総まとめ!方法からメリットまで資金調達を徹底解説!

これまで、資金調達の「見積もり」について、多くの方法を解説してきました。そこで今回は、資金調達の見積もりを取るときに、

「どのような方法が最も優れているのか?」

をテーマに、ここまでご紹介してきたポイントを総まとめ!

〇 どうしてファクタリングが優れているのか?
〇 なぜ、相見積もりを行うべきなのか?
〇 具体的にはどのように見分けるべきなのか?

資金調達で重要な、上記の3大ポイントを徹底解説しようと思います。

ポイント1:「どうしてファクタリングが優れているのか?」

資金調達はいろいろな手段がありますが、ファクタリングは他の調達手段と比べて、

〇 スピード感のある取引
〇 柔軟な審査姿勢と簡素な手続き
〇 信用情報に影響しない調達

という3点のメリットを有しています。資金をスムーズに調達したい方や、信用情報を傷つけずに取引をしたい方にオススメの調達方法です。

では、順番に詳しく見ていきましょう。

上記3点のうち、まず見るべきは融資までの、「スピード感」です。

銀行や政府系金融など通常の調達方法は、資金提供の前に審査に審査を重ねるため、申込から約1か月は待つことを覚悟しなくてはなりません。

これはお金を貸す以上、常に「取引企業の経営状態」を気にしなくてはならず、判断を下すための時間を要するからです。

ところが、ファクタリングは「債権買取」に過ぎません。継続的な取引を前提とした「融資」と比べ、業者側の判断が下りやすく、

多くの場合は見積もりから1週間前後。中には即日調達も可能!

と、非常に優れた融資スピードを有しています。言うまでもなく、資金調達の方法としてはトップクラスです。

また、ファクタリングの場合は、融資審査の必須である「事業計画書やパンフレットを用いた企業アピール」が必要ありません。

お金を借りるワケではないので、業者側が調達資金の使途や将来の展望性などをあまり気にしません。よって、事業計画書のアピール方法で頭を悩ませる必要もナシ。

〇 債権の金額や支払い期限
〇 売掛先に関する情報や取引履歴
〇 債権に対する信頼性

が明らかであれば、それで審査を受けることができます。資金調達では多くの書類提出が必要ですが、それらを簡略化できるのは、お急ぎの方にとって嬉しいポイントです。

最後になりますが、ファクタリングは信用情報機関と関わりのない取引です。そのため、融資情報や履歴を傷つけずに利用できるメリットを有しています。

資金調達に悩む企業の多くは、

〇 審査時に過去の滞納が悪材料に判断されるのではないか?
〇 債務整理を行っていても大丈夫なのか?
〇 将来的に審査を受けるときに不利にならないか?

など、「審査」に対する不安を抱えているもの。実際、金融機関は信用情報機関を通じて情報共有を行っているので、過去の滞納や現在の借入が、将来的に「悪材料」と判断されてしまうかもしれません。

ところが、ファクタリングは債権の買取行為に過ぎないので、「信用情報」に全く影響しない取引です。

そもそも信用情報機関への情報提供を行わないので、何度取引しても履歴に残る心配ナシ! ご自身の調達履歴が他社で共有されることは、原則的にありません。

ポイント2:「なぜ、相見積もりを行うべきなのか?」

ファクタリング業者の選定を検討するときは、「相見積もり」による比較方法が最もオススメです。

ファクタリングは期限や金額など複数の要素を総合的に評価するため、業者ごとの手数料幅が広く、1社の見積もりで正しい相場を判断するのは難しい取引。

そのため、相見積もりを用いて企業を比較することで、自社の債権を最も高く評価する業者を見つけることが大切です。

また、「相見積もり」を求めることで、各業者から「より安い手数料」を引き出す効果も期待できます。見積もりは顧客に対する業者の「声」となる部分です。

相見積もりを取るということは、言うまでもなく「他社と比較して決めます」という顧客側の意思表示。

皆さんも、自社に来たお客さんが「〇社の製品と比べてどうお得なの?」と問われると、しきりに自社製品のアピールを行いますよね。

「顧客獲得!」をベースにした競争意識が働き、ライバル社を意識した条件が見積もりに反映されやすくなります。

これはファクタリングにおいても同様です。見積もり提示時に「他社との相見積もりを取りますよ」と伝えることで、その反応を伺いましょう。

提出された見積もりを比べて見ると、取引に対する「業者の声」が聞こえてきます。

見積もりから聞こえる!?取引すべきファクタリング業者の声
「価格面で優れています」 → 手数料・諸経費に優れる
「スムーズな納期を心がけています」 → スピード納期によるCS重視姿勢
「多くの取引形態に対応しています」 → 多様な取引によるサービス拡充

もちろん、1社の見積もりで素人が「業者の声」を判断するのは困難です。

しかしながら、複数社の業者に相見積もりを取るだけで、だれでも簡単に判断できるようになるのが、相見積もりのスゴイところ。

提示条件を比較することで、「取引に前向きな業者」と「ネガティブな業者」がハッキリと見えてきます。

こんな業者は要注意!見積もりから聞こえる業者のネガティブ感
「お安くすることはできません」 → 手数料が高い
「うちはこういうやり方なので…」 → 納期や審査に積極性がない
「特にメリットはございません」 → サービスの幅が狭い

普通の取引であれば、このような業者は当然候補から外すべきです。

ファクタリングの場合は取引材料が「現金」なので、(悪徳業者でない限り)業者側の経営規模はあまり関係ありません。

これは書面上の比較に向いた取引であることを意味しており、相見積もりが威力を発揮する理由です。

ポイント3:「一括見積サイトを利用する」

ファクタリングは誰が扱っても同じ価値を有する「現金」が取引材料であるため、書面上のスペック比較である「相見積もり」と非常に良い相性を示します。

ところが、いざ相見積もりを取るとなると、

〇 見積もりが出揃うまでに時間がかかってしまう
〇 悪徳業者や信用できない業者が紛れ込んでしまう
〇 そもそも業者をリストアップするのが大変

などなど、業者の検索から選別・手続きなど、多方面で労力と時間を要します。資金調達を急ぐ経営者にとって、大きなマイナスです。

実際、相見積もりが持つメリットとデメリットに悩む方は多く、多くの取引で妥協を強いられてきました。

ところが、「一括見積サイト」の登場により、この情勢は激変します。一括見積サイトは、顧客側が入力した情報をベースに、各登録業者が一斉に見積もりを提示する方法です。

サイト側が選別した信頼できる業者たちが、相見積もりを前提に見積もり提示するため、

〇 割安手数料を更にプラッシュアップ!より安い手数料へ
〇 悪徳業者や不審なヤミ金をシャットアウト!信頼できる取引の実現
〇 業者検索にかかる時間や労力を省力化!スピード取引の確立

手数料や納期はもちろん、業者のリストアップから選別まで、サイト側に一任して取引することができるんです。

言うまでもなく、個別の業者選別を行う際に最もオススメできる方法です。

今回は他の取引と比べた場合のファクタリングが持つメリットをまとめ、相見積もりを活用した業者の選別方法までをご紹介しました。

緊急的な資金調達に便利なファクタリングですが、手数料が割高であるため、見積もりを駆使した選別方法は欠かせません。

利用検討の際は一括見積サイトを視野に入れ、最安手数料を実現することをオススメします。

ファクタリングの審査内容は?見積もり後の契約まで!

ありとあらゆる資金調達において、「債権内容の審査」を避けて通ることはできません。これはファクタリングも例外ではなく、申込から見積もりまでのプロセスにおいて、必ず債権内容の審査が行われます。

ただし、ファクタリングは事業融資やビジネスローンと違い、「お金を貸す行為」ではなく「債権を買い取る行為」です。

そのため、通常の資金調達とは審査内容も異なって当然。「どんな条件が揃っていれば好ましいのか?」と、気になっている方も多いのではないでしょうか。

今回は見積もり提示額に直結する、「審査内容」について説明しようと思います。

審査内容その1:取引先の信用力が大切です

売掛先の信用力は最も大切な内容です。

内容を見たファクタリング業者が「信頼できる企業だ」と判断すれば、審査は通過し、手数料も有利な条件が期待できます。

「えっ。自社じゃなくて取引先が大切なの…?」

疑問に思う方もいるでしょう。銀行や消費者金融では「自社の信用力」が重視されるため、ピンとこないのも無理ありません。

ですが、考えてみて下さい。

ファクタリングの場合、業者に対してお金を支払うのは債務者である「取引先」です。つまり、ファクタリング業者としては、

「この企業はお金をちゃんと払ってくれるのかな…?」

と、取引先の信用力の方が気になります。お金を回収することさえできれば、それでいいワケです。

結果として、債権の内容において「取引先の信用力」は、審査通過の最も大切な判断材料だと言えるでしょう。

コラム:どうやって信用力を調査する?

