経営をV字回復させるために行うべきこととは何か?

企業イメージはどん底、業績も悪化など、地に落ちてしまった経営状態を回復させなければならない…。このようなV字回復を目指す企業は少なくありませんが、底が深いほど復活するまでの時間は長くなります。

ただ、大企業などを例にとってみれば、見事V字回復した企業も数多く存在しており、何をきっかけとして復活することに成功したのか気になるところです。

そこで、経営をV字回復させようと考えたとき、どのようなことを行うべきなのかご説明します。

大企業で経営をV字回復させた企業の取り組み

時代の流れにより、これまで好調と思われた売上は低迷し、業績は上がらず赤字続きといった状況に立たされると、倒産するのも時間の問題かと諦めてしまいそうになるでしょう。

しかし、大手企業などで平成以降にV字回復したケースを確認すると、他社との提携や傘下に入るM&Aや資本提携を行うことによる回復を行った企業もあれば、海外市場により収益を上げて回復した企業、ヒット商品を生み出すことに成功した企業、新たな経営トップによる改革で回復した企業などいろいろです。

共通しているのはこれまでと違う戦略を行ったこと

新サービスを開発したり、これまで続けていた事業に見切りをつけて新たな分野に挑戦したり、業態転換と新商品を交えた戦略でV字回復するケースが多くみられます。

自社の注力分野を明確にし、経営資源を投下する先を集中させることができれば、そこから新しい商品や事業への足がかりが生まれる可能性があります。しかし、けっして簡単なことではありません。

すでにクラウドサービスやAI技術などが進んでいることにより、従来の商品やサービスは価値がなくなってきていることを認識し、異なる業種や業態に挑戦することも大切であると考えるべきでしょう。

ヒット商品を生めば回復するわけではない

仮にヒット商品を生み出したとしても、商品の開発サイクルが短期化していることにより、売上を維持できる期間も半年や1年など非常に短くなっています。

M&Aで事業や人員が重複したとき、新しく見出した事業分野に人員を配置し、相乗効果を生み出していけるかがカギとなるでしょう。

継続して次の商品開発を進めていくためにも、ある程度の人員は必要なのです。

内部の人材だけではどうにもならないこともある

そして内部の人材で業種の垣根を超える取り組みを進めるには限界があることに気づき、外部から経営の専門家などを招き業績回復を図ることができるかも重要です。

これまで強固なバリューチェーンにより地位を築いていたとしても、新しい観点で競争しなければならなくなったとき、何が問題となっているか気づくことができなければ競争に負けてしまいます。

外部から人を招くことで思い切った改革が可能に

これまでは内部から社長まで上りつめ、すでに運営している事業を立て直すことで業績を回復させようとする動きがほとんどでした。

しかし、最近では外部から招いた社長による新たな視点での事業への挑戦を行ったり、内部から昇進した方が社長となる場合にはこれまでと違った新事業を立ち上げるケースも多々みられます。

 

外部コンサルタントへの相談を検討する

企業の規模が大きくなるほど年功序列制による組織となっていることで、大きく変革させることは難しいといえます。ただ、これまでのしがらみにとらわれてしまい改革に踏み切れない状態であれば、V字回復は期待できないでしょう。

このような場合、外部のコンサルタントに相談することで、保守的な考え方からこれまでにない新しい視点での挑戦に繋げることができるはずです。

V字回復を狙うために必要なこと

V字回復を狙うなら思いきった回復が必要となることを理解し、これまでと同じことを続けていても何も変わらないと認識するべきです。

もし業績が悪化していることに悩んでおり、経営を復活させたいと考えるのなら、まずは現状を再認識した上でコンサルタントなどに一度相談してみることをおすすめします。

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