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3つのビジネスローンの始め方|メリットとデメリット

ビジネスローン2018/03/29

ビジネスローンを今まで利用したことがない、という経営者の方もいるでしょう。しかしいずれは利用することになるかもしれません。会社経営には不測の事態がつきものです。急に資金難になってしまい、何かしらの対処をしなければならない、ということもあり得るわけです。

こちらでは以下の3つのビジネスローンについて、メリットとデメリットを中心にお話します。

①銀行の実施するビジネスローン
②ノンバンク系のビジネスローン
③銀行傘下のノンバンク系ビジネスローン

それぞれのメリットとデメリットを把握することで、どれを選ぶべきかが見えてくるわけです。ローンの始め方にもつながってくるお話なので、ビジネス系のローンを利用した経験がない経営者の方は要チェックです。

 

銀行の実施するビジネスローンのメリットとデメリットとは?

・そもそも銀行の実施するビジネスローンとは?

銀行で実施している企業向け融資の一つであり、比較的敷居が低いものとなっています。スコアリングシステムを導入しており、比較的早い段階で審査結果を出せるようになりました。そのかわりに金利がいままでの企業向け融資よりも高く設定されている、といった特徴を持っています。

しかし銀行のビジネスローンは現在下火になっています。以前はメガバンクの多くが導入していたのですが、撤退を始めているのです。最近では地方銀行が銀行系ビジネスローンの中心となっています。

・銀行系ビジネスローンのメリット3つ!

【安全性が高い】
銀行が実施しているローンなので、闇金を心配する必要はありません。銀行の信用性といったものが得られるわけです。利用する時に安心感が得られる、というのは大きなメリットの一つになるでしょう。

また銀行から資金調達が出来た、という事実が自身にも繋がります。銀行から評価をしてもらえる事業を行っている、ということになるわけです。

【新たな借り入れが出来る可能性あり】
「〇〇銀行から借り入れしている」という事実は、企業にとってはかなりのアピールとなります。銀行から融資ができるということは、銀行から評価をされている、ということになるわけです。

銀行から借り入れできているということで、また新たな融資が受けられるようにもなります。「あの銀行から借り入れしているということは大丈夫だろう」と資金業者が判断してくれることもあるのです。

【金利が低く設定されている】
ビジネスローンのみで比較すると、銀行系のビジネスローンが最も金利的に有利となります。通常の企業向け有志の方が金利は低くなっていますが、自由度の高いビジネスローンであっても銀行は有利な金利で貸し出してくれているのです。

銀行のビジネスローンの実質年率の相場ですが【3.0%から5.0%】程となっています。10.0%を大きく割り込んでいるので、返済などにもメリットが有るわけです。

・銀行系ビジネスローンのデメリット2つ!

【銀行の都合で貸し渋りや貸しはがしが行われることもある】
銀行は非常に強い態度で対応してきます。景気の動向によっては貸し渋りが起こってしまうかもしれません。最悪の場合、貸し剥がしが起こってしまうのです。
「前回は借り入れできたので今回も平気だろう」と思っても、対応してもらえないかもしれません。審査基準に一貫性がない、というところも銀行系ビジネスローンの問題点です。

【審査が比較的厳しい】
銀行系ビジネスローンですが、ビジネスローンの中では最も審査が厳しいです。スコアリング審査を採用しているのですが、そのスコアが厳しく設定されているのです。

<銀行系ビジネスローンが利用しにくくなるケース>
・税金未納
・債務消化
・赤字決算
・リスケ中である(返済計画を見直している)

上記のうち一つでも当てはまっている場合には、銀行系ビジネスローンを始められない可能性もあります。企業としてクリーンな状況でなければ利用できない可能性が高いわけです。

 

ノンバンクの実施するビジネスローンのメリットとデメリットとは?

・そもそもノンバンク系ビジネスローンとは

ノンバンクとは銀行ではない事を指しています。要は銀行ではない業者が行っているビジネスローンのことをノンバンク系ビジネスローンとしているわけです。
主に消費者金融業者や信販業者などが実施しています。

・ノンバンク系ビジネスローンのメリット2つ!

【無担保&無保証人で利用できる】
ノンバンク系は不動産などの担保を求められることが基本的にありません。保証人を用意する必要もないのです。

無担保・無保証人で利用できるので、利用しやすいタイプのビジネスローンと言えます。

不動産や売掛金などの担保になるものがない、というケースもあるでしょう。保証人になってもらえる方が周りにいない、というケースもあるのではありませんか?そんな方でも確実に利用できるのがノンバンク系のビジネスローンなのです。

【審査スピード&融資スピードが早い】
ノンバンクは融資までの速度が極めて早いです。審査に1週間+融資に1週間といったことにはなりません。最短即日審査&即日融資にも対応している業者があるのです。

ノンバンクもスコアリング審査を採用しており、情報を自動的に点数化してしまいます。その点数である程度の審査が終わってしまうわけです。後は書類審査や信用情報などをチェックして審査は終了です。

融資についてもカード以外にも振り込みで対応してくれるので、早期の入金も期待できます。

※ノンバンク系ビジネスローンの審査ですが、必要書類については比較的少なめとなっています。用意しなければならない書類が少ない、という部分もノンバンク系ビジネスローンのメリットとして良いでしょう。

・ノンバンク系ビジネスローンのデメリット4つ!

【融資額が少なめである】
融資限度額は銀行系ビジネスローンと比較すると低めです。数十万円から数百万円に設定されてしまうケースも珍しいわけではありません。
高額の融資をしてもらいたい時の利用には適していないのです。

【信頼できない場合もある】
ノンバンク系ビジネスローンのすべてがまっとうな営業をしているわけではありません。闇金が混ざっていることも確かなのです。
「ブラックOK」などとしているビジネスローンがあった場合には絶対に利用しないでください。闇金の可能性が極めて高くなります。

【自社の信用度が落ちてしまう可能性あり】
ノンバンクのビジネスローンを利用しているということは、かなりお金に困っている、と評価されてしまう可能性があります。資金調達の最後の砦のようなものとしてノンバンク系ビジネスローンは認識されているのです。

【金利が高い】
高金利に設定されているところが、特に大きな問題となっています。利息分の返済だけでも大変になってしまう可能性があり、今後の経営に大きな影響を与えてしまう可能性もあるのです。

 

銀行傘下のノンバンク系ビジネスローンのメリットとデメリットとは?

・そもそも銀行傘下のノンバンク系ビジネスローンとは?

銀行のグループ企業が実施するビジネスローンです。銀行の出資で貸し出しを実施しているのです、基本的にはノンバンク系ビジネスローンと大きな違いはありません。メリットとデメリットも同じものなのです。

しかし一部に違いがあります。
それは「信用と安心」です。

銀行傘下ということで、まっとうな営業を行っている企業がローンを実施しています。闇金である可能性はありません。安心して利用できる、といったメリットが有るわけです。
一方で金利や限度額については一般的なノンバンクと違いはありません。

以上で3つのタイプのビジネスローンのメリット・デメリットの解説が終了しました。ビジネスローンの始め方も見えてきたのでありませんか?

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