ファクタリングは重視するポイントが異なるだけで、「信用力の調査内容」そのものは、通常の資金調達とほとんど変わりません。

もちろん、業者のカラーによって判断基準は変動しますが、

〇 法人信用情報
〇 取引履歴の長さ
〇 決算関連のIR情報
〇 借入件数・総額
〇 経営規模・事業内容

など複数の要因をチェックします。

つまり、同じ金額・同じ期日の2つの債権がある場合、「経営状態の良い企業の債権」を提示する方がお得です。

審査が有利になるだけでなく、見積もりの金額内容に反映される公算が高まります。

審査内容その2:自社の信用力

もちろん、自社の信用力もゼロではいけません。取引先企業ほどではありませんが、相応の審査が行われることは覚悟しましょう。

と言ってもこの信用力。銀行融資と違ってファクタリングの場合は、あまり高いものは求められません。

〇 取引先との入出金の履歴があるか?
〇 経営実態が存在するか?
〇 過去の債務はきちんと返済しているか?

内容としてはこの程度でしょうか。ファクタリングを希望する業者の多くは資金調達に悩んでいるため、「赤字経営」であることを極度に怖がる必要はありません。

お金がないから取引を希望していることは、業者側も百も承知です。

コラム:2社間ファクタリングはより重視される

2社間ファクタリングの場合、自社の信用力がより重要性を増してきます。

大手銀行などが実施する3社間ファクタリングの場合、通常は債権の売買成立後に自社が関わることはありません。(リコースありの契約を除く)

また、3社間ファクタリングでは「債権譲渡を取引先に通知する」ため、取引先さえしっかりしていれば、自社の経営内容は問わないというのが業者側の本音です。

ところが、2社間ファクタリングの場合は、取引先企業への通知を行わないので、業者が直接お金を回収するワケにはいきません。

必然的に自社が債権回収の代行を行い、回収した資金を業者に入金するという形になります。

これは本来のお金の流れが、

3社間ファクタリング 「取引先 → 業者」

となっているのに対して、

2社間ファクタリング 「取引先 → 自社 → 業者」

となってしまい、業者側に一定のリスクが生じます。

つまり、取引の中間に位置する「自社」が悪意を有していた場合、

〇 お金を持ち逃げしてしまうのではないか?
〇 他の支払いに使ってしまうのではないか?
〇 実はすでに支払いを受けた債権ではないのか?

などのリスクを負わなくてはなりません。そのため、2社間ファクタリングでは、自社に対する信用性が、3社間ファクタリングの時より重視されます。

当然これは、見積もりや契約条件の内容にも影響を及ぼします。

2社間ファクタリングでは見積もりを提示し契約が成立した後も、「お金の流れ」に自社が関わってくるからです。

審査内容その3:支払い期日は短い方が有利!
債権の支払期限は、当然短い方が審査に有利です。

ご自身がファクタリング業者であると仮定して、

〇 満期日が1か月後の債権
〇 満期日が1年後の債権

お客さんから上記2件の債権が持ち込まれたときに、どちらを高く評価するでしょう。金額や信用力が同じである場合、おそらく1か月後の方を選択するかと思います。

このように、債権は同じ内容であっても「期日が短いもの」ほど有利です。

繰り返しになりますが、ファクタリング業者は

「取引債権が正常に支払われるか?」

を最も気にしています。上記のケースで例えるならば、

「1か月後ならともかく、1年後は経営状態がどうなっているかわからない」

といったところでしょうか。

もちろんそこには、素早く現金を回収することで、次のビジネスを展開したいという意図も含まれています。

審査内容その4:経営者本人の信頼性

経営者や取引担当者個人の信頼性も、ファクタリングでは重要です。

特に取引先企業との接触が行えない2社間ファクタリングでは、業者側が直接コンタクトを取るのは「自社および取引担当者」に限られます。

「この人とは取引できないな…」とマイナス印象を与えると、それが見積内容に反映されるかもしれません。

業者側は、主に「面談時の印象」で経営者や担当者を判断します。

審査時にチェックされやすいポイント
〇 面談時の応対の仕方 → 受け答えに曖昧なところはないか?
〇 提出書類の内容 → 不備や不足分はないか?
〇 遅刻や突然の変更 → 連絡なしの遅刻は厳禁

このあたりは、特に注意すべきポイントです。マナー違反は絶対にNG。見積もり時の内容が良くても、契約時に悪く評価されるかもしれません。

審査内容その5:譲渡登記できるか?

ファクタリングにおいて、譲渡登記は非常に重要です。

債権は譲渡登記を行うことで、対外的に「この債券は弊社が買い取りました」と宣言した形になります。また、譲渡登記には対抗力があるため、二重譲渡問題などが生じた場合において、法的に有利です。

そのため、多くのファクタリングは見積もり提示時に、「譲渡登記できる債権ですか?」と尋ねるでしょう。

時折、「この債券は譲渡禁止です」と特約が付いた債権もあるため、そのリスクを回避する狙いです。

もちろん、譲渡禁止特約が付いていても、債務者である取引先企業が同意するならば、十分に取引は可能です。

ただし、その場合は手数料的に割高な2社間ファクタリングではなく、3社間ファクタリングを選択するのが賢明でしょう。

ファクタリングは見積もり請求後に、「審査」という大きな試練をパスしなくてはなりません。業者側は常に「お金をきちんと受け取れるか?」を気にしているので、

〇 取引先や自社が信用できる
〇 債権の期限が長すぎない
〇 経営者本人も信頼できる

上記のような点はしっかり審査されることを意識しましょう。また、債権の性質は審査結果に関わるだけでなく、見積もり内容にも影響を与えかねません。複数の債権を有しているときは、より好ましいものを選別する姿勢が重要です。

資金調達の見積もりはどう取る?主要3パターンを徹底比較!

皆さんは資金調達に迫られた際、どのような取り方で見積もりを求めますか? 昨今はインターネットの進展に伴い、取引方法も多様化。

〇 ウェブサイトによる非対面取引
〇 フットワークを使った対面取引
〇 見積もりサイトによる一括請求

このように、様々な取り方が存在します。今回は、顧客側の立場から見て「どの取り方が最適なのか?」を比較検討しようと思います。

ウェブサイトによる非対面取引のメリット

ウェブサイトを介した非対面型の見積もりの取り方は、ファクタリング取引で最も一般的な方法です。

中小企業が中心のファクタリング業者は、ほとんどすべてが自社のウェブサイトを有しています。そのため、わざわざ足を運ばなくとも、サイトを訪れ「取引したい!」と連絡を行うだけでOK。

また、多くの業者はサイトに専用のフォームを設けているので、見積もりの取り方も至極簡単。正式な契約は別途審査や書類が必要ですが、最短即日でおよその条件が判明するのは嬉しいですよね。

さらにウェブサイトを使った非対面取引は、基本的に「24時間受付」というメリットも有しています。フットワークを使った時のように、「足を使って移動したは良いが、(臨時休業などで)肝心のお店が閉まっていた」ということもありません。

時間的・体力的な節約にもつながりますので、見積もりの取り方としてはオススメです。

非対面取引で見積もりを取るメリットまとめ

〇 ウェブサイトで申し込むだけなので簡単
〇 基本的には24時間受付してもらえる
〇 時間的・体力的な節約につながる

ウェブサイトによる非対面取引のデメリット

非対面取引のデメリットは、なんといっても「悪徳業者の見極めが難しい」ところです。ウェブサイト業者の中には問題のある業者が紛れ込んでいる可能性もあり、

〇 法外な手数料を請求する
〇 違法金利による担保融資にすり替える
〇 その他不利な特約を付与する

などのトラブルを警戒しなくてはいけません。

その上、2者間ファクタリングは「中小企業中心の世界」なので、名前だけで「ここだ!」と決められるような大手業者はほとんど存在しません。業界に詳しくない顧客側にとって、やや不安や迷いを感じてしまいますよね。

優良企業や信用できそうな業者を探しているうちに、「業者を探すだけで疲れてしまう」といったケースも少なくありません。情報が少なく外から見えにくいのは、この業界全体の問題だと言えるでしょう。

なお、ファクタリングは大きなお金が動く取引なので、ウェブサイトで見積もりを請求した場合も、原則的には契約書を交わします。

〇 実際にお店を訪問してみる → 住所・連絡先は偽りではないか?
〇 契約書のひな型を見せてもらう → 契約書はきちんとしているか?
〇 提出書類の確認を行う → 種類は揃っているか?控えはあるか?

