債務超過に陥っている企業は銀行融資を受けられるのか?

2018/02/08
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「債務超過に陥っており赤字決算である」という方もかなり多いのではありませんか?もちろん資金調達をしなければ資金のショートも現実味を帯びてきてしまいます。

銀行融資を受けたい、と思いつつも「債務超過の企業は銀行から融資は受けられない」と思っている経営者が多いのは事実です。

今回は債務超過に陥っている企業は銀行融資を受けられるのか?さらに債務超過に陥っている企業におすすめの資金調達法について解説します。

 

債務超過でも銀行融資は受けられる可能性あり

・相手を選ぶこと

銀行融資は確かに審査が厳しいです。
実際に以下の様なことを言われてしまった方もいるかも知れません。

「赤字決算だから貸せません」
「債務超過なので貸せません」

しかし必ずしも債務超過や赤字決算だからといって貸し出しが行われないわけではありません。実は単に都合の良い言葉として利用されているだけなのです。

銀行(金融機関)といっても様々なタイプのものがあります。

・メガバンク
・都市銀行
・大手の地方銀行
・第二地方銀行
・信用金庫
・信用組合

どの金融機関も同じ判断基準を持っているわけではありません。
「赤字決済だから」「債務超過だから」と言われてしまった方はメガバンクや都市銀行、さらには大手の地方銀行に融資を依頼したのではありませんか?

そもそもメガバンクや都市銀行、大手の地方銀行は大企業との取引を重視しています。融資単位も数億や数十億となるケースが多いのです。大手の銀行としては、相手が大手企業であれば安心感もあります。さらに大きな取引となるので、身入りも多くなるわけですよね。

一方で中小企業の借り入れに関しては、数百万円や数千万円程度が多くなっています。たしかに少額の融資であれば金利を高く設定できるかもしれません。しかし大きなお金を貸す場合も、少額を貸す場合も手続きの手間は同じなのです。手間が同じなのであれば、少額の数百万円や千万円を貸すのに力を入れないのは当然でしょう。

【中小企業は地元密着型金融機関に融資を依頼すること】

第二地方銀行や信用金庫、さらには信用組合であれば中小企業であったとしても借入可能です。
それらの中小の銀行は、基本的に地域密着型です、地域のお客様を大事にする傾向があるので審査を突破できる可能性もあります。さらに中小の金融機関は大企業ではなく、中小の顧客を大事にする傾向があります。そもそも銀行はお金を貸さなければ経営出来ません。

中小企業は中小の金融機関からの借り入れを検討すべきなのです。

 

債務超過であっても融資を受けられる確率を高くする方法

・債務超過になってしまった理由を明確にしておくこと

金融機関の融資担当者から債務超過の原因に関する質問があると思います。債務超過になった原因を理解しているかを確認されるわけです。もしも原因がわからない、ということになってしまえば、金融機関としても貸し倒れリスクが高くなるので融資しにくくなってしまいます。

債務超過になってしまう原因は様々あるでしょう。
商品を過剰に仕入れすぎてしまったり、設備投資の効果が現れなかったり、といったこともあると思います。自社を調査すれば、何かしらの原因がはっきりと見えてくるはずです。

債務超過になった原因の種類によっても、融資が受けられやすくなったり受けられにくくなったりします。「日常的な原因ではなく、突発的に起こった原因によって債務超過になってしまった」というケースであれば大きな問題にはなりません。通常であれば債務超過に陥らなかった、と判断できるからです。

突発的な原因で債務超過になったのであれば、来季以降は黒字になり結果として融資をしても返済ができる、と判断できるわけです。

・経営を改善する方法を明確にする

債務超過に陥っているということは、現状で問題が発生している、ということになります。その問題を解決できる道筋をたてなければなりません。金融機関に対し、どのように経営改善をするかを明確に示すわけです。

具体的には経営改善計画を作成します。
まずはなぜ赤字になったのか、なぜ債務超過になったのかを明らかにします。そして赤字と債務超過を解消するための具体的な方法を示します。
その方法は実現性のあるものでなければなりません。

経営改善計画ですが、自社にとって理想に近いような内容にしてしまうケースもあります。それでは金融機関を納得させられません。到底実現不可能、と判断されてしまうかもしれないのです。

「毎年売上が5%伸びるので3年後には黒字化可能」としても金融機関は納得しません。なぜ毎年売上が5%伸びるのかを説明しなければならないのです。
そもそも売上が伸びればその分コストも上昇します。コストの増加も経営改善計画に明記しておかなければなりません。

おすすめのある経営改善方法としては経費の削減があります。
たとえば報酬の一部カットであるとか、赤字の原因になっている事業の一部を外部に委託する、といったものです。コストの削減については金融機関を納得させられやすい、との特徴があります。

 

債務超過でもしやすい資金調達方法その1|ファクタリング

・自社の経営は度外視されることも

ファクタリングは売掛債権の売却をすることによって資金調達をするものです。融資とは少し内容が異なっています。

売掛債権を売却することによって一定額を現金化するわけですが、売掛金を支払うのは自社ではありません。売掛先が支払うわけです。
ですから自社が債務超過に陥っていたり赤字であったり、ということは関係ありません。それよりも売掛先が売掛金を支払えるのか、ということが重視されるわけです。要はファクタリングの審査対象は、基本的には売掛先企業となるわけです。

・3社間取引であれば自社の経営状態はほとんど審査に加味されない

ファクタリングには2社間取引と3社間取引があります。
2社間取引の場合は、自社が売掛先から売掛金を回収しファクタリング業者へ支払います。
3社間取引の場合は、売掛先企業が直接ファクタリング業者へ売掛金を支払います。

3社間取引の場合は、売掛期の回収について自社を挟みません。ですから審査対象はほぼ全てが売掛先企業となるわけです。債務超過や赤字決算になっている企業の場合は、3社間ファクタリングがおすすめです。

 

債務超過でもしやすい資金調達方法その2|不動産担保融資

・不動産の価値によっては借り入れできる可能性も

不動産担保ローンは自社の経営状態も審査対象となります。債務超過については一定のダメージとなることは間違いありません。
しかし不動産の価値によっては、金融機関にとってそれほどリスクがなくなるのです。

不動産担保ローンが貸し倒れてしまった場合には、不動産を売却することによって回収されます。不動産の価値が高ければ、返済されなかったとしてもかなりの額を回収できることになるわけです。

担保自体が信用とみなされるタイプのローンなので、不動産を持っている企業であれば不動産担保融資も選択肢の一つとして考えておきましょう。

 

債務超過でもしやすい資金調達方法その3|ビジネスローン

・審査難易度が銀行よりも低い

債務超過は審査に大きな影響を与えます。
しかしビジネスローンは銀行から融資されなかった企業であっても利用できたケースが多いのです。審査難易度は銀行よりも低く設定されており、主に少額融資を行っています。

金利が高く設定されているので注意しなければなりませんが、銀行融資が難しい場合には選択肢の一つに入れるべきです。

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