ファクタリングの相見積もりを取るべきタイミングとは?

今回は、ファクタリングの見積もりを取るべきタイミングについて、解説を進めようとお思います。

見積もりは、取るべきタイミングによってその後の交渉に大きな影響を与える行為です。時間的な猶予が全くない状況で取ると、大きな妥協をすることになるかもしれません。

余裕ををもって見積もりを取る

ファクタリングの見積りを取る時は、時間的な猶予が必要です。

特に相見積もりの場合は、スケジュール感の異なる複数の業者を見比べなければならないので、見積もりが出揃い十分な熟慮を重ねる時間が求められます。

ファクタリングはスピード感のある資金調達ができる反面、行き当たりばったりな運用では損をしてしまいかねないという話ですね。

1カ月~2カ月前が理想的

では、具体的にどれくらいの期間があると望ましいのでしょうか。

これは企業によって異なりますが、3社~4社の見積もりを取る時は、およそ1カ月もしくは2か月程度の期間があると理想的です。

精度の高い見積もりは、出揃うまでにどうしても時間がかかります。

必要書類を提出し確定見積もりを出してもらい、それらを競合他社の見積もりと比較し、最後に条件交渉に入る。

これらの作業工程を考慮すると、やはりこれくらいの期間は必要です。

タイミング的に余裕を持たせるメリット

タイミング的に余裕のある状況での比較効果は、自社側に非常に大きなメリットを及ぼします。特に下記の3点は、いわゆる「ギリギリ見積もり」では得られないので、順番に確認してみましょう。

タイミング的に余裕を持たせるメリット
・精度の高い見積もりが得られる
・業者をしっかり見極められる
・じっくりと時間をかけた交渉が行える

精度の高い見積もりが得られる

見積もりには精度があり、高いものは相応の期間が必要です。

見積もりには、概算見積書と確定見積書の2種類が存在します。

ただし、精度が高く表示価額に信頼が置ける確定見積書は、審査に必要な書類や情報提供が終わった後にしか出せるものではありません。

この時、時間的な余裕があれば、じっくりと必要書類を準備して、精度の高い確定見積書での比較検討が実現します。

もちろん、逆に時間的な余裕がなければ、妥協を迫られることになるでしょう。

業者をしっかり見極められる

ファクタリング業者も、企業によってカラーが異なります。

特に2社間ファクタリングは比較的最近顕著になって来た調達手段。中小企業が中心となって活動しているので、それぞれの顧客方針が特徴的です。

お客さんに対して丁寧に説明することを第一にする初回取引向けの企業もあれば、説明はそこそこにスピード融資に特化した継続取引向けの企業も存在します。

また、審査は厳しいが手数料が割安である場合や、逆に柔軟な代わりに割高な手数料を設定している企業など、本当に様々です。

もちろん、どの企業が自社にとって好ましいかは、それぞれの事情に依存します。

大切なことは、これら企業のカラーは実際に付き合ってみない限り伝わらないため、タイミング的に相応の時間が必要だということです。

じっくりと時間をかけた交渉が行える

本当の相見積もりは、交渉を通じて初めて実現します。

ただ出揃った見積もりを比べるだけでは、十分な条件は得られません。各社を比較して本命となる企業にコンタクトを取り、条件交渉に入りましょう。

もちろん、ファクタリング業者との交渉は簡単にいくものではありません。

資金調達のプロであるファクタリング業者と渡り合うには、相応の説得の材料が必要です。

・他社の確定見積もりを提示する
・安くして部分や理由を説明する
・相手が乗り気になるようテクニックを駆使する

ここで見積もり交渉の個別的なテクニックを解説するのは避けますが、上記の通り条件交渉には様々な手管が存在します。

相見積もりで比較検討を行う際は、これらの交渉をじっくりと行うための、時間的な余裕があると有利です。

本当に必要になる前が理想的

実はファクタリングはタイミング的に、事前に小口の取引を行っておくなど、本当にお金が必要になる前に手を付けるが理想的です。

これには、下記の2点のメリットがあります。順番に確認してみましょう。
・自社にピッタリの得意先が見つかる
・利用実績を作ることで信用を勝ち取れる

自社にピッタリの得意先が見つかる

ファクタリング業者の質を見定めるには、実際に取引に関わっておくのが一番です。

本当に資金調達の必要に迫られた時のために、事前に小口の債権をファクタリングに出すことで、信用できる取引業者を見つけましょう。

もちろん、事前取引の場合は時間的に猶予があるので、心おきなく相見積もりによる比較が可能です。

自社と相性ピッタリの取引業者が見つかれば、これに越したことはありません。

利用実績を作ることで信用を勝ち取れる

あらゆる金融取引は、信用が第一です。

これは、銀行や金融会社のビジネスローンにおいても同様のことが言えます。

例えば、個人消費を得意とする貸金業者では、借り入れの申し込みに対して、その人のクレジットカードの利用履歴や事故歴などを照会します。

これは、金融業者が「回収の見込みが立たない取引」を恐れている証拠。とりわけ、回収リスクには特に慎重になるからです。

もちろん、ファクタリングは金銭の借入ではありません。したがって、金融業界が利用する指定信用情報機関の問題は生じません。

しかしながら、根本的な部分である「回収リスクに対する恐れ」は共通です。

利用実績を作ることである種の信用を勝ち取れば、その後の取引も円滑に進むでしょう。

スピード調達はダメなのか?

最後に、スピード調達に対する実情を解説しようと思います。

即日審査・即日契約の実情

ファクタリング業者の中には、即日融資や即日契約を謳っている業者も存在します。

ただし、これらの業者はいずれも「必要書類」が出揃い、債権登記が行えることを前提としており、それ以外の場合は殆ど即日は不可能です。

「即日」と謳っている業者も全ての取引を即日完結しているワケではなく、実際はごく一部の取引を即日契約しているにすぎません。

無論、これらの書類を全て準備していれば、即日融資は可能です。

ただ、要求される書類は業者にとって異なります。そのため、多くの場合は追加で必要書類を求めに走ることになり、結果1週間程度を要するケースが大半です。

リスクを重視する点は同じ

即日審査・即日契約を謳う業者も、「回収リスク」は恐れます。

誰しも回収リスクの管理や債権そのものの確認が取れないのに、取引を進めることはないと認識しておくと良いでしょう。

よく即日審査の企業は「審査や手続が甘い」とお考えの方がいらっしゃいますが、それは大きな誤りです。

スピード審査を行う場合も、債権登記や譲渡通知など必要な手続きは必ず踏みます。第三者への2重譲渡など、ファクタリング業者が最も警戒すべきことだからです。

利用の際は慎重に

即日審査・即日契約では、自社の判断力も重要です。

持ち込まれた債権の買取額や諸経費の算定は業者が決めるものですが、それを是とするかは自社が決めること。

通常は持ち帰り十分な熟慮期間を持ちますが、スピード調達の場合は1日ないし1週間程度で定めなくてはなりません。

取引するのは、自社にとって大切な債権です。

限られた時間ではありますが、十分に慎重な判断を行うように心がけましょう。

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