資金繰りがうまくいかないときの対処法とは?

事業の運営を続ける上で資金繰りは大切なことですが、うまくいかないことでこのまま倒産してしまうのでは…といった不安を感じる経営者もいるようです。

設備などへの投資以外にも、仕入れ代金や従業員の給料など毎月支払いが発生するため、うまくいかない資金繰りにイライラしてしまうこともあるでしょう。

そこで、なぜ資金繰りがうまくいかないのか、そのときどのように対処すればよいのかご説明します。

 

資金繰りがうまくいかない状態とは?

会社にとって資金は枯渇させてはいけないものといえますが、人の身体でたとえれば血液のようなものです。

不足すれば貧血になり体調が悪化しますし、うまく循環しなければ生命にかかわることもあり、最悪の場合には死に至ってしまうことも…。

人を企業、血液を資金に置き換えれば、資金繰りがうまくいかない状態経営が悪化してしまうことをあらわします。

 

利益が出ていても資金繰りは悪化する?

売上は上がり利益も増えていたはずなのに、なぜか倒産してしまう黒字倒産。反対に赤字経営で今にもつぶれてしまいそうなのに、倒産せずギリギリの状態で経営を続けている会社。

なぜ黒字なのに倒産するのに対し、赤字なのに倒産しないのか?と疑問を感じることもあるでしょう。

長年に渡り赤字が続けば、いずれは倒産してしまう可能性は高いですが、赤字そのものが倒産の原因にはなりません。会社が倒産するのは、資金繰りが悪化し手元の資金が枯渇するからです。いくら利益が増え黒字経営だとしても、支払いに充てるお金が手元になければ倒産します。

そこで、必要な資金は運転資金と設備資金に分け、資金繰り表を作成しお金の流れを把握するようにしましょう。

新型コロナウイルスの影響で、売上が一時的に下がってしまったと不安を感じている経営者もいるでしょうが、すぐに会社が倒産するわけではありません。一時的なものであればすぐに対処することで、会社を存続させることはできます。

 

まずは資金繰りがうまくいかない原因の洗い出しを

現在、資金繰りが悪化していてうまくいかないと感じているのなら、その原因をまずは洗い出していきましょう。

原因を解明し、改善させることが必要です。複数の要素が重なっている場合もありますが、資金繰りがうまくいかない理由はたとえば次のようなことが挙げられます。

売上の変動によるもの

急激に売上が増えることが原因で資金繰りがうまくいかない状態になることもあります。

売上が増大することはよいことですが、高まっているニーズに対し材料費の仕入れも増えますし、仕事が忙しくなれば人手も補充しなければならず人件費も増えます。

しかし売上に対する売掛金が入金されるのは1か月や2か月先のため、増えた仕入れや人件費の支払いに充てる資金が不足してしまい、資金繰りがうまくいかない状態になることもあります。

売掛金の回収を早めれば解決できる問題でも、一度取引先と決めた回収サイトを簡単に変更してもらうこともできず、資金繰りがうまくいかないと悩みを抱えることも少なくないようです。

 

売掛金の回収を早めたい場合の対処法

取引先に売掛金を早めに支払ってほしいと交渉できれば問題ないでしょうが、資金繰りがうまくいかないことを知られたくない場合には相談すら難しくなります。

この場合、ファクタリングを活用することで、売掛金の回収を短期化することが可能です。

ファクタリングとは、保有する回収前の売掛金をファクタリング会社に売却し、取引先から入金される期日よりも前に現金化させるサービスのことです。

手数料はかかりますが、目の前の支払いに充てる資金がないときにも活用できる方法であり、ファクタリング会社によっては即日売掛金を現金化させることができます。

お金を借りて資金調達するわけではないため、資金繰りを改善させる方法と検討してみるとよいでしょう。

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