見積から融資実行まで何日?資金調達の必要期間を徹底比較!

資金調達において必要期間はまさに命。どんなに利息が安い融資でも、見積から融資実行までのスピードが遅くては本末転倒と言うしかありません。

事業資金の調達方法は様々ですが、それぞれ融資実行までの必要期間が異なります。今回は、そんな資金調達の「期間」を中心に、解説を進めようと思います。

金額の大きい事業資金の調達は、見積から融資実行までに相応の期間が必要です。資金調達には色々な手段が存在しますが、実際にお金を手にするまでの期間はバラバラ。

主な資金調達手段の代表例

〇 日本政策金融公庫
〇 銀行融資
〇 消費者金融のビジネスローン
〇 ファクタリング
〇 友人・知人への借り入れ

まずは主な資金調達法の目安となる期間を比較して、それぞれの違いを見てみましょう。

日本政策金融公庫(2~3カ月)

日本政策金融公庫は、政府が導入する事業者向けのローンです。個人事業主や中小企業経営者を中心に、様々なローン商品を展開しています。

ベースとなる金利がとても低い点が特長です。条件を満たすことで適用される「特別金利」は更にお得感満載。金利を重視する状況では真っ先に第一に検討したい調達方法です。

ただし、日本政策金融公庫は審査基準が非常に厳格。融資見積を受けてから実際に資金を手にするまで「2~3カ月」は見ておかなければなりません。

また、必要書類が非常に多いところも難点です。資金調達になれていない場合は書類の準備にも時間がかかり、結局気が付くと2か月~3か月経っていたということも十分にあり得ます。

銀行融資(1カ月以上)

多くの銀行は債権の回収を危ぶみ、中小企業への融資に対して「信用保証協会の審査」を行います。信用保証協会の審査機関は「約1か月程度」となるため、やはり実際に資金を手にするまで1カ月以上は見ておかなければなりません。

また、信用保証協会は審査にあたって多数の書類提出を要求します。そのため、政府系金融機関と同様に相応の書類作成能力が求められ、不慣れな企業の場合は多くの時間を浪費。

「納期までに現金を手にできなかった…」

となるかもしれません。日本政策金融公庫ほどではありませんが、見積提出から融資までの審査期間は、相当に長いものと見るべきです。

(もちろん信用力の企業であったり、融資金額が非常に少額な場合は、スピード融資も期待できます)

消費者金融のビジネスローン(1日~1カ月)

柔軟な審査の印象が強い消費者金融ですが、審査期間のスピード感も優れています。

事業者向けのビジネスローンとしては異例の「最短翌日」というケースも多く、「今すぐ資金を手にしたい!」という事業主さんにとっては非常に魅力的な商品です。

〇 取引先に対して不渡りを起こしてしまいそう…
〇 どうしても来週の支払いに間に合わせたい
〇 銀行に相談すると「1カ月はかかる」と言われた

資金調達において最も大切なことは「金利」と「期間」です。金利が高い消費者金融は敬遠されがちですが、緊急時には心強い味方となります。

ただし、消費者金融は機関ごとに審査スピードに差があります。翌日には融資実行を実行するスピード企業もあれば、審査に1カ月程度かかる企業も存在します。

こればかりは実際に商談を進めてみなければわからず、見積時に「審査にどれくらいの期間が必要か?」を必ず確認するように注意して下さい。

ファクタリング(1日~数週間)

ファクタリングは、最速期間で資金を手にしたい方にオススメの方法です。

実際の必要期間は業者によって異なりますが、多くの場合は「1日~数週間」程度で資金を手にすることができるでしょう。

「巨額の事業資金をそんなに簡単に調達できるの?」

当然沸いて出る疑問です。事業資金はサラ金と比べて金額がケタ違い。数百万や数千万円をたったの数週間で手にできるなんて言われても、とても信じられませんよね。

ファクタリングは融資ではない

スピード調達の秘訣は、ファクタリングの取引性質です。

銀行や消費者金融は「お金を貸す」ことで利息を回収しているため、「この人はお金を返してくれるのか?」を見極めなくてはなりません。また、不渡り発生時の保険として、信用保証協会の利用も検討するでしょう。

これでは審査に「1カ月以上」かかってしまい、スピード感が損なわれるのは当然です。

ところが、ファクタリングはそもそも「お金の貸付」ではありません。顧客が持つ売掛債権を買い取ることで、代金を支払っているにすぎません。

債権の登記や債務者への通知を行うことで取引債権の保全を行うため、必要期間の短縮が可能です。資金繰りに困る個人事業主や中小企業にとって、非常に魅力的な条件だと言えるでしょう。

使途不明でOK!

ファクタリング取引は調達資金の使途は一切問題となりません。取引は債権の売却が済めば完了なので、全く問われないと言って良いでしょう。

これは多くの金融機関が「何に使うのか?」を気にする点を考慮すると、極めて異例と言って良いメリットです。

銀行を例に見てみましょう。金融機関はお金を貸す立場なので、「資金の使途」も審査基準に加えます。回収の見込みが立たない使途には難色を示し、最終的には審査落ちとしてしまうかもしれません。

当然事業主の視点では、審査落ちは避けるべき事態。なんとかして「審査をパスする表現」を捻出しようと、頭を捻らせ期間を浪費します。

〇 従業員の給与を支払いたい
〇 取引先への納金が…
〇 事業拡大に投資したい

事情は様々ですが、うまく伝えるのは難しいもの。これらの事情が審査期間を遅らせていると考えると、時間の浪費も良いところです。

担保・保証人不要!

担保や保証人の供出も、資金調達のスピードを遅らせる大きな「足かせ」です。担保を供出すると資産価値の審査に時間を要し、保証人は気軽に立ってくれるものではありません。

審査期間という観点に立ってみると、融資の限界はこの点に無いと言えなくもありません。

金融機関が気にしているのは、常に「お金を返してくれるだろうか?」です。あらゆる要素にこの概念を当てはめる行為が、融資実行までの期間を浪費します。

その点、ファクタリングはただの債権買取に過ぎないため、融資のように担保や保証人の供出を必要するものではありません。当然、審査スピードに反映されます。

ファクタリング業者との上手な取引は、必要な資金をスムーズに調達できる、クレバーな経営判断をサポートします。

友人・知人への借り入れ

「友人や知人からの借り入れ」も立派な資金調達方法の1つです。

「事業資金を貸してくれ」と言って実際に融資してくれるかは未知数ですが、金融取引の中では最も自由度が高い調達手段でもあります。

当然、交渉に必要な期間も予測がつきません。しかし、一般的には簡単な念書や覚書だけで取引が成立することが多く、書類準備に不慣れな場合は選択の1つとして考えても良いでしょう。

今回は資金調達の「期間」に注目して、代表的な調達手段の比較検討を行いました。見積提示から実際に資金を手にするまでの期間は、短ければ短いほど事業主にとって有利です。

金銭貸借の場合はどうしても「返済の可能性」を検討せねばならず、審査は慎重を期します。ところが、ファクタリングは売掛金を買取るだけなので、圧倒的にスピードに優れています。

本当に必要な時に素早く資金を手に入れる。ファクタリングは新しい時代の資金調達方法として、多くの注目を集めています。

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