非対面方式による取り方で大切なことは、ウェブサイトの情報を鵜呑みにせず、「自分の身は自分で守る姿勢」を貫くこと。業者を見極める姿勢が大切です。

非対面取引で見積もりを取るデメリットまとめ

〇 悪徳業者が紛れ込んでいる可能性がある
〇 中小企業が多く探すのに疲れてしまう
〇 最終的な良否の判断は自身に委ねられる

フットワークを使った対面取引のメリット

フットワークを使ったコンタクトは、なんといっても「安心」です。自身の足を使って会社を訪れるのですから、非対面型の見積もりの取り方と比べて、

対面取引型による取り方のメリット

〇 会社の存在をその目で確かめることができる
〇 実際に担当者と会うことで信頼関係を築ける
〇 メールでは聞けないこみいった話もできる

上記のようなメリットが得られます。特に担当者と直接会うことで、「取引の流れ」や「過去の実績」など、メールでは聞き難いと感じる部分についても気軽に触れることができるのは、嬉しいポイントではないでしょうか。

関東圏ならファクタリング業者は星の数ほど存在するため、居住地によってはあまり大きな負担もかかりません。

フットワークを使った対面取引のデメリット

ただし、フットワークを使った対面取引は実際に足を運ぶ必要があるため、様々なデメリットも存在します。特に「労力や手間」による制約は大きく、フットワークにこだわったスタイルは、基本的にはオススメできません。

理由を詳しく見ていきましょう。まず、フットワークを使った行動は「1社1社を訪問する」必要があるため、非対面取引と比べて業者の選定に多くの時間を要してしまいます。

急な資金調達を必要とする場合は、この時間的ロスは致命的。比べているうちに資金需要の必要に迫られ、妥協せざるを得なくなるかもしれません。

これでは、ファクタリングの持ち味である「スピード感」が損なわれ、とても賢い見積もりの取り方とは言えません。

また、相見積もりによる比較に難色を示す業者もあるでしょう。こうした業者にいちいち電話や訪問を仕掛けていては、気疲れするだけで時間と労力のムダです。メール一通で断られた方が、まだマシというものではないでしょうか。

対面取引型による取り方のデメリットまとめ

〇 1社1社の交渉に時間がかかる
〇 取引のスピード感が失われる
〇 相見積もりを嫌がる業者もある

最もオススメ!見積もりサイトによる一括請求

サイトを使った一括請求による見積もりの取り方は、「対面・非対面のいいとこ取り」をしたかのような、理想的な取引方法です。

たった1回の入力で数百社の見積もりを比較できる!

一括請求方式は、サイトのフォームに従って必要な情報を記入するだけで良いので、対面取引のような手間は一切必要ナシ! 顧客側は見積もりを寄越した企業のうち、気に入ったものを選ぶだけです。

更に、一括サイトは「数百社を超える業者」が登録されているので、

〇 自社では探すことができなかった優良企業の発見
〇 関東はもちろん、関西や九州の業者も一斉対応!
〇 他社に勝つために優良条件を提示する

このように、顧客側にとって非常に魅力的な、多くのメリットが期待できます。

手間も労力もかけずに、たくさんのファクタリング業者と取引の機会を持てるのは、「一括サイト」ならではの特徴だと言えるでしょう。

信頼できる業者が登録している!

一括サイトは登録時に「業者の信頼性の判断」を行っているため、非対面取引のような「悪徳業者」のリスクを抑えることができます。

ご自身が直接コンタクトを取る場合、常に脳裏に漂う不安が、悪徳業者の可能性。ところが、一括請求の場合は、サイト側に信頼を預けるだけでOK。顧客側は提出された見積もりを信頼して取引することができます。

更に、先ほど触れたように一括請求は1社ごとに見積もり依頼のメールを送信する必要もありません。わずか1回のコンタクトで多くの企業と知り合うことができるので、

〇 隠れた良条件の見積もりが得られる可能性
〇 サイトにより厳選された優良企業の信頼性
〇 スピード感のある資金調達の実現性

このように「相見積もり」に求められる理想的な条件が、驚くほど簡単に手に入ります。

資金調達に迫られたとき、その成否を分けるのは「見積もりの取り方」です。ウェブサイトを中心に探すか、フットワーク中心に立ち回るかは、判断に悩みますよね。

良質な条件を信頼できる業者から引き出すためには、多くの労力や手間がかかります。ところが、一括見積サイトならその両者をいいトコ取り。

わずかな手間で優良業者の良質条件の見積もりが、いとも簡単に手に入ります。ごくわずかな手間で済むため、資金調達のスピード感も抜群! 見積もりの取り方としては、最もオススメできる手法です。

相見積もりで最安価格!格安手数料を実現するポイントとは?

ファクタリングの見積もりは、業者ごとに天と地ほどの差があります。

手数料1つ取っても、数パーセント台で取引する優良業者がある一方で、30パーセント以上を求める割高業者も少なくありません。

玉石混交の業者の中から優良業者を拾い上げるには、ポイントを押さえた業者選定が欠かせないと言えるでしょう。

今回は、中小企業経営者が最安価格を実現するために必要な、いくつかの重要ポイントをご紹介しようと思います。

ポイント1:事前に準備する

優良条件を業者から引き出すには、まず事前準備が必要です。

実際にコンタクトを取る前に、

〇 自社が求める手数料ライン
〇 資金を手にするまでに必要な期間
〇 対応している取引形態

などを中心に、取引や交渉を行うために必要な体勢を作ります。手数料や納期などの「数字」に関わるものは、できればメモ帳などに書き出すと良いでしょう。

「希望条件なんて頭に入ってるよ!」

と、お考えになる方もいるかもしれません。

ですが、実際に交渉の場に臨むと、

「話しているうちに、いつの間にか自分が妥協していた」

というケースは往々にしてある話。

身に覚えがある方もいらっしゃるのではないでしょうか…。

今回のポイントである「事前準備」は、交渉前に自身の情報を整理する良策。誤った交渉や無理な妥協しようとする自身を抑止するポイントです。

なお、ファクタリングのご経験をお持ちでない方は、当サイトのコラムに目を通しみることをオススメします。

基礎的な知識をわかりやすく解説しておりますので、軽く読むだけで取引のイメージやポイントが掴めるはずです。

ポイント2:候補を絞り込む

候補業者の絞り込みは、交渉にかけられる時間を増やす重要ポイントです。

ファクタリングは巨額の資金が動く取引なので、出してもらった見積もり内容の検討や交渉に莫大な時間がかかります。

そのため、「なんとなく集めた企業たち」を全て比べていると、あっという間にタイムアップ! 当然ですが、時間は無限ではありません。

ある程度情報を集めたら、「見積もりを求めるべき企業」を数社に絞り込むべきだと言えるでしょう。

ここで判断を誤ると、「良質な見積もりを出してくれる優良企業」を見落とし、「割高手数料の劣悪業者」を自ら招き入れてしまいかねません。経営者としては、どちらも絶対に避けるべき事案ですよね。

では、具体的にどう絞り込むか? 当然イメージや曖昧な判断で決めるわけにはいきません。

実は、ここでポイント1の「事前準備」は生きてきます。つまり、自身で用意した「手数料や納期」です。

多くのファクタリングは見積もりを求めるまでもなく、

〇 自社の標準的な金利 (例:手数料10%~20% 等)
〇 入金までに必要な納期 (例:平均入金期間「2週間」等)
〇 対応する取引形態 (例:2社間のみor3社間のみ 等)

などの情報をウェブサイトで公表しています。

公示情報には多少宣伝的なものが含まれているので、鵜呑みにすることはできませんが、それでも、

〇 「手数料10%~25%」の業者に10%にしてくれ!と要求する
〇 「手数料15%~25%」の業者に10%にしてくれ!と要求する

前者よりも後者に要求する方が、交渉の難易度が高いのは誰の目にも明らかです。

もちろん、交渉は水物。テクニック次第で担当者を言いくるめ、上限手数料を突破できる確率はゼロではありません。

しかし、仮にうまくいったとしても、そこには莫大な時間と労力がかかっており、結果としてご自身の時間的な損失につながります。

結論としては、やはり「事前準備で整理した条件に一致する業者」を選ぶべきです。

ポイント3:相見積もりを作りだす

候補企業を絞り込んだら、いよいよ「相見積もり」の出番です。

相見積もりは候補企業それぞれに「いくらでやってくれるの?」と見積もりを出させ、ご自身の意に沿った業者を選定するポイントです。

上手に相見積もりを取るには、いくつかのポイントを押さえた交渉が必要です。

相見積もりで重視すべき必須ポイント
〇 相見積もりであることを伝える
〇 納期を必ず伝える
〇 比較企業は3~4社に絞り込む

まずコンタクトを取り見積もりを求める際に、担当者にそれが「相見積もり」であることは必ず伝えましょう。

なぜわざわざ比較することを伝えるのか? その答えは簡単。「比較される立場」を意識してもらうことで、有利な条件を引き出せる可能性が高まるからです。

逆の立場で考えてみましょう。

もし仮にご自身が担当者だったとして、

〇 「他の会社と比べてるんだけど、見積もり出してくれない?」

とお客さんに言われたら如何でしょうか。このお客さんは「他社より悪い条件」であれば、当然自社とは契約しないでしょう。

極端に悪い条件を除き「顧客の喪失」は、あらゆる業界で忌むべき行為。優秀な担当者であれば競争意識が働き、見積もりに反映したくなるものです。

また、相見積もりを取るときは「納期を伝えること」を忘れてはいけません。ただでさえ時間的猶予がない資金調達において、遅い業者を待っている余裕はないからです。

デキる業者は例外なく、「納期を厳守」します。

ファクタリングの最大のポイントの1つは「スピード感」であり、納期厳守は顧客信頼へと繋がる必要不可欠な要素だからです。

以上の点を考慮すると、少し厳しい見方ですが…

「納期を守れない企業に優良業者は存在しない」

と断定してよいでしょう。

最後になりますが、労力と時間については顧客側も配慮が必要です。

あまりに多くの業者を候補に入れた結果、見積もり比較に時間がかかり、

「1社ごとにかけられる時間が短い…」

という事態は避けましょう。

相見積もりを取るときは、1社1社の個別対応が必要です。比較企業を増やすほどに手間と時間を要することになるので、交渉企業は「3社~4社」程度に絞り込むことをオススメします。

ポイント4:一括見積もりサイトを利用する

一括見積もりサイトによる相見積もりは、ここまで紹介した3つのポイントを瞬時に解決する、理想的な取引方法です。

利用者は一括見積もりサイトに、連絡先と希望条件を伝えるだけなので、手間は一切かかりません。

その上、見積もり比較は膨大な登録業者が一斉比較!

