相見積もりが同額時の業者選定ってどうしたらいいの?

相見積もりを取得する際に、複数の会社からほぼ同額の手数料が提示されることがあります。見積もりをお求めの方の多くは、「コストの安さ」を重視しているため、コスト自体が同じであれば、どちらを選んで良いか迷ってしまうのではないでしょうか。

そこで今回は、同額手数料が提示された場合に「どちらの企業を選ぶべきか?」を解説。見比べるべきポイントをご紹介しようと思います。

契約内容で選択する

契約内容を精査し、よりお得な条件での取引を導き出す方法です。

ファクタリングは貸金業法のような厳しい規制下にある取引ではありません。そのため、業者によっては契約書の内容を自由に変更し、様々な特約を付与しているケースも。

〇 入金期日
〇 償還請求権の有無
〇 掛目の有無

償還請求権や掛目を当然のように設定する業者がいるものですが、ファクタリングはどんな契約内容であれ基本的には自由です。

これらは自社にとって不利な契約ですから、手数料が同額であればこれらの特約条項が付与されていないものを選ぶことをオススメします。

契約内容選択ポイント1:入金期日

入金期日はスムーズであればあるほど良い業者です。

お金が必要になる時期に間に合えば良いという考え方もありますが、やはり実際に入金されるまで不安を抱えてしまう方もいるかと思います。

特に初回取引の場合はお互いの信頼関係が成立しておらず、「本当に入金してくれるのだろうか…」と不安になる方もいるでしょう。

こうした事情を考慮すると、手数料が同額である場合は「入金期日がスムーズなもの」を選択すべきと言えます。

契約内容選択ポイント2:償還請求権の有無

償還請求権は「業者が債権の回収を行えない場合、損失の一部を負担する特約」と理解すると良いでしょう。

契約自体は自社にとってメリットが存在せず、基本的には手数料の減額と引き換えに行われる特約です。

そのため、見積もりにて同額手数料が提示された場合は、「償還請求権がない方」がお得な取引。業者選定の際の判断材料となり得ます。

ただし、償還請求権に関する取り決めは、見積もり時に記載されていなかったり、小さく書かれていたりします。全く触れられていない場合は、確認しておくと良いでしょう。

契約内容選択ポイント3:掛目の有無

掛目は「債権の一部を買取対象外」とする特約です。

例えば100万円の債権に10%の掛目が設定された場合、買取対象となるのはこのうち90%に過ぎず、残りは自社の債権となります。

業者側が掛目を設定する理由は、「債権のリスク」を考慮した結果です。

業者側は掛目を説明する際に「銀行などでも導入されている」と正当性を訴えますが…本来ファクタリングに掛目を導入するという義務はありません。

掛目をつけるもつけないも業者の自由ですから、自社にとって好ましい方を選びましょう。(もちろん掛目を引かれても入金期日に目標額が得られるなら、そのまま利用しても構いません)

信頼性で選択する

ファクタリングは非常に高額な取引なので、業者に対する信頼性は大切です。

ファクタリングを巡るトラブルの中には、信頼できない業者に依頼したことが起因となっている事例も多く、これらには留意する必要があります。

実際、見積もりが同額だからと信頼できない業者を選択すると、思わぬトラブルに巻き込まれるかもしれません。

信頼できるファクタリング業者の選択基準

〇 見積もりと契約書に大きな差がない
〇 見積もりに対する説明が丁寧
〇 担保や保証人を求めない
〇 不当な費用を計上しない
〇 事務所や連絡先がハッキリしている

信頼性選択ポイント1:見積もりと契約書に大きな差がない

見積もりと契約書に大きな違いがないことは、信頼性の第一条件です。

売掛先は生き物と言って良いほど多様であるため、審査の結果、見積もり額と異なる条件が提示されるケースは決して少なくありません。

しかしながら、極端に大きな金額差が生じた場合は要注意。

相手もプロですから、見積もり時と契約時の金額にあまり大きな差をつけることは、通常考えられるものではありません。

見積もりは契約書ではありませんが、やはりある程度の正確性は求めらえると考えるべきです。

結論として、極端な金額差をつける業者は「見通しが甘く信頼できない業者」と言えます。

信頼性選択ポイント2:見積もりに対する説明が丁寧

お客さんとファクタリング業者の間には大きな知識の差があるため、業者側は丁寧な説明を行うことが求められます。

手数料や入金期日に対する説明はもちろん、

「他の負担すべき費用はあるのか?」
「利用者側にとって不利益となる特約はないか?」

などについて、正しく触れているか否かです。

見積もり書や契約書の内容に関する説明は、意思決定に大きく影響します。それを承知で不十分な説明を行う業者は、お世辞にも親切とは言えません。

同じ取引を同額手数料でするなら、丁寧な説明を行う業者を選ぶべきです。

信頼性選択ポイント3:担保や保証人を求めない

ファクタリングで保証人や担保を求める業者は、信頼性が危ぶまれます。

そもそもファクタリングは売掛金を買取る行為であり、お金の貸し借りを行う取引ではありません。

にも関わらず、「回収できなかった時には保証人から請求する」と求める業者は要注意。もしかすると、貸金業の登録を受けていないのに貸金業を営んでいる「闇金業者」かもしれません。

繰り返しになりますが、ファクタリングは売掛金の売買であるため、原則として「担保や保証人は必要ない」と覚えておきましょう。

同額の見積もりが提示された場合は、警戒すべき業者です。

信頼性選択ポイント4:不当な費用を計上しない

見積もりの金額に消費税などが形状されている場合も、注意が必要です。

ファクタリングは消費税の課税対象ではありません。そのため、見積もりに消費税を加算する業者がまともな運営を行っているとは考え難く、警戒すべきです。

「最終的に支払う金額が一緒ならどちらでもいいだろう」とお考えになる方もいるでしょう。

しかしながら、こうした業者は往々にして悪徳業者であるケースが多く、その後も契約内容や条件変更を行ったり、不誠実な行為に及ぶ可能性があります。

信頼性選択ポイント5:事務所や連絡先がハッキリしている

これも当然の話ですが…取引を行う業者の事務所や連絡先はハッキリしているものを選びましょう。

ファクタリング業者の中にはバーチャルオフィスなどを用いて、本拠や連絡先を隠匿している業者も存在します。

これらの業者は打ち合わせ時に、

〇 事務所への訪問を断る
〇 喫茶店などでの打ち合わせを提案する
〇 そもそも会いたがらない

などの行為に及ぶため、怪しいと感じた業者とは取引を打ち切ることをオススメします。

もちろん、バーチャルオフィス自体が違法というワケではありません。

しかし、同額の相見積もりで身元や連絡先がハッキリしている業者があるならば、そちらを選択した方がその後の取引は安心です。

高信頼性&良質見積もりをお求めの方に

同じ金額の見積もりが出た場合、選択基準となるのは「契約内容と信頼性」です。

どちらも円滑な取引を進めるために必要ですが、出会った業者全てがこれらを満たしているとは言えません。

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