甘い言葉で誘ってくる「融資保証金詐欺」に注意を!その手口とは

新型コロナウイルス感染拡大で資金不足に困っている事業者は少なくありませんが、融資保証金詐欺に引っかからないように注意してください。

融資保証金詐欺とは、一見金銭を貸し付けると見せかけて、申込者に対し保証金や登録料といった名目でお金を振り込ませる振り込め詐欺の1つです。

そこで、具体的に融資保証金詐欺とはどのように誘いの手が伸びるのか、その手口など具体例を用いて説明します。

 

融資保証金詐欺とは?

融資保証金詐欺の手口は、まずお金を貸すといった内容の文書を郵送やファックスなど送付してきます。

その誘い文句で申し込みを行った方に対し、保証金という名目の現金を預金口座に振り込ませ騙し取るのが主な手口です。

低金利で多額の融資を受けることができると信じた申込者に対し、一旦は支払ってもらった保証金も後で返還されると伝え信用させます

その言葉を信じ現金を振り込んでしまった途端、相手と連絡が取れなくなりお金を騙し取られてしまう上に、当然融資を受けることもできません。

 

融資を受けるのに先に保証金を払う流れはおかしい?

融資保証金詐欺で金銭を騙し取ろうとする悪質業者は、どこからか入手した名簿などを使ってダイレクトメールなどを送付してきたり広告やチラシなどを利用したりしてお金がない方を誘います。

新型コロナウイルス感染拡大などで、売上が激減し手元のお金が少なくなっている事業者もいることでしょう。差し迫る支払いに充てる資金がなく、何とかして資金調達しなければならないときには、藁にも縋る思いで資金調達の方法を探すことになるはずです。

悪質業者はそのような方の心理につけ込み、「即日融資実行」「90日間無利息」といった好条件を提示してきます。

様々な口実や名目で振り込ませた現金は「融資実行の際に返還される」と悪質業者から説明されるため、手元のお金が不足し切羽詰まった状態である借り手は、悪質業者の言葉を信用しお金を振りこんでしまいたくなってしまう可能性もあります。

しかし最初から詐欺が目的なので、現金を振り込めば相手とは一切連絡が取れなってしまうことを認識しておくべきです。

融資が実行される前に現金の振りこみが必要といわれた場合、絶対にお金を借りないようにしてください。

 

融資保証金詐欺の具体的な手口

甘い言葉を投げかけられるほど、本当に信用してよい業者なのか疑いたくなるものです。しかし融資保証金詐欺に騙されてしまうその背景には、悪質業者が実在する金融機関や貸金業者、その関係会社を装って融資を持ち掛けようとするからといえます。

精巧に作られた商号やロゴマーク、登録番号など盗用し、ときには「当社の名前をかたる悪質な業者にご注意下さい。」といった文言を記載して安心させ融資を持ちかけてきます。

融資を申し込んだ後は、大手貸金業者と提携しているのでそこでカードを作ってもらい〇十万円借り、借りたお金とカードを送るように伝えられます。

お金とカードが到着し、確認できれば融資を実行すると伝え、お金を送金させる手口です。

具体的にどこでお金を借りるか場所を指定してくるケースもあるため、十分に注意してください。

 

被害に遭わないためにはどうすればよい?

お金に困っているときだからこそ、融資保証金詐欺などに騙されないように注意が必要です。

正規の貸金業者であれば、保証金や借入金データを抹消する手続きにかかる費用など、様々な名目で融資を前提とした現金の振り込みを要求することはありません

しかし悪質業者は実在する正規の貸金業者を装うケースもあるため、もし融資を申し込むのであれば、先に電話番号などで契約しようとする業者が正規の貸金業者か確認するようにしましょう。

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