こちらが伝えるまでもなく「相見積もり」であることを理解している企業ばかりなので、交渉に労力や時間をかけることなく、格安手数料やスピード納期を引き出す公算が高まります。

言うまでもなく、取引方法としてはこの上なく魅力的な手段です。

一括見積もりサイトのメリットまとめ
〇 数百社単位での見積もりを瞬時に実現
〇 業者ごとに同じことを繰り返し伝える必要がない
〇 悪徳業者や違法業者が紛れ込む心配ナシ

ファクタリングは手数料の振れ幅が大きく、業者の選び方が最終的な契約内容に大きな影響を与えます。そのため、顧客側は「高くて遅い業者」を排除し、「安くてスピード感のある業者」ことに注力しなくてはなりません。

今回紹介したポイントは、理想的取引を実現するための重要ポイントばかりです。効率的に業者を選別し、相見積もりで最終的判断を下しましょう。

なお、ファクタリング業者はご自身で探してみるのも良いですが、当サイトでは一括見積もりサイトの利用をオススメしています。

わずかな手間で一斉比較が行える一括見積もりサイトなら、より多くの業者の具体的な見積もりを参考に、短時間で格安手数料を実現できるからです。

サイト一括見積もりのココがスゴイ!メリットを徹底分析!

サイト一括見積もりを分析すると、他の見積もり方法と比べ、多くのメリットを有していることがわかります。

手数料コストを低く抑え、スピード感のある資金調達を実現するには、サイト一括見積もりほど優れた手段はありません。

顧客側は業者が競い合って提出した相見積もりを、「どれが自社に有利かな…」と分析するだけでOK! とても魅力的な調達方法です。

今回は、そんなサイト一括見積もりのメリットを徹底分析。自社で見積もり請求する場合と比べつつ、全てお伝えしようと思います。

メリットその1:競争意識がコストを下げる

見積もり請求時に「提示されるコストを下げたい!」とお考えの方は、間違いなくサイト一括見積もりの利用をオススメします。

サイト一括見積もりは、顧客側が提示した条件を業者が一斉に見積提示する方式です。

当然、顧客は提示された見積もりの中から、「この条件が良い」と感じたものを選ぶので、はじめから魅力的な条件を提示しなくてはなりません。

業者視点に立って分析すると、他社と競わなくてはいけないことが分かっているので、

利益を重視した割高見積もりでは、顧客の心を掴めない

とハッキリ自覚しています。契約書を作成するまでに交渉を行うとしても、「最初から選定漏れしてしまうような手数料」は決して提示できません。

もちろん、顧客側にとってこれは大きなメリットです。

顧客側がこれといったアクションを起こさなくても、手数料や諸経費は業者同士が争って「適正価格」を導きます。

メリットその2:日本中から最安を追求!

皆さんはある1つの商品に対して、すべての販売業者を挙げることができるでしょうか?

クッキーやチョコレートなどのお菓子なら、まず頭に浮かぶのが「明治」や「森永」でしょうか。誰もが知っている企業ですよね。

ところが現実には、これらの企業以外にも様々な中小企業がお菓子を作り販売しています。正直なところ、とても全社把握することは困難です。

ファクタリングについても、実はこれと同じことが言えます。

中小企業に人気の2社間ファクタリングは、大きな会社が手を出しておらず、無数に乱立しています。

しかも、その内実はまさに玉石混交といった有様。同じ債権1つ取っても、手数料を10%とする企業があれば、30%以上の見積もりを出す業者もいるでしょう。

「ファクタリング」と検索して、トップページに来た業者が安いとは限りません。
ランキングサイトで1位の企業が安いとも言えません。

仮に検索で見つかった数社を比較しても、それが最安ではありません。ファクタリング業者は全国各地に無数に存在し、多くの企業が取引を勤しんでいるからです。

最も大切なことは、「これらの業者をできるだけ多く比較する」こと。

数十あるいは数百の企業が登録する、「サイト一括見積もり」は、最安手数料を実現するためのファストパスと言える存在です。

メリットその3:業者を競わせる!

ファクタリング業者の多くはウェブサイトを有しているので、自社で選定した業者に見積もり請求する方法もあります。

「わざわざサイトを通す必要があるの?」

とお考えの方もいるでしょう。当然の疑問かと思います。

ところが、この方法では見積もりを取ることはできても、提示されたファクタリング手数料が「適切なものか?」を判断するのは困難です。

ファクタリング業者も会社である以上利益を出さなければならず、基本的には「儲かる手数料」を見積もり額として提示します。

少しいやらしい表現になりますが、

「会社にとってある程度割高な手数料」

を提示してくると言って良いでしょう。ここには当然、交渉の流れによってはある程度の減額を織り込んでいます。

ですが、皆さんは自社が有する売掛債権について、「いくらが相場か?」を判断することができるでしょうか?

ファクタリング取引の手数料は、下記のような複数の要素を分析し、総合的に判断します。決して一律の価額が存在するワケではありません。

手数料決定するための判断材料の代表例
〇 債権の額面
〇 債権の支払い期日
〇 支払い業者の信頼性
〇 取引形態
〇 特約条件

当然ですが、素人の方がこれらの要素を分析して判断を下すことは困難です。

このような事情を考慮すると、やはり自社で見積もりを分析するより、業者同士を競わせるサイト一括見積もりがお得です。

メリットその4:素早く資金を手にできる!

相見積もりは、業者同士を競わせ手数料を低くする一方で、

「複数の業者と交渉を進めなくてはならず、時間がかかる」

というデメリットを有しています。面談や交渉はもちろん、見積もりの数も交渉業者の数だけ増えるため、分析に要する時間も膨大です。

早く現金を手にしたくてファクタリングを検討しているのに、見積もり分析に想定以上の時間を要してしまっては、「スピード調達」のメリットを損ないます。

手数料と調達時間。二律背反する2つの要素を両取りするには、どのような方法が望ましいのでしょうか?

ここで登場するのが、「サイト一括見積もり」です。

サイト一括見積もりは、1回の情報入力で複数の業者に見積もりを提示するため、

〇 同時申込による、業者を検索・選別する時間の節約
〇 業者間で働く競争意識が、スピード提示を実現

このように、検索段階と交渉段階の双方で、よりスムーズな取引を促します。割安業者を探すための情報収集や、フットワークを使った会社回りは一切必要ありません。

顧客側は、業者が持ってきた見積もりをデスクに座って「比べる」だけ。

サイト一括見積もりは「格安手数料」と「スピード見積もり」を両立した、相見積もりのデメリットをカバーする方法です。

メリットその5:信頼できる業者とだけ交渉できる

詐欺まがいの取引や闇金まがいの取引を行う業者は、実は意外と多いんです。

そのため、サイト一括見積業者の中には、問題のある取引業者の「排除」を行うサイトも少なくありません。利用者が「トラブルに巻き込まれた!」と感じるようなサイトでは困るので、これは当然の話です。

顧客側の視点に立つと、こうしたサイト側の配慮は、

「信頼できる取引業者とだけ交渉できる」

という大きなメリットをもたらします。無論100%安心とは言い切れませんが、かなり落ち着いて取引できる環境です。

ところが自社で交渉した場合、取引相手が適正なものかを自身で判断しなくてはいけません。これはつまり、常に取引相手に対して「悪徳業者ではないのか…?」と疑念を持ち続けることを意味しています。

むやみに相手を疑い、不審を持ち続ける姿勢は、交渉において決して良いとは言えません。

安心して冷静な状態で取引することを考えると、やはりサイト一括見積もりの方が断然優れていると言えそうです。

相見積もりは価格面で有利に働きかける効果を持ちますが、交渉や比較分析に要する時間が長くなり、スピード感が損なわれてしまう点がデメリットです。

ところが、サイト一括見積もりなら、1回の情報入力で複数の業者が同時比較するため、通常の相見積もり以上の割安手数料と、スピード交渉が期待できる方法です。

更に、自社検索で知りえない隠れた優良業者との接触や、悪徳業者との遭遇率の低減など、表面には見えてこないメリットも満載。

これからファクタリング取引を始めようという方には、強くオススメできる取引方法です。

資金調達の見積種類って?主要3種の違いを徹底解説!

