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大失敗!資金繰りのミスをチェックして対策を立てよう

資金繰り2018/04/11

会社を経営している方の多くが経験しているのが資金繰りのミスです。事前にミスに気づけばよいのですが、のちに大失敗をしていることに気づくケースが多くなっています。

こちらでは資金繰りのミスの代表例をいくつか上げます。代表例だけでも把握しておけば、自社の資金繰りのミスを防ぐことになるかもしれません。それぞれのミスを防ぐ方法についてもあわせてお伝えします。

 

取引会社から請求書が届くのが遅い

・請求書が遅れて届き、支払いまでの期間が短くなってしまう

会社としても前もって支払い額は把握しておかなければなりません。支払い額に合わせて、資金管理をしていくことになるわけです。

しかし取引先からの請求書の到着から支払いまでの期間が、いつも1ヶ月以上あるとは限りません。1週間後やひどい場合は3日後に支払いがくるような請求書を発行されてしまうこともあるのです。

請求書が極端に遅れて届く場合ですが、対応が難しくなってしまうことも当然あるでしょう。請求書が遅れて届いた分については、翌月以降の支払いをイメージしていたかもしれません。しかし当月中に支払うように請求されてしまうわけです。当然資金繰りは悪化してしまい、支払いが不能になってしまう、ということもあるわけです。

ちなみに請求書が遅れて届くということについては、自社に原因があるかもしれません。担当者が金額を伝えるのを忘れてしまっていることもありえるのです。自社のミスであった場合には、しっかりとルールを定めて対応すればOKです。特に難しいものではありません。
難題となるのは、取引先に問題があったケースです。そのような場合にはどのように対応すればよいのでしょうか。

・請求書が遅れないようにするための対策方法とは?

①請求書の到着締め切り日を定めること
②取引先に「到着締切日」を周知徹底すること

上記の2点が対策方法となります。
請求書の到着締切日を前もって伝えておきます。例えば「月末締め切り、翌月末支払い」というような感じにするわけです。かりに請求書の到着が次の月にずれ込んでしまった場合には、請求書が届いた翌月末に支払い対応をすればよいだけです。
前もってルールを決めておけば、そのルールに則って対応すれば良いだけなので資金繰りのミスを防ぐ方法としては取り入れやすいでしょう。

企業の中には請求に対してルーズなところがあることも事実です。しかしそれを認めてしまえば、自社の首を絞めることにもなりかねません。支払いのルールを決めておくことが自社を守ることになるわけです。

 

取引先の請求を疑わない

・どんぶり勘定の結果、資金繰りが悪化してしまう

取引先のミスで2重で請求されてしまう、というケースも珍しくありません。たとえば先月支払っているのに支払っていないことになっており今月も同じ金額を支払ってしまい、そのことにも気づいていない、ということがあるのです。

取引先を信用するのは良いかもしれません。しかし請求書をチェックしていないと、自社の資金繰りを悪化させかねないのです。

数ヶ月間に渡って誤った請求があり、疑いもせずに支払い続けてしまった事例もあります。面倒くさくてどんぶり勘定になっていませんか?資金繰りをミスで悪化させないためにも、請求書の中身はしっかりと確認しておかなければありません。

・誤った請求に対処する方法とは?

支払いに関する管理を徹底することです。
請求書がきたら自社のデータと示し合わせてください。もしも異なっていた場合には、取引先に問い合わせましょう。細かいことかもしれませんが、ちょっとした違いも見逃さないようにするのが経営の基本です。

請求書のチェックの甘い会社は多いです。痛い目にあってからでは遅いのです。気づいたときにはどうしようもない状態になっているかもしれません。

特にワンマン経営を行っている会社であると、請求書のチェックは疎かになってしまいます。売上は良いのに資金が不足している会社を調べてみると請求書のチェックを怠っていた、というケースも珍しくありません。
面倒臭がらずに請求書のチェックは請求ごとに必ず行いましょう。

 

審査に時間がかかる銀行融資に申し込んでしまった

・時間的な余裕が無い場合に銀行融資を検討してしまう

資金繰りが悪化しているときには、資金調達を検討すると思います。資金調達についてはどの会社でも行っているものであり、特におかしなことではありません。しかし適切な資金調達先を選択しないといけないのです。誤った選択をしてしまうと、自社の倒産を招くことになりかねません。

特に注目したいのが資金調達を検討している時点での企業的な余力です。余力がある場合には、資金がショートするまでには一定期間あると思います。審査に時間がかかる銀行融資を検討しても良いでしょう。
一方で余力がほとんどない、という場合には今月末の支払いができなくなる、という可能性もあると思います。そんなときに銀行融資のような時間の掛かる資金調達を検討してしまえば、資金調達できた頃には倒産しているかもしれません。意味のないことにもなりかねないわけです。

※銀行融資ですが、審査には約1ヶ月程度かかることもあります。

・時間的な余裕が無いときにはどのような方法で資金調達すべきか?

早急な資金調達が可能になるものの中で、選択しやすいものが2つあります。「ノンバンクのビジネスローン」と「ファクタリング」です。

ノンバンクのビジネスローンについては、最短当日の融資も可能となっています。「企業の消費者金融」と言っても良いものであり、利用のハードルが極めて低くなっているのです。
資金調達額は低めですが、赤字決済であったとしても利用できる可能性があります。銀行融資が拒否されたあとにノンバンクに申し込んでOKをもらった企業も珍しくありません。

ファクタリングですが、こちらも最短即日対応してもらえる可能性があります。ファクタリングとは売掛金の売却となっています。売掛金を持っている企業であれば利用できるチャンスが有るわけです。
ファクタリングに関しては、審査は主に申し込み企業ではなく売掛先に対して実施されます。売掛金は売掛先が支払うものなので、自社に関してはほとんど関係ないわけです。赤字決済であろうと、起業して間もない時期であろうと、売掛先が信用できると判断された場合にはファクタリング利用が可能です。

 

売上急増に調子に乗ってしまいミスをおかしてしまう

・売上急増は経費の増大も招く

会社が好調になるとイケイケドンドンになってしまう経営者の方も多いです。
しかし売上が伸びるということは、経費も膨らみます。仕入れ費用も高まりますし、人件費などが増大することも考えられるわけです。

何も考えずにどんどんと拡大路線を進めてしまえば、コストの増大に耐えきれなくなり、資金がショートしてしまうおそれもあるのです。

売上の急増はたしかにチャンスかも知れません。しかし黒字倒産といった言葉もあるほどです。好調であるからこそ慎重にならなければならないのです。

・売上急増時の対処方法

売上代金の回収時期を早めましょう。
売掛金や受取手形の入金時期が遅いと、売上が現金として反映される前に資金繰りが悪化してしまうわけです。

在庫量を制限する、という方法もおすすめです。在庫を管理する費用もかかってきます。さらに在庫を仕入れる費用もかかってしまうのです。それらを抑えるために、あらかじめ在庫量を一定以下にしておくことで資金繰りの悪化を防ぎましょう。

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