ファクタリングの見積もりは比較表を作るべきか?

ファクタリングなどの資金調達は、コストが非常に大切です。

自社にとって有利な手数料・金利を引き出せれば、その後の経営はグッと楽になります。

ただし、ファクタリングは業者によってコストが全く異なるため、相見積もりによる比較が欠かません。

そこで今回は、相見積もりをより効果的に進めるために役立つ、見積もり比較表のメリットをご紹介。

理想的な資金調達を実現するための、テクニックとしてお役立ていただければと思います。

ファクタリングは手数料の差が大きい

ファクタリングは、業者ごとのサービス内容に幅がある取引です。

この業界は各社のコスト差が大きく、同じ資金調達手段である銀行融資や消費者金融でのキャッシングなどと比べてはいけません。

まずは、自社の選択次第で10万円あるいは100万円単位もの差が生じる可能性があることを心しておいて下さい。

相見積もりによる比較が大切

特に資金調達に慣れていない方の場合、相見積もりによる比較や検討は必須です。

単独取引では、提供された見積もり書が高いのか安いのか判断できませんよね。しかし、他社のものと比べることで、誰でも簡単に金額面の比較ができるからです。

ご自身が交渉している業者が「本当に割安なのか?」「適切なのか?」と疑問に感じた時は、すぐにでも利用しましょう。

比較の際は「比較表」を!

はじめて相見積もりを取る時は、「比較表」を作ることが大切です。

ファクタリングは金銭取引なので、ハウスメーカーやシステム発注のように「納品される商品の質」を気にする必要はありません。

しかし、その分だけ手数料や諸経費・納期についてはシビアな判断を下すべきです。

特にコスト面は、細部に渡って比較検討を重ねるべき部分。比較表を作ることで、徹底的にプラッシュアップするつもりで臨みましょう。

相見積もりで比較すべき部分

・手数料の金額 … ファクタリングで最も重視すべき部分です。
・諸経費の金額 … 諸経費も重要です。
・提供される商品の質 … ファクタリングでは問題となりません。
・納期や入金期日 … 入金期日に間に合うことは必須です。
・サービス … 特約などを確認しましょう。

比較表ポイント1:手数料の金額

比較表を作ることで、各社の手数料は鮮明に浮き上がります。

ただし、見積もりの書式は各社によって異なるため、最終価額だけを書き写しただけの比較表では全く意味がありません。

比較表を作成するときは、下記の点に留意して、徹底したものを作りましょう。

比較表作成時の注意点

・支払い項目は適切な金額か?
・「一式」「~等」などの曖昧な部分が無いか?

金額そのものについては、特別触れることはないかもしれません。

相場を理解している方は自社の予算と相談して決めれば良いですし、取引経験が浅い時は見積もりを出した各企業を比較すればOKです。

むしろ問題となるのは、見積もり書にて記載されている「方式」。

特に見積もり書に多いのが「手数料一式」、「手数料等」などと省略した記述であり、これでは各支払い項目のコストが判然としません。

また、手数料一式などと表記している場合、「一式」部分に含まれていない支払い項目を、別途請求されてしまう可能性も考えられます。

(例えば、手数料一式の中に司法書士依頼料が含まれておらず、別途契約書にサインを求められるなど)

比較表ポイント2:諸経費の金額

手数料と同様に、妥協できない部分です。

ファクタリングは様々な諸経費がかかります。

しかし、本当に必要な支払い項目は、司法書士依頼料や債権譲渡登記手数料・印紙代(紙媒体の場合)などに限られます。

にもかかわらず、「契約料」、「着手金」、「サービス料」などの請求が行われた場合は要注意。これらの費用が一体なにを意図しているのか確認を行い、比較表に記載すべきです。

また、最近では手数料を安く抑えつつ、司法書士依頼料などを不当に吊り上げている悪徳業者も目立ちます。

多くの場合は10万円以内に収まる事例であるにもかかわらず、20万円あるいは30万円と請求するケースです。

司法書士への依頼料にも相場があります。

「高額かな…?」と感じた時は、各社に司法書士への依頼料の確認を行い、比較表にしてまとめてみて下さい。

特段の事情がない限り、あまりにも高額な依頼料を設定している業者との契約は、避けた方が良いでしょう。

比較表ポイント3:提供される商品の質

ファクタリングは金銭取引なので、受け取る商品は現金です。

それも大抵は振込による金銭授受なので、提供される商品の質については、あまり問題視する必要はないでしょう。

ただし、ファクタリング業者には反社会勢力も紛れ込んでいます。これらの業者との取引には注意して下さい。

比較表ポイント4:納期や入金期日

納期や入金期日も重要です。

資金調達は期日に間に合うか否かがとても大切なので、比較表作成時には納期や入金期日も忘れずに書き込みましょう。

入金期日については、当然目標となる期日に間に合うことが大前提です。

ただし、取引するファクタリング業者が必ずしも信用できるとは限りません。

問い合わせをした時や、見積もり書を求めた時の対応スピードなども比較表に記載して、業者への信頼性も比較項目として加えるべきです。

比較表ポイント5:サービス

ファクタリング業者によっては、様々な特約を締結して費用の減額を行う業者も存在します。

本コラムで繰り返し触れている「償還請求権」はその最たる例で、回収リスクの一部を引き受ける代わりに、手数料の減額等が期待できます。

ただし、業者の中には特約を前提とした見積もりを提示して、その特約によりどの程度の減額が受けられているのか不明瞭なケースも見られます。

そのため、特約を利用する場合は「どのような恩恵があるのか?」を比較表に記載し、客観的な判断材料として活用すべきです。

また、見積もり比較とは直接関係ありませんが「サービスや応対を通じた信頼性」を比較表に記載するのも1つの手です。

特に1年ないし半年以上の長期に渡り入金してもらう場合など、ロングスパンの契約を結ぶ時など、相性の悪い業者や信頼できない業者と取引するのは不安です。

そのため、比較表に余白項目を作り、問合せや面談時などの印象を書き記しておくと良いでしょう。

同条件の見積もりが並んだ場合などにおいて、最後の決め手となるかもしれません。

比較表で得られるメリット

わたしたち人間は、自分たちが思っているほど公平な存在ではありません。

商品やサービスの選択を行う時に、価格や品質・サービスの内容など様々な点を頭の中で検討しますが、多くの場合は偏った判断や営業マンのトークに惑わされ、合理的とは言えない決断をしています。

「後悔」という言葉は良く耳にしますよね。

これは、わたしたちは普段から「後悔」を意識しなければならないほど、誤りに満ちた日々を過ごしている証左です。

その点、比較表は「情報の客観化」というメリットを与えてくれます。

わたしたちが頭の中で「こうだ!」と思っていても、比較表を前にするとその過ちに気付くもの。

まさに比較表はビジネスにおける「転ばぬ先の杖」であり、得難い貴重な産物です。

本当に自社にとって好ましい資金調達を目指すなら、相見積もりを取っただけで満足していてはいけません。

与えられた見積もり書をより精査・検討して比較表に仕上げることで、より自社にとって好ましいサービスとなるでしょう。

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