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資金調達の優先順位を知ろう!企業はどこから手を付けるべきか

資金調達2018/09/11

資金調達をする時は気持ちばかりが先走ってしまい、冷静に物事が考えられないような状況に陥っていることも少なくありません。資金調達ができなければ資金がショートして倒産するかもしれない、といった状況になっていれば冷静ではいられないのも仕方ないでしょう。

しかし資金調達がうまくいけば会社はそう簡単に倒産することはありません。そこで注目すべきは資金調達の優先順位を知る、ということなのです。

資金調達の優先順位を知っていればどこから手をつければよいかわかります。資金繰りが悪くなっていたとしても、やるべきことが分かっているので比較的冷静でいられるわけです。

こちらではいくつかの資金調達法のなかから特に優先すべきものを紹介していきます。

銀行のプロパー融資を優先すべし

銀行ではいくつもの融資を実施しています。

・銀行自体が主体として行っている「プロパー融資」
・信用保証協会の保証がついている「信用保証協会保証付き融資」
・ノンバンクから保証を受ける「ノンバンク保証付き融資」

以上の3つの中で最も優先順位が高いのがプロパー融資となっています。
あまり数が多くないのがノンバンク保証付き融資ですが、銀行で主流になっているのは「プロパー融資」と「信用保証協会保証付き融資」となっています。

ではなぜプロパー融資がおすすめなのでしょうか。実は審査が厳しいといった理由があります。企業として信用があるときでなければ利用できません。だからこそ自社の信用を試すために申し込みを行ってみる、ということもおすすめなのです。本当に資金繰りが悪化してどうしようもなくなってからではプロパー融資を利用することはできません。

さらにプロパー融資がおすすめできる理由としては、限度額があります。銀行自体が行っている融資でもあるので、比較的高額の貸し出しにも対応しています。少額の資金調達ではなく、高額の資金調達を狙っている、という方にもおすすめできるタイプの資金調達法となっているわけです。
他にも金利が低い、といったメリットもあります。低金利での借り入れができるので、返済にプラスの作用があるわけです。金利が高くなると、月々の返済額も高くなってしまいます。返済総額も高くなるので、会社にとって負担になりやすいのです。しかしプロパー融資の金利が低ければ1%や2%ということもあり、安心して利用できるわけです。

信用保証協会付き融資に関しては、判断が難しいかもしれません。信用保証協会の保証がつくので銀行融資が受けられやすくなる、といったメリットはあります。しかしネックとなるのが融資額なのです。

信用保証協会月融資の場合は、高額の資金調達が難しくなっています。低額の融資が中心となってくるので、高額の融資を希望している方にとっては有効活用できないタイプの資金調達法となります。
一方で保証がつくので金利についてはプロパー融資と同様に低めの設定となっています。低額の融資で問題ない、という方であれば利用を計画してみましょう。

最後にノンバンク保証付き融資に関してですが、金利が多少高く設定されるのが大きなネックとなっています。審査難易度としてはこの中では低いのですが、返済については多少問題が発生する可能性があります。
さらにノンバンク保証付き融資に関しては導入している銀行はそれほど多くありません。利用できるケースが少ない、という部分も問題になってくるわけです。

以上のことから、銀行からの融資を考えているのであれば、まずはプロパー融資を検討しましょう。プロパー融資が難しいのであれば信用保証協会月融資やノンバンク保証付き融資を考えればよいのです。

銀行とノンバンク|どちらの融資を優先すべきか?

・銀行融資を優先すべし

融資による資金調達を考えている場合ですが、多くの企業で「銀行から融資を受けるか」それとも「ノンバンクから融資を受けるか」で悩んでいます。

銀行とノンバンクですが、優先順位をつけるとしたら銀行優先となります。

銀行を優先すべき理由としては、今後の借り入れが関わってきます。企業に関しては1回や2回の融資で終了ではありません。何回も借り入れを行う、といったこともあり得るのです。

そこでネックになってくるのがノンバンクの利用です。ノンバンクを利用してしまうと、銀行からの見方が大きく変わってきてしまいます。企業信用度が大きく低下する恐れもあるので、銀行からの借り入れや政府系金融機関からの借り入れもできにくくなってしまうわけです。

今後の資金調達にも悪い影響が出てきてしまう可能性が高いからこそ、なるべくノンバンクからの融資は避けなければなりません。もちろんどうしようもない時はOKです。
ノンバンクについては審査難易度が低い、といった特徴もあります。銀行での借り入れが難しい場合には、それほど選択しがないのでノンバンクの利用も検討しておきましょう。

ファクタリングと手形割引|どちらを優先すべきか?

・ファクタリングを優先すべき

売掛金と約束手形のどちらを利用した資金調達を行うのか、ということですが、売掛金を利用した資金調達のほうがおすすめです。

そもそも売掛金と受取手形ですが、保有金額に大きな違いがあるはずです。基本的には売掛金のほうを多く所有しているはずなので、資金調達額に大きな違いが出てきてしまいます。売掛金を利用したほうが、高額の資金調達ができる可能性が高いわけです。

もう一つ注目すべきはリスクです。
手形割引には大きな問題があります。仮に手形が不渡り状態になってしまった場合には、自社で対応をしなければなりません。不渡りが出た場合にはマイナスになってしまうのです。リスクが高い資金調達方法となっています。

一方でファクタリングについては、仮に回収ができなかったとしても問題はありません。損失はファクタリング業者が背負うものとなっているのです。「償還請求権なし」に設定されているのがファクタリングであり、売掛金の回収が不能になったとしても自社が代わりに支払うようなことはありません。要は貸し倒れの対策にもなるのがファクタリングなのです。

知り合いからの資金調達は検討すべきなのか?

・リスクが高いのでおすすめできない

開業時などは資金調達する方法も限られているので、知り合いからの資金調達についても仕方がない部分もあります。しかしある程度創業してから年月が経っているのであれば、知り合いからの資金調達の優先順位は下げておくべきなのです。

その理由としてはリスクがあります。知り合いからの資金調達ですが、お金が返せないようなことになると、人間関係に大きな問題が発生してしまうわけです。自身の立場を失ってしまうことにもなりかねません。

さらに個人に関しては貸し倒れに対する認識も厳しくなっています。帰ってくるものとして貸し出しているわけです。一方で銀行やノンバンクについては、ある程度の貸し倒れについては許容しています。債務整理などの正当な手段を取れば、回収についてはストップします。

しかし個人相手となると相関単位は行きません。貸し倒れのリスクを許容できないケースも有り、例えば任意整理などに応じてくれないこともあるのです。あくまで全額の返済を求めてくることもあり、訴訟などに発展してしまう可能性もあります。

知り合いからの借り入れに関しては最後の手段、といった感じで捉えておくのがおすすめです。

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