見積書には商談の進行状況に応じた、いくつかの種類が存在します。それぞれの役割が違うので、資金調達を検討するときはそれらを活用することが大切です。

そこでは今回は、主な交渉で使われる主要3種の見積種類をご紹介。各見積の性質を把握して、よりお得な交渉へと繋げましょう!

見積書の種類その1:超概算見積書

超概算見積書は情報が不足している初期段階で作る見積書です。

顧客の情報を収集する前に作成する見積書なので、あまり精度は高くありません。価格変動は±50パーセント前後といったところでしょうか。

正式な見積書と比べて2倍以上価格が違ったというケースも耳にします。

「そんな見積書もらって意味あるの?」

当然の疑問です。実際、ウェブサイトである程度情報を伝えることができるファクタリングでは、超概算見積書を用いない企業も少なくありません。

超概算見積書のメリット:発行スピードが迅速!

超概算見積書は、ウェブサイトに書いてある手数料条件などを、そのまま見積もりに書き写したようなものです。

そのため、正式な見積書と比べて価格面がアテになりませんが…

「この金融商品なら、〇パーセント~▲パーセントくらいかな~」

と、テンプレートに従い気軽に算出するので、その日のうちに見積が出てきます。その会社の情報を知るにはピッタリなので、積極的に求めてみるのも良いでしょう。

ちなみに、多くの企業では超概算見積書で手数料を取ることはありません。

個別に取引債権などを精査した見積書ではないので、費用や手間も大してかからないというワケです。

見積書の種類その2:概算見積書

概算見積書は、顧客の持ち込んだ債権額や希望する取引形態などを換算して、ある程度具体的な内容を発行する見積書です。

書式は企業によって異なりますが、手数料や諸経費も具体性を帯びた額であり、

「うちはこれくらいで買い取りたい」

と言う「業者側の意思表示」でもあります。そのファクタリング業者が「高いのかorやすいのか」は、この概算見積書を中心に判断することになります。

もちろん、概算見積書は契約書ではありません。言われるがまま成すがままにせず、納得がいかなければ交渉や質問を行うこともOKです。

なお、この段階になると、業者側も通常は取引債権について調べています。

〇 取引債権のどんなところを見て、この手数料金額に設定したのか?
〇 必要な諸経費が広告と違うけど、どうして変動したのか?

などなど、疑問に感じた部分はドンドン質問を行い、納得できるまで交渉を進めましょう。

概算見積書のメリット:相見積もりに使える!

複数の業者を比べる相見積もりには、通常この「概算見積書」が使われます。

「数日で発行」できる点や「個別債権を審査」している点は、バランスが良く相見積もりにはピッタリ。一括見積サービスで提供される見積もりも、その大半は概算見積書です。

ですが、概算見積書も所詮は「概算」。超概算見積書ではないにせよ、「-25%~+50%」程度の価格変動は生じます。

そのため、

「正式な見積書だけ出してもらって、あとは個別交渉すれば?」

とお考えになる方もいるでしょう。これも当然の疑問です。

ところが、そう話はうまくいきません。

実はここから「正式な金額」を引き出そうと交渉すると、結構時間がかかります。

「確定見積書」を発行するには相応の時間が必要です。必要書類等も業者ごとに用意しなくてはなりません。時間が無限にある場合はともかく、納期の短い資金調達では致命的。

更にファクタリング取引は交渉を挟むことも、忘れてはなりません。1社ならともかく、多くの企業の条件を比較する「相見積もり」の段階で、

〇 手数料を〇パーセントにしてほしい
〇 納期をもっと縮めて欲しい

と交渉を進めていると、1週間や2週間はあっという間に過ぎ去ってしまうでしょう。気が付くと、もう納期ギリギリという状況も十分に考えられます。

結論としては、やはり「業者側の意思」が透けて見える「概算見積書」が適切です。

見積書の種類その3:確定見積書

確定見積書は、文字通り個別的交渉を含めた結果を反映する、最終的な見積書です。

ファクタリングは主に「手数料」や「諸経費」、「売買形態」などを記載して、必要に応じて価格修正を行います。

確定見積書は契約直前に発行するものなので、かなり精度が高い点が特徴です。金額の誤差としては、「-10%~+5%」といったところでしょうか。

基本的に契約書への反映を考えて提出する見積もりなので、

「確定見積書と契約書の金額がまるで違う!」

といったケースはほとんどありません。基本的には記載情報を信頼しましょう。

確定見積書のメリット:概算見積書と比較する

確定見積書は契約前のコスト確認といった色合いが強く、契約書にそのまま反映されることを前提としています。

この段階の業者は、取引先やその信頼性も調べています。

そのため、他の種類の見積書のように、容易に価格変更されることは無く、最終価額が提示されていると見ても構いません。

概算見積書など他の種類の見積書と見比べて、

〇 自身の交渉・要求した条件が反映されているだろうか?
〇 金額変動があった部分に対して適切な説明は行われているか?
〇 自社に不利な特約を付されていいないだろうか?

などを確認すると良いでしょう。反映されていない場合は都度指摘を行い説明を求め、見積もりの修正を要求します。

繰り返しになりますが、確定見積書は精度が高いものでなければいけません。中には確定見積書が契約書ではないことをいいことに、

「確定見積書と大きく金額差のある契約書」

をしれっと提出する悪徳業者も見られます。資金調達に限りませんが、見積書や契約書は絶対に鵜呑みにしてはいけません。

「どうして、このような内容なのか?」

を常に疑問に持ち、納得のいく説明を求める姿勢が重要です。

相見積もりなら一括サイトがオススメ!

見積書の比較や交渉が苦手な方は、一括見積サイトによる「相見積もり」がオススメです。必要情報をサイトに送信するだけで、「自動で相見積もり作ってくれる」ので、苦手な交渉を無理に行う必要はありません。

更に一括見積サイトの企業は「最初から他社との競争を覚悟している」ため、交渉するまでもなく「はじめから優良条件を提示する」可能性が高いのです。

当然、成約に繋げるために、見積書を提出するスピード感も違います。

「高い手数料では取引したくない!できるだけ安くしたい」
「交渉が苦手で困っている。最初から理想的価額を引き出したい」
「1社ごとに連絡をする時間がない。あっという間に比較したい」

このようなご要望をお持ちの方には、一括見積サイトの利用が断然オススメ。スムーズかつ快適な、理想的条件での取引効果が期待できます。

今回は、ファクタリングで使われる見積書を3種類ほど紹介しました。いずれも契約段階に応じて使い分けられるので、それぞれの性質を把握することが大切です。

基本的には、「超概算見積書 → 概算見積書 → 確定見積書」といった流れで取引交渉が進みます。

ファクタリングの場合は、概算見積書で相見積もりの選定を行い、確定見積書で要求した部分が反映されているかをチェックしましょう。

もちろん、「あれ…おかしいな」と感じた場合は要質問。契約書にサインをする段階であれこれ戸惑いを見せるより、ずっと落ち着いた交渉が可能です。

見積もり後に注意したい!資金調達契約書のチェック項目

見積もりを出してもらった後は、いよいよ契約書にサインします。

ところが、契約書や見積もりの内容が複雑で、

「どこの項目をチェックしていいかわからない」

お悩みの方も多いのではないでしょうか。

今回は、見積もりから契約書にサインするまでに、チェックすべき項目たちをご紹介。契約後に後悔しないように、それぞれのポイントを解説します。

チェック項目1:手数料はいくらか?

手数料がいくらなのかは、確実に書面で確認すべき項目です。特に手数料の交渉を行った場合は要注意で、

〇 交渉結果が見積もりや契約書に反映されているか
〇 見積もりと契約書で手数料の額が違わないか
〇 手数料の大きさは適切な金額か?

このように、双方の認識に差が出ていないかを確認しましょう。契約書にサインしてから「変えてくれ!」と頼むのは、後の祭りというしかありません。

チェック項目2:いくら入ってくるのか?

