設備投資資金を確保したい!融資と出資のメリット・デメリット

2018/09/27
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設備投資資金を得たい、と考えている方は多いのではありませんか?会社にとって設備投資は、いつかは行わなければならないものです。しかし膨大なコストが掛かります。設備投資の内容にもよりますが、中小企業であっても数千万円から1億円以上になることもあるのです。

設備投資資金を自社だけで賄えれば良いのですが、そう簡単ではありません。前述したように金額が高額になるので、自社で確保している現金だけでは対応できない、ということもあるわけです。

そこで設備投資資金を得るために考えるべきなのが資金調達です。今回は資金調達法の「融資」と「出資」のそれぞれのメリットとデメリットに迫ります。

どちらを利用して資金調達を行おうか悩んでいる方は必見です。

融資による資金調達のメリットとデメリット

・メリット3つ

①必要な金額だけを確保できる
②低金利による融資を受けることも可能
③経営の自主性を保てる

【①必要な額だけを調達しやすい】
審査を受けた上で調達額が決定するので、必ずしも必要額が調達できるわけではありません。しかし申し込むときには「希望額」を相手側に伝えることになります。その額を基準として金融機関側も審査を行ってくれるわけです。

少なくても必要額以上の融資を受ける、ということはありません。借りすぎて返済が大変になってしまう、という可能性は著しく低くなっているわけです。

【②低金利融資も存在している】
融資に関しては金利が高くなることもあります。しかし利用する金融機関によっては金利が低く有利な資金調達ができる可能性もあるのです。

金利が低めに設定されている金融機関としては銀行や日本政策金融公庫などがあります。それらを利用すれば、年利で1.0%から2.0%程度での融資を受けることも可能です。

特に日本政策金融公庫については、スタートアップ企業に対しても積極的な融資を実施しています。1,000万円以上の高額融資にも対応しているケースも増えており、以前の「不利な条件による借り入れ」といった印象はかなり払拭されてきているのです。

低金利融資であれば、返済についても楽になります。金利が低ければ、支払総額も下がるからです。

【③経営にまで口を出されることがない】
融資による資金調達ですが、金融機関とはある意味ではドライな関係となります。出資後に金融機関から経営についてあれこれと口を出されるようなことはほとんどありません。出資のように経営権を握られてしまう、ということもいないのです。

融資元が自社の株主になるわけでもありません。経営に関しては自主を守る事ができるわけです。「経営に制約があるのは嫌だ」という場合には、出資ではなく融資による資金調達を行いましょう。

・デメリット3つ

①利息がかかってしまう
②返済が必要になる
③保証人や担保が必要になることも

【①利息が発生する】
借り入れをしている最中は金利がかかり続けることになってしまいます。
さらに金融機関によっては行為率の利息になることもあるので気をつけましょう。

例えばノンバンクのビジネスローンの場合には、年利で10%を超える利息が発生することもあるのです。実際に借りた金額よりも返済額が圧倒的に高くなってしまう、ということも往々にして起こってしまうわけです。

ちなみに利益が少ない会社であれば、融資の利息によって赤字に転落する恐れもあります。利息に重視するのであれば、低金利な銀行であるとか日本政策金融公庫からの借り入れを検討してください。

【②返済が必須である】
出資との違いとして理解してほしいのが返済の有無です。
出資は返済が発生しません。一方で融資に関しては返済が必須となっているのです。

返済が必要ということですが、要は毎月返済が発生する、ということになります。自社の経営状況がどうであったとしても関係ありません。毎月一定のキャッシュが会社から出ていくようになってしまい、結果として資金繰りの悪化を招く可能性もあるわけです。

【③保証人や担保の用意について】
すべての融資に保証人や担保が求められるわけではありません。
しかし審査を行った上で自社の信用に問題があると判断されてしまった場合には、保証人や担保を求められる可能性もあるわけです。

保証人や担保が用意できる方もいるかも知れませんが、特に担保については不動産などを持っていなければ用意できないわけです。さらに保証人や担保が必要となると一定のリスクが発生します。

返済できなくなった時にはリスクが発生する可能性があるわけです。

出資による資金調達のメリットとデメリット

・メリット3つ

①保証人や担保が不要である
②返済が不要である
③利息が発生しない

【①保証人や担保が必要なし】
出資における資金調達では融資のように保証人や担保を求められることはありません。
そもそも出資に関しては、出資をしてくれた方に対し見返りとして株式を発行しているのです。要は株式が担保のようなもの、といっても過言ではありません。

株式には一定の価値があり、仮に出資をやめたければ株式を売却して資金を取り戻せばよいのです。

【②返済不要の資金調達法】
出資に関しては借金ではありません。
融資は借金なので返済義務が生じてしまいます。しかし出資に関しては、ある意味では投資となっているのです。

出資者は出資先の企業が発展することを見込んでいます。仮に出資先の企業が大きくなったら、見返りとして受け取った株式の価値が上昇するわけです。その株式を売却すれば利益が確保できます。

出資者は返済をされることによって利益を確保しようとしているのではありません。株式の価値が上昇することを期待して出資をしているわけです。

返済が不要となるので経営者としては経営に力をいれられます。会社から毎月返済によって一定のキャッシュが出る融資に関しては、毎月資金繰りに頭を悩ますこともあるのです。しかし出資であれば返済がないのでキャッシュを会社に確保できる、といったメリットもあるわけです。

【③利息ゼロ】
融資のように毎月利息を支払うことはありません。
前述したように出資は借り入れではないのです。

ただし出資については配当金を出さなければなりません。配当金については利息と同じようなもの、といった見方もできるでしょう。

一方で配当金についてはあくまで利益が出た時に出すものでもあります。利益が出ていない時は配当金を出す必要は基本的にはありません。

・デメリット3つ

①株価を決めなければならない
②経営権を奪われる可能性あり
③配当金を株主から求められる可能性あり

【①株の適切な価格設定をしなければならない】
出資は株式を売却することになるわけです。よって金額設定には注意しなければなりません。
誤った設定をしてしまえば購入してくれる人が現れないかもしれません。

逆に安く設定しすぎてしまうと、損をしてしまう可能性もあるのです。

【②経営権が維持できなくなる可能性も】
出資を受けると株を発行して出資者に対して渡すことになります。よって持ち株割合に大きな変化が発生してしまうのです。

仮に経営者よりも持ち株割合が大きな出資者が現れるかもしれません。50%を超える株式を握られてしまうと、経営については自由にできなくなってしまうわけです。株主に会社を乗っ取られてしまう、といったリスクも有るのです。

【③配当金について】
基本的には会社として利益が出ている時に株主側から求められることになります。
「利益が出ているので問題ないのでは?」と思うかもしれませんが、会社から一定の資金がでていくことになります。資金繰りに問題が発生する恐れもあるので、配当金については注意しなければなりません。

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