信用保証協会の保証付き融資の返事が遅いときに必要な対応は?

2019/07/11
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信用保証協会の保証の付いた融資を申し込んだものの、銀行からの返事が遅いときには今どこまで審査が進んでいるのか、そもそも借り入れはできるのか気になるところです。

融資を受ける申し込みを行ったとき、どのくらいの期間で融資が実行されるのか気になるところですが、1か月かかることもあれば取引がある金融機関なら短縮された期間で融資が行われることが一般的です。

ただ、あまりにも返事が遅いと感じるときには、銀行や信用保証協会ではどのような手続きが行われているのか把握した上で連絡を入れてみるとよいでしょう。

 

信用保証協会の審査にかかる時間

信用保証協会での審査時間はそれほど長くありませんが、案件の内容や保証に難点を示す場合など、完了するまで時間がかかることがあります。その場合、別途資料を求められることになり、必要書類を提出して再度審査を受けることになるのでさらに時間がかかります。

 

窓口となるのは金融機関

信用保証協会に対して問い合わせを行いたくても、基本的に窓口となるのは銀行などの金融機関です。

融資の申し込みを行う際には決算書など必要書類も提出しますが、提出された資料をもとにして、企業概要、融資金額、資金使途などを事前相談申込書に銀行が記入し、信用保証協会に審査を依頼する形です。

銀行から審査の依頼を受けた信用保証協会は、提出された書類などから保証を行っても問題ないか判断し、内諾の可否を銀行に連絡します。

事前相談にかかる時間は1週間程度で、早ければ1~2日くらいであることがほとんどですが、申し込みが集中する時期などは多少前後するでしょう。信用保証協会から保証を内諾すると回答がでれば、銀行で審査が行われる流れです。

 

信用保証協会の保証付き融資を申し込んだときの審査

信用保証協会からは融資を受ける上で保証をしてもらうだけであり、直接、信用保証協会からお金を借りるわけではありません。

融資を実行するのは銀行などの金融機関なので、もちろん銀行でも審査が行われます。

そのため、信用保証協会の保証の付いた融資を申し込んだ場合には、主に次のような審査が行われることとなります。

 

まずは企業に対しての評価や審査が行われる

これまで融資を申し込んだ銀行と取引もない場合、まずは企業の内容などを審査されることになります。

企業の財務状況や将来性、本業で儲けが出せているか、決算書の内容など、様々な項目を調査・確認し、取引を初めて問題がないか判断します。

金融機関に対して決算書3期分以上、提出できるようにしておくと審査が早く進むはずですが、それでも1週間程度は時間がかかることになるでしょう。

 

信用保証協会で行われる審査

銀行など金融機関が企業と取引を行っても問題ないだろうと判断した場合、融資を行う方向で話が進みます。

ただ、何の取引もない企業に銀行独自の責任で融資を行うことはまずありません。そのため、プロパー融資ではなく信用保証協会の保証が付くことを条件に、融資が実施されることとなるでしょう。

銀行から信用保証協会に保証の相談を行うことになりますが、信用保証協会の審査にかかる時間は平均して3日から1週間程度です。

 

銀行で実施される審査

信用保証協会から保証を行ってもよいという返事を得た銀行は、内部で審査が行うことになります。審査にかかる時間はどの銀行を利用するか、また、混雑の程度などで異なりますが、早ければ1~2日という場合もありますし、時間がかかるときには1週間以上必要という場合もあるようです。

支店で決済できる金額は限られています。融資金額が支店の判断で実行するか決めることができる金額なら、最終的な稟議は支店長となるため審査も比較的スムーズです。

しかし融資金額が大きい場合など、本部決済が必要となるので最終的な稟議が行われるまで時間がかかってしまいます。

銀行によって支店で決済できる金額は異なりますが、数百万円なら支店決済、1,000万円以上になると本部決済が必要になると考えておけばよいでしょう。

 

地方自治体の審査が必要になるケース

中小企業向けの融資の場合、地方自治体の制度資金を利用することもめずらしくありません。この場合、保証は信用保証協会、融資は銀行、そして自治体が利息や保証料などを負担しますので、信用保証協会と銀行の審査に加えて地方自治体の審査も必要となると理解しておきましょう。

地方自治体の審査は必要書類が揃っているか、制度を利用できる企業なのかなど要件に該当するかを確認することになるので、複雑な審査は特に行われません。

ただ、経営者自身が自治体窓口に出向いて手続きを行わなければならないことがほとんどなので、手続きが面倒に感じてしまうこともあるかもしれませんが、利息や保証料など負担してもらえるので利用したほうがより多く資金を調達できるようになります。

事前に対象となる地方自治体窓口に連絡して必要書類や手続きの流れなど確認しておくと安心です。なお、自治体の審査も1週間程度は時間がかかることがほとんどです。

 

一定期間において何の連絡もない場合

融資を申し込んで1か月は経過するのに、金融機関の担当者からは何の音沙汰もないという場合には不安な状況が続きます。

何度も金融機関の担当者に進捗状況を確認するのも印象を悪くするかもしれないと、何も連絡をせず待っている方もいるようですが、音沙汰がないのは何かおかしいと考えるべきです。

本来、金融機関側が融資の相談を受けた場合、融資が実行されれば担当者の成績になるため、すぐに対応したいと思うものでしょう。

しかし、対応に時間がかかっていたり、消極的であると感じる場合には、そもそも担当者の意識が低いのか、担当者1人あたりがかかえる顧客数が多くて手が回らない状況なのかもしれません。

担当者によっては融資担当になったばかりだったり、融資の取り扱いが苦手という場合もあるので、もし申し込みを行って1週間くらいなのに何も連絡がなければ連絡を入れてみるとよいでしょう。

また、担当者から求められた書類を正しく提出されていたのか確認しておくことも大切です。ぬかっている書類があることで、審査が進んでいない状況なのかもしれません。

 

返事を催促しすぎると不安を抱かれてしまう可能性大!

何も連絡がないならまだしも、頻繁に状況はどうなっているのか説明を求めたり、早くしてほしいと急かす行為は控えるようにして下さい。

また、銀行などの金融機関も信用保証協会と交渉を行っているはずなので、追加で求められた書類などがあった場合には迅速に準備して提出することを心掛けましょう。

あまりに返事を急いでしまうと、金融機関の担当者はそれほどまでに資金に困っているのだろうか…?と不安を感じることになり、危険な会社だと判断されてしまうことになるかもしれません。

特に初めて融資を申し込む金融機関などは、取引がないことで余計不安を感じやすいため、一定期間は返事を待つことも大切です。

 

まとめ

信用保証協会が問題なく保証が可能だと判断すれば、すぐに金融機関に保証の内諾が伝えられることになるでしょう。しかし保証が難しい案件などでは、調査に時間がかかるので審査が完了するまで長くなりがちです。

金融機関との保証の交渉で時間がかかることもありますし、年末や年度末時期が集中しやすい3月末は申し込みが殺到しやすいので、保証に問題がない企業でも回答まで時間がかかることがあると理解しておきましょう。

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