他の取引先の売掛金と入れ替えてみます。大企業などの信用力の高い債権であれば、手数料がその分だけ減額される可能性を有しています。

もし仮に、ご自身が業者側である場合、提示された2つの債権が

1 万年赤字決算の中小企業
2 CM常連の1部上場企業

である場合、どちらの債権を信用するでしょう。恐らく99%以上の方が、2の大企業を選択するかと思います。

半額以下も夢ではない!取引先を説得する

大きく手数料を減額したい場合は、思い切って「取引先企業」に売掛金のファクタリングを行いましょう。相手に通知することができれば、手数料の大幅減額が可能です。

ファクタリング取引には、取引先企業に債権譲渡を通知しない「2社間ファクタリング」と、債権譲渡を通知する「3社間ファクタリング」の2種類が存在します。

通常は取引先に債権譲渡を通知しない「2社間ファクタリング」を検討するかと思いますが、2社間ファクタリングは回収リスクの関係上、手数料が非常に高額になってしまいます。大口の債権を取り扱ったとしても「10%以上」の負担は覚悟が必要です。

ところが、ファクタリングを行う前に取引先にファクタリングを行う旨の通知を行えば、「3社間ファクタリング」として扱われ、手数料は最安で「数%程度」が期待できます。

取引先への通知を厭わない方は、是非とも検討して見て欲しい見積もり減額のコツです。

相見積もりで手間を手数料をカットするコツ

最後にご紹介する方法は、「相見積もり」を使って得られるメリットです。相見積もりとは複数のファクタリング業者に見積もりを出してもらい、それらを比較して最も希望に近い条件を選択する手法。

〇 たくさんの業者の各メリットを横断的に比較できる
〇 手数料に諸経費を加えた最終的費用で比較できる

このように、1社の見積もりでは見えてこない部分も、相見積もりを取ると見えてきます。

相見積もりのデメリット

相見積もりは、手軽に費用負担を抑えることができるので、減額交渉のように複数の売掛債権を保持している必要はありません。

また、相見積もりであることを伝えると、「契約を取るために手数料面で優遇される」可能性がある手法です。

ところが、相見積もりにはデメリットも存在します。

多くの企業を比較検討する場合、相見積もりの分だけ足を運ぶ必要があり、多大な時間と労力を要する点です。急ぎの資金調達の際は、この欠点は非常に大きく響きます。

一括見積サイトを使いこなす

一括見積サイトによる「相見積もり」の取得は、こうしたデメリットをカバーする理想的な情報収集手段です。

希望する債権の額面や取引形態をサイトフォームに入力するだけで、全国各地の優良ファクタリング業者たちが、こぞって見積もりを提示します。

申込者は提示された見積もりの中から、必要なものを選ぶだけ。更に、気になった業者には交渉を持ちかけることもできるので、「短い時間で最良手数料のファクタリング取引」の実現が期待できます。

ファクタリング取引は見積もり時に提示された手数料が負担となり、重く感じてしまうことがあるでしょう。そんな時に取るべき手段は「交渉」ですが、なかなかビジネスローンのようには行きません。

ファクタリング業者の立場に立って、相手が折れやすい条件を提示することがコツです。

なお、手数料を安く抑えるには「相見積もり」も効果が期待できます。ただし、相見積もりは比較する業者数に比例して、手間や時間がかかります。手早くスピーディに比較するには「一括見積サイト」の利用をオススメします。