見積もりの見直しでコストダウン!メリットや出し方教えます

「高すぎるな…」と感じた時に便利な、見積もりの見直し依頼。

実際、見積もりの見直しをお願いすることで、コストダウンを果たせるパターンも少なくありません。

ところが、いざ見積もりを出すとなると…

〇 見積もりの見直し依頼って本当にメリットあるの?
〇 見積の見直し依頼ってどうやって出すべき?

などなど、多くの疑念や不安を抱えてしまいます。「これ以上は安くなりません」と突っぱねられた時など、どのように取りつくべきか悩みますよね。

そこで今回は、見積もりの見直し依頼をテーマにそのメリットや、効果的な出し方or悪い出し方などを解説しようと思います。

見積もりの見直し依頼を出すメリット

見積もりの見直し依頼を出すメリットは、なんと言っても「条件の修正」です。

例えば、わたしたちがファクタリング業者から見積もりを出してもらった場合に、「手数料が高すぎる!」と感じたとします。

この際に、「他社の相場に近い〇〇パーセントまで下げて欲しい」と見積依頼を提出すると、見積もりよりも良い条件が提示されるかもしれません。

もちろん相手があっての交渉なので、絶対にうまくいくとは言い切れません。

しかしながら、見積もりの見直し依頼を上手に使いこなせれば、例え出会った企業の初期条件が悪くとも、交渉次第で割安見積もりを引き出すことが可能です。

見積もりの見直し依頼を出すことで得られたメリット例
〇 高めの手数料を他社と同クラスの相場に修正してもらえた
〇 着手金などの諸経費のうち、必要ないものを削除してもらえた
〇 掛目が高く納得がいかないので、交渉して掛目をゼロにしてもらった

見積もりの見直し依頼の効果的な出し方

では、続いて見積もりの見直し依頼の効果的な出し方を解説しようと思います。

見積もりの見直し依頼の効果的な出し方例
〇 お願いする立場であることを自覚する
〇 交渉内容に具体性を持たせる
〇 相見積もりを引用して伝える

見積もりの再考を促すテクニック1:お願いする立場であることを自覚する

見積もりの修正依頼は、お客さん側から「頼みごとをする」行為です。

そのため、常に謙虚な姿勢を頭に入れ、あくまで「値引きや減額をお願いします」と言った形を取りましょう。

もちろん、最終的な結論は「条件の修正」にあるため、どのような言い方であれ伝えるべきことを伝えればよいという考え方も存在します。

しかし、わたしたちは機械ではなく感情を持つ人間です。相手を気遣いつつも相手に再考を促す時は、「まず相手を立てる姿勢」を忘れずに。

実はこれこそ、見積もりの見直しを成功させるテクニックです。

メールや文章の交渉時は表現方法にご注意を

対話面談で交渉するときはもちろん、メールや文章での交渉時も「相手に対する配慮」が必要なのは同様です。

特に文章は、わたしたちが考えている以上に、書き手の感情が透けるもの。でなければ、小説やエッセイが売れることはありません。

「文章だから、メールだから」と甘くみず、交渉依頼の表現方法には細心の注意を払いましょう。

たったこれだけの工夫ですが、見積もりの見直し依頼の成否は、ぐっと改善するはずです。

「お願いする立場であることを自覚する」のポイント
〇 お願いする立場を忘れず、あくまで謙虚な姿勢を心がける
〇 面談時はもちろん、メールや文章にも感情は映り込む
〇 メールや文章を書くときは表現方法に注意する

見積もりの再考を促すテクニック2:交渉内容に具体性を持たせる

「具体性のない交渉」は相手の胸を打つ力を持ちません。

見積もりの見直し依頼における具体性は、「なにをどのように交渉したいのか?」を明らかにすることです。

〇 多くの業者は手数料を〇パーセントとしている。近付けて欲しい。
〇 数年前と比べて手数料は業界全体で安価傾向。値引きして欲しい。
〇 着手金は多くの企業が廃止している。見積もりを見直して欲しい。

このように主張内容に具体性があると、ファクタリング業者も対応しやすく、早い段階で交渉に応じてくれるかもしれません。

交渉事をまとめるには「認識の共有」が大切

交渉事をまとめるには「認識の共有」が大切です。

「少しピンとこないな…」と感じた方は、まず逆の視点で見てみましょう。仮にご自身がファクタリング業者の担当者だったとして、

〇 「何となく高い気がするから値引きして欲しい」
〇 「とにかく安くなれば契約する気になる」

と、中身のない交渉を持ちかけられても、あまり応じる気にはなりませんよね。

何故でしょうか? 実はその理由こそ、「認識の共有」です。

仮に提示した見積り実際に高額なものであったとしても、交渉相手が「この見積もりがいかに高いのか?」を伝えることができなくては、業者も「どこが高いのか?」を認識することができません。

つまり、具体性がないので担当者自身がお客さんは「この部分が高いと感じている!」と、認識することができず、2人の意見はすれ違うばかり。

面談であればヒアリングで修正可能な部分もありますが、メールや文章に具体性が欠けてしまうと致命的。

高いと感じていない業者側は交渉に対して後ろ向きになり、到底満足できるレベルまで値引き交渉を行うことは難しいでしょう。

「交渉内容に具体性を持たせる」のポイント
〇 具体性のある見直し依頼を出す
〇 見直ししたい理由を提示する
〇 認識の共有を目指す

見積もりの再考を促すテクニック3:相見積もりを引用して伝える

相見積もりを利用した見積もり再考を行うことで、相手に対してより交渉に前向きにすることが可能です。

1つの案件を複数の業者が見積もる「相見積もり」は、それぞれの業者のコストや評価方法を反映する鏡のようなもの。

〇 手数料はどの業者がやすいのか?
〇 納期はどこが早いのか?
〇 取引債権の評価は高いのか?

相見積もりで提示された手数料や納期、掛目に特約等を見比べることで、素人であっても業者がご自身の信頼性や取引債権を、どのように考えているかを知ることができます。

そのため、満足できる条件が得られない場合は、交渉時に相見積もりを利用して、取引したい業者に対して交渉を持ち掛けましょう。

相見積もりはまさに情報の宝庫。相見積もりを利用することで、テクニック2で解説した「具体性」を持たせた交渉も実現します。

マナーに注意して!

相見積もりを用いた交渉は、一定のマナーが求められます。

特に注意したいポイントは、見積もりの見直しを促す時に「他社の名前を出して交渉すること」です。

× A社は手数料が10パーセントだった。B社もこのそれと同等か、それ以下にして欲しい。
× C社はノンリコースで同じ条件だ。D社はリコース有なんだから、リコースはなしにするべきだ。

当然、上記の様な企業名を記載した直接的な表現はNGです。これは明確なマナー違反行為であり、相手を不快にさせてしまうだけと言えるでしょう。

上記のような趣旨を伝える場合、表現方法には慎重を期します。

〇 見積もりを持ち帰り精査したところ、1部上場企業の売掛金に手数料35パーセントは割高感が否めません。~(以下略)

〇 貴社より提供いただいております契約内容には、リコース契約が付与されております。しかしながら、昨今の業界傾向を考慮すると、同様の取引態様ではノンリコース契約が主流です。~(以下略)

言っていることは同じですが、具体的な会社名を出さずとも、伝えるべきことはしっかりと伝えることが可能です。

「相見積もりを引用して伝える」のポイント
〇 相見積もりは情報の宝庫。比較して具体性のある交渉を
〇 相見積もりで交渉するときはマナーを大切に

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