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お得に融資を受けよう!ノンバンクと銀行の金利交渉のコツとは

ノンバンク2018/07/27

お得に融資を受けようとした時に注目しなければならないのが、金利です。金利が低ければ低いほど返済金額は少なく住みます。負担が少ないということになるので、ノンバンクであったとしても銀行であったとしても金利には注目しなければなりません。

そこでチェックしておきたいのが、ノンバンクと銀行は金利交渉ができるのか、という部分です。契約時に相手方に言われるがままに契約している、という方も多いかもしれません。もしも金利交渉できるのにしていないのであれば、損していることになります。

こちらではノンバンクと銀行における金利交渉について解説します。

ノンバンクとの金利交渉は難しい

・足元を見てくるノンバンク

ノンバンクからの融資に関しては、金利交渉はかなり難しいです。
ノンバンクは申し込みをしてくる会社の足元を見ているいのです。そもそもノンバンクに関しては、銀行融資や日本政策金融公庫などを利用できない方が申し込みを行っている、といった側面があるのです。選択肢がない会社が利用しているケースが多くなっており、基本的には金利交渉には応じていません。

またノンバンクに関しては、貸し出し金額に良いって前もって貸出金利を決めているケースも有るのです。例えば100万円の貸し出しであれば年利15.0%の設定、300万円の貸し出しであれば年利10.0%の設定と前もって決めています。
前もって決めているものを交渉で変えていくということは難しいわけです。

もちろん交渉ができないわけではありません。特に大手のノンバンクではなく、中小のノンバンクに関してはある程度融通を利かせてくれることもあります。交渉によっては、年利が1.0%や2.0%程度下がることもあるので、あまり期待はせずにチャレンジしてみるのもおすすめですよ。

銀行との金利交渉は行う価値あり

・選択肢が多いからこそ交渉が受け入れられる可能性あり

ノンバンクを利用する会社とは異なり、銀行を利用できる会社は借入先が選べる状態となっています。銀行だけではありません。日本政策金融公庫の制度融資や地方自治体の補助金などを利用できるかもしれないのです。銀行融資が利用できる会社は信用があるかたこそ選択肢が多くなります。

銀行に申し込みを行う企業は基本的に質が良いとされているので、様々なところから借り入れできます。仮の申し込みを行った銀行から融資を受けられなかったとしてもほかで借り入れを行えばよいのです。

そのようにたくさんの選択肢があるからこそ、金利交渉に持ち込みやすいわけです。銀行側に足元を見られるようなことはありません。もしも交渉がうまく行かなければもっと好条件の銀行融資を狙えばよいのです。
銀行側としても利用してもらわなければ利益が出ません。よって交渉の結果、大幅に金利が下がる、ということも十分に考えられます。

・融資担当者が高い金利を提案してくる可能性が高い

銀行に融資を申し込むと、銀行の融資担当者は稟議書を書き、その内容で銀行内にて審査が実施されるのです。そして審査に通ったら契約が結べるわけですが、そこで注意しなければならないことがあります。

稟議書には「貸出金利」と「金利」、さらには「返済期間」などが掲載されています。
しかしその内容をそのまま融資を希望している会社に伝えてくるわけではありません。融資担当者はその内容を一部変えることができるのです。

例えば銀行内の審査では「金利が1.0%でOK」となったとしても、融資担当者が実際に融資先に伝えるのは「1.0%」とは限りません。「1.75%」などと上乗せしてくることもあるのです。金利の上乗せに関しては銀行側としても問題になるわけではありません。かえって利益が高まるので、少しでも高く設定したい、と考えるわけです

仮にその上乗せの金利で契約が結べた場合には、その上乗せ分が融資担当者の成果となります。だからこそ融資担当者は成果を出そうとして、より高い金利で契約を結ばせようとしてくることが多いのです。

上記のことを知っていれば、ある程度の金利交渉の余地がある、ということが理解できるのではありませんか。銀行内の審査ではもっと低い金利でOKとなっているので、その金利までは引き下げられる可能性があるわけです。もちろん融資担当者の成果を出したいので、そのあたりはせめぎあいになります。融資希望側としても稟議書の内容を知ることはできません。銀行内でどの程度の金利でOKとなっているかもわかりません。しかし交渉をしなければ損と言っても良いでしょう。

無謀な金利交渉はするべきではありませんが、常識の範囲内であれば全く問題はないわけです。

ノンバンク・銀行との金利交渉のコツ

・客観的データをもって交渉を行うこと

単に「金利を下げて欲しい」では、交渉が望んだような結果になるわけがありません。何かしらの客観的なデータを元にして金利交渉を行っていかなければならないのです。

客観的なデータということですが、それほど難しく考える必要はありません。要は多くの銀行やノンバンクから提案書を受け取ればよいのです。どのような条件で融資できるかが提案書には掲載されているわけです。そのデータが客観的データとなります。それぞれの金融機関にどのように評価されているかもわかります。自社が借り入れを行うときの金利相場も見えてくるはずです。

その提案書をもって金利交渉に臨みましょう。「〇〇銀行は1.0%で貸し出してくれるということなので、それよりも低い金利であれば契約を結びたい」というようなことを伝えるのです。銀行やノンバンク側としても、拒否をしてしまえばその顧客が利用しないことになってしまうのです。利益を上げるためにも客観的なデータが有ればこそ交渉に応じてくれやすいわけです。

・無理難題をふっかけないこと

金融機関の融資担当者も人間です。
無理難題をふっかけられてしまえば交渉に応じてくれないかもしれません。

例えば「年利5.0%」といった提案をしている金融機関に、いきなり「年利1.0%以下で」といった交渉を行えば、もちろん拒否されてしまいます。金融機関側としても利益を出さなければなりません。仮に利用してもらえなかったとしても、利益が極端に低いと判断すれば、融資の交渉を打ち切ってくることも考えられるわけです。

金利交渉を行う時には、設定されている金利にもよりますが年利で1.0%から3.0%程度のマイナスを狙ってみましょう。それ以上の金利のダウンは受け入れられる可能性が極端に低くなります。交渉が無駄に終わってしまう可能性があるので、時間を有効に使うためにも常識の範囲内の金利のダウンを狙ってください。

すでにある借入金の金利交渉のコツ

・借り換えを検討する

実際に借り換えを行うわけではありません。
すでにある借入金の金利が高いということであれば、借入先に対し「借り換えを検討している」旨を伝えるのです。

金融機関側としては、実際に借り換えをされてしまい一括返済をされてしまえば、獲得できる可能性があった金利手数料という利益が得られなくなってしまうのです。よって金融機関内で金利の引き下げを検討することになります。金利を引き下げることで借り換えを阻止し、減ったとしても金利手数料をという利益を少しでも獲得しようと考えるわけです。

ちなみに長期的な付き合いを感じている金融機関であれば、絶対に借り換えは行わないでください。借り換えを行ってしまうと、金融機関側にマイナスの印象を与えてしまうのです。今後の借り入れが難しくなってしまいます。

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