売掛債権を買い取る資金調達方法

企業にとって資金調達は頭の痛い悩みです。資金調達に悩んでいるのは赤字企業だけではありません。黒字経営であったとしても、新規事業を起こそうにもそのための資金がない、というケースもあるでしょう。

資金調達をするためには、基本的に厳しい審査を受けOKを貰わなければなりません。融資に申し込んだとしても断られてしまうケースが多いわけです。

今回は一般的な資金調達方法とは大きく異なる「売掛債権を買い取る資金調達方法」についてお伝えします。珍しいもののようにも聞こえるかもしれませんが、多くの企業が利用を始めています。「ファクタリング」と呼ばれているので、聞いたことがある方も多いでしょう。

それでは売掛債権を買い取る資金調達方法とは何なのかを明らかにしていきます。

売掛債権を買い取る資金調達方法は認められているのか?

違法性なし

あまりに目新しい資金調達方法なので、違法性を疑っている方も多いかもしれません。しかし特に法を犯すような資金調達方法ではありません。そもそも経済産業省自体が認めている資金調達方法なのです。

さらにヨーロッパの企業にとっては一般的な資金調達方法です。国内ではまだ広がっているわけではありませんが、世界的にはオーソドックスな資金調達方法なので何も心配することはありません。

もちろんファクタリングを行っている業者の中には怪しいところもあります。それはノンバンクのビジネスローンも同じことでしょう。まっとうなサービスを行っているファクタリング業者も多いので心配することはありません。

なぜ売掛債権を買い取る資金調達方法に注目が集まっているのか?

○売掛債権は入金までに時間がかかってしまう

○ファクタリングは早期の現金化ができるもの

売掛債権はたくさんあればよいというものではありません。売掛債権がたくさんあるということは、会社の現金が足りなくなる恐れがあるのです。キャッシュフローが悪化して、資金がショートしてしまう恐れも十分に考えられるわけです。

売掛債権の入金にはどのくらいの時間が掛かるでしょうか。早ければ1ヶ月後くらいかもしれません。しかし2ヶ月後や3ヶ月後、長い場合には6ヶ月程度かかってしまう恐れもあります。その間に資金がショートする恐れは、資金力のない中小企業には多分にあるわけです。

売掛債権の買い取りであるファクタリングを利用すれば、比較的早い段階で売掛債権を現金化できます。6ヶ月後に入金する予定であった売掛債権が、数日で現金化できる可能性もあるわけです。

中小企業の多くが資金繰りの悪化に頭を悩ませています。最近では黒字倒産といった言葉も出てきました。売掛債権の回収が遅れ、帳簿上は黒字なのですが現金がショートして会社として成り立たなくなって倒産してしまうのです。黒字倒産ほどもったいないことはありません。事業的には成功しているからです。

売掛債権はあるのに資金が足りなくなりそう、といったケースにはファクタリングの利用を前向きに検討しましょう。

ファクタリングを利用する方法とは?

ファクタリング業者に申し込むこと

売掛債権を買い取る業者はいくつかあります。そちらを利用して申し込みを行いましょう。審査を受けて、OKとなれば資金調達が可能となります。

ファクタリング業者に関しては、様々なところが参入をしています。近年、ファクタリングを利用する中小企業が増えていることもあり、たくさんのファクタリング業者があるのでどこを利用したら良いのか頭を悩ませているケースも少なくありません。

良いファクタリング業者と出会う方法

ファクタリング会社を紹介してくれるサイトやファクタリング業者の見積もりを取ってくれるサイトなどを利用するのが効率的です。

もちろんインターネットの検索にファクタリングと入力して業者を探しても良いです。しかし自分でファクタリング会社のホームページをチェックしてその内容を理解する、というのは簡単なことではありません。

そもそもファクタリング会社は前述したように多いので、その中から比較をして良いところを見つけ出さなければいけないのです。自分で比較まで行うとなると、かなりの労力を使うことになってしまいます。

ファクタリング会社の紹介サイトや見積もりサイトを利用すれば、情報などもまとめられており比較もしやすいです。より良い業者を利用する一つのきっかけにもなるでしょう。

紹介サイトや見積もりサイトの利用に関しては費用が一切かかりません。完全無料で利用できるので安心してください。

ファクタリングによってどのくらいの期間で資金調達できるのか?

数日で資金調達可能(最短即日も可)

業者によっても差があるのですが、最短即日資金調達も可能です。審査にそれほど時間をかけるわけではないので、比較的早い段階で審査結果が出ます。そしてほとんどが数日以内に入金してくれるのです。

売掛債権の問題となっているのは、入金されるまでに時間がかかるという部分です。1ヶ月後や2ヶ月後に入金されるのが分かっていても、それまで資金が尽きてしまえば意味がありません。

売掛債権の買い取りであるファクタリングを利用すれば、申し込みから数日で確実に現金化ができるのです。資金が尽きてしまうような状況を避ける方法としてはかなり有能であり、資金的な余裕がほとんどなくなっている時には特に有効な手段となります。

最短即日など早い対応をしてもらうためには、事前の準備を怠ってはなりません。申し込みにはいくつかの必要な書類があるので、そちらを前もって準備しておきましょう

どのくらいの金額で売掛債権を買い取ってもらえるのか?

