真相はいかに!融資を受ける本当のメリットとデメリット

2018/02/26
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会社として岐路に立っていることもあるでしょう。どんな企業であったとしても、経営が厳しくなることはあります。新たな事業を行うことを計画しても資金が足りない、ということもよくあるものなのです。

そこで一つの対策となるのが「融資を受ける」というものです。資金を確保することで、会社としての窮地を免れられるかもしれません。新しい事業にも取り組めるようになるかもしれないのです。

しかし融資にはメリットだけがあるわけではありません。デメリットもあるので、マイナス面も確認した上で融資を受けるかを判断しなければなりません。

こちらでは企業が融資を受けることによって発生するメリットとデメリットを徹底解説します。デメリットのほうが印象に残ってしまった、という方には融資以外の資金調達を紹介するので参考にしてください。

 

会社が融資を受けるデメリット6つ!

①タイムリーに事業に参入できる
②融資実績が育てられる
③会社としての選択肢が増える
④資金調達先から支援を受けることも可能
⑤経営にレバレッジ効果が得られる
⑥預金残高が高いことにより資金調達が受けやすくなる

 

【①スピーディーな事業展開を可能にする融資】

何かしらのビジネスアイデアを思いついたのに、資金がなければ実行できない、といったケースも珍しいものではありません。資金がなかったとしても融資が受けられればビジネスアイデアも実行に移せるわけです。

資金がないからといって新規事業に参加できないような状況になってしまえば、ビジネスチャンス自体を失ってしまいかねません。事業ではお金も重要です。それと同じくらいに重要といても過言ではないのがタイミングなのです。

同じ事業を行ったとしてもタイミングが違ければ、全く異なる結果を招きます。ビジネスには成功する時期もあれば失敗する時期もあるわけです。

仮に新規事業に1,000万円かかるとします。その1,000万円を貯めるために3年や4年もかけてしまえば、他の企業が参入してくるかもしれません。そうなれば参戦したとしてもすでにライバルが居る状態です。ライバルにはすでに顧客も付いているでしょう。成功する確率はかなり低くなってしまうわけです。

【②融資実績の獲得について】

融資を受ける時ですが、「審査が極めて厳しい」といった印象があるのではありませんか?
実際に審査落ちしてしまった経験がある企業も多いでしょう。

そもそも融資を受けるためには信用が極めて重要なのです。信用がない企業に対して銀行などの金融機関が融資してくれることはありません。

しかし融資の審査が通りやすくなる方法があります。それは過去に借り入れ実績がある、というものです。過去に融資を受けた金融機関であれば、2回目以降の融資の審査は比較的ゆるくなるのです。ゆるくなる理由としては、「融資実績」があるからです。

また他の金融機関から借り入れるときも、過去に借り入れた実績があるということがプラス評価されることがあります。銀行は横並びが好きであり「過去に〇〇銀行から借り入れあり」ということがわかると、貸しても大丈夫だろう、と判定してくることもあるのです。

融資の審査で難度が高いのが、企業としてはじめて融資を受ける、という場面です。借り入れ実績がないので、金融機関側としてもどのように判断してよいのかわからないのです。

「初めての融資を検討している」という場合には、少額の申し込みから始める、という方法もあります。少額であれば、金融機関側もそれほど厳しい審査は行ってきません。

【③資金が増えることで選択肢が増える】

会社の資金が少なければ出来ることも限られてしまいます。もちろん新たな事業展開も出来ません。
原材料費や商品の価格が下がっているので大量に仕入れてコストを減らしたい、という場合にも対応できないわけです。

融資を受けることで会社の資金が増えれば、経営上の選択肢が増えます。例えば設備投資をしたい、というケースでもすぐに対応できるわけです。仕入れ量の増加といった対処もできるようになり、会社として出来る経営判断が増えることになります。

そもそも資金難でしたいことがあるのに「何も出来ない時間」は無駄です。ビジネスチャンスを逃さないためにも資金調達は積極的に検討すべきです。

【④資金以外にも支援が受けられる】

すべての金融機関が対応しているわけではありませんが、融資をしてくれる金融機関が経営的なアドバイスなどをしてくれるケースもあります。ビジネスパートナーとなるかもしれない人を紹介してくれるなど、人脈を広げるお手伝いをしてくれることもあるのです。

そもそも融資する金融機関側としても、融資先には発展してもらわなければ困ります。返済してもらえない可能性もあるわけですから。ある意味で融資する金融機関と融資先企業は一蓮托生なのです。

ちなみに金融機関による資金以外の支援については無料となっています。金融機関としては利息が儲けなので、それ以外に請求してくる事はありません。

※資金以外の支援としてはベンチャーキャピタルが有名です。過去に会社を経営していた方がベンチャーキャピタルに参入しているケースが多く、経営アドバイスや人脈の確保など様々な支援をしてくれます。ただし経営に介入してくる恐れもあるので、注意しなければなりません。

【⑤融資によるレバレッジ効果とは】

レバレッジとはFX(外国為替証拠金取引)などでよく使われる言葉ですが、少ない資金で大きな取引をすることを指しています。例えば10万円の資金で100万円分の取引をする、といったような感じです。

会社が融資を受けると、前述したレバレッジ効果が得られる可能性が出てきます。例えば、特定の商品を仕入れるとします。10個や20個の仕入れであれば、値引きを受けるのは難しいでしょう。もとのままの代金での仕入れとなってしまいます。
一方で資金があるので100個や200個など大量の仕入れになった場合はどうでしょうか。交渉をすれば値下げに応じてくれるかもしれませんよね。実際に大量仕入れの場合は、値引きをしてくれるケースが多くなっているわけです。

