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メリットだけじゃない!即日融資について知っておきたいこと

即日融資2018/01/21

「即日融資」や「即日入金」など、こちらにとっていかにも都合よく思える金融商品は、数多く存在します。事業資金調達法についても同じことで、即日融資や入金を売り文句にしているビジネスローンを日ごろから数多く見かけますよね。大切な事業のために必要となる資金を、申し込んだその日に受けられるのは、実にメリットが多いことのように感じられます。

しかし、そんな条件が魅力的に感じられるのは、資金繰りの悩みで窮地に陥っているときのみです。安易な金策に手を出すと後悔するケースも多いため、事前によく確認しておきたいものですね。

そこで今回は、即日融資のビジネスローンについて、事業者が気をつけるポイントについてお話しします。むやみな資金繰りを避けることは、ご自身の事業を守ることにつながります。ぜひこの記事を参考に、即日融資のデメリットや注意点について学んでいきましょう!

1.即日で融資を受けられる!?

「即日融資」「即日入金」などの売り文句を目にすると、金策に困っている事業者としてはすぐにでも飛びつきたくなるものです。また、このようにスピーディーな融資を提供している金融商品は、確かに存在します。

 スピーディーな融資が受けられるビジネスローン

そのなかでも特徴的なものが、ビジネスローンによる融資です。融資自体は銀行や各都道府県・市区町村の自治体などからも受けられますが、これらの融資が実行されるまでには数か月単位の時間が必要となる場合があります。それに対してビジネスローンは最長でも1週間、早ければ数日程度で融資を受けられるケースが多いです。

最短で即日融資を実行できるローン会社も少なくないため、資金繰りに悩んでいる事業者にとってはまさに大きな助けとなるでしょう。また、審査も銀行ほど厳しくないことから、気軽にお金を借りられるとしてビジネスローンを利用する事業者は後を絶ちません。

保証人や担保の必要がない

融資を受ける場合、通常では保証人を立てたり不動産を担保にしたりなど、事業者の信頼性を示す必要性が生じます。そのために融資実行にまで時間がかかるとも言えますが、ビジネスローンではその必要がない場合があります。

つまり、保証人や担保を入れずに借り入れができるので、よりリスクの少ない資金調達が可能になります。

こうして見ていくと、ビジネスローンはすぐにお金を借りられるうえに保証人や担保の必要がないということで、非常にメリットが多い資金調達法のように思えます。しかし、ここでビジネスローンの利用を検討するのは、まだ待ちましょう。これから即日融資ができるビジネスローンのメリットとデメリットについてご説明しますので、それから検討を始めてください。

2.即日融資のメリット・デメリット

便利で気軽に利用できるものにはメリットとデメリットが存在しますが、それは即日融資のビジネスローンでも同じことです。これからそれぞれのメリットとデメリットについてご説明します。

メリット:審査が厳しくない

ビジネスローンのメリットは、何と言っても審査が厳しくないことです。例えば銀行の融資では入念な事業計画書と決算書の提出が求められ、面接でそれぞれを詳しく説明することになります。また、これから展開する事業の将来性にも言及し、それが銀行側の基準を満たさなければ審査に合格できません。徹底した準備が必要となるうえに銀行側の基準に合わなければ資金が獲得できないため、銀行融資は事業者にとって非常にハードルの高い資金調達法だと言えます。

一方、ビジネスローンの審査はそれほど厳しいものにはなりません。数期分の確定申告書と本人確認書類の提出を求められますが、これからの事業展開について聞かれることはありません。

さらに、銀行融資では資金の使用目的が最初から決められていますが、ビジネスローンでは事業の範囲内なら基本的に自由に使えるところがポイントです。もちろん、資金を事業者の生活費に充てるなどの好意は禁じられていますが、借り入れの返済や従業員への賞与、仕入れの支払いなどなら、ある程度融通をきかせての資金運用が可能となります。

デメリット:即日で借りられない場合もある

「即日融資」「即日入金」などの売り文句を目にすると、いかにもすぐに資金調達ができると思ってしまいますよね。しかし、実際に利用してみると即日の入金を期待できなかったというケースが少なくありません。

それもそのはず、いくらビジネスローンであっても融資を受けるには審査が必要になるためです。「即日融資」とうたっていながらも「即日審査」の意味合いでキャッチコピーを利用しているローン会社も多いので、利用前に必ず確認しましょう。ほかの資金調達法よりは早くなるものの、最長で1週間程度かかることを見込んでおかなければなりません。

また、銀行の営業時間によって影響を受ける場合もあります。申込日が午後を過ぎていたり休日だったりすると、当然振り込みのスケジュールに遅れが生じます。即日に入金が期待できるのはぴったりのタイミングで申し込みができることが条件となります。

そのため、ビジネスローンでは必ずしも即日融資を受けられるとは限らず、あくまでも「最短即日融資」が可能であると覚えておきましょう。また、突然資金が必要になって困るような結果をふせぐためにも、日ごろから資金管理を徹底することをおすすめします。

3.急に資金が必要になったら

そのほかにも、ビジネスローンには「金利が高い」「返済不能になったときの取り立てが厳しい」などのデメリットやリスクがあります。事業救済のつもりで利用したはずが後になって返済に苦しむケースも多いので、安易な借り入れだけは避けたいものです。

それでも急な資金が必要となる場合は、ビジネスローン以外の道も考えましょう。

家族や親族に借りる

それほど金額が多くないケースでは、家族や親族の方に借りるのも一つの手段です。家族に相談するのは多少気が引けることかもしれませんが、信頼できないローン会社に借り入れて返済に困るよりは、結果的には安全で堅実だと言えます。ビジネスローンのような高金利を要求されることもありません。

また、実の家族に打ち明けることで、お金以外のサポートも受けられるかもしれません。家族や親族であれば事業者がより良い人生を進むために協力を惜しまないもの。事業がさらにうまくいくように助言や協力を申し出てくれることが多いです。一人だけで頑張ろうとせず、普段から付き合いのある人間関係を大事にしていきましょう。

できる限り支払いを待ってもらう

仕入れ先への入金や従業員への賞与など、待ってもらえそうな支払いはできるだけそのように対応してもらいましょう。恥をかくことを避けて新たな借金を作るよりは、きちんと事情を説明して対応してもらうほうがはるかに安全です。

ただ、このような延滞が通じるのは一度限りです。今後は金銭管理や経営に十分に気を配り、急な出費や支払い遅れが生じないように努めていきましょう。

「貧すれば鈍する」という言葉があるように、焦りによるお金の対策は新たなトラブルを生むだけです。「即日融資」「即日入金」などの甘い売り文句に流されず、着実な資金調達法を検討していきましょう。突然のトラブルに惑わされないため、日ごろから金銭感覚と経営能力を養っていくことも、また大事なポイントになります。

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