ビジネスローンは便利だけれど後の返済負担が苦しくなる?

審査基準のハードルが低めに設定されている上に無担保・無保証人であり、利用する金融業者によっては即日融資も可能となるビジネスローンを、資金調達の方法として利用する中小企業も少なくありません。

何と言っても借りやすさが最大のメリットではありますが、やはり高めに設定された金利で返済負担が大きく感じてしまう部分はデメリットでもあります。

そこで、どのような場面においてビジネスローンを資金調達に利用すればよいのか、返済負担に苦しまないための有効的な活用方法を確認しておきましょう。

 

通常の融資とはどのくらい金利に差があるのか

たとえば中小企業が銀行で融資を受けた場合、適用される金利は2.0%~9.0%程度です。

しかし一般的なビジネスローンの金利は3.0%~18.0%とその幅が大きく、多くの場合上限ギリギリの金利が適用されることになるため返済負担が大きいと感じてしまうのも無理はありません。

融資額が大きく、借り入れを行おうとする企業の信用力が高ければ低い金利が適用されることになるでしょうが、現実的に考えると、初めて借り入れを行う場面で下限金利が適用されることはほぼないでしょう。

これだけ金利に差が出てしまうと、無計画にビジネスローンで借り入れを行い、運転資金に充てる行為を繰り返すことは返済負担に追われる状況に陥るだけでなく、本業で利益を出すことも難しい損益状態を作ってしまうことにも繋がります。

 

ビジネスローンを利用するとよい場面とは

そこで、もしビジネスローンを資金調達に利用するのなら、売上の見込みがある資金調達や、受注が決まっている原材料の仕入代金必要な人員の補充などの費用に充てることが望ましいといえるでしょう。

将来入金が予定されている出費に対して利用するのなら、実際に売上代金などの入金があったときにビジネスローンの返済に充てることができるからです。

確かにビジネスローンは金利が高いので、恒常的に運転資金に充てることは望ましくありませんが、売上代金が入金されるまでの一時的な資金繰りとして活用するのなら、それほど金利負担を重く感じることもないと考えられます。

 

高金利から低金利へのシフトも検討が必要!

また、ビジネスローンも利用する金融機関によって設定される金利はいろいろです。もし高い金利でのビジネスローンを利用している場合、低い金利のビジネスローンに借り換えが可能であれば、そちらにシフトすることも検討しましょう。

そもそも銀行や政府系金融機関など、低い金利が設定される融資からの借り入れが可能になれば、ビジネスローンを利用する必要性はなくなります。

もしビジネスローンを利用することで一時的な資金を調達でき、資金繰りが改善していけばいずれは長期で低金利の融資を利用するなど、返済負担に追われることのない方法への借り換えなども検討していくことを検討してください。

 

まとめ

ビジネスローンを資金調達の手法として活用する理由はそれぞれでしょうが、多くの場合が銀行のプロパー融資などは審査が通らないという場合や、急いで資金の調達が必要であるという状況であるケースです。

早ければ即日融資も可能となり、担保や保証人なども必要ありませんのですぐに資金が必要という場面でも対応できる手法であり、上手く使えば有効な資金調達が可能となります。

しかし、金利が高めに設定されていますので、利用する場合には短期でとどめておくことを心掛けてください。

また、即日資金を必要とする場合で、売掛金を保有していればファクタリングという方法も検討できます。ファクタリングは売掛金を売却して現金化する資金調達の手法ですが、こちらは借り入れではありませんので返済負担に追われることはありません

当然ながら、担保や保証人も必要なく、早ければ即日現金化も可能です。資金を調達する方法は借り入れ以外にもありますので、調達後の資金繰りに不安がある場合にはファクタリングを利用してみるとよいでしょう。

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