事業者向けノンバンク系ローンの現状を徹底解説!

2018/03/28
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ノンバンクとは消費者金融業者であるとかクレジットカードなどを発行している信販業者のことを指しています。個人向けの貸し出しだけではなく、企業向けの貸出も行っているなど、経済の一翼を担っているのです

事業者向けノンバンク系ローンですが、現状はどうなっているのでしょうか。

これから借り入れを行おう、と思っている方も多いのではありませんか?ノンバンクの現状を知ることは自社の資金調達にもおおいに役立ってくるはずです。

ノンバンクからの借り入れを検討している経営者は必見です。

 

そもそもノンバンクとは?

・預金などを受け入れずに与信業務を請け負う業者

ノンバンクと対極にあるのが銀行なので、銀行から見るとわかりやすいでしょう。銀行については、預金を受け入れた上で貸し出し等を実施しているのです。預金を集めることで資金を得て融資を実施しています。

一方でノンバンクは銀行ではないので預金を受け入れていません。預金を集めずに融資を実施しているのです。
ちなみにノンバンクは銀行などから融資を受けて貸付業務を実施しています。「〇〇銀行系カードローン」といった言葉を聞いたこともあるのではありませんか?
要はノンバンクの中には銀行のグループ企業の一つになっているケースもあるわけです。

・ノンバンクが銀行よりも金利が高い理由

前述した部分を確認してもらえれば分かると思います。
ノンバンクは銀行などから融資されたお金を利用して貸し出しを実施しています。

稼ぎを出そうとしたら、銀行融資よりも高い利息をつけなければなりません。だからこそ銀行系の融資よりもノンバンク系の融資の金利のほうが高く設定されることになるわけです。

・ノンバンクが銀行よりも審査が易しいとされる理由

銀行は金利が低く、有利な貸し出しを実施しているので審査が厳しくなっています。そこで審査落ちしてしまった方の受け皿となっているのがノンバンクなのです。

ノンバンクは金利では銀行には対抗できません。実際に企業の多くは銀行融資を検討するのです。しかし審査が厳しく借り入れできないので、ノンバンクへと流れてきます。ノンバンクも銀行と同じような審査を実施してしまうと、ビジネスになりません。だからこそ審査を易しくして借り入れしやすい状況を作っているわけです。

 

金融庁の銀行への検査によりノンバンクの現状が変化する可能性あり

・銀行が利用しづらくなる可能性がある

昨年82017年)から本年(2018年)にかけて、金融庁が銀行(銀行カードローン)に対する締め付けを検討していることがわかりました。銀行カードローンは主に個人向けとなりますが、規制が少ないのです。

例えば年収の3分の1を超える借り入れができないとする総量規制の対処外となっています。さらに最短即日融資に対応している銀行カードローンもあります。
結果として多重債務者を増やすような現状を招いているとのことで、利用者保護の観点から検査が行われたわけです。

銀行カードローンに関しては、実は企業向け融資も一部重なってきます。銀行の事業者向けローンの中にはカードローンタイプのものもあり、結果的に金融庁の指導対象にもなりうるのです。

今後金融庁によって銀行が締め付けられるようなことになれば、今まで銀行を利用していた事業者が一気にノンバンクへと流れてくる可能性もあるのです。

・いままで顧客を奪われていたノンバンク

実は近年銀行カードローンによってノンバンクは苦境に立たされていました。

銀行といえば審査に時間がかかる印象だったのに、最短即日融資に対応できるところも出てきました。さらに総量規制も関係ないので、すでに他社で高額の借り入れを実施していた方であっても利用できたわけです。ノンバンクでも出来ない高額の貸し出しも行えるので、ノンバンクを利用していた層も銀行へ流れていたのです。

顧客を奪われて苦境に立たされていたノンバンクは、貸金業法の改正の影響も受けて多くが倒産に追いやられました。

しかし今後は銀行カードローンの利用者も規制によってある程度は減ると考えられます。ノンバンクに顧客が戻ってくることになり、結果としてノンバンクの需要が高まる、という状況が生まれてくると考えられるわけです。

 

ノンバンクの企業向け融資における審査の現状とは

・決算書が重視されている

企業としての体力が極めて重要と判断されています。そもそもノンバンクとしても貸し出したものはしっかりと回収できなければビジネスになりません。だからこそ返済能力というものが極めて重要になってくるわけです。

返済能力を確かめる書類として決算書があります。決算書を見ることで、その企業が赤字であるのか、それとも黒字であるのかがわかります。また現金(預金)をどれだけ保有しているかも確認できます。

もちろん前期だけ赤字のような場合には問題なく貸し出しに応じてくれる可能性はあります。しかし何期も連続で赤字になっていると、将来性も乏しいということで貸し出し対象からは外されてしまうのです。

ある程度は評価される決算書でなければノンバンクからの借り入れは難しいです。

・業歴が重視されている

ノンバンクは借り入れしやすい、と思われていますが業歴が短い会社は難しいです。

そもそもノンバンクでは業歴を貸出条件に組み込んでいるケースが珍しくありません。「業歴が1年以上」「業歴が3年以上」といった条件が設定されていることが多いのです。

業歴が短いということは、会社としての信用がない、ということにもなるわけです。体力もなく、すぐに倒産してしまうかもしれません。倒産されてしまえば返済がされない、ということになります。貸し倒れの発生は防がなければなりません。だからこそ審査で落としてくる可能性が高いのです。

特に創業したての企業に関してはノンバンクからの借り入れはかなり難しいので注意してください。

・担保が重視されることもある

無担保や無保証人のローンが組めなかったとしても、担保系のローンが組める可能性はあります。ノンバンクでも不動産担保系のローンや売掛金担保系のローンといったものを用意しています。

担保系ローンについては、担保の価値が極めて重要になります。不動産であれば地価が大きく関わります。売掛金であれば、売掛先の信用や額面が大きく関わってくるわけです。

担保系融資については、無担保系の融資が受けられない場合、高額の融資を受けたい場合にのみ検討しましょう。担保系のローンは支払いができないと担保を回収されてしまいます。リスクが高いのです。

 

ノンバンクの金利と利用限度額の現状とは

・ノンバンクの金利の現状

ノンバンクでは事業者向けローンの金利設定として、「数%から18.0%」程度を設定しています。個人向けのローンとほとんど変わらない金利となっているので、借り入れに二の足を踏んでいる方も多いかもしれません。

一方で実質年率を10%前後に設定しているビジネス系のローンも珍しいわけではありません。探せば有利な金利で貸し出しを実施している業者もあるのです。

※担保系のビジネスローンであれば金利も低くなります。

・ノンバンクの利用限度額の現状

最高利用限度額としては「数百万円から2,000万円程度」に設定されていることが多くなっています。高額の利用ができるわけではありません。ちょっとした運転資金を得るための利用に適しているのです。

もちろん担保型のビジネスローンであれば、億単位の資金調達も可能です。

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