見積もりのレビュー記事は参考になる?偽装レビューに要注意

SNSや動画投稿が発達し、誰もが情報発信を行える現代社会において、レビュー記事や口コミ情報は欠かせない判断材料です。

ところが、レビュー記事の中には、業者や関係企業によるお手盛りによる架空レビューも存在します。

こうした情報を鵜呑みにする行為は、当然自社にとって大きなマイナス。本来割安な業者とコネクションを持つ機会を喪失してしまいかねません。

そこで今回は、ファクタリングの見積もりレビュー記事の見分け方をご紹介。信頼できる業者を絞り込む方法をご紹介しようと思います。

そもそもレビューは参考になるのか?

見積もりのレビュー記事は、まさに玉石混交です。

参考になるものもあれば、ならないものも存在します。ネット社会のレビューは大きく分けて以下の3種が存在しますが、これらを正確に見極めるのは困難と言わざるを得ないからです。

ネットレビューの3つのタイプ

1、ユーザー自身の利用体験談
2、業者がユーザーアンケートをベースに作成したもの
3、自社や外部企業に依頼して作成した架空のレビュー

上記の表を見て、多くの方は「1→2→3」の順で信用できるとお考えかと思います。

誰しも利用した本人が書いたものが参考になると感じるものですし、逆に怪しげな輩の作文を参考にしたいとは考えていないからです。

大切なのは必要な情報を見分けるコト

しかしながら、自社の目的を達成するために「利用者本人のレビュー」にこだわって探すのは、時間のムダと言うしかありません。

何故なら、ユーザー自身の体験談だからといって「的を射ている」とは限らず、逆に業者がアンケートを参考に作成したものだからといって「嘘をついている」とは言えないからです。

考えてみて下さい。

ファクタリングの見積りを求めている自社側にとって、必要な情報とは「自社の希望する条件に応えてくれそうな業者はどこなのか?」です。

決して、利用者自身の声が必要なワケではありません。

もちろん、希望条件の内訳は企業によって異なります。しかしながら、レビューから要求を満たす情報が得られればそれで十分。

それが利用者本人のものであろうとなかろうと、実はその情報が真っ赤な嘘でない限り、自社の利益にはあまり関係ないのです。

よりハッキリ言ってしまうと、下記のような自社にとって関りのある情報に偽りがない限り、他の部分はどうでもいいと言えます。

ファクタリングにおける、重要な取引判断となる情報
〇 取引した債権の額
〇 調達した金額
〇 負担することになった手数料
〇 審査に必要となった期間
〇 応対や手続きの案内

本記事は、こうした考え方のもとに「参考となるレビュー」の見分け方を進めようと思います。

要注意ポイント1:取引金額が明示されていないレビュー

取引金額や明示されていないレビューは、信用するに値しません。

何故なら、ファクタリングの取引条件の最も大きな部分は、取引債権の額面により変動するからです。

既に繰り返し振れている部分ではありますが、

ファクタリングの手数料は、取引債権の額が大きくなるほど安くなる

傾向にあるため、取引金額が明示されないまま「安い!」「〇パーセントで取引できた!」と訴えられても、参考情報としてはイマイチ。

仮に500万円の債権を取引して1%なら安いでしょうが、50億円の取引なら1%でも安いとは言い切れません。

このように、大切な情報が欠けているレビューは、業者が作成したモデルケースは当然として、利用者自身の声であっても、あまり意味のない情報です。

要注意ポイント2:取引方法が明示されていないレビュー

取引方法が明示されていないレビュー記事も、情報としてはイマイチです。

ファクタリングは取引金額と同様に、取引方法も重要な価格決定事項。そのため、

〇 2社間ファクタリングなのか3社間ファクタリングなのか?
〇 リコースはあるかないのか?

などなど、取引方法について触れられている情報ほど、判断材料としての価値があります。

更に言えば、取引価格と取引条件の両方について触れているレビュー記事は、より高い価値を持つ貴重な情報です。

ファクタリング業者はこの2つの情報で大体の価格帯を知ることができます。見つけたら是非とも参考にしたいところです。

要注意ポイント3:オウンドメディアは比較的信用できる

オウンドメディア(自社サイト)の情報は信用できます。

オウンドメディアの情報は口コミサイトなどと違い、業者によるフィルターがかかっている可能性がありますが、事実と大きくかけ離れた条件を記載するケースは稀です。

少し立場を変えて考えてみましょう。

仮にご自身がファクタリング業者だとして、自社サイトに記載する情報に真っ赤な大ウソを書いたり、多くの閲覧者が誤解しかねない内容を記載するでしょうか?

恐らく、大半の方の答えはNoです。

事実とかけ離れた情報を記載しても、成約へと至るケースはごく稀。むしろ、利用者から「事実と異なる」等のクレームが相次ぎ、外部サイトやSNSで猛烈な批判を浴びることになるのは目に見えているからです。

要注意ポイント4:根拠のないランキングサイトに要注意

逆に、オウンドメディア以外のサイト(ランキングサイトなど)に記載されているレビュー記事は、少し警戒して読みましょう。

これらのサイトは訪問者を業者へと送り込むことそのものを目的としており、必ずしも制約を目的としたものとは限りません。

つまり、彼らの中には顧客をサイトに呼び込めればそれで十分と考え、レビュー記事に事実と異なる情報を含ませていても不思議ではありません。

(もちろん、長期的な視点で考えると、こうした行為は顧客だけでなくサイト運営者にとっても損失ですが…)

要注意ポイント5:具体性のない誹謗中傷はナナメ読み

多くの方は、満足した時よりも不満が生じた時にレビューを書きます。

BtoB取引が中心となるファクタリングにおいてもこれは例外でなく、取引を通じて何らかの不満をもった資金調達の担当者が、批判を書き込むことは少なくありません。

もちろん、こうした批判記事が全てウソとは言いません。

ファクタリングは成長市場であり未成熟でもあるため、不当な手数料を請求する業者や、見積もりと大きく異なる契約書を突きつける悪徳業者も存在するからです。

ただし、これらの場合はいずれも、不満点について具体的に触れられているものだけを参考にしましょう。

批判レビューの中には、

〇 担当者の人品が悪くて金融担当者とは思えない
〇 オフィスが小さいし悪徳業者に違いない
〇 説明が丁寧ではなかったと感じた

などなど、主観的な感情をレビュー記事にそのまま表記したかのようななものが少なくありません。

しかし、「担当者の人品が悪い」「オフィスが小さい」などは、あくまでその人が感じた主観的な情報。自社担当者が訪れた場合は別の印象を持つことが十分に考えられます。

全く無視する必要はありませんが、あくまで話半分の情報として捉え、ナナメ読みくらいの気持ちで判断することが重要です。

一括見積もりで厳選業者に絞り込みがオススメ

ファクタリングの見積もりは、一括比較サイトの利用を最も強くオススメします。

これまで触れて来た通り、ファクタリングは色々な業者が存在します。しかし、ご自身の限りある時間を使ってレビューやサイトを比較する行為は、大きな負担と手間を要するからです。

一括見積サービスなら、こうしたレビュー記事に惑わされる心配はありません。自社が入力した情報に従い資金調達の専門家がリサーチするため、自社の負担や手間を大きく省けます。

また、一括見積サービスでは、紹介された業者同士を相見積もりで比較することも可能です。自社にとって、優良条件の引き出しが期待できるでしょう。

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