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本当にもうダメ!?資金がショート寸前の時にすべきこと

事業資金2018/03/17

資金がショート寸前になってしまうと、あきらめモードに入ってしまう経営者の方が少なくありません。しかしショート寸前であったとしても、まだショートはしていないわけです。対応できれば、復活できる可能性もあります。

こちらでは資金ショートは迫っている状況で、会社としてどのように対応すべきかをお伝えします。手をこまねいて倒産を待っているだけでは前に進みません。のぞみのある対策法を探ることが大事なのです。

 

冷静になることが特に重要

・頭が混乱している状況では何をしても裏目に出てしまう

危うい状況だからこそ冷静にならなければなりません。考えてもみてください。倒産したとしても命を取られるわけではありません。確かにビジネスとしては失敗になるかもしれません。しかし倒産を乗り越えられればまたチャンスがやってくるかもしれないのです。

会社の現金が少なくなれば、経営者の方はどなたでもパニックになります。これは仕方ないかもしれません。時間的な余裕はありませんが、一晩でも良いのでじっくりと冷静に考えてどのような対策で窮状を乗り切れるかを考えることが重要なのです。

まだ倒産はしていません。資金がショート寸前に陥っているだけです。ちなみに資金ショート寸前まで追い詰められても、見事に復活した会社は数多くあります。まだビジネスで成功できるチャンスは残っているわけです。

 

資金のショートを乗り切る方法その1|トップダウン方式に切り替える

・無駄な業務を省くことが極めて重要

資金がショート寸前となっている状況は通常のマネジメントでは乗り切れません。異常事態に陥っているので、これまでの経営方法からの一時的な切り替えが必要になってくるのです。

まずは経営者として現場と直接的な意思疎通ができる状況にしましょう。どのような業務を優先すべきかを社員に伝えるのです。結果的に意思決定スピードが高まるので、いち早く対応できるようになります。

また社員からの情報集約にもつとめなければなりません。いわゆる社内の報連相(ホウレンソウ)を徹底することも重要なのです。しかもスピードが大切です。ちょっとした状況変化も見逃してはなりません。

業務に優先順位を決め、それを会社全体に伝えることも重要です。資金ショート寸前となっているのですから、優先順位の低い業務を行う必要はありません。余裕が出てきたら行えばよいのです。重要事項だけを抽出して力を注ぎましょう。

 

資金のショートを乗り切る方法その2|不渡りを出さないように注意する

・銀行との取引停止を避ける

銀行から取引を停止されてしまうと、事実上の倒産となってしまいます。まずは倒産をしてしまわないような対処が必要になってくるのです。

銀行から取引停止される条件として、半年以内で2回以上の不渡りを起こしてしまう、というものがあります。要は不渡りを出さないようにすれば、資金が少なくなったとしても倒産にはなりません。

不渡りを出さないようにするために手形と小切手の支払いは確実に行うべきです。現金が少ない中で辛いとは思いますが、手形と小切手の支払いは優先する、ということです。

経営者の預貯金などを切り崩してでも支払ってください。友人や親族などからお金を借りる方法もあるでしょう。個人的な資産の取り崩しは辛いかもしれませんが、倒産させないためには行わなければならないことなのです。

 

資金のショートを乗り切る方法その3|入金の前倒しを働きかける

・入金が早まれば一定額は早期に確保できる

売掛金や受取手形は会社にあるでしょうか。その売掛金や受取手形は入金までにどれくらい時間がかかるでしょうか。1ヶ月先や2ヶ月先、中にはそれ以上掛かるものもあるのではありませんか?

売掛金や受取手形に関しては将来的に入金するものです。そこで取引先に対して入金を早めてもらえないかを相談するのです。もしも了承してもらえれば、とりあえず現金を確保したことになります。資金ショートは避けられるので、危機は一時的ではありますが乗り越えたことになるわけです。

・取引先は交渉に応じてくれるものなのか?

もちろん必ず交渉が成功するとは限りません。取引先も資金繰りが悪化しているかもしれません。予定も立てていると思うので、応じられないケースもあります。

しかし中には資金的に余裕がある会社もあります。また自社との取引を重要と考えてくれているところであれば、交渉が成立しやすいのです。

入金前倒しの成功率はそれほど高いとはいえないかもしれません。しかし取引先が4社も5社もあれば、そのうち1社や2社が応じてくれるとも限りません。試してみる価値はあります。

 

資金のショートを乗り切る方法その3|支出を最大限に減らすこと

・出金を減らせば資金が確保できる

何も入金額が増えれば資金繰りが回復するわけではありません。入金額が変わらなかったとしても、支出額が減れば会社に残る現金は増えていくことになるわけです。結果的に資金のショートは防げることにもなりますし経営的にもプラスになります。

ではどのような支出をカットすれば資金のショートを乗り切れるのでしょうか?

【仕入れ量を減らす】
商品を販売している場合には、仕入れの量を減らせば当然会社から出ていくお金は減ります。売上に悪影響が出るかもしれませんが、仕入れ量を減らすことで在庫量が減ることにもなるのです。在庫の管理費もダウンするので、支出を減らす方法として適しています。

ただし減らしすぎてしまうと売上が大幅に減り、さらに資金繰りが悪化してしまうかもしれません。利益が出る程度の仕入れ量は必ず維持しましょう。

【役員報酬をカットする】
社員の人件費をカットする、といった方法もありますが、それでは社員のモチベーションを下げることにもつながってしまいます。そこでまずは自らの報酬を引き下げるのです。
役員報酬を下げれば、それなりの資金は確保できます。その上で社員の給与を減らすかを検討しましょう。

【通信費や水道光熱費をカットする】
節約を心がけましょう。
通信費や水道光熱費は毎月かかってくるものです。何も考えずにそれらの費用を支払っている、という会社も多いのではありませんか?会社全体で取り組めば大幅な節約が達成できることもあるのです。

サーバー代金や電話代金も社員が多くなると馬鹿にはならないので、社員全体に協力してもらう必要があります。

 

資金のショートを乗り切る方法その4|借り入れや売却を検討する

・早期現金化ができるものを実施する

資金のショートは銀行融資でも対応できます。しかし銀行融資は入金までに時間がかかってしまうのです。ショート寸前というケースでの利用は適していません。担保系の融資も審査に時間が掛かるのでおすすめできないのです。

早期に現金化できるものとしてはファクタリングがあります。売掛債権(売掛金)を売却することによって資金を得るのです。最短即日現金化ができる業者もあるので、ショート寸前の時には利用を検討しましょう。

ノンバンクのビジネスローンも最短即日融資に対応しています。金利は高く設定されていますが、そのかわりに審査スピードが極めて早いのです。ショート寸前のケースでも十分に対応できるので考えておきましょう。

ちなみに「資産の売却」といった方法でも資金調達は可能です。しかし不動産や在庫を売るのにも時間がかかるので、あまりおすすめではありません。

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