ファクタリングの乗り換えを検討するとき、真っ先に気になるのが手数料ですが、どこが安いか調べるときには他社同士を比較できる相見積もりを取得しましょう。
相見積もりとは、複数の会社から見積もりを提案してもらい比較することで、乗り換えでどこが安いか調べるときにも使えます。
複数のファクタリング会社を比較することにより、同じサービスを提供してもらう場合でもどこが安いコストで済むのか知ることができます。
乗り換えのメリット
相見積もりを取得することで、ファクタリングの乗り換えでどこがコストを抑えることができ、安いのか知ることができます。
そもそもファクタリングの乗り換えは、既契約のファクタリング会社より安い手数料でファクタリングが利用可能となることにメリットがあります。
そして企業間の取引では、特定業者との取引が長くなることで担当と特定業者が不正を行うといったリスクも避けることが可能です。
相見積もりでどこが安いか以外に比較するポイント
ファクタリングに限らず、他社同士を比較するため相見積もりを利用するなら、次の項目を確認することが必要です。
- コスト(料金・ファクタリングなら手数料)
- クオリティ(サービスの質・担当者の対応など含む)
- スピード(納期・ファクタリングなら現金化までの期間)
必要なコストを知るきっかけに
ファクタリングを利用すると、手数料だけでなく複数の諸経費が発生してします。
2社間ファクタリングの場合には、ファクタリング会社によっては債権譲渡登記が必要となることもあり、その場合には登記費用や司法書士に対する報酬も別途負担しなければなりません。
少額債権を売却し現金化するのなら、いくら手数料は安く抑えることができたとしても、登記費用や司法書士への報酬がコストを埋めてしまうといったこともあります。
その場合、せっかくファクタリングを利用したのに十分な資金調達につながらなくなってしまうでしょう。
最も手数料が安いファクタリング会社を選んだはずが、実質的なコストは高くなったという失敗を避けるためにも、相見積もりでどのような費用が必要なのか確認しておくことが大切です。
乗り換えによる競争で値引き効果を生むこともできる
複数のファクタリング会社から見積もりを取得するときには、相見積もりであることを事前に伝えましょう。
ファクタリング会社も契約を獲得したいと考えて、他社よりも魅力を感じてもらえる見積もりを提案してもらえる可能性があります。
手数料を安くしてもらえる範囲にも限界はあるでしょうが、ファクタリング会社同士の競争を煽ることで値引き効果を生むことはできるはずです。
どこが安いかだけでなく良質な業者を見極めることが大切
ファクタリング業界は法的な規制がなく、貸金業のように登録制度もないため、悪徳業者が横行しやすい環境になっています。
悪徳業者は法外な手数料を請求してくるため、設定する手数料にも自信がなく、相見積もりとなれば断ってくる可能性が高いでしょう。
そもそも提案される見積もり書には、様々な項目が記載されることになります。
仮に悪徳業者が相見積もりに参加してきた場合でも、他社にはない費用の項目が記載されている場合や、何のための費用か説明を求めてもはぐらかされるときには契約しないほうがよい業者と判断できるはずです。
違和感のある項目があっても1社のみからの見積もり取得では気がつきにくいでしょうが、相見積もりであれば複数社の見積もりを比較できるため、不審点に気づくこともできます。
手数料を割安に設定する代わりに、様々な費用項目を追加しようとする業者もあるため、優良なファクタリング会社を見極めるためにも相見積もりをうまく活用することをオススメします。
ノンバンクからの融資を検討している経営者の方は多いと思います。銀行融資よりも利用しやすい、といった嬉しい特徴があるわけです。そこで注目していきたいのがノンバンクによる企業融資にはどのような特徴があるのか、という部分です。前もってしっかりと把握した上で申し込みを行いましょう。何もわからない状態で申し込むのは極めて危険です。
こちらではノンバンクによる企業融資について詳しくお伝えします。そもそもどのような業者がノンバンクと言われているのでしょうか?さらにノンバンクのメリットやデメリットなどの特徴についても明らかにします。
ノンバンクってなんだ?

・預金システムがない金融業者のこと
ノンバンクはその名のとおりに「銀行ではない」金融機関を指しています。貸金業などの金融業を行っているのですが、銀行のような預金システムによって資金を集めているわけではありません。
銀行に関しては、自社で資金を集めることが可能です。企業や一般の顧客に口座を開設してもらい、そこに預金をしてもらうことで、膨大な資金を利用した経営ができるわけです。銀行の資金力は預金によって支えられているのです。
一方でノンバンクに関しては預金システムがないので、資金をほかから集めてこなければなりません。例えば、金利が低い銀行などからの借り入れを実行して集めているわけです
ちなみにノンバンクの場合は銀行から借り入れたとしても金利が発生してしまいます。よってその金利を上回る設定をしなければ利益が出ない、といった特徴もあるわけです。
ノンバンクの種類とは?
