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ノンバンクの利用条件|口座保有は必須なのか?

ノンバンク2018/06/22

企業の中にはノンバンクからの融資を希望しているケースも珍しいわけではありません。金利や借入額に問題があるものの、審査難易度が低めに設定されている、といった特徴を持っているわけです。

特に銀行から融資を断られてしまった、といった経験がある方にとってノンバンクは最後の砦とも言える存在です。

しかしノンバンクから借り入れするための条件については把握していない方も少なくありません。こちらではノンバンクの利用条件について徹底解説します。

銀行口座を持っていなければノンバンクは利用できないのでしょうか?
担保がなければ利用できないのでしょうか?

 

ノンバンクの利用条件その1|銀行口座

・口座保有は絶対条件ではない

ノンバンクによっても対応は分かれるところですが、銀行口座を持っていなかったとしても利用は可能です。

そもそも法人であれば銀行口座を持っているはずです。取引をする上で口座は必須だからです。しかし口座を返済金お引き落としとして利用するのは避けたい、というケースもあるでしょう。口座については取引先からの入金と支払いにだけ利用したい、ということもあるからです。口座を持っていたとしてもノンバンクの利用で使いたくない、ということ、も考えられます。

ではどのようなノンバンクであれば、銀行口座を設定しなくても利用できるのでしょうか?
注目すべきは消費者金融系のビジネスローンです。

消費者金融は個人向けのローンを実施している、といった印象が強いわけですがビジネス系のローンも実施しています。特に大手の消費者金融に関しては、ビジネス系のローンを導入しているケースは珍しくありません。

消費者金融は事業者向けのローンであったとしても、カードを発行します。ローンカードと呼ばれるものですが、そちらをATMに挿入することで借り入れや返済ができるのです。よって口座を持っていなかったとしても借り入れと返済が可能です。口座を設定せずに事業者向けローンが利用できるのです。

・口座の保有と設定が絶対条件のノンバンクもある

消費者金融以外のノンバンクに関しては、基本的に口座を設定しなければなりません。口座を設定できなければ借り入れと返済ができない、といった業者も存在しているのです。

特に高額のローンになることもある担保型ローンに関しては、やり取りは全て口座になることも珍しくありません。そもそも1,000万円や2,000万円といった金額は口座以外ではなかなか対応できるものではありません。ローンカードを使ってATMから借りようとしても、上限金額があるのです。1回の取引で200万円程度までしか引き出すことはできません。よって口座対応とせざるを得ないのです。

またローンカード自体を発行しないノンバンクも多いです。個人向けのローンとは異なり、企業向けのローンは利用限度額まで複数回利用する、という設定になっていないことがほとんどなのです。ですから1回だけ口座にお金を振り込まれることで、借り入れは終了となります。後は返済をしていくだけ、といった契約になっているわけです。

 

ノンバンクの利用条件その2|担保

・担保系のローン以外は用意する必要なし

ビジネス系のローンですが、担保系と無担保系のローンに分かれています。
担保系であれば、担保を用意しなければ利用できません。しかし無担保系のローンも多いので、担保が用意できない方であれば無担保系のローンを利用すればよいのです。

担保系のローンですが様々な種類があります。

・不動産担保ローン
・売掛金担保ローン
・有価証券担保ローン

企業であれば売掛金があると思います。その売掛金を担保に入れた企業独自の担保ローンも存在しています。

担保型ローンというと、土地や建物といった不動産がなければ利用できない、といった印象も強いでしょう。しかし土地や建物を持っていなかったとしても利用できるのです。

ちなみに有価証券担保ローンですが、株式を担保に入れたローンとなっています。会社として株式を保有している、ということであればその株式を担保に入れてお金をかりることができるわけです。

・担保型ローンのメリット

低金利であり、高額の借り入れができる、といったところがメリットです。

ノンバンクからの融資では高金利であることが一般的です。実質年率で15%から18%担ってしまうことも少なくありません。大きな負担となってしまいかねないのです。

しかし担保型ローンに関しては、金利が基本的に下がります。ノンバンクであったとしても実質年率は10%を切ることも珍しいわけではありません。
担保が入っているだけで、ノンバンク側も安心するのです。仮に貸倒れるような状況になってしまったとしても、担保があればある程度は回収できます。安心感があるからこそ、好条件での貸し出しに応じてくれるわけです。

利用限度額にも注目しなければなりません。
一般的な無担保型のローンよりも担保型のローンのほうが利用限度額は高く設定されます。無担保型だと数百万円が限度であったとしても、担保型であれば数千万円や数億円の利用ができることも少なくありません。
担保型のローンですが、担保の評価額が問題になってくるのです。評価額が高ければ高いほど、高額の借り入れが可能です。

担保型のローンの利用学はは担保の価値に比例する、と覚えておきましょう。

・担保型ローンのデメリット

返済ができなかった時に担保に入れたものを失ってしまう、というところが最大のデメリットです。

不動産であったとしても有価証券であったとしても売掛金であったとしても、返済ができなくなれば担保に入れていたものは所有権を失ってしまいます。大きなリスクがあるローンの一つとなっているわけです。

担保型ローンを利用するときですが、リスクには十分に注意してください。特に会社の敷地などを担保に入れたうえで返済できなくなってしまえば、会社自体が存続できなくなってしまいます。

 

ノンバンクの利用条件その3|年齢

・20歳以上であれば利用できる

ノンバンクのビジネス系のローンは年齢を制限しています。
利用可能となるのは、基本的に20歳以上となっているのです。未成年の利用は不可能、とされています。

20歳以上が利用可能となっているわけですが、そもそも20歳前後で起業している方は少ないと思います。ですから年齢条件についてはそれほど心配することはないでしょう。

一方で利用可能な最高年齢についてはしっかりと調べておく必要があります。基本的には60代ほどが上限とされています。70歳以上になると利用できなくなる可能性が高くなるので注意してください。

・年齢によって審査の有利不利はあるのか?

あります。
特に20代は審査が厳しくなる傾向にあるので注意してください。若いと返済能力が低い、と判断されてしまうのです。特にビジネス系のローンともなると、若い人には厳しい判断をしてくることもあります。
30代前半程度までは少し審査が厳しくなるので、書類の提出に力を入れるなどの対策を講じましょう。

 

まとめ

・銀行口座条件・・・業者の種類によっては口座が不要の場合もある
・担保条件・・・無担保系のビジネス系のローンもたくさんある
・年齢条件・・・20歳以上であれば利用できる、60代を上限としているケースが多い

ノンバンクの各種条件をチェックしてみましたが、自分の状態に合わせた業者選びをすれば問題ない、ということなのです。
口座をローンに利用したくないのであれば、消費者金融系を利用しましょう。
担保がないのであれば、無担保系ローンを選択してください。
年齢についても自身の年齢が利用条件に合致しているかを調べれば良いだけです。

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