資金調達における効果的な見積取得のやり方とは?

資金調達は時間的な余裕が無いケースも多く、できるだけ無駄なやり方や見積もり交渉に時間をかけたくないものです。

長く見積もり交渉を続けたが、結局折り合いがつかなかった場合など、感じる疲労感は半端なものではありません。また、資金不足は業績に影響するだけでなく、経営者の判断能力すら蝕みます。

そこで今回は、無駄なく最適な資金調達を可能にするための、わずか5ステップをご紹介。手数料を抑えつつ、最適な調達方法を解説しようと思います。

現状を把握する

まずは現状を整理し、置かれている状況を確認しましょう。

見積もりを取得する前にお金が必要な理由や納期を整理します。

これらをまるきり忘れている方はまずいませんが、甘く見積もったり、逆に必要以上に厳しく見積もってしまうケースは少なくありません。

〇 資金を必要とする理由はどんなものか?
〇 資金はいつまでに調達する必要があるのか?

また、資金調達は取引先が「お金を出しても大丈夫」と判断しなくてはまとまりません。自社の経営状態は常にその判断材料となり得るので、自社がどのような状況であるかも把握しておくことをおすすめします。

〇 自社のキャッシュフローはどのようになっているのか?
〇 税金や公共料金の滞納は無いか?
〇 事業内容や事業規模は他社からみてどのように見えるか?

これらはいずれも現状把握。自社の経営状態がどのようなものかを客観視することで、取り得る資金調達のやり方が違ってきます。

効果的な調達手段を選択する

資金調達は、どのような企業にも当てはまる、正しいやり方というものが存在しません。

自社にとってどのようなやり方が最適かは、常に自社の状況において変動します。資金調達の手段は下記を中心に多種多様に存在するので、自社の置かれている状況を見比べることで、はじめて答えが見えてきます。

資金調達の代表例
〇 政府系金融機関や政府補助金
〇 銀行系の融資サービス
〇 ノンバンク系の融資サービス
〇 ファクタリングによる資金調達
〇 クラウドファンディングによる資金調達
〇 株式の発行
〇 社債の発行
〇 友人・知人からの借金 など

また、自社の置かれている状況も常に変化していることを考慮しましょう。例えば、資金を必要とする企業が同じ会社であっても、

〇 経営危機による借金返済のために、1億円を翌週までに用意しなくてはならない
〇 レベル5自動運転技術を電撃開発したが、マーケット展開のために3カ月後までに1000万円が必要

では、貸主の心証や見積もり額はもちろん、お金を借りる難易度そのものも、天と地ほど異なります。借りる側がお金を必要とする事情や金額が、貸主の判断に影響を与えているからです。

つまり、賢い資金調達のやり方とは、自社の状況に応じた調達手段の選択に他なりません。

資金調達専門サイトに依頼する

資金調達専門サイトは、資金調達に不慣れな方に最もオススメしたいサービスです。

資金を必要とする多くの方は、ここまでで触れてきた「自身による自社評価」や「調達手段の選択」を見誤り失敗してしまうものです。

しかし、資金調達専門サイトは単に見積もり企業を紹介するだけでなく、お問合せ内容に応じたプランをしっかり提示。

経験豊富な資金調達の専門家が、資金調達の見積もりと提案をサポートすることで、高い成約率で満足の得られる資金調達を可能にします。

資金調達専門サイトで得られる3つの利益

特に資金調達で恐れるべきは、下記の3点です。

〇 業者検索や選定に費やす時間的な損失
〇 ムダなやり方や交渉による労力的な損失
〇 業者や調達手法の不知による機会的な損失

特に急ぎ資金が必要な状況下では、業者を探したり比べたりする時間的な損失に加え、ムダなやり方や交渉に費やす労力的な損失は大きな痛手です。

また、資金調達に不慣れな場合は、優良業者や適した調達手段を見落としてしまう可能性もあり、機会的な損失も無視できません。

その点、資金調達専門サイトは経験豊富な専門家により運営されているため、上記のようなムダなやり方は一切心配なし!

〇 サイトが厳選した優良業者のみを紹介 … 時間的な利益
〇 条件に適した業者のみとのやり取り … 労力的な利益
〇 専門家に最適な調達方法の相談や提案可能 … 機会的な利益

経験豊富なスタッフの手によるサービスや、サイト独自の基準で厳選した優良業者のみとコンタクトを付けることができるため、時間的・労力的な損失を減らし、より魅力的な見積もり内容での契約が期待できます。

相見積もりで見比べる

相見積もりは、資金調達には欠かせないやり方です。

自社が直接交渉した業者はもちろんですが、資金調達専門サイトでコンタクトを付けた業者に対しても、相見積もりはかけるべきです。

過去にも何度か触れたことですが、資金調達は取引商品が金銭なので、リフォーム業者やハウスメーカーのように「技術の差」が生じません。

キレイでも折れていても、1万円は1万円。

であれば、見積もり内容は安ければ安いほど良く、自社としては手数料や金利が安い業者を選択すべきと言えるでしょう。

もちろん、極端に自社に有利な場合、悪徳業者の可能性も否定できません。

しかしながら、資金調達専門サイトでは経験豊富な専門家が選定を行っているため、

〇 契約直前になって見積もり条件を変えてきた
〇 担保や保証人を付けたヤミ金だった

上記のような悪徳業者を心配する必要はありません。自社はあくまで価格や納期を重視して、都合の良い取引業者を選び出すだけでOKです。

具体的な企業を選択する

相見積もりが出揃ったら、いよいよ具体的な企業の選択を行います。

基本的には金額や納期だけを比較することになりますが、時には交渉も必要です。自社にとって非常に魅力的だが、見積項目に納得がいかない場合など、交渉のやり方次第で解決することも不可能ではありません。

ただし、相見積もりで交渉を行う場合は、いくつかのマナーやルールを意識することをオススメします。

見積もり交渉で配慮すべきマナーとやり方
〇 他社の名前を出して交渉を進めない
〇 相見積もりを他社に公表しない
〇 「お願い」の形式を意識する

特に他社の名前を公表したり、相見積もりそのものを見せてしまう行為は要注意。

具体的な社名を出して「安くしろ!」と訴えかけると相手の心証を悪くするだけでなく、見積もりを出してくれた他社に対しても失礼です。

価格面で他社を引き合いに出したい場合は、「貴社と契約したいが、他社と比べて手数料が…」などと表現して、具体的な社名を出さないよう配慮することをオススメします。

自社はお客さんではありますが、交渉の場合は「お願い」を聞いてもらう立場です。こうした意識を見せるだけで、円滑に進む交渉も少なくありません。

見積もり交渉成功のやり方とは?

見積もり交渉を成功に導くやり方は、交渉したい部分を具体性に挙げ、その理由を明示するに尽きます。

例えば、手数料が割高だと感じている場合、「貴社の条件は他社と比べて高額である…」と漠然と伝えるよりも、「貴社の提示する手数料は他社と比べてやや割高であるため…」と交渉したい部分を明示した方が効果的です。

相手を説得する際には、常に「問題意識の共有」が欠かせません。

ただ高額であると伝えるだけでは、両者の溝は埋まりにくいと考えるべきでしょう。

無論、交渉のやり方によっては、いきなり具体性を持たせる必要はありません。

しかしながら、最終的に目指すべき部分が手数料の減額である以上、そこを相手に認識してもらわない限り、交渉は進まないと言えるでしょう。

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