金融機関はゴールデンウィークなど土日祝休みのため、もし現金が必要となったときに困ってしまいます。
ただ、金融機関の窓口は休みでも、銀行ATMやコンビニATMは利用可能ではあるもの手数料が余分にかかります。
さらに窓口でのみの取り扱い業務もあるため、事前に金融機関の営業日や時間を把握しておき、休みに焦らないようにしておくことが必要です。
そこで、2021年のゴールデンウィークはいつが金融機関の営業日なのか、休みの間に資金調達が必要になったときはどうすればよいのか解説していきます。
目次
2021年GWの金融機関の休み
2021年のGWは、4月29日が昭和の日で祝日であり、1日平日を挟み5月2日~5月6日までは土日祝日と振替休日で5連休となっていますので、金融機関の窓口は営業していません。
ATMについては、庁舎や役所に設置しているATMはGW中利用不可となっているものの、金融機関それぞれの店舗であれば利用できるところもあります。
店舗によってATMの稼働状況は異なるため、各金融機関に確認しておいたほうがよいでしょう。
金融機関が休みでも振込は可能か
金融機関が営業している平日の時間内に、振込手続きを済ませておくことで他行口座でも当日中に送金されます。
しかし平日に振込手続きを行っても銀行の営業時間外である場合には、翌営業日に送金されることとなりますので注意しましょう。
GWも同じく、金曜日である4月30日の営業時間内に手続きを行えば、その日中に振込が完了すると考えられます。しかし営業時間内に手続きを行わなかった場合には、金融機関の翌営業日である5月6日(木曜日)に送金されることとなります。
なお、モアタイムシステムに対応している金融機関同士なら、土日祝日に関係なく即時振込処理が可能です。
金融機関の休みも関係なしの「モアタイムシステム」とは?
モアタイムシステムとは、24時間365日、いつでも他行口座へ即時に振込が可能という仕組みのことです。2018年10月にスタートしたシステムで、500行ほどの金融機関が参加しています。
モアタイムシステムで即時振込を可能とする金融機関が知りたいなら、全国銀行資金決済ネットワークの公式サイト「モアタイムシステム参加金融機関一覧」で確認するとよいでしょう。
なお、モアタイムシステムで即時振込するなら、こちらが利用する金融機関だけでなく振込相手の銀行もモアタイムシステムに参加していなければなりません。
さらにモアタイムシステムの対応時間は銀行により異なるため、事前に確認しておくと安心です。
コンビニATMも利用可能
金融機関の店舗に備え付けてあるATMを利用したくても、稼働していないことも考えられます。
この場合、余分に手数料は発生しますがコンビニATMも活用できるため便利です。
利用可能となる金融機関や時間、発生する手数料などはコンビニエンスストアごとに違いがあるため、近隣の店舗の対応を確認しておくとよいでしょう。
・セブンイレブン セブン銀行ATM
・ファミリーマート イーネットATM
・ローソン ローソンATM
休み中に資金調達の相談をしたいときはファクタリングが便利
ゴールデンウィークだけでなく土日など、暦の上で休日となっていると銀行も営業しておらず、資金調達の相談をしたくてもできません。
そのような場合、土日でも対応してくれるファクタリング会社に相談するとよいでしょう。
ファクタリングとはどのような資金調達方法か
ファクタリングとは、中小企業などが保有する売掛債権を、第三者であるファクタリング会社が買い取り現金化するサービスです。
中小企業にとって、売掛債権の入金は期日まで待たなければならず、その間に発生する支払いに苦しくなることも少なくありません。
そのような場合、ファクタリングを活用することで、期日前に売掛債権を現金化できます。
お金を借りる方法とは異なる資金の調達方法のため、借金を増やしたくないときや借入れによる審査に通らない場合でも利用可能です。
ファクタリングを利用するとよいタイミング
ファクタリングで資金調達するとよいケースやタイミングは主に次のようなときです。
- ・銀行融資の審査に通らず借入れができないとき
- ・キャッシュフローが回らないとき
- ・事業を拡大させるための資金が必要なとき
- ・税金を滞納しているためお金を借りることができないとき
- ・手形決済の資金が不足しているとき
- ・売掛先から入金される予定が延びたとき
- ・融資を受けたくても担保や保証人を準備できないとき
- ・売上が減少し資金ショートしたとき
- ・とにかく即日お金が必要なとき
- ・借入れは増やしたくないとき
ファクタリングで資金調達するメリット
中小企業の資金調達の方法として、一般的なのは銀行融資です。
しかし金融機関からお金を借りるときには、審査において経営状況が重視されてしまうため、経営が悪化していれば追加融資は断られてしまいます。
担保や保証人などを求められることも多いですが、不動産などの資産を保有していなかったり保証人になれなかったりという状況ではお金は借りることができません。
そもそも審査に時間がかかるため、すぐにお金が必要というニーズには対応できない資金調達の方法です。
しかしファクタリングは融資を受ける方法ではなく、売掛債権の売買により資金を調達します。そのため審査も通りやすく、担保や保証人も必要ありません。
仮にファクタリングで売掛債権を現金化した後、売掛先が財務状況悪化により倒産したとしても、その責任を負う必要もないことが特徴です。
資金調達までのはやさとキャッシュフローを正常化できること、その後の融資審査などの信用力に影響しないことも、ファクタリングのメリットとして挙げられます。
どのファクタリング会社でも土日祝日対応可能とは限らない
土日祝日でも対応可能とするファクタリング会社はありますが、実際にはそれほど多くないのが現状です。
仮にファクタリング会社が土日祝日に売掛債権を買取ったとしても、金融機関が営業していなければその代金を振込できないからといえます。
実際に口座に入金されるのは金融機関の翌営業日になるため、土日祝日に対応しないとするファクタリング会社も少なくありません。
ただ金融機関の翌営業日などにすぐお金を準備しなければならないという場合、たとえば連休明けに急いでファクタリング会社に相談しても、必要書類がそろっておらず間に合わないといったケースもあります。
そのため連休明けなどにお金の準備をしなければならないという場合には、土日祝日でも対応可能とするファクタリング会社に相談し、必要書類の種類など確認しておいたほうが安心です。
ファクタリング会社の休み中の対応
土日祝日でも対応しているファクタリング会社の場合、メールなら24時間受け付けをしており、電話も休日対応可能とする担当者などにつながるはずです。
GW中に資金を調達しなければならないことが判明し、慌てて金融機関の翌営業日に相談するよりも、土日祝日でも柔軟な対応をしてくれるファクタリング会社に相談したほうがよいといえるでしょう。
まとめ
ゴールデンウィーク中は、土日祝日の扱いと同様、金融機関も休みとなります。
そのため、稼働しているATMで入出金はできても、窓口でなければ対応できない資金調達の相談などは翌営業日まで待たなければなりません。
もし休み明けに急いで資金を調達しなければならないときには、ファクタリングなども活用することを検討したほうがよいでしょう。
なお、ゴールデンウィークに限らず、土日祝日明けはファクタリング会社も混みあう可能性があります。
その日に申し込みを行い手続きがスムーズに進むとは言い切れず、書類に不備や不足があれば手続きが止まってしまいます。
そのためたとえ休み中だとしても、事前にファクタリングに相談をしておき、休み明けに対応できるようにしておいたほうが安心です。
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