額面よりも一定額引き下げた金額が入金される

売掛債権の満額が入金されることはありません。あくまで買い取りなので、その額面よりも下回っている金額が入金されるシステムとなっているのです。もしも額面通りの入金となってしまえば、ファクタリング業者の取り分はなくなってしまいます。

額面よりも一定額下げるとのことですが、手数料が発生するのです。しかしローンではないので利息ではありません。手数料に関しては、業者によってかなりの差があるので相場をここで述べるのは難しいです。

手数料に関しては、額面金額の数%から30%前後が設定されることが多くなっています。手数料に関しては一律で設定されるわけではありません。審査の結果で変わってくる部分なのです。

手数料に関わる項目としては、売掛先の信用があります。売掛先の信用が高いと判断された場合には、売掛金の回収ができる可能性が高い、ということでもあります。安全性が高いということになるので、手数料は基本的に低く設定されます。

売掛先の信用が低いと判断された場合には、売掛金の回収ができる可能性は低い、ということになってしまいます。安全性が低いということなので、回収できない可能性が出てきます。手数料が高く設定されるか、審査落ちになる可能性もあるのです。

ファクタリング業者の対応金額とは

数万円のファクタリングに応じてくれる業者もあります。

数億円のファクタリングに応じてくれる業者もあります。

対応金額については業者によって大きく異なっているので、まずは自社がどのくらいの資金調達をしたいのかが重要になってくるわけです。1,000万円であれば、1,000万円のファクタリングに対応している業者を選択すればよいわけです。

各業者によって上限金額の設定は異なっているので、利用する前に必ずチェックしましょう。メールや電話などで業者に対して質問するのも良いかもしれません。

ファクタリングの審査は厳しいのか?優しいのか?

審査対象が異なっているので他の資金調達方法と単純比較できない

一般的なビジネスローンの審査対象は自社です。自分の会社の信用度が高いと判断されれば審査OKとなり、信用度が低く返済能力がないと判断されればNGとなってしまいます。

ファクタリングの主な審査対象は自社ではなく売掛先です。ファクタリングは売掛債権を譲渡するものであり、期限が来た時に自社が支払うわけではありません。売掛先が売掛金を支払って終了となるわけです。要は売掛先が売掛金を支払える能力があるのか、という部分をファクタリング業者は審査するのです。

審査対象が異なっているので、ビジネスローンの審査難易度などと単純な比較はできません。しかし注目してほしいことが幾つかあります。

一般的なビジネスローンに関しては、自社が赤字経営になっているとかなりの確率で審査落ちになります。税金未納のケースも同様です。一方でファクタリングに関しては自社が審査対象ではないので、赤字経営であることは関係ありません。税金未納でさえ影響を与えないのです。

自社が審査対象となると資金調達が難しい状況に陥ってしまう企業もあるでしょう。そういった状況に陥っている企業こそファクタリングの利用がおすすめなのです。

ビジネスローンの審査に落ちてファクタリングの審査を突破できた例も多い

ビジネスローンの審査に落ちてしまうと、借り入れができないとのことで絶望してしまう経営者の方も多いです。しかしビジネスローンの審査に落ちたからといって資金調達できないわけではありません。実際にビジネスローン落選後にファクタリングに申し込んで資金調達できた例も多いのです。

ビジネスローンが利用できなかったのに、なぜファクタリングは利用できるのでしょうか。その理由は前述したように、審査対象が異なっているからです。ビジネスローンの審査対象は自社なので、経営に問題があれば利用できません。しかしファクタリングは売掛先企業なので、売掛先企業に問題がなければ利用できるわけです。

ファクタリングと手形割引・不動産担保ローンの違いとは

ファクタリングと手形割引の違いとは

ファクタリングも手形割引も、基本的には将来の入金を約束したものを利用します。どちらも同じように考えてしまう方もいるのですが、実際には大きく異なります。

ファクタリング・・・売掛債権の譲渡、売却を指す

手形割引・・・約束手形を担保に入れたローンである

ファクタリングは融資ではなく、あくまで売却です。よって返済をする必要はありません。売掛金が入金されたら、その金額を振り込めばよいのです。3社間取引の場合は、売掛金の振り込みは売掛先自らが実施するので自社としては何もすることはありません。

手形割引に関しては、約束手形を担保とした融資となります。要はローンであり、返済をしなければなりません。利息も発生する事になります。

ファクタリングは売掛先が売掛金を入金できないような状態になったとしても自社に請求が来ることは基本的にありません(償還請求権なしのケース)。安全性が高い資金調達方法と言えます。

手形割引に関しては仮に不渡りのような状況が起きてしまうと、自社で補償しなければなりません。危険性がある資金調達方法なのです。

ファクタリングと不動産担保ローン違いとは

不動産担保ローンは、土地や建物といった不動産を担保に入れてお金を借りることになります。融資なので、ファクタリングとは大きく異なっているのです。

同じところといえば融資された事業資金として金を利用できる、というところくらいでしょうか。

不動産担保ローンは高額な融資になるので、基本的に返済期間も長めに設定されています。中には20年や25年の返済期間に設定されることもあるのです。ファクタリングに関しては、売掛金の入金日が回収日となるので、基本的に数ヶ月以内となるのでこの点は大きな違いでしょう。

不動産担保ローンは融資なので利息がかかる、という部分もファクタリングとは異なっています。担保型ローンなので、無担保型ローンと比較すると低金利です。しかしノンバンク系の不動産担保ローンになると、金利が高めに設定される恐れもあるので注意しなければなりません。

担保型融資である不動産担保ローンは、そもそも不動産を持っていなければ利用できません。逆にファクタリングは売掛金がなければ利用できないのです。利用できる条件が異なっている部分にも注目しなければなりません。

入金されるまでの期間に大きな違いがあることも確かです。不動産担保ローンは不動産の審査があるので、どうしても時間がかかってしまいがちです。一方でファクタリングは最短即日融資も可能であり、比較的早い段階の入金にも対応しています。

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