売掛金の回収が甘いと資金繰りは悪化する!改善させるための方法とは?

2021/02/03
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資金繰りが厳しい状態になぜ陥ってしまうのかあらためて考えてみると、売掛金の回収がスムーズにできていないというケースはめずらしいことではありません。

営業を頑張って売上は伸び、毎月の利益は増えているのに発生した売掛金の回収がスムーズでなければ資金繰りは悪化してしまいます。

売上を伸ばすことも大切ですが、売上分の売掛金を適切に回収できなければ、手元のお金は不足がちとなり資金繰りは改善されません。

そこで、資金繰りを改善させるために売掛金の管理を徹底して行い、回収をスムーズに行うことができるようにしていきましょう。

 

売掛金の回収が甘いと資金繰りは悪化する

資金繰りが厳しい状態の会社は売掛金の回収が甘いことが多いですが、すでに取引先から入金される予定期日を過ぎているのに、そのまま放置している場合などがそのケースに該当します。

「まだ入金されないなあ…。」未入金の事実が把握できていればまだよいですが、中にはその事実さえ把握できていないケースもあります。

取引先自体の資金繰りが厳しくなると、売掛金が入金されないという場合、自社だけでなくその他の支払いを遅らせている可能性もあると考えられるでしょう。

もし取引先の手元にお金が入った場合も、どの支払いを優先させるか順位をつけるはずなので、催促してこない支払いは後回しにされる可能性も出てきます。

そのため、適切に期日どおり売掛金が入金されているか管理を行うことは大切なことであり、もし期日に支払いがされなければしつこく督促することも必要です。

 

督促前になぜ売掛金が未入金か確認を

取引先から売掛金の入金がない場合、取引先の資金繰りが厳しい状態にあるという理由以外にも、請求書が相手に届いていなかったりうっかり忘れていたりなども考えられます。

請求書が届いていなければ再発行して早急に送ることが必要ですし、取引先が期日をうっかり忘れていただけなら未入金の事実を伝えればすぐ支払ってもらえるはずです。

最初から取引先の資金繰りが厳しいのだろうと決めつけてしまうと、その後の取引先との関係が悪化する可能性があります。そのため、まずはなぜ売掛金が入金されないのか、取引先に理由を確認することが大切といえます。

 

繰り返し督促しても資金繰りが厳しい理由で支払ってもらえない場合

取引先にいつなら売掛金の支払いが可能かたずね、確約をとってもまた未入金が繰り返される…。このような場合、その取引先は倒産寸前という状態の可能性もあります。

仮にその取引先が主要な取引先なら、自社の資金繰りにも大きく影響を及ぼすこととなるでしょう。主要な取引先でなくても、未回収の売掛金が増えることで確実に自社の資金繰りは厳しくなっていきます。

最悪の場合、入金されないまま取引先が倒産し、回収不能となった売掛金貸倒れという状態になる可能性も出てくるでしょう。

売上を伸ばすことに注力しすぎてしまい、売掛金の回収をおろそかにしてしまうと、気づいたときには資金繰りがかなり悪化しているといった状態になりかねません。

黒字倒産してしまうリスクも高まりますので、売掛金の回収状況は常に把握できるような管理と、未入金の場合にはすぐに督促する流れを心掛けましょう。

 

売掛金管理を適切に行って資金繰り改善を!

売掛金の管理を適切に行うには、売掛金管理表を作成しましょう。取引先ごとに発生した売掛金とその回収状況を把握するために必要です。

それに加えて売掛金回収マニュアルを作成しておくと、期日に入金されない売掛金が発生したときに慌てることがなくなります。

売掛金回収マニュアルは、たとえば次のような内容で作成するとよいでしょう。

  1. 午前中に前日の売掛金入金状況をネットバンキングで確認(支払期日なのに入金されていない売掛金があれば、入金されていない取引先に回収がない旨を伝え、いつ入金してもらえるか確約を取る)
  2. 再度設定した支払期日にも売掛金が入金されなかった場合には、取引先を訪問し再度督促を行い、早期に売掛金を回収できるよう対応する
  3. 督促を内容証明郵便で送り、顧問弁護士に相談することも踏まえ検討する

以上の流れ以外に、売掛金が未回収で貸倒れとならないためにも、取引先の業績や資金繰り状況の観察など与信管理も必要です。

注意しなければならない取引先に対して、売掛金残高を増やしてしまわないように、与信限度額の設定を適切に行うようにしてください。

取引先の不穏な動きの有無は、直接取引先に出入りしたりコンタクトをとったりする営業担当者が詳しいはずです。売掛金の管理・回収は経営者や経理担当者だけで行うのではなく、社内一丸で取り組んでいくようにしましょう。

 

売掛金の回収を早めれば資金繰りは改善される

そもそも売掛金とは、売上は上がっているのにその代金を現金として受け取っていない状態であり、自社が資金を立て替えている状態といえます。

もし取引先と決めた売掛金の回収期日が長めに設定されていた場合、手元に多くの売掛金を保有することになります。

回収サイトが1か月か2か月では、自社の資金繰りには大きな差が出てくると認識しておくべきです。

回収サイトを短くするためには、取引先と新規で契約を結ぶときに、当初から自社に有利な期間で取り決めることが必要といえます。

すでに取引を始めている相手に対しては、現在の回収サイトが長いため短くしてもらえないかと交渉することもできるでしょう。

しかしいずれも自社のみの都合ばかりを取引先に押し付けることはできず、無理に推し進めようとすると最悪の場合、契約できなくなってしまう可能性もあります。

このような場合、ファクタリングを活用することで売掛金の回収サイトを短期化することも可能です。

 

ファクタリングとは?

ファクタリングとは、保有する売掛金をファクタリング会社に売却し、期日よりも前に回収するサービスのことです。

取引先から売掛金が支払われるまでの期日が長く、手元のお金が少なくなってきた…という場合に、ファクタリングを活用することで手元の現金を増やすことができます。

売掛金の回収サイトが長いという場合、ファクタリングで資金繰りを改善させることを検討しましょう。

 

ファクタリングは銀行融資を受けることができなくても利用可能

資金繰りを改善させるためにファクタリングを活用したくても、申し込みをしたものの審査に通らず断られるのでは…と不安になることもあるでしょう。

しかしファクタリングは売掛金を現金化させるサービスのため、融資を受けるときのように厳しい審査は行われません。

決算は赤字続きという場合でも、資金繰りが悪化していて税金を滞納している状態でも、利用できる可能性はあります。

ファクタリング会社によっては、即日対応ですぐに現金化されることも少なくないため、中小企業などが利用しやすい資金調達の手法として注目されています。

 

まとめ

売掛金の回収が遅れてしまうと、自社の資金繰りはだんだんと悪化してしまいます。

資金繰りを悪化させないためには、売掛金の発生と回収を把握できるように適切な管理が必要です。

もし取引先から売掛金の入金が遅れた場合には、すみやかに相手に催促し、なぜ遅れているか理由を聞きましょう。

そしていつなら支払ってもらえるか確約を取り、スムーズな入金につなげていくことが大切です。

売掛金の回収サイトが長く設定されており、期日までが長いことで資金繰りが悪化している場合には、ファクタリングを活用することもできますので検討することをおすすめします。

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