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債券で運用を始めるなら把握しておきたいメリットとデメリット

事業資金2019/07/18

資金を必要とする国、地方公共団体、企業などが発行する債券。資金を調達することを目的として、投資家に向けて発行されるものですが、借り手となる公的機関や企業は資金の調達が可能となるメリットがあり、その債券で運用する投資家にもメリットはもちろんあります。

そこで、債券とはどのような仕組みや種類があるのか、運用することでどのようなメリットがあるのかご説明します。

 

債券で運用する流れとは

国や企業などが投資家から資金を借り入れるために発行される有価証券債券です。

事前に定められた満期となる償還日には、投資家に債券の額面金額が払い戻されますが、満期を迎えるまでの間に利子を受け取ることができる仕組みになっています。

債券を購入する形により、発行体となる国や地方自治体、企業などに資金を提供する流れです。最終的に、投資した債券の額面金額に合わせ、利子を得ることができる部分が投資家にとってはメリットといえるでしょう。

また、債券は有価証券であることから、満期を待たなくても途中で売却して換金することもできます。なお、この場合の債券価格は、発行体の格付けや信用度に加え、満期を迎えるまでどのくらいの期間が残っているかによって変わります。

 

債券が発行されるときに事前に決まる条件

債券を発行する場合には、先に次のような一定条件が設定されることになります。

  • ・額面金額(債券を購入するときの単位となる金額であり、償還日に投資家に返済される金額)
  • ・表面利率(額面金額に対する1年間に支払われる利子の金額)
  • ・発行価格(債券発行時の価格であり、額面とは異なる場合もあり)
  • ・償還日(返済期日となる日であり、額面金額が返済される日付のこと)
  • ・利払日(利子の支払いがある債券の場合において、利子の支払い日)

 

債券はまとまった資金がなければ購入できないのか

債券にも種類があるので、たとえば個人向け国債などは1万円から、海外債券なども数万円から購入が可能となるなど、少額から始めることができるものはあります。

事業における余裕資金や相続で得たまとまった資金があるのなら、比較的リスクが低めの債券で運用を始めることもよいでしょう。

債券は一般的に他の金融商品よりもリスクが低く、安全性の高さが魅力とされています。
利子を定期的に受け取ることができる上に、償還日を迎えれば額面金額が返還されることから、損なく安定した収益を得ることが期待できます。

ただ、元本が保証される預金とは異なり、リスクがまったくないわけではありませんので、その点の理解は必要です。

 

債券で運用することのメリット

固定金利のものなら、債券を購入する際に事前に支払われる利子が決められます。そのため、償還日までの運用による収益額が明確であることが特徴です。

また、償還日に市場で売却し換金することもできるので、もし債券が値上がりしていれば売却益を得ることもできます。

 

安全性も高い運用方法

どこが発行体なのかによって異なるものの、いろいろな投資商品の中でも比較的、安全性が高い商品であるといえます。

仮に債券価格が変動したとしても、償還日まで保有しておくことで額面金額は戻ってくることは安心できる部分といえるでしょう。

ただ、発行体の信用度により、約束通り償還されるかは変わります。仮に発行体が債務不履行に陥れば、利子や償還金が支払われなくなる可能性もあるということです。

購入する債券の発行時の条件や発行体の格付けなどを確認し、安全性の高さについて見極めることが重要となるでしょう。

 

流動性は債券の知名度や信用度に左右される

有価証券として売買することができますが、知名度や信用度の低い債券の場合、購入を希望する方が不在となり、途中で売却することが難しくなることがある点には注意しましょう。

 

目的に合わせて期間の選択が可能

満期までの期間は、1年、5年、10年などいろいろと種類がありますので、将来の目的に合った期間を選択することが可能です。

 

債券で運用する上で発生するリスクとは

投資である以上、いくら安全性が他の金融商品より高めとはいえ、債券にも特有のリスクは存在します。

債券で運用する場合には、主に次のようなリスクに注意しておく必要があるでしょう。

 

信用リスク

債券の発行体である国、または企業などが倒産した場合や財政難に陥った場合、事前に決めたはずの利子や、償還金を受け取ることができなくなる可能性があります。

この債務不履行リスクを回避するためには、民間の調査会社が公表している発行体の格付けや信用度を目安とし、リスクを抑えることが可能か判断することが必要となります。

 

価格変動リスク

債券を途中で売却する場合には、売却できる価格での取引となります。そのため、債券の価格が下がっているときに売却すれば、損失が発生する可能性もあるということです。

債券の価格は、債券そのものの需給以外にも、市場金利や信用力の変化などが影響します。

一般的には、債券を発行したときより市場金利が下がっていれば債券価格は上昇する傾向にあるといえるでしょう。

この価格変動リスクを防ぐためには、債券を償還日まで保有しておくことをおすすめします。

 

為替変動リスク

円建てにより発行・償還される債券以外にも、外貨建てや円以外の通貨による発行・償還という債券もあります。

外貨建ての債券の場合、外貨では満額償還という形でも、円建てでは元本を割る可能性もあるので注意しましょう。

 

債券の種類とその内容

債券にもいろいろな種類があり、国や地方公共団体が発行体である公共債や、事業会社が発行体である民間債(社債)という分け方以外にも、償還までの期間や利率などで分けることもできます。

いろいろな種類の債券を組み合わせ、リスクを分散させながら資産を形成することも可能です。そこで、どのような債券の種類があるのか、その内容を確認しておきましょう。

 

公共債

国や地方公共団体が発行する債券です。

 

●国債

財務省が発行し、年間発行計画に沿った多様な国債を発行。このうち、個人向け国債は、対象を個人に限定し、3年や5年という固定金利タイプのものと、10年という変動金利タイプのものがあります。金利低下の局面においても、年率0.05%という最低金利保証があることが特徴です。

 

●利付国債

利子は年2回、半年ごとに支払われます。期間にも種類があり、2年や5年という中期のものや、10年などの長期、さらに20年から40年といった超長期のものがあることが特徴です。

 

●政府関係機関債

公庫や独立行政法人などが発行体である債券で、政府保証債や財投機関債などがあり、政府が元本や利払いを保証します。

 

●地方債

市町村や都道府県などの自治体が発行する債券です。

 

民間債

事業会社が発行体である債券です。

 

●社債

民間の事業会社が発行する債券で、中でも一般事業債は事業会社が資金を調達することを目的として発行し、国債よりも利回りが高いという特徴があります。転換社債は、値上がりすると株式に転換できる権利がついた社債のことで、ワラント社債は債券に新株購入を可能とする価格が設定され、価格を超えれば株式取得が可能となる権利のついた社債となっています。

他にもサムライ債やユーロ円債と呼ばれる外債や外貨建て債券、仕組債といった債券があります。

 

まとめ

債券で運用することを検討しても、あまりに種類が多くどれを選べばよいか迷ってしまうこともあるでしょう。比較的安全性が高く、リスクを抑えた運用が可能となりますが、メリットもあればデメリットもある点には注意が必要です。

もし債券での運用を考えているのなら、コンサルタントなど専門家の意見なども交えながら、有効に余剰資金を増やすことができる手法かよく検討した上で決めることをおすすめします。

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