相見積もりで業者を選ぶ!選定すべき理由はこれだ!

複数業者を選定できる「相見積もり」は、業者選びに欠かせないテクニックです。ところが、見積はただ求めるだけでなく、確固たる選定理由があって初めて活きるもの。

特に中小企業経営者に人気の高い2社間ファクタリングは、「対応業者が多くてドコにしたらいいかわからない…」というケースも少なくありません。

そこで今回は、相見積もりで見るべき選定理由をご紹介。自社の利益に繋がる相見積もりの歩き方を探ってみようと思います。

ファクタリングは見積もりが最重要!

以前にも触れた部分ですが、ファクタリングは単なる債権売買に過ぎず、ハウスメーカーやリフォーム業者のように「技術の巧拙」が結果に影響するものではありません。

ハウスメーカーでは、住宅に使用する建材の良否や担当する技術者の質が成果物である「住宅」に影響を及ぼします。つまり、書類上の「見積もり」だけで判断をすると、大切な部分を見落としてしまい、最悪欠陥住宅が仕上がるかもしれません。

ところが、ファクタリングはどのような業者と取引を行ったところで、成果物は「現金」です。技術の巧拙などフットワークを活かしてみるべき部分が少なく、「見積もり」が重要な意義を持ってきます。

つまり、ファクタリング業者の選定は「契約書の内容」や「業者の見積もり」で判断するクセを付けることが大切です。

異なる企業を比べて有利な条件を引き出す「相見積もり」も、選定理由として重要な意味を持ってきます。

選定ポイント1:手数料が安い

見積もりで真っ先に比較すべきポイントは、言うまでもなく手数料。

ファクタリングの手数料は、残念ながらとても安いとは言えません。

2社間ファクタリングの場合は、安いところでも10パーセント程度。高いところでは30パーセント以上を求めてくる業者も存在します。

もちろん、業者側も無闇に価格設定をしているワケではありません。ファクタリングにおける手数料は、

〇 取引債権の額面
〇 債務企業の信頼性
〇 納期や特約の有無

など複数の要因により決めなければならず、「どんな取引債権も一律〇〇パーセント!」といった具合にはいかないからです。

評価方法や判断基準も業者によって違うため、ファクタリングの手数料は取引業者ごとに天と地ほどの差が生じます。見積もり時は必ず判断すべき部分です。

選定ポイント2:納期をチェックする

ファクタリングは他の資金調達と比べて入金スピードが速く、スムーズなサイクルで取引が成立します。実際、ファクタリング取引に親しんでいる企業の中には、素早い入金を選択理由としているケースも少なくありません。

ただし、ファクタリング業者の中には審査に慎重を期すため、「銀行などの金融機関並の納期」を要求する業者も存在します。

この傾向は取引債権の金額が上がるにつれて激しくなり、大きな額の債権を取引するときは必ずチェックすることが大切です。

「いつ頃入金されるのか?」を確認しない方はいないかと思いますが、口約束と書面上の約束は違います。

「うちはスピーディですよ~」と甘い言葉を鵜呑みにせず、見積もりや契約書に記載された納期をチェックしましょう。

選定ポイント3:書類に対する説明があること

書類に対する説明の有無は、取引業者の重要な選定理由です。特に見積もりや契約書など、取引の核心となる部分に対しては、必ず説明を行うのが常識だと言えるでしょう。

ところが、どの業界にも見積提出時に、

「こちらが見積もりとなります。ご確認下さい」

と一文を添え、具体的な説明を行わない不親切な業者は存在します。

これでは提出した見積もりや契約書に対して、

〇 提示された条件は高いのか安いのか?
〇 どうしてこのような条件になったのか?
〇 あとで「しまった!」と感じるような特約が盛り込まれていないか?

などの疑問を解消することができません。

ファクタリングは顧客側を特別に保護してくれる法律が存在しないので、契約書にサインをした瞬間、どのような条件であれ原則的には自社が守らなくてはなりません。(違法契約は無効・解除可能です)

〇 不渡りが起きたときに支払を求められた
〇 書面の金利が話で聞いていたものと違った
〇 いつのまにか闇金契約になっていた

上記はいずれも、実際に過去に生じたトラブルです。うっかり悪徳業者と契約を結んでしまうと、金銭的な損失はもちろん、体力的にも精神的にも消耗を強いられます。

業者の選定時には、必ず契約書には目を通し、わからない部分は「取引業者から説明を受ける」クセを付けましょう。

選定ポイント4:実際に連絡をコンタクトを取ってみる

ウェブ取引を介した契約でも、実際に取引を行う際は電話や訪問などのコンタクトを試みましょう。

特に2社間ファクタリングを扱う業者は中小企業や零細企業であるケースが多く、なかには「悪徳業者」が忍び込んでいる可能性も否定できません。

〇 携帯電話のみを記載。固定電話が存在しない。
〇 オフィス訪問を嫌がり、喫茶店やラウンジへと誘導する。
〇 契約書なしでの取引をすすめてくる。

これらはいずれも悪徳業者の代表例。足が付かないように固定電話を持たず、バーチャルオフィスを利用した企業かもしれません。

冒頭でファクタリングは「見積もりが重要」と説明しましたが、こうした部分は書類だけでは浮かびません。

全ての業者にコンタクトを取るのは手間なので、見積もり比較で絞り込んだ企業に対して、連絡を取ってみましょう。

丁寧な応対と説明を受けることができれば、納得の条件で契約できる公算はかなり高まります。

相見積もりで比較選定!

どのような取引についても言えることですが、その業界に関する裏事情は、素人である顧客側からはとても見え難い部分です。

例えば、

「この債権なら手数料〇〇パーセントが妥当ですね」

と言われたところで、顧客側にはその判断の是非を問う基準がありません。

更にファクタリングには建物における宅建業法のような「素人を守る法制度」が存在せず、サイトで聞きかじった知識やノウハウで対抗したところで、多くの成果は得られないでしょう。

では、顧客側であるわたしたちが、適切な業者選定を行うためにはどのようにすべきか。

答えはやはり、「相見積もり」にあると言えます。

通常の見積もりはいわば「素人である自社vsプロである業者」の構図です。どちらが有利かは子供でも予測が付くと言えるでしょう。

ですが、複数間の業者を比較する「相見積もり」は、業者同士を比較することで、「業者vs業者」の構図にすり替えてくれるテクニック。

わたしたちは相見積もりを利用することで、業者と対等に取引を行うことができるのです。

ファクタリング業者の選定時には、「価格や納期、書類説明」など基本的な部分を重視する姿勢が大切です。提出された見積もりや契約書には必ず目を通し、わからに部分は質問をして反応を伺いましょう。

また、手数料や納期を比較する場合は、複数の業者に対して「相見積もり」を取ることが有効です。取引に慣れないうちは自社で判断するのが難しく、不利な条件での契約を強いられてしまうかもしれません。

ちなみに、「相見積もりを取るために会社まわりするのは面倒だな…」と感じている方には、「サイト一括見積もり」がオススメです! オフィスから一歩も動かずに業者選定ができる上に、より多くの企業からの相見積もりが期待できます。

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