①消費者金融
②クレジットカード会社(信販業者)
③ビジネスローン会社
④リース会社
⑤ファクタリング会社
⑥抵当証券会社
【①消費者金融とは】
消費者金融とは個人向けの融資をメインで取り扱っているノンバンクのことを指しています。有名な業者であると、アコムであるとかプロミスであるとかモビットのことを指しているのです。ちなみにレイクに関しても消費者金融と思われがちですが、そちらは銀行カードローン(新生銀行カードローン)となっているのでノンバンクではありません。
消費者金融の中にも事業者向けのローンを取り扱っているケースが珍しくなくなってきました。事業者の利用が今後増える可能性が高いのが消費者金融なのです。
【②クレジットカード会社とは】
クレジットカードを発行する会社のことを指しています。
そもそもクレジットカードは、カードショッピングをするだけのものではありません。カードキャッシングも出来るのです。貸金業も行っているのでノンバンクの一種とされています。
個人事業主は法人向けのサービスを実施しているクレジットカード会社も存在しています。いわゆる法人カードと呼ばれるものを発行しているのです。法人カードに関してはカードショッピングしかできないものが多かったのですが、近年ではカードキャッシングが出来るものも増えつつあります。
ただしクレジットカードによる借り入れに関しては、金額が少額に制限されているケースが珍しくありません。数十万円や100万円程度を限度額としているものもあるのです。
【③ビジネスローン会社】
ビジネスローンをメインで取り扱っている金融業者を指しています。
事業者向けローンを行っており、事業向けの融資を行っています。
ビジネスローン会社の行っている融資ですが、担保型の割合が高くなっている事実もあります。例えば不動産を担保にいれて利用するものが多くなっているのです。
担保がないローンに関しては少額の融資が多くなっていますが、担保型になると高額にも対応していることが多くなっています。
【④リース会社とは】
お金を利用者に貸し付けるわけではありません。特定の設備などをレンタルする業者となっています。
利用者の代わりに設備などを購入し、レンタルに出してそのレンタル料で利益を上げる業者のことを指しているのです。
設備を購入すると、一気に会社の資金がなくなります。ただしレンタルであれば、月々のレンタル料で設備が利用できるわけです。会社に資金を確保した状態にしたい、というケースに適したサービスを実施しています。
【⑤ファクタリング会社とは】
売掛金を現金化するサービスを実施している業者のことを指しています。
法人になると、基本的に掛取引をすることになります。掛け取引を行うと売掛金や買掛金が発生します。売掛金は期日になるとお金が振り込まれてくるのですが、それまでにはタイムラグが発生してしまうわけです。
ファクタリングを利用すると、期日前に売掛金が現金化されます。早急な資金繰りの改善効果があるわけです。
ただしファクタリングを利用すると手数料が発生します。売掛金の満額が受け取れるわけではありません。
【⑥抵当証券会社とは】
不動産担保融資を実施している業者のことを指しています。
ノンバンクのビジネスローンの中も一部こちらと同じシステムの融資を実施しているところがあります。
仮に支払い不能になった場合には担保不動産が競売にかけられてしまうので注意しなければなりません。
ノンバンクの特徴~メリット~
①融資速度が早い
②審査が易しめである
③無担保・無保証人で利用できるケースが多い
【①融資速度について】
ノンバンクについては最短即日融資に対応しているケースも珍しくありません。審査速度が早いので、融資までに時間がかからないのです。
資金繰りが急激に悪化してしまった場合にも、ノンバンクであれば対応できるケースが多くなっています。
ただし担保型融資などは担保の評価なども関わってくるので、審査に多少の時間がかかることもあるので注意しましょう。
【②審査難易度について】
ノンバンクは一定の利息については織り込み済みです。そもそもノンバンクでは銀行とは異なり利益率が高く設定されているのです。利益が多く入ってくるシステムとなっているので、多少の貸し倒れについては対応できるのです。
さらに基本的に少額融資をメインとしているので、多少の貸し倒れが発生しても大損することはありません。よって比較的審査に関してはゆるい設定となっています。銀行融資の審査に落ちた経験がある方でも、十分に対応してもらえる可能性があるわけです。
【③保証人と担保が必要ないケースが多い】
ノンバンクでは担保と保証人が不要とされていることが多くなっています。要は担保や保証人が用意できない事業者であったとしても利用できるチャンスがあるわけです。
そもそも保証人や担保が必要となると、一定のリスクが発生します。返済ができなければ保証人に迷惑をかけてしまいます。担保についても、担保に入れたものを失ってしまう可能性があるわけです。
ノンバンクの特徴~デメリット~

①金利が高い
②融資額が小さい
【①金利について】
金利についてはかなり問題があります。
銀行融資であれば、1%から2%の年利で対応してもらえることもあります、しかしノンバンクとなると基本的に10%は超えてきてしまいます。
場合によっては15%から18%に設定されてしまうこともあるのです。
利用者の中にも金利が高いことに対する悩みを抱えた方は少なくありません。借入額に比べ返済総額が高くなりやすいのです。
【②融資額について】
ノンバンクは資金力が銀行ほどありません。しかも審査難易度を低くしているので、貸倒れによるリスクを回避してこようと考えています。
そこで融資額を引き下げて対応しているのです。
ノンバンクに関しては担保なしであると数百万円程度が限度になることも少なくありません。高額の融資には対応していないのです。
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