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融資のプロが指摘|融資が必要になる原因とは!?

融資2018/05/19

資金調達を考えている会社ですが、何かしらの問題を抱えているケースが多いです。もちろん1社程度からの借り入れであれば問題ありません。借入金があること自体は大きな問題ではありません。気にしなければならないのが、複数の業者からの借り入れが必要になる状況です。そうなってくると負債超過に陥ってくる可能性もあります。何かしらの問題が発生していると考えられるわけです。

こちらでは融資のプロが指摘する、「そもそもなぜ融資が必要になってしまうのか?」ということについてお伝えします。
自社に当てはまる項目がいくつもあった場合は、あなたの会社は近日中に資金繰りが悪化するかもしれません。すでにキャッシュフローに兆候が現れていることもあるでしょう。

企業を経営する多くの方が参考にすべき内容となっているので注目です。

 

融資が必要になる原因その1|資金バランスが悪化している

・運転資金の増加が起こってしまっている

運転資金は継続的にかかってくるものです。会社を経営していくために必要になってくる資金のことを指しているわけですが、その資金が何かしらの原因で増えていっているわけです。

運転資金の増加の理由としては、例えば人件費の増加があります。社員を増やしすぎているようなケースには運転資金が増加しているわけです。または仕入れ代金の増加などもあげられます。オフィスや工場の賃料のアップが関わっていることも珍しくありません。

運転資金の増加に関しては根本的な対策が必要になってきます。人件費を切り詰めるようなことも計画しなければならないでしょう。仕入先の変更なども候補に入ってくるはずです。

・売掛金や受取手形の回収が上手くいっていない

売掛金や受取手形のことを売上債権と呼んでいます。
企業間取引の場合は、掛取引となっているのです。掛取引となっているので、回収はすぐにはされません。売上が発生してから1ヶ月先や2ヶ月先となっているわけです。

そこで問題が発生してくるのです。掛取引というのは、企業の信用で行っているものでもあるので入金がされない事も考えられます。取引先も都合があるかもしれませんが、期日に必ず入金があるとは限りません。結果的に回収に時間がかかってしまったり、貸倒れが起こってしまったりすることもあり得るのです。

売上債権の回収の問題につては、前もって信用調査を行うことが大事です。取引先が安全であるかを確認しましょう。さらに現金決済の量を増やす、ということも計画していくべきでしょう。
他にもファクタリングを利用して、期日前に売掛金を現金化してしまうようなこともおすすめです。

・過剰に生産している、過剰に仕入れている、過剰に在庫がある

精算するにもコストが掛かります。仕入量が増えればそれだけ会社から出ていくお金も増えます。在庫が多いと管理費も発生するわけです。

適切な生産量、適切な仕入量、適切な在庫量が重要になってくるわけです。それらについて、しっかりと確認しておきましょう。自社の対応できる範囲内の資金管理をしていかなければなりません。

ちょっとでも無理をしてしまうと、のちのち資金繰りに影響が出てきてしまうわけです。

・買掛金の支払いサイトと売掛金の回収サイトのバランスが崩れている

要は買掛金の支払期間が短く、売掛金の回収期間が長くなっているのです。

基本的に売掛金の回収サイトが早ければ資金問題は発生しない確率が高いです。しかし買掛金の支払サイトのほうが早くきてしまうと、先にお金が出ていってしまうことになります。よって資金繰りが悪化してしまうのです。

仕入れた時にかかったお金よりも、売った時のお金のほうが早く入ってくれば買掛金の支払いは問題ないはずです。しかし逆転していると、会社から資金が出ていくことになります。

対応策としては、売掛金と買掛金の支払い・回収バランスを整えることです。売掛金の回収間隔を短くするか、買掛金の支払間隔を長くするかしましょう。

 

融資が必要になる原因その2|設備投資を過剰にしている

・過剰な設備投資は資金繰り悪化の元凶

設備投資は会社にとって欠かせないものかもしれません。
会社がおいおい効く発展するためには、設備投資は必須なのです。しかし問題となってくるのが「過剰」という部分です。過剰に行ってしまえば、それだけのお金が会社から出ていってしまうことになります。すぐに回収できればよいのですが、設備投資したお金はすぐには回収できません。

では設備投資したお金はどの程度で回収できるのでしょうか。実はどんなに効率的にしたとしても、2年から3年はかかってしまうものなのです。

設備投資したお金が戻ってくるまでには時間がかかる、ということはしっかりと頭に入れておかなければなりません。

そこで考えるべきは設備投資資金を自社のお金ではなく融資で対応する、ということです。実際に融資のプロの多くも「設備投資資金は借り入れで行うべき」と指摘しているのです。回収には時間がかかるので、自社のお金を使ってしまうと資金力が不足してしまいます。本当にお金をつかうべき時に自社の現金預金が足りない、という状況になってしまうわけです。

・計画性のある設備投資を行っているでしょうか?

設備投資ですが、単に会社を大きくしたい、といった理由だけで行っていませんか?
設備投資には1,000万円単位などの大きなお金がかかってくるわけです。大きなお金に対応するために、慎重に行っていかなければなりません。

実際にいくら必要なのでしょうか?
そのお金はどのようにして確保するのでしょうか?
どのくらいの期間をかけて回収する予定でしょうか?

少なくても上記のようなことは明らかにした上で設備投資は行わなければなりません。

・不必要な投資の実施は避けること

投資にも様々な種類がありますが、以下のようなものを行っている会社もあるのです。

・不動産系の投資
・ゴルフ会員権への投資
・株式への投資

確かに値上がりすることもあり、利益を生んでくれることもあるでしょう。しかし必ずしも利益が出るとは限らないわけです。そもそも会社の経営とは関わっていません。だからこそ不必要な投資は避ける、ということも大切なのです。

本業とかかわりないことにはあまりお金をかけない、ということは経営の基本ですよ。

 

融資が必要になる原因その3|利益が減少している

・売上が下がっている

最も多い融資が必要になる原因でしょう。
売上に問題が出てくると、会社に入ってくる現金が少なくなるわけです。売上が下がる原因としては様々あります。顧客の減少もあるかもしれません。販売の単価を低下したことが原因になっているかもしれません。

売上が下がって融資が必要になる場合には、抜本的な対策が必要になります。営業力を高めて新たな販路を探すのも一つの手でしょう。しかしそれにもコストが発生してしまうので、注意しなければなりません。

最初にすべき対策はコストカットです。コストカットは計算しやすいので、効果が現れやすいのです。ただしコストカットしすぎるとまた新たな問題が発生するので、バランスが重要になってきます。

・固定費が増加している

管理費の増加や経費の増加労働生産力の低下などが原因となっています。固定費は確実にかかってくる費用なのでカットは難しいですが、利益が大きく下がっている場合には何かしらの対処をしなければなりません。

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