当然ですが、最終価格も必ずチェックしましょう。ファクタリングは手数料が8割がたのコストを占めますが、

〇 司法書士依頼料などの登記コスト
〇 着手金や見積もり費用などの取引コスト
〇 掛目による買取部分の範囲

上記のような項目により、実際に受け取ることができる金額は変動します。

特に登記コストや取引コストは取引債権の金額が小さい場合、大きな影響を与えます。手数料と合わせて計算して、「最終的な実質コスト」を導き出しましょう。

極端な話ですが、コストや掛目の影響により「A社とB社で実質的な手数料が逆転してしまった」というケースも見られます。

チェック項目3:入金期日

「いつ入金されるか?」もファクタリング契約では非常に大切です。

「急いで資金が必要なのに、入金はかなり先…」

これでは、ファクタリング取引を行うメリットが減少します。納期をあいまいにしままではいけません。見積もり時はもちろん、契約前においても必ず訪ねましょう。

契約書に納期が書かれているかは、何をおいてもチェックすべき「最優先項目」です。当サイトでは繰り返し「手数料と納期のバランスが大切」と訴えています。

ファクタリングにおいて両者は、取引条件を決定づける、最も大きな項目です。

チェック項目4:債権の特定

簡単に説明すると、「どの債権を取引するのか?」を特定するための項目です。

継続取引を前提とした取引の場合、個別項目を記した見積もりや契約書とは別に、その業者との取引全体の大枠を定める、総合契約書のようなものを作成するケースもあります。

少し難しい表現で書かれている場合も多いのですが、

〇 譲渡する債権はどんなものか? → 買取債権の特定
〇 営業利益で得た債権に限定する → 債権転売を禁止

このように債権の特定を行い、転売債権の取引を対象外とするなど、取引の健全性を保つための内容です。

チェック項目5:取引形態の特定

取引形態も必ずチェックしましょう。ファクタリングは「2社間」と「3社間」で、まるで性質が異なるため、

「見積もり相談時に話した内容が、契約書に書かれているか?」

は確認すべき部分です。

実際の契約書では、3者間ファクタリングの定義の詳細を定めます。

契約書の文言に「債務者より債権譲渡の承諾を取り付ける~」等の記載がある場合は要注意。これは取引先に対して債権譲渡を通知する、つまり3社間ファクタリングに該当します。

「2社間だと聞いていたのに、契約書は3社間だった!」

ファクタリング業者の視点に立つと、2社間と3社間では回収リスクがまるで異なります。

有体に言ってしまうと、同じ手数料で取引できるなら、「3社間の方が圧倒的に業者側に有利」です。

そのため、2社間をにおわせつつ、実際には3社間取引を行う契約書を用意する、悪徳業者の被害例も。こうした業者とトラブルにならないためにも、取引形態の項目はしっかりとチェックしましょう。

チェック項目6:2重契約の排除

ファクタリング業者は「債権の2重譲渡」を、最も強く警戒します。そのため、「2重譲渡を防ぐ」ために、顧客側に制限を課すのが普通です。

〇 類似契約を行う場合は、業者側の承諾を得ること
〇 取引の利益が妨げられる契約を禁止する

などの趣旨が盛り込まれます。

債権の2重譲渡は、昔からあるトラブルです。資金繰りに窮するあまり、同じ債権を2つの取引相手に売り渡してしまうわけですね。

普通に取引をするならあまり意識する必要はありませんが、不明点は必ず業者に尋ねましょう。なお、この項目は見積もりにはほとんど記載されず、契約段階になってはじめて反映される部分です。

チェック項目7:承諾通知の方法

業者が取引先に対して、債権譲渡の通知を行うことを記載しています。

債権譲渡を有効にするためには法律上、「債務者の承諾」または「確定日付のある譲渡通知」が必要です。

そのため、業者は顧客に対して、

「取引先に債権の通知を行いますよ~」

と契約書の項目に記載します。

ただし、この契約内容からは具体的に「どのような方法で通知するのか?」を読み取ることができません。

譲渡通知は自社が直接関わらないので、ここでトラブルが起きては大変です。

〇 どんな書面を送るのか?
〇 取引に対する説明はしてくれるのか?

場合によっては、通知書面の雛形を見せてもらっても良いでしょう。顧客側の視点では「債務者=取引先」。気を使ってあまりある部分です。

なお、当然ですがこの項目は2社間ファクタリングでは問題になりません。3者間ファクタリングを行う時に注意しましょう。

チェック項目8:償還請求権の有無

償還請求権は、いわゆる「リコース」のことを意味しています。

(償還請求権については過去のコラムにて解説しております。興味のある方は閲覧してみて下さい)

ここでリコースを簡単に説明すると、

「取引した債権が回収できない時は、お金を返して下さいね」

と業者側が顧客に対して、一部の返還を要求できる権利です。

なお、2社間ファクタリングは基本的に「ノンリコース」が前提であり、償還請求権の設定は行いません。

ところで、償還請求権を設定することで「手数料を値引き」を行う業者も存在します。ただし、実際にどれくらい値引きされるかは業者によって異なるため、

〇 償還請求権の具体的な内容(全部または一部など)
〇 値引きによる見積もりの違い(どれくらい減額されるのか?)

契約書にサインする前に、見積もりの数値差を比べることが大切です。

チェック項目9:その他注意点

2社間ファクタリングを得意とする業者は大半が「中小企業」ということもあり、悪徳業者が紛れ込みやすい環境です。

そのため、契約書や見積もりに不審な点がないかは欠かさずチェックすべきであり、見落としてしまうと大変なことになります。

〇 ファクタリングを偽装した担保融資ではないか?
〇 担保や保証人を要求していないか?
〇 消費税や使途不明金などの不審な見積もり項目はないか?

安心して取引を行うためにも、最低限このあたりは確認しておきたい部分です。

ビジネスに契約書の確認は欠かせませんが、ファクタリングにおいても同様です。見積もりや商談を通じて契約の内容について話し合い、契約書に正しく反映されているかをしっかりとチェックしましょう。

資金調達はコストや納期が大切ですが、業者との信頼関係なくして成立するものではありません。契約書にサインしたのちは、お互いに誠実に履行することが重要です。

相見積もりで業者を選ぶ!選定すべき理由はこれだ!

複数業者を選定できる「相見積もり」は、業者選びに欠かせないテクニックです。ところが、見積はただ求めるだけでなく、確固たる選定理由があって初めて活きるもの。

特に中小企業経営者に人気の高い2社間ファクタリングは、「対応業者が多くてドコにしたらいいかわからない…」というケースも少なくありません。

そこで今回は、相見積もりで見るべき選定理由をご紹介。自社の利益に繋がる相見積もりの歩き方を探ってみようと思います。

ファクタリングは見積もりが最重要!

以前にも触れた部分ですが、ファクタリングは単なる債権売買に過ぎず、ハウスメーカーやリフォーム業者のように「技術の巧拙」が結果に影響するものではありません。

ハウスメーカーでは、住宅に使用する建材の良否や担当する技術者の質が成果物である「住宅」に影響を及ぼします。つまり、書類上の「見積もり」だけで判断をすると、大切な部分を見落としてしまい、最悪欠陥住宅が仕上がるかもしれません。

ところが、ファクタリングはどのような業者と取引を行ったところで、成果物は「現金」です。技術の巧拙などフットワークを活かしてみるべき部分が少なく、「見積もり」が重要な意義を持ってきます。

つまり、ファクタリング業者の選定は「契約書の内容」や「業者の見積もり」で判断するクセを付けることが大切です。

異なる企業を比べて有利な条件を引き出す「相見積もり」も、選定理由として重要な意味を持ってきます。

選定ポイント1:手数料が安い

見積もりで真っ先に比較すべきポイントは、言うまでもなく手数料。

ファクタリングの手数料は、残念ながらとても安いとは言えません。

2社間ファクタリングの場合は、安いところでも10パーセント程度。高いところでは30パーセント以上を求めてくる業者も存在します。

もちろん、業者側も無闇に価格設定をしているワケではありません。ファクタリングにおける手数料は、

〇 取引債権の額面
〇 債務企業の信頼性
〇 納期や特約の有無

など複数の要因により決めなければならず、「どんな取引債権も一律〇〇パーセント!」といった具合にはいかないからです。

評価方法や判断基準も業者によって違うため、ファクタリングの手数料は取引業者ごとに天と地ほどの差が生じます。見積もり時は必ず判断すべき部分です。

選定ポイント2:納期をチェックする

ファクタリングは他の資金調達と比べて入金スピードが速く、スムーズなサイクルで取引が成立します。実際、ファクタリング取引に親しんでいる企業の中には、素早い入金を選択理由としているケースも少なくありません。

ただし、ファクタリング業者の中には審査に慎重を期すため、「銀行などの金融機関並の納期」を要求する業者も存在します。

この傾向は取引債権の金額が上がるにつれて激しくなり、大きな額の債権を取引するときは必ずチェックすることが大切です。

「いつ頃入金されるのか?」を確認しない方はいないかと思いますが、口約束と書面上の約束は違います。

「うちはスピーディですよ~」と甘い言葉を鵜呑みにせず、見積もりや契約書に記載された納期をチェックしましょう。

選定ポイント3:書類に対する説明があること

書類に対する説明の有無は、取引業者の重要な選定理由です。特に見積もりや契約書など、取引の核心となる部分に対しては、必ず説明を行うのが常識だと言えるでしょう。

ところが、どの業界にも見積提出時に、

「こちらが見積もりとなります。ご確認下さい」

と一文を添え、具体的な説明を行わない不親切な業者は存在します。

これでは提出した見積もりや契約書に対して、

〇 提示された条件は高いのか安いのか?
〇 どうしてこのような条件になったのか?
〇 あとで「しまった!」と感じるような特約が盛り込まれていないか?

