資金繰りができない状態に陥った中小企業が考えたい次の一手とは?

経営が安定していて、体力が有り余っている企業であれば資金繰りが難しくなることはそれほどないかもしれません。

しかし、いつ企業の経営が厳しい状態になるかはわかりません。万一、資金繰りができない状態になったとき場合でも、何らかの資金調達の方法を考え、実行していくことが必要です。

 

資金繰りができないときに考えること

たとえば、銀行に借り入れの申し込みを行ったけれど審査を通過できず、さらにノンバンクに申し込みを行っても断られてしまった場合、もうこれ以上、資金繰りは無理だと諦めてしまいたくなるかもしれません。

しかし、資金繰りができないからと諦める前に、まずは何としても資金繰りが厳しい状況を脱するための資金調達方法を検討しましょう。

 

すぐに実行できる資金繰りの改善方法とは?

資金繰りを改善させるには不足する資金を調達し補うことが必要なので、すぐに資金を作ることができる方法を実践していきましょう。

金融機関からの融資もダメという場合で、すぐに資金を調達できる方法として考えられるのは、会社が保有していて使っていない資産売却することです。

生産性がなく、収益を生まない不要な資産を手放すよい機会ととらえ、遊休資産は思い切って処分するようにしましょう。

ただし、売却する資産は価値のあるものでなければなりませんが、価値のある不動産などを保有していたとしても、売却に至るまで一定期間を要することになります。

できるだけ流動性が高く、すぐに資金に換えることができる価値の高い資産は保有していないか、探すことが必要です。

 

すぐに現金に換えることができる資産とは

 

流動性の高い資産とは、たとえば会計上、流動資産に分類される固定資産に属さない資産などが該当します。たとえば、現金、預金、そして原料や在庫品売掛金などです。

在庫品が社内に過剰に増えすぎれば、管理のために費用や人件費がかかりますし、いつまでも売れない不良在庫を抱えていても、時代の流れでさらに売れない状況が続くことになります。そのため、思い切ってこちらも処分することを検討しましょう。

では、売掛金はどうでしょう。実は、売掛金もファクタリングという方法を用いて売却することが可能です。

 

売掛金も売却して現金に換えることは可能

ファクタリングとは、保有する売掛金など、売掛債権をファクタリング会社に売却し、その代金の一部を手数料として支払って現金化する方法です。

メリットは、期日前に売掛代金を受け取ることができるので、銀行などの借り入れ審査に通らず、資金調達ができないと頭を抱えていた企業でも即日資金を手にすることができる可能性があります。

とくに中小企業の場合、資金繰りが悪化している原因として、売上はあがっているのに代金が入金されていない状態が続いていることが挙げられます。

売掛金の支払いサイトが長いことで、入金されるまでの資金が底をつき、資金繰りができなくなってしまうのです。

このような場合、借り入れにより資金調達することも方法の1つですが、わざわざ借金を増やさなくても将来入金予定の売掛金を先に受け取るという方法もあると知っておくとよいでしょう。

 

資金繰りができないと諦める事態に陥る前に!

資金繰りがだんだん悪化し始めてくると、もっと儲けを増やさなければ!と売上を上げることに意識が向いてしまいがちです。

確かに、売上を向上させて利益をあげることは大切なことですが、現金取引でもない限りはタイムリーに手元の資金が増やせることには繋がらないので、まずは資金繰りを改善させることを考えましょう。

仮に売上を向上させることに全力をそそぎ、成功したとしても今度はその分の仕入れ代金の支払いが必要になります。そうなると資金繰りはさらに悪化する可能性があるため、まずは手元の資金を増やすことを考えることから始めるべきといえます。

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