ファクタリングの取引方法を解説!見積の注意点は?

今回は、ファクタリングの取引方法や見積もり請求後の流れを解説しようと思います。また、取引方法の流れをフローチャートで表記して、注意点も説明。

取引方法の概要を理解していると、実際に取引する際に円滑でスマートな資金調達が実現します。

ファクタリングは資金調達の中でも有数のスピードを誇る調達方法。書類不備や差し戻しで苦慮しないで済むように、必要な知識を身につけましょう。

予備知識ナシでは大変です…!

ファクタリングを経験したことがない方にとって、その流れや取引方法の内容となると、まさに未知の領域です。

そのまま取引に向かっては、書類不備や取引方法で戸惑い、余計な時間を費やしてしまうことは必定。

急いで資金が必要なのに、まごまごして時間を浪費するのは、絶対に避けたいトラブルと言えるでしょう。

フローチャートで表記!ファクタリング取引方法の流れを解説!

そこで今回は、ファクタリング取引を経験したことがない方のために、その流れをフローチャートでご紹介しようと思います。

まずは、以下の流れを確認してみましょう。

〇ファクタリング取引のフローチャート
(図表にした方が良いと思われます)

1、相談・問合せを行う
2、見積もり査定を取る
3、必要書類を準備する
4、面談・審査
5、最終確認

これがファクタリングの一般的な流れです。

ご存知の方も多いかと思いますが、ファクタリングは基本的に銀行や消費者金融でお金を借りる時の流れと似通っています。

そのため、資金調達を経験したことがある方にとっては、あまり違和感を感じないのではないでしょうか。

それでは、続いて各チャートの内訳を紹介します。

取引方法のステップ1:相談・問合せを行う

まずは業者を探し、相談や問い合わせを行ってコンタクトを取ります。

連絡は電話でもウェブでも構いませんが、ファクタリング企業の多くはウェブサイトを有しているので、ウェブを使ってコンタクトを取る方が多いようです。

ウェブサイトを有している企業の場合、多くは専用の申し込みフォームを有しています。

基本的には入力フォームに従って必要事項を伝えれば良いので、さほど難しくはありません。

取引方法のステップ2:見積もり査定を取る

続いて、見積もり査定を請求します。

ファクタリング業者の中には、簡単なヒアリングやFAX送信で査定を行ってくれる業者も多いので、

〇 多くの業者が候補にあり、どれを選んでいいかわからない
〇 取引前に大体の手数料額をイメージしたい

といったケースでは、積極的に利用することをオススメします。

多くの場合、この段階の見積もり査定がそのまま契約内容となることはありませんが、およその金額を知ることができます。

取引方法のステップ3:必要書類を準備する

相談が済み申込が完了したあとは、必要書類の準備を進めます。

ここでは、一般的に求められる書類をまとめて表記しました。順番に解説しますので、取引方法の把握に役立てていただければと思います。

必要書類の代表例
〇 身分証明書(免許証・パスポートなど)
〇 会社謄本(履歴事項全部証明書)
〇 決算書や試算表
〇 入金が確認出来る書類(通帳のコピーなど)
〇 取引先との基本契約書
〇 発注書、納品書、請求書など
〇 納税証明書(差し押さえ防止)

なお、実際に提出する書類は業者によって異なります。

事前に準備して、「それは不要です」と言われることもあるので、業者の指示に従って準備を進めましょう。

(ファクタリングは貸金業法や銀行法等の制約を受けないため、各業者によって提出書類に差があります)

取引方法のステップ4:面談・審査

いよいよ面談・審査です。

多くの企業は対面方式を採用しているため、実際にお店まで出向く形になります。

お客さんの立場ではありますが、ここは注意が必要です。なにしろ、ファクタリングの審査では、経営状態や資金需要の理由のみならず、経営者の「人柄チェック」も行われます。

〇 服装などの身だしなみは清潔か?
〇 遅刻や突然のキャンセルはないか?
〇 口調や挙動に不自然な点はないか?

この辺りは特に注意したい部分です。

動作や外見で失敗しては損と言うしかありません。必要以上に気を遣う必要はありませんが、「最低限のマナー」は守りましょう。

取引方法のステップ5:最終確認

面談が終わると審査結果が通知され、最終確認へと移行します。

この段階では契約書と同時に(あるいは先立ち)確定見積書が差し出されるので、取引債権の金額や手数料、納期等に間違いがないかを確認しましょう。

また、契約書を開き、自身に不利な契約が無いかも忘れずにチェック。

〇 契約書と見積書の内容が異なっていないか?
〇 担保や連帯保証人の供出など不自然な点がないか?
〇 金銭消費貸借にすり替えられていないか?

このあたりは、悪徳業者に特に多い手口です。サインしてからではトラブル解決に苦慮するので、促されるままに記名捺印せずに、しっかりと内容確認しましょう。

場合によっては、「1度持ち帰り検討する」や「内容を確認して翌日返送する」と説明しても構いません。

勢いに流され、そのままサインしてしまうことだけは避けましょう。

取引方法のコツをご紹介

最後に、一連のファクタリング取引方法で使える、ちょっとしたコツをご紹介しようと思います。

取引方法のコツ1:相談内容を伝える
申込時の話です。

閲覧した業者のウェブサイトのフォームに、自由記入欄などがある場合、「こちらから希望する条件」を伝えるのも1つの手です。

特に「債権の金額」や「希望する手数料」「納期」などについて記載すると、相手が見積もりを出しやすくなります。

また、業者の中には手数料のシミュレーションを行う企業も。そのまま適用されるとは限りませんが、事前チェックとしてはお手軽です。

取引方法のコツ2:相見積もりで厳選する
相見積もりは業者選定に欠かせない手段です。

複数の業者に見積依頼を出し、それぞれ提示された条件を見比べます。

見積もりには「手数料」や「納期」、「諸経費」など、重要な判断材料が山積み。

いずれも業者の良し悪しを見極めるために必要な要素なので、「少しでも安くお得に!」と考える時は、相見積もりを利用しない手はありません。

最初にズラッと概算見積もりを要請し、「明らかに高い業者を排除する」といった活用方法も可能です。

取引方法のコツ3:専門業者を利用する
専門業者を利用すると、ご自身で業者を探すよりもずっと楽に取引できます。

専門業者のメリット

〇 自社で業者を探す必要が無い
〇 信頼できる業者とだけ取引できる
〇 相見積もりが非常にラク

まず、専門業者は多くの業者をカバーしているため、「自社で業者を探す必要」がありません。自身は希望条件を伝えるだけで、あとは業者が候補企業を探してくれます。

また、専門業者は独自の基準で紹介業者を厳選しているため、ファクタリングで最も警戒すべき「悪徳業者」を回避できます。専門業者にとって、信頼性は命です。

更に、専門業者は複数の取引業者を紹介してくれるので、自身は提示された見積りから好ましいものを選び取るだけです。各業者も相見積もりであることを前提としているため、見積額も「お得」になりがち。

安心してスムーズな取引を実現するためにも、欠かせない資金調達方法です。

今回はファクタリングの取引方法を、フローチャートとして紹介しました。

円滑な取引を実現するためには、頭の中で取り引きの流れをイメージすることが大切です。取引前に流れを把握しておくことで、不安や動揺を抑える効果も期待できます。

また、よりスムーズかつスマートな取引を実現するには、「専門業者への依頼」がオススメ。厳選された業者が提示する見積もりから、ご希望の条件を選ぶだけで、理想的な資金調達が実現します。

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