などの疑問を解消することができません。

ファクタリングは顧客側を特別に保護してくれる法律が存在しないので、契約書にサインをした瞬間、どのような条件であれ原則的には自社が守らなくてはなりません。(違法契約は無効・解除可能です)

〇 不渡りが起きたときに支払を求められた
〇 書面の金利が話で聞いていたものと違った
〇 いつのまにか闇金契約になっていた

上記はいずれも、実際に過去に生じたトラブルです。うっかり悪徳業者と契約を結んでしまうと、金銭的な損失はもちろん、体力的にも精神的にも消耗を強いられます。

業者の選定時には、必ず契約書には目を通し、わからない部分は「取引業者から説明を受ける」クセを付けましょう。

選定ポイント4:実際に連絡をコンタクトを取ってみる

ウェブ取引を介した契約でも、実際に取引を行う際は電話や訪問などのコンタクトを試みましょう。

特に2社間ファクタリングを扱う業者は中小企業や零細企業であるケースが多く、なかには「悪徳業者」が忍び込んでいる可能性も否定できません。

〇 携帯電話のみを記載。固定電話が存在しない。
〇 オフィス訪問を嫌がり、喫茶店やラウンジへと誘導する。
〇 契約書なしでの取引をすすめてくる。

これらはいずれも悪徳業者の代表例。足が付かないように固定電話を持たず、バーチャルオフィスを利用した企業かもしれません。

冒頭でファクタリングは「見積もりが重要」と説明しましたが、こうした部分は書類だけでは浮かびません。

全ての業者にコンタクトを取るのは手間なので、見積もり比較で絞り込んだ企業に対して、連絡を取ってみましょう。

丁寧な応対と説明を受けることができれば、納得の条件で契約できる公算はかなり高まります。

相見積もりで比較選定!

どのような取引についても言えることですが、その業界に関する裏事情は、素人である顧客側からはとても見え難い部分です。

例えば、

「この債権なら手数料〇〇パーセントが妥当ですね」

と言われたところで、顧客側にはその判断の是非を問う基準がありません。

更にファクタリングには建物における宅建業法のような「素人を守る法制度」が存在せず、サイトで聞きかじった知識やノウハウで対抗したところで、多くの成果は得られないでしょう。

では、顧客側であるわたしたちが、適切な業者選定を行うためにはどのようにすべきか。

答えはやはり、「相見積もり」にあると言えます。

通常の見積もりはいわば「素人である自社vsプロである業者」の構図です。どちらが有利かは子供でも予測が付くと言えるでしょう。

ですが、複数間の業者を比較する「相見積もり」は、業者同士を比較することで、「業者vs業者」の構図にすり替えてくれるテクニック。

わたしたちは相見積もりを利用することで、業者と対等に取引を行うことができるのです。

ファクタリング業者の選定時には、「価格や納期、書類説明」など基本的な部分を重視する姿勢が大切です。提出された見積もりや契約書には必ず目を通し、わからに部分は質問をして反応を伺いましょう。

また、手数料や納期を比較する場合は、複数の業者に対して「相見積もり」を取ることが有効です。取引に慣れないうちは自社で判断するのが難しく、不利な条件での契約を強いられてしまうかもしれません。

ちなみに、「相見積もりを取るために会社まわりするのは面倒だな…」と感じている方には、「サイト一括見積もり」がオススメです! オフィスから一歩も動かずに業者選定ができる上に、より多くの企業からの相見積もりが期待できます。

相見積時に気を付けたいビジネスマナー!円満契約の秘訣3選

「複数の業者を比較する」相見積は、相手から有利な条件を引き出すためのビジネスです。ファクタリングと言ってもその条件は業者次第。同じ債権を取引するにせよ、自社に有利な方が嬉しいですよね。

今回は、そんな相見積のテクニックとマナーをご紹介。当サイトイチオシの「一括見積り」のメリットを交えつつ徹底解説しようと思います。

相見積もりは、自身の希望する条件を相手に求める厳しいビジネス交渉。

そこには相手への配慮を慮りつつ、自身が発注側であることを見失わない、適切な交渉テクニックが求められます。

浅慮が軽挙が原因でせっかくの交渉を壊してしまっては、元も子もありません。

「発注側」とは言え、ファクタリングの場合は依頼者が弱い立場です。交渉をまとめるための、適切な表現や作法を身につけましょう。

最初に譲れない条件を伝える

最初に「絶対に譲れない条件」を伝えることは、交渉に係る時間や労力を短縮するための、必須テクニックです。

多くの方はビジネス交渉時に「できるだけ安く」や「できるだけ素早く入金」などのお願いするかと思いますが、本心では

〇 手数料30パーセント以下で契約したい
〇 2週間以上は待つことができない
〇 3社間ファクタリングでは契約できない

など、絶対に譲れない条件があるはずです。これを相手に正しく伝えないまま見積をお願いしたところで、相手が希望する見積りを出してくれるとは限りません。

ビジネスシーンでは往々にして、こうしたムダは嫌われます。一見厳しい要求のように見えますが、実はこれが円満交渉に繋がるテクニックです。

「こんな要求をしたら嫌われるかな…」などと考えず、「手数料は30パーセント以下でお願いします」といった具合に思い切って要求を突きつけましょう。

もちろん、単独見積の場合は、「じゃあ29パーセントで…」と足元を見られるかもしれません。

しかし、相見積の場合は心配無用。他社との比較検討で勝利するためにも、「価格面の努力」は期待できます。

相見積であることを伝える

相見積であることを伏せたまま請求する行為は、全くメリットがありません。自社の利益を損なう行為であると同時に、ビジネスマナー違反であることを自覚しましょう。

順番に見て行きます。

まず顧客から「相見積もり」であることを伝えられたファクタリング業者は、「顧客に選ばれる見積条件」が求められます。

その為には、

〇 割高な手数料
〇 長い審査期間や支払い納期
〇 その他必要以上の悪条件

は絶対に避けなければならず、普段提示している条件よりも有利なものが期待できます。

業者側の担当者も契約数に追われているので、なんとか選ばれようと

「自社の契約基準を超えて有利な条件を引き出すように、自社の代わりに会社に交渉」

してくれるかもしれません。ビジネスシーンにおいて、これほど有利な状況はありませんよね。

また、請求する見積もりが「相見積もり」を伝えることは、発注側に求められるビジネスマナーでもあります。

見積もりの作成作業には、債権の審査や評価、提出書類のチェック等を行わなければならず、発注側にとってかなりの手間です。

比較を嫌う業者さんの場合は、「他社と比べられるなんて思っていなかった!」と怒り出してしまうケースも見られます。

「商業なんだから、比べられて当たり前だろう…」と言い返したくなる気持ちは理解できますが、慣習は慣習。こんな当たり前のことを守らず、怒らせてしまうの行為は、「自社にとって時間と手間のムダ」です。

ただ「相見積もりである」ことを告げるだけで避けられるので、特段の事情が無い限りは告げることをオススメします。

他社の情報公開は極力避ける

先ほど相見積もりであることを告げよと解説しましたが、告げる内容は「相見積もり」であることのみに留めましょう。

他社の見積もりや担当者名を出したところで、交渉相手のメリットになっても自社のメリットはありません。取引先としては、他社の条件を提示したところで、「ムリなものはムリ」となってしまうのがオチでしょう。

また、こうした情報漏洩を行っていることが明らかになると、「あの会社は他社見積もりを提示する企業だ」と認識されてしまい、次回以降の交渉がやりにくくなるかもしれません。

このような点を考慮すると、円満交渉を結ぶためには無闇な情報公開はいけません。選定漏れになった企業に「お前の企業は〇〇社に劣っている!」と伝えているようなものです。これでは2回目以降の取引に対しても、積極的な条件の引き出しは期待できません。

逆に考えましょう。仮に選定漏れになった企業の立場で考えても、企業名を伝えなければ「今回は無理だったか…」と感じるだけ。依頼者である顧客に対しても悪感情は無く、2回目以降の円満交渉に繋がります。

とにかく疲れるビジネス交渉!資金調達で体力を使いきる?

