ビジネスローンの審査が甘いというのは本当なのか?

2018/02/13
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企業が融資を受けるのは簡単ではない、といった印象が強いと思います。審査に通るために、様々な書類を作成した上で提出し、その上で厳しい審査が待っているわけです。審査結果が出るのにも時間が掛かるなど、あまり良い印象を持っていない方も多いかもしれません。

一方で企業の融資については銀行融資以外にも、ノンバンクで行われているようなビジネスローンも存在しています。ビジネスローンに関しては、審査がゆるいとされているのですがそれは真実なのでしょうか?

こちらではビジネスローンの審査についてお伝えします。

 

そもそも何と比べてビジネスローンの審査は甘いとされているのか?

・銀行融資と比較して審査が甘いとされている

企業に対する融資というと、銀行融資が最初に思い浮かぶはずです。その銀行融資と比較してビジネスローンの審査は甘い、とされているわけです。

そもそも銀行融資に関しては2つの種類が用意されています。

①信用保証協会の保証付き融資
②プロパー融資

【①信用保証協会の保証付き融資について】

信用保証協会が保証人になることによって、銀行に融資を依頼する、といった内容になっています。
会社自体にそれほど信用がない状態の時に、信用保証協会が保証人になるのであれば銀行は融資する、といったシステムになっているわけです。もちろん信用保証協会が保証員になってくれなければ融資は受けられません。

【②プロパー融資について】

こちらは一般的な銀行融資です。
銀行と直接交渉することで事業資金を借り入れることを指しています。銀行から信用できると判断された企業のみが借り入れできます。

・審査に時間をかける銀行

ビジネスローンでは、審査については最短即日となっています。申し込みをおこなった日にすぐに審査結果を出してくれるところも存在しているのです。

一方で銀行に関しては審査にかなりの時間をかけてきます。中には1ヶ月や2ヶ月程度もかけてくる銀行も存在しているわけです。

審査時間の長短も審査難易度に大きく関わってきます。審査時間をかけるということは、それだけ融資対象先の企業を詳しく調べる、ということでもあります。問題を発見するために時間をかけているわけです。時間をかければかけるほど、その企業の粗(あら)も見えてきます。銀行の審査が厳しいとされるのは仕方ないことなのかもしれません。

ちなみに銀行融資では、企業の実態や事業案件を審査でチェックしてきます。会社としての経営状態や行っている事業の内容を確認してくるのです。

 

本当にビジネスローンの審査は甘いのか?

・審査通過率が高いことは確か

よく言われているのが、「銀行融資には断られたけどビジネスローンには通過できた」といったことです。実際に銀行融資に断られた直後にビジネスローンに申し込んで通過できた例は枚挙に暇がありません。

よって銀行融資よりはビジネスローンの審査は甘いと判断できるわけです。

だからといって、どんな企業であったとしてもビジネスローンの審査に通過できるわけではありません。審査落ちしてしまうケースも多く報告されているので、問題があると判断された場合には審査落ちの憂き目にあってしまいます。

・銀行のビジネスローンの審査は厳しいのか?

銀行のビジネスローンの審査も厳しいとされています。

ノンバンクだけではなく銀行でもビジネスローンを用意しています。しかし現在では縮小傾向です。主に地方銀行が取り扱っている程度となっているわけです。銀行のビジネスローンの利用を計画している方は地元にある銀行のビジネスローンをチェックしてみましょう。

銀行のビジネスローンも一般的な銀行の企業融資と比較すると審査難易度は低い傾向にあります。しかしノンバンクと比較すると、やはり厳しいと言わざるをえません。審査の目のつけどころが銀行融資と同じだからです。銀行融資に落選した方が、同じ銀行のビジネスローンに申し込んだとしても突破できる可能性は極めて低いわけです。

 

ビジネスローンの審査が甘い理由その1|金利が高い

・利益率が高いビジネスローン

銀行融資の場合は、金利が極めて低くなっています。
銀行によっても実質年率は大きく異なってくるわけですが、3%未満というケースも珍しいわけではありません。3%未満ということは、お金を貸したとしても利益率は極めて低いわけです。

利益率が極めて低い状態で、しかも貸し倒れリスクが高い、ということになってしまえば貸し出しに消極的になってしまうのは仕方ないでしょう。

一方でビジネスローンの金利は極めて高いです。消費者金融系などになると、最高実質年率が18.0%程度に設定されることもあるわけです。個人向けのカードローンと大差ありません。

実質年率が高いということは、それだけ利益率が高い、ということでもあるわけです。身入りが大きいので、多少のリスクは背負うのも覚悟の上なのです。

 

ビジネスローンの審査が甘い理由その2|限度額が低い

・リスクが少ないビジネスローン

お金を貸す側が最も恐れるのは貸し倒れリスクです。貸したお金が返ってこない、といった状態になってしまえばまるまる損をしたことになってしまうわけです。

銀行の企業向け融資については数千万円から数億円、さらには数十億円といった規模になります。もしも数十億円貸したのに貸し倒れてしまえば、銀行としても大きなダメージを受けてしまいます。貸し倒れが発生しないように、厳しい審査を実施するわけです。

一方でビジネスローンの貸出額はどの程度となっているのでしょうか。もちろん業者によっても大きく異なってくるわけですが、数千万円から1,000万円。高くても2,000万円程度に限定されていることが多くなっているのです。

ここでわかると思いますが、ビジネスローンは貸出金額が低く設定されています。よって貸し倒れが起こったとしても、それほど大きなダメージを受けることはありません。もちろん資金力は銀行よりもないので、ダメージがないわけではありませんが、その分金利を高くして利益率を高めるなどの対応しているわけです。

貸し出しの限度額が低い、ということもビジネスローンの審査が甘いとされる一つの理由となっています。

 

ビジネスローンの審査が甘い理由その3|画一的な審査基準がない

・スコアリングシステムを採用していないビジネスローンが多い

個人向け融資でも企業向け融資でもスコアリングシステムが採用されているケースがあります。スコアリングシステムとは様々な情報を点数化して、その点数によって審査を通すかを判断するものです。個人向けカードローン業者の多くが取り入れています。

一方でビジネスローンに関しては、審査にスコアリングシステムを採用していないところが多くなっています。スコアリングシステムを採用していないということは、何かしらの悪い情報があったとしても審査を通過できる確率がある、ということでもあるわけです。

審査が画一化されていないので柔軟性がある、といった見方もできますよね。

たとえば赤字決済であったとしても、利益率が高い企業であればプラス判定してくれるかもしれません。業歴が短かったとしても、有望と判断されれば貸し出してくれるかもしれないわけです。

ちなみに中小のビジネスローンの多くはスコアリングシステムを導入していません。会社に赤字や業歴の短さなどの悪い情報がある場合には、中小のビジネスローンを狙ってみましょう。

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