ノンバンクと銀行は何が違う?融資を利用する場合の注意点

2019/01/22
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ノンバンクとは、「ノンバンク(Non bank)」という名称通り、銀行以外の金融機関という意味で、預金以外の与信業務を行う金融業者です。お金を貸し出す専門の金融業者であることから、銀行などの金融機関とは大きく異なる点があります。

そこで、ノンバンクとはどのような金融業者なのか、もしノンバンクのビジネスローンなどを利用する場合など、何に注意すればよいのかなど確認しておきましょう。

 

銀行とノンバンクの違い

では、ノンバンクは預金を行わない以外に、銀行とどのような違いがあるのでしょう。大きな違いは次のとおりです。

 

総量規制の対象の有無

総量規制とは、原則、個人の借入総額は年収の3分の1までに制限されるという規定で、貸金業法に定められています。

貸付契約には、個人向け貸付、個人向け保証、法人向け貸付、法人向け保証という4つに分けることができますが、総量規制の対象になるのは個人向け貸付だけです。

個人が行う借り入れは総量規制の対象ですが、個人が事業用資金として借り入れを行う場合は、原則、総量規制の対象ではありません。他、法人向け貸付や保証、個人を対象としている個人向け保証は総量規制の対象外なので間違わないようにしましょう。

また、総量規制を対象とするのは貸金業者での借り入れのため、銀行は貸金業者には該当しないことから、銀行からの借り入れは総量規制の対象外ですがノンバンクからの借り入れは対象となります。

 

専業主婦はノンバンクを利用できない

銀行が提供するカードローンなどは専業主婦が申し込みを行った場合でも、配偶者の収入が安定していれば借入可能なケースもあります。しかし、ノンバンクは専業主婦本人に収入がない場合、借り入れは難しいでしょう。

 

ノンバンクの審査は柔軟だけど金利は高め

銀行から融資を受ける形は様々ですが、たとえばカードローンなどでも審査に要する時間などが必要なため、即日融資はまず無理でしょう。ただし、ノンバンクであれば即日融資が可能になるケースもあります。

また、銀行はノンバンクよりも審査は厳しいですが、金利はノンバンクより低めの設定です。たとえば、銀行のカードローンは多くが高くても14%程度なのに対し、ノンバンクは18%程度のことがほとんどです。

 

ノンバンクで借入ができる融資

ノンバンクは急にまとまったお金が必要になったという場合でも、即日融資が可能な場合もあるので利便性は高いといえます。提供しているローンにもいくつか種類がありますが、個人向け事業者向けのものに分けることができます。

 

個人向けのカードローン

個人向けに提供されている商品もいくつかありますが、最も多く利用されているのは消費者金融などのフリーキャッシングでしょう。借りたお金の用途は生計費に使用でき、個人事業主であれば、生計費だけでなく事業費に使うこともできます

 

事業者向けのビジネスローン

個人事業主や法人の代表者であれば申し込みを可能とする融資で、事業性のある目的に対する貸し付けが行われます。運転資金、つなぎ資金、事業拡大、設備投資など、幅広く利用することができます。

銀行とノンバンク、どちらもビジネスローンは提供されていますが、やはりノンバンクのほうが金利は高めであり、融資限度額も低く返済期間も短めです。

 

ノンバンクから借り入れを行うメリット

では、ノンバンクで融資を受けることにどのようなメリットがあるのか考えてみましょう。

先にも述べた通り、銀行よりは金利が高いですが、金利の定期的な見直しを行っている金融業者もあることはメリットといえます。また、銀行よりは審査が簡易的に行われる場合もあるため、銀行では審査が通らなかったという場合でも借り入れできることがあります。

そして最大のメリットとして、先に述べたように即日融資できる場合もあるということが挙げられます。

 

ノンバンクから借り入れを行う場合の注意点

もし、ノンバンクから融資を受け、万一、返済が滞った場合には厳しい取り立てに合うのではないかと心配する方もいるようです。しかし、銀行から借り入れを行って返済に遅れが生じた場合と催促方法に差はありません。

銀行もノンバンクも、無言で返済が遅れることには厳しいですが、一言、連絡を入れておくだけでも柔軟に対応してもらえる可能性があります。ただし、あまりに返済が遅れる場合には信用情報を損なう可能性もあるため、期日までに返済可能な計画を立てた上で借り入れを行いましょう。

 

銀行からの借り入れで延滞が続く場合

銀行から事業資金の融資を受けている場合、信用保証協会が保証する契約になっていれば金融機関と連携している保証会社による代位弁済が行われます。

代位弁済が行われた場合、保証会社が代わりに返済してくれたのでもう返済しなくてよいというわけではなく、信用保証協会から督促が送付されることになります。返済相手が銀行などの金融機関から保証会社に変わるだけですので、勘違いしないようにしましょう。

 

●代位弁済が行われた後はどうなるのか

代位弁済が行われると、それまで利用できていた借り入れやクレジット機能は利用停止となり、代位弁済が実行されるまでの滞納分に対して遅延損害金が課されます。

最も注意したいのは、代位弁済が行われるとこれまでのように分割で返済する権利を失うということです。保証会社からは全額を一括返済するように請求され、返済できない場合には財産の差し押さえなどが行われます。

信用情報機関にも事故情報(ブラックリスト)として登録されることになるため、その後、銀行やノンバンクからの借り入れは信用回復するまでできません。モノを購入するときにローンを組みたいと思っても利用できなくなるなど、生活に様々な支障をきたします。

そのようなことのないように、銀行でもノンバンクでも、万一、返済が難しくなった場合には直接利用している金融機関などに連絡を入れて相談してみることが大切です。

 

ノンバンクはブラックリストに入れば利用できない

信用情報機関に事故情報として掲載されることを、一般的にブラックリストに載るといういい方をしますが、この場合には返済能力がないと判断されることになります。

そのため、いくら審査が柔軟なノンバンクでも新規での借り入れはできなくなってしまいます。

もし、ブラックリストに載っていても融資してくれる金融業者があるとしたら、貸金業者としての登録を行わずに違法な金利で貸し付けを行う悪徳業者です。

闇金とよばれる悪徳業者の場合、たった数万円の借り入れが一気に何十万円という返済額にまで膨れ上がることあるほど、違法で高い金利で貸し付けを行います。いくら困ったからといっても、後々のことを考えれば絶対に利用すべきではありません

 

まとめ

銀行とノンバンクにはいろいろな異なる点があることが理解できたと思いますが、どちらを利用したほうがよいかはなぜお金を借りる必要があるのか、どのくらいの期間で返済したいのかなどによって異なります。

ノンバンクの最大のメリットは即日融資が可能である点ですが、もし急いでお金を準備しなければならない場合、売掛金がある会社などであればその売掛債権を現金化するファクタリングという資金調達の方法もあります。

ファクタリングは借り入れではないので返済義務は生じない上に、即日現金化を可能とする場合もあるので注目です。後に発生する返済義務で資金繰りを圧迫することが不安な場合は、ファクタリングも資金調達の方法の1つとして検討してみるとよいでしょう。

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