ここまで、相見積もりを請求する際のマナーやテクニックを解説してきました。いずれも大切なことですが、皆さん「ちょっと面倒だな…」と感じたのではないでしょうか。

実際、マナーに厳しい日本社会で円満交渉を進めつつ有利な条件を引き出そうとすると、どうしても相手方への配慮やマナーに気を使ってしまい、「気疲れ」を覚えます。

また、通常相見積もりはフットワークを使って複数の業者を巡らなければならず、体力と気力も必要とする作業です。

資金調達で体力的にも精神的にもすり減らしてしまい、肝心の生産性が落ちては本末転倒と言えるのではないでしょうか。

ビジネス交渉の気疲れをカット!一括サービスの「相見積もり」

そこでオススメしたいサービスがサイトによる「ファクタリングの一括見積もり」です。サイト見積もりならユーザーは希望の条件や債権の性質を伝えるだけで良いので、

〇 電話番号やメールアドレス
〇 取引債権の金額
〇 希望する取引態様

などを記載するだけで、あとはサイト側が「相見積もり」を出してくれます。

もちろん、面倒な気遣いやフットワークによる消耗もなし! 条件掲示後は自社側はただ相手の連絡を待つだけなので、簡単に相見積もりを作成することが可能です。

その上、条件の選別も完璧です。サイト側がここまでご説明した「最低限の条件の提示」や「相見積もり」を伝えているので、見積もり企業もそのことは百も承知。

ただ1回サイトに情報を伝えるだけで、「自身の希望する条件の相見積もり」が期待できます。

更にサイト見積もりなら登録企業も膨大です。フットワークを使った相見積もりはせいぜい2社~3社が限界ですが、一括見積サービスなら数十社あるいは数百社の見積もりサポートが可能!

「これまでのフットワークを返してほしい!」と叫びたくなるのほどの、快適さを有しています。

一括見積もりサイトで期待できるメリット
〇 マナーや作法による気疲れナシ!
〇 自身は座っているだけでOK!
〇 把握していない業者の見積も入手可能!

ファクタリングに限らず、「相見積もり」には日本社会全体でのマナーが存在します。有利な条件を引き出しつつ、次回以降の交渉に繋げるためには、マナーに則った交渉テクニックが不可欠です。

ただし、相見積もりは膨大なフットワークと、多くの気疲れを招く行為に他ならず、嫌気してしまう方が少なくありません。

資金調達は本業あってこそのもの。無駄な労力と時間を省くためにも、サイトを使った「一括見積もりサービス」による相見積もりを試してみては如何でしょうか。

見積から融資実行まで何日?資金調達の必要期間を徹底比較!

資金調達において必要期間はまさに命。どんなに利息が安い融資でも、見積から融資実行までのスピードが遅くては本末転倒と言うしかありません。

事業資金の調達方法は様々ですが、それぞれ融資実行までの必要期間が異なります。今回は、そんな資金調達の「期間」を中心に、解説を進めようと思います。

金額の大きい事業資金の調達は、見積から融資実行までに相応の期間が必要です。資金調達には色々な手段が存在しますが、実際にお金を手にするまでの期間はバラバラ。

主な資金調達手段の代表例

〇 日本政策金融公庫
〇 銀行融資
〇 消費者金融のビジネスローン
〇 ファクタリング
〇 友人・知人への借り入れ

まずは主な資金調達法の目安となる期間を比較して、それぞれの違いを見てみましょう。

日本政策金融公庫(2~3カ月)

日本政策金融公庫は、政府が導入する事業者向けのローンです。個人事業主や中小企業経営者を中心に、様々なローン商品を展開しています。

ベースとなる金利がとても低い点が特長です。条件を満たすことで適用される「特別金利」は更にお得感満載。金利を重視する状況では真っ先に第一に検討したい調達方法です。

ただし、日本政策金融公庫は審査基準が非常に厳格。融資見積を受けてから実際に資金を手にするまで「2~3カ月」は見ておかなければなりません。

また、必要書類が非常に多いところも難点です。資金調達になれていない場合は書類の準備にも時間がかかり、結局気が付くと2か月~3か月経っていたということも十分にあり得ます。

銀行融資(1カ月以上)

多くの銀行は債権の回収を危ぶみ、中小企業への融資に対して「信用保証協会の審査」を行います。信用保証協会の審査機関は「約1か月程度」となるため、やはり実際に資金を手にするまで1カ月以上は見ておかなければなりません。

また、信用保証協会は審査にあたって多数の書類提出を要求します。そのため、政府系金融機関と同様に相応の書類作成能力が求められ、不慣れな企業の場合は多くの時間を浪費。

「納期までに現金を手にできなかった…」

となるかもしれません。日本政策金融公庫ほどではありませんが、見積提出から融資までの審査期間は、相当に長いものと見るべきです。

(もちろん信用力の企業であったり、融資金額が非常に少額な場合は、スピード融資も期待できます)

消費者金融のビジネスローン(1日~1カ月)

柔軟な審査の印象が強い消費者金融ですが、審査期間のスピード感も優れています。

事業者向けのビジネスローンとしては異例の「最短翌日」というケースも多く、「今すぐ資金を手にしたい!」という事業主さんにとっては非常に魅力的な商品です。

〇 取引先に対して不渡りを起こしてしまいそう…
〇 どうしても来週の支払いに間に合わせたい
〇 銀行に相談すると「1カ月はかかる」と言われた

資金調達において最も大切なことは「金利」と「期間」です。金利が高い消費者金融は敬遠されがちですが、緊急時には心強い味方となります。

ただし、消費者金融は機関ごとに審査スピードに差があります。翌日には融資実行を実行するスピード企業もあれば、審査に1カ月程度かかる企業も存在します。

こればかりは実際に商談を進めてみなければわからず、見積時に「審査にどれくらいの期間が必要か?」を必ず確認するように注意して下さい。

ファクタリング(1日~数週間)

ファクタリングは、最速期間で資金を手にしたい方にオススメの方法です。

実際の必要期間は業者によって異なりますが、多くの場合は「1日~数週間」程度で資金を手にすることができるでしょう。

「巨額の事業資金をそんなに簡単に調達できるの?」

当然沸いて出る疑問です。事業資金はサラ金と比べて金額がケタ違い。数百万や数千万円をたったの数週間で手にできるなんて言われても、とても信じられませんよね。

ファクタリングは融資ではない

スピード調達の秘訣は、ファクタリングの取引性質です。

銀行や消費者金融は「お金を貸す」ことで利息を回収しているため、「この人はお金を返してくれるのか?」を見極めなくてはなりません。また、不渡り発生時の保険として、信用保証協会の利用も検討するでしょう。

これでは審査に「1カ月以上」かかってしまい、スピード感が損なわれるのは当然です。

ところが、ファクタリングはそもそも「お金の貸付」ではありません。顧客が持つ売掛債権を買い取ることで、代金を支払っているにすぎません。

債権の登記や債務者への通知を行うことで取引債権の保全を行うため、必要期間の短縮が可能です。資金繰りに困る個人事業主や中小企業にとって、非常に魅力的な条件だと言えるでしょう。

使途不明でOK!

ファクタリング取引は調達資金の使途は一切問題となりません。取引は債権の売却が済めば完了なので、全く問われないと言って良いでしょう。

これは多くの金融機関が「何に使うのか?」を気にする点を考慮すると、極めて異例と言って良いメリットです。

銀行を例に見てみましょう。金融機関はお金を貸す立場なので、「資金の使途」も審査基準に加えます。回収の見込みが立たない使途には難色を示し、最終的には審査落ちとしてしまうかもしれません。

当然事業主の視点では、審査落ちは避けるべき事態。なんとかして「審査をパスする表現」を捻出しようと、頭を捻らせ期間を浪費します。

〇 従業員の給与を支払いたい
〇 取引先への納金が…
〇 事業拡大に投資したい

事情は様々ですが、うまく伝えるのは難しいもの。これらの事情が審査期間を遅らせていると考えると、時間の浪費も良いところです。

担保・保証人不要!

担保や保証人の供出も、資金調達のスピードを遅らせる大きな「足かせ」です。担保を供出すると資産価値の審査に時間を要し、保証人は気軽に立ってくれるものではありません。

審査期間という観点に立ってみると、融資の限界はこの点に無いと言えなくもありません。

金融機関が気にしているのは、常に「お金を返してくれるだろうか?」です。あらゆる要素にこの概念を当てはめる行為が、融資実行までの期間を浪費します。

その点、ファクタリングはただの債権買取に過ぎないため、融資のように担保や保証人の供出を必要するものではありません。当然、審査スピードに反映されます。

ファクタリング業者との上手な取引は、必要な資金をスムーズに調達できる、クレバーな経営判断をサポートします。

友人・知人への借り入れ

「友人や知人からの借り入れ」も立派な資金調達方法の1つです。

「事業資金を貸してくれ」と言って実際に融資してくれるかは未知数ですが、金融取引の中では最も自由度が高い調達手段でもあります。

当然、交渉に必要な期間も予測がつきません。しかし、一般的には簡単な念書や覚書だけで取引が成立することが多く、書類準備に不慣れな場合は選択の1つとして考えても良いでしょう。

今回は資金調達の「期間」に注目して、代表的な調達手段の比較検討を行いました。見積提示から実際に資金を手にするまでの期間は、短ければ短いほど事業主にとって有利です。

金銭貸借の場合はどうしても「返済の可能性」を検討せねばならず、審査は慎重を期します。ところが、ファクタリングは売掛金を買取るだけなので、圧倒的にスピードに優れています。

本当に必要な時に素早く資金を手に入れる。ファクタリングは新しい時代の資金調達方法として、多くの注目を集めています。