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資金繰りの重要性!資金をしっかり管理して黒字倒産を防ごう!!

資金繰り2018/05/10

会社にとって資金繰りが重要であることは間違いありません。資金の出入りを把握していなければ、のちのち大きな問題に発展してしまうことも十分に考えられるわけです。特に注意しなければならないのが黒字倒産です。

売上が良いからと資金繰りに注意していないと、現金が足りなくなって倒産してしまうこともあり得るのです。

こちらでは資金繰りについて簡潔に説明していきます。創業したばかりであるとか、これから起業を考えている方は必見です。

 

そもそも資金繰りとは?

・「会社のお金が足りなくならないように計画すること」のこと

資金繰りは会社のお金の管理のことを指しているわけです。
家計でも同じことが言えるでしょう。家のお金がなくなってしまえば、何もできなくなってしまいます。そこで資金繰りをしていくことになるわけです。

将来的に資金がショートするのがわかっていれば、事前に経費を削るなどの対策もできるでしょう。融資を受けることで資金繰りを改善させる、ということもできるわけです。

資金繰りですが、根本的な考え方も必要になってきます。例えばお金が出ていくよりも入ってくるお金のほうが多ければ問題にはなりません。理想的なことではありますが、出ていくお金を少なくして入ってくるお金を多くする、ということが資金繰りでは極めて重要になってくるわけです。

資金繰りの重要性を正しく理解していないと、資金がショートして倒産してしまうかもしれません。前述した黒字倒産が起こることも十分に考えられるわけです。
業績が良いときこそ、「出金を少なく・入金を多く」という大原則に立ち返らなければなりません。

 

黒字倒産が起こる原因とは?

資金繰りを考える上で注目しなければならないのが、黒字倒産が起こる原因をしっかりと把握しておく、ということです。黒字倒産が起こる原因を知っていれば、そんな状況に陥らないように対処できるわけです。

しかし経営を始めたばかり、という方はどういった状況で黒字倒産をするのかわからない、という方も多いでしょう。イメージもしにくいかもしれません。

こちらでは黒字倒産が起こる原因について徹底解説します。

・入金と出金のタイミングがずれてしまう

企業間の取引は基本的に現金ですぐに決済されるわけではありません。個人の買い物は現金決済が多いとは思いますが、企業間の取引は「掛け」によって行われているのです。いわゆる「ツケ」です。

入金と出金のタイミングがずれてしまうということは、そのツケの支払いと入金のバランスが悪い、ということになります。

わかりやすく説明すると、支払いのタイミングのほうが早くやってきてしまいます。入金のタイミングのほうが遅くやってくるわけです。

例を上げてみましょう。

例えば会社に1,000万円の現預金があるとします。買掛金の支払いが2,000万円あるとします。一方で売掛金の入金予定額が2,500万円あるとします。
上記の状況で売掛金が先に入金されるのであれば何の問題もありません。現預金1,000万円プラス2,500万円となり、そこから2,000万円の支払いが行われるので、結果的に残りは1,500万円となるはずです。
しかし支払いが先に来てしまったらどうなるでしょうか。現預金は1,000万円しかありません。そこに1,500万円の支払いがくるので、500万円の資金が足りません。
このような状況のことを黒字倒産と呼んでいるわけです。

将来的に入金する予定のお金が多いのです。しかしそのタイミングがずれ込んでしまっているので、結果として資金がショートとして倒産へ追い込まれることとなります。

・売掛金が入金されなかった

前述したように、企業間の取引の多くはツケです。
売掛金と買掛金によって行われます。ツケなので、将来的にそのお金がしっかりと支払われるかはわかりません。取引先の資金繰りが悪くなってしまえば回収に時間かかってしまうこともあるでしょう、倒産されてしまえば貸し倒れ状態になってしまうのです。

たとえばある企業と取引をしており、その企業に1,000万円の売掛金があるとします。しかし倒産されてしまえば、1,000万円の売掛金が回収できません。1,000万円の資金が会社に入ってこなくなるのです。

その結果、自社の資金繰りが悪化して売上は良かったのに倒産する、ということがあり得るわけです。

掛けによる取引は信用に基づいて行われます。しかしどんな会社であったとしても、資金繰りが悪化することはあります。支払いができなくなってしまう恐れもあるのです。

どんな会社であったとしても黒字倒産をするリスクがある、と言っても過言ではありません。

・小売店も安心できない!クレジットカード払いによる黒字倒産

黒字倒産に関しては企業間取引をメインとしているところのみで起こると思われてきました。例えば個人のお客を相手にしている販売店などであれば、基本的に現金決済がメインとなるわけです。個人のお客は現金で支払ってくれるので、黒字倒産にはなりにくいとされてきました。

しかし近年では小売店も黒字倒産に至ってしまっている事実があるのです。小売店での決済方法ですが、実はクレジットカードを利用しているケースが多くなっています。小売店としてはクレジットカードを利用されてしまうと、入金までに一定の時間がかかります。
クレジットカード決済の入金サイクルですが、毎月月末締めで翌月末の支払いになります。要は1ヶ月から2ヶ月程度入金までに時間がかかってしまうのです。

急激に売上がアップしたとしても、会社として実感が出るのは1ヶ月後から2ヶ月後です。その間に資金が足りなくなれば、当然黒字倒産も起こり得ます。

 

黒字倒産を避けるための資金繰りの重要性

黒字倒産を避けるためにはどのようなことを考えればよいのでしょうか?
まずは現金中心主義になる、ということです。
会計上でものを見ると資金の流れを上手く把握できません。売上が良ければ「問題なし」と判断してしまうのです。しかし売上が良かったとしてもその売掛金が貸し倒れてしまえばなの意味もありません。だからこそ現金に注目した経営をしていくべきなのです。

さらに資金ショートの予測を立てることも重要です。資金がショートするような状況を早く把握できれば、事前に対策ができるわけです。早いに越したことがありません。

では実際に資金ショートを避けるためにはどうしたら良いのでしょうか?

・黒字倒産を避ける最も簡単な方法

入金を先にくるように設定することです。
支払いサイト(支払いまでの期間)が先にくるからこそ、資金繰りが悪化して黒字倒産に至ってしまうのです。入金のほうが先にくるようにすることで、とりあえず黒字倒産になるようなことは避けられます。

ただし支払いサイトを伸ばすのにはデメリットもあります。支払いサイトを伸ばしてしまうと、取引先に不信感を与えてしまう可能性があるわけです。ですからやみくもに期間を伸ばすのではなく、取引先が納得するような伸ばし方を検討してください。

・融資などの資金調達も考えておくこと

黒字ということは一定の返済能力があるはずです。しばらくすれば売掛金も入金してきますよね。
資金調達によって資金繰りの悪化を改善させる、という方法があります。銀行融資やビジネスローンなどの利用、さらに担保型のローンなどの利用も検討すべきです。

融資を受けると返済が必要になりますが、黒字であればそれほど問題にはなりません。順次、売掛金と受取手形が現金化されるはずです。それらで計画的に返済していけばよいのです。

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