上記したものが、まさに経営のレバレッジ効果です。資金が豊富にあれば、仕入れ商品や原材料の1個あたりのコストを引き下げられます。その結果、利益率が高まるわけです。

資金力があれば有利な経営ができます。逆に資金がなければコストが高まり、不利な経営を強いられてしまうのです。

【⑥現金保有により信用度が増す】

金融機関が融資をする時に重視する一つの項目に、現時点でどれだけの現金があるのか、というものがあります。会社としての現金保有金額が高ければ高いほど融資してくれやすくなる、との事実があるのです。

そもそも現金が少ない会社はすぐに倒産してしまうかもしれません。現金がショートしてしまえば会社は成り立たなくなってしまうわけです。
一方で負債はあったとしても現金をたくさん持っている会社は、すぐに倒産することはありません。資金に余裕があるとのことで会社として存続する可能性が高いので、金融機関としては融資がしやすいのです。

会社としても一定額以上の現金がある、ということは大きなプラスです。心理的な余裕が生まれるので、適切な経営判断もしやすくなります。

 

会社が融資を受けるメリット4つ!

①利息が発生してしまう
②毎月返済をしなければならない
③経費削減努力をしなくなる
④そもそも融資のハードルが高い

 

【①借りた以上に返さなければならない】

金利が有利であることでもおなじみの銀行融資であったとしても、一定の利息金が発生してしまうのです。借りた金額以上に返済をしなければならないので、会社の資金だけで乗り切れる場合には融資を受けないのも一つの選択肢です。

利息率については、金融機関によってもかなりのばらつきがあります。さらに自社の信用によっても変動するものなのです。

例えば銀行とノンバンクであれば、銀行のほうが金利的には有利です。ノンバンクは金利が高く設定されているので注意しなければなりません。
会社の信用が高ければ金利が有利になります。一方で信用が低ければ金利が不利になります。

会社の信用というものですが、まずは規模があります。会社の規模が大きくなれば、それだけ信用があるということになり有利な条件での融資が可能となります。業歴も信用に大きく関わります。業歴が長ければ信用が高くなり、借り入れがしやすくなるのです。
会社の経営状態も信用に大きく関わります。黒字経営が続いていれば有利な条件で借り入れができます。一方で赤字経営が続いていると借り入れ自体も難しくなってしまうのです。

【②返済が経営を圧迫することも】

融資を受けるということは返済の義務も負う、ということになるわけです。
基本的には毎月一定額を返済していかなければなりません。会社として返済は大きな負担になることもあり、経営が圧迫されてしまうこともあるのです。

月々の返済額に関しては支払える範囲内であることが必須です。返済能力に合わせた借り入れ額を設定しなければなりません。

ちなみに融資後一定期間は利息金のみの返済を実施し、最後に一括して元金を返済する、といった借り入れ方法に対応している金融機関もあります。

【③資金を得ることによって使いすぎてしまう恐れも】

融資を受ける前までは資金がないので、経費削減努力をしていると思います。しかし融資を受けると、一気に会社の預金残高が上昇するわけです。預金残高が増えることによって気が緩み、ついつい様々な支出が増えてしまう会社も珍しくありません。

融資を受けたとしても、それは一時的にすぎません。経費削減努力は引き続き行っていかなければならないのです。

【④融資を受けるために保証人や担保が必要になることも】

企業が融資を受けることは簡単ではありません。申し込んでも断られてしまうことが珍しくないわけです。
信用がない会社であれば、融資を受けるときに連対保証人を求められることもあります。不動産などの担保を求められるケースもあるのです。

金融機関にもよる部分ですが、特に銀行は審査が厳しいことでも知られています。名の通った企業でなければ借り入れは難しいのが現状であり、保証人になってくれる人を探すためにそれなりの労力が必要になることもあります。

 

融資以外の資金調達法とは

融資以外の資金調達法とは返済義務のない資金調達のことを指しています。返済する必要が無いので、融資のデメリットの一つがないのです。

・ファクタリング

ファクタリングとは売掛債権を売却して現金を得る資金調達の一つの方法です。会社の資産である売掛金を売却することになるので、売却したとしても負債を抱えるわけではありません。
売掛金が回収できたらファクタリング業者へ振込をおこなって取引は完了します。

売掛金については、現金化されるまでにはかなりのタイムラグが生じてしまいます。数カ月先の入金が待てない、というケースもあるでしょう。そういったケースでファクタリングを利用することで、売掛金の回収までの期間を短縮化させるわけです。

ファクタリングには、自社の信用はほぼ関係ない、とのメリットもあります。売掛金は売掛先から回収されるものなので、問題となってくるのは売掛先の信用なのです。売掛先の信用が低いと判断された場合には利用ができなくなるわけですが、自社の信用が審査の主な判断基準ではない、といったことは特筆すべきことです。

一方で売掛債権を現金化するものなので、額面以上の資金調達は出来ない、とのデメリットもあります。額面から手数料などを差し引かれた上で現金が得られるわけです。数ヶ月待てば満額受け取れるわけですが、減額されてしまうのです。

・社債

社債とは資金を調達するために発行する債券のことを指しています。
社債については2つのタイプがあります。

・公募債・・・幅広い投資家を対象にしている
・私募債・・・少数の投資家を対象にしている

中小企業については、基本的に私募債を発行することになります。ここからは私募債についてお伝えします。

私募債は無担保であり、連帯保証人も必要ありません。手続きなども簡易的であり、比較的利用しやすい資金調達法なのです。
ただし私募債の場合は50人以上の人々に対して発行できない、といったデメリットもあり大規模な資金調達には向いていません。

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