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融資はどのように実行される?銀行融資の流れとは

融資2018/01/20

これから銀行融資を受ける際、初めての方は融資がどのようにおこなわれるのか気になるものですよね。実際に融資を受けるには審査に合格する必要があり、それに対する準備も不可欠となります。また、実行後の返済についてもさまざまな予備知識を深めておくと、今後の事業に役立ちます。

そこで今回は、融資を受ける際の流れについてご説明します。申し込みから審査、返済までの流れを、ここで一度確認してみましょう。

1.申し込み

銀行からの融資を受けるには、まず申し込みをする必要があります。銀行に融資を受けたいという希望を示してから、さまざまな準備をして計画を進めていくのです。

銀行の対応によって合否がわかる?!

ここで事業者として気になるポイントは、「銀行側にどのような対応をしてもらえるか」ですよね。必ずしもすべての例に当てはまるとは言えませんが、申し込み時点での銀行からの対応で、審査の合否がある程度予測できると考えられています。

申し込みの段階で銀行から好意的な態度を取られるか、または軽くあしらわれるような対応をされるかで、その後の結果が変わってくるのだそうです。

融資を受けるためには審査に合格する必要があり、銀行との面接が条件となります。その前にお互いの状況を知るために打ち合わせをおこなうのですが、それがどこで行われるかでも結果が変わります。担当者が会社を訪問する流れになれば合格、こちら側が銀行に出向く流れになれば不合格になる可能性が高いと言われています。

銀行としても信頼に足りうる相手でなければ融資をしたいと思わないので、相手を選んでの対応をしてきます。経営者として優れた能力がある相手には手間を惜しんででも会社訪問をしますが、そうでもなければ打ち合わせの手間は事業者が負担するべき、と考えているのでしょう。あくまでも憶測となりますが、最初の段階でこのような対応をされたら、一層気を引き締めて融資に励むようにしましょう。

銀行の営業担当に相談することも可能

銀行の窓口で融資の申し込みをするパターンが一般的ですが、会社に銀行の営業担当者が来た場合に話を持ち掛けることも可能です。訪問してくる営業担当者は会社の事業や状態を知っているので、窓口で申し込むよりはフラットな雰囲気で話を進められるのがメリットになります。

申し込みをする際、最初の段階で先行きを不安に感じられることがあるかもしれませんが、まだまだ審査や面接で覆せる可能性があります。「冷たい対応をされた」と落ち込まず、入念な事業計画書作成などの準備で、万全な体制を整えていきましょう。

2.審査・面接

銀行からの融資を受けるには、事業計画書の提出が求められます。それらの書類をもって銀行を訪れ、面接を通して融資実行の合否が決められる流れとなります。

事業計画書の提出が求められる

事業計画書や決算書などを持参し、融資係と面談をおこないます。決算書はできれば3期分ほど、ある程度の年月分の経営の推移を証明できるものを用意しましょう。

また、融資金額を何に使うのか、その使用目的の説明も必要になります。事業資金や設備資金であれば審査に通りやすくなりますが、赤字の修復や借入の返済などは認められません。ここで一度資金が必要になる目的を考え、着実な書類作成を心がけましょう。

審査に通りやすくなるために、押さえておきたいポイント

実際の面談を通し、審査の結果が決まります。ここで審査に通りやすくするためのポイントをお話ししますので、これから銀行融資を検討されている方はぜひお役立てください。

わかりやすい説明に徹する

銀行は数々の融資経験があるため、ビジネスについては並々ならぬ知識がありますが、まれに未知の分野に触れる機会も少なくないため、そのようなビジネス展開における資金調達を考えているのならとにかくわかりやすい説明に努めることがポイントです。

ご自身が展開するビジネスの概要を、基本的に誰でも理解できるように話せれば問題ありません。時に事業者しか理解できない内容を延々と話す方が多いのですが、そのようなケースでは審査に合格しにくくなります。

また、制限時間をしっかり守ることもポイントです。面接の時間は限られているので、時間切れにならないように気をつけてください。何度か模擬面接を繰り返すなど、万全な準備を整えておくことも大事です。

不安ならば税理士のサポートを

融資を受ける際、銀行からの反応を気にしているとなかなか作業が進まないことも多いでしょう。そのようなときには税理士などの専門家からのサポートを得ることで、計画がさらにスムーズになります。

事業計画書の作成サポートから面接同行、模擬面接など、万全に審査に臨むためのさまざまなサービスを受けられます。銀行からの印象をよくするためのアドバイスもしてくれるので、準備に困っているのならぜひ活用してみましょう。

きちんとした経営基盤があり、なおかつ返済能力に優れているのなら、よほどのことがなければ審査に落ちることはありません。専門家による客観的な視点も大事にしながら、より着実な方法で資金調達に臨むことをおすすめします。

3.融資実行・返済

無事に審査に通過すれば、銀行家からの融資が実行されます。ここでいくつか気をつけておくべきポイントがありますので、融資を受けた後のポイントとしてお役立てください。

使用目的は限られている

まず、融資によって得られた資金の使用目的は限られています。面接の段階でどのように資金を使うかを説明する流れになりますが、それに反した使い道は認められません。万が一目的以外での使用が発覚すると「資金使途違反」と見なされ、全額返金などの処分をされるケースがありますので、モラルに反した運用は絶対に避けましょう。

「資金の運用状態を見破られることはない」という楽観視は禁物です。融資が実行された後、銀行は毎月・毎年の決算書から資金の流れを確認するためです。設備投資への費用には領収書の提示を求めるなど、銀行は事業者が違反をしないか常に見張っています。

どのような状況下であれ、計画通りの使い方を守っていきましょう。

返済はスムーズに

また、スムーズな返済も不可欠です。銀行で融資を受ける場合には金利付きでの返済の義務が発生し、月々の返済か一括返済かを選ぶことができます。問題なく返済できるのであれば問題ありませんが、まれに返済が難しくなるケースもあります。

返済が難しくなったら、すぐに銀行に連絡しましょう。あらかじめしっかりと連絡をしておけば、銀行としてもそれほど厳しい対応をしてきません。返済スケジュールを組みなおしたり一時的にストップをしたりなど、事業者にとって負担のない形での解決策を提案してくれます。ただし、連絡すら遅れる場合にはこのような対応を受けられることはありませんので、何があっても連絡だけは怠らないように気をつけましょう。ひどい場合には今後の融資が受けられないなどの処分が下される場合があります。

銀行融資の流れは、このような形で実行されます。事業計画書や面接対策などの事前準備を徹底し、融資実行後はモラルを守った運用を徹底しましょう。これから融資を検討される方はこの記事を参考に、一連の流れをしっかりと確認してください。皆さまの事業再建にこの記事が役立つことを願っています。

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