代理貸付による融資とは|そのメリットとデメリット

2018/08/30
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融資には様々な方法があります。その中でも今回注目するのは、代理貸付です。代理貸付に関しては、あまり知られてはいないかもしれません。しかし通常の銀行貸付よりも借りやすい、といったことで評判になっているのです。資金調達を考えている方は確認しておきたいところです。

まずは代理貸付とは一体どのようなもののことを指すのかについてお伝えします。そのうえで代理貸付のメリットとデメリットに迫ります。

資金調達を考えているけど、どのような方法を利用しようか迷っている、という方は必見です。

代理貸付による融資とは?

・銀行が他の金融機関の貸付を行うこと

おかしなことに感じる方もいるかも知れません。
代理貸付とはその名のとおりに、「銀行」が代理で貸付を行う、といったものになっています。銀行が他の金融機関の貸付を行うのです。

融資の利用者は、まずは特定の金融機関に融資の申し込みを行います。その特定の金融機関では自身の資金を出すわけではありません。特定の金融機関から銀行に対して資金の提供を依頼するのです。そして資金提供を受けたら、その資金を申込者に提供する、ということになります。

要は申し込みを受けた金融機関は仲介をするような感覚です。

融資を申し込む窓口と実際に貸付を行う金融機関が異なっているので、文字通りに「代理貸付」ということになるわけです。

では資金調達の方法として代理貸付を選択するのには、どんなメリットとデメリットが有るのでしょうか?

・どのような金融機関が代理貸付を多く行っているのか?

政府系の金融機関が多く利用しています。
政府系の金融機関ですが、融資の申し込みの窓口を銀行などの民間の金融機関としていることが多いのです。そして民間の金融機関に対して融資の資金を提供して、申込者に貸し付けることになります。

そもそも政府系の金融機関の数は多くありません。全国に展開しているわけでもありません。民間の金融機関に申し込み窓口を委託することで、全国幅広く対応できるようになるわけです。

代理貸付による融資のメリットとは?

①申込み窓口が多くなる
②貸し倒れリスクを負う必要がない
③手数料が得られる
④長期固定金利で借り入れができる
⑤高額の借り入れができることも

【①申込み窓口の数について~利用者のメリット~】
政府系金融機関お入試の受付ド一般の銀行などの金融機関が行うことになります。よって利用者としてはより多くの窓口を得ることになるのです。
もしかしたら会社の近くにある金融機関で受付を行っているかもしれません。申込み窓口が多くなることで、より多くの申込みの機会を得ることになるわけです。

政府系金融機関については、多くの支店を持っているわけではありません。しかし銀行については大きなところになると支店の数もかなりの多さになります。大きな自治体であれば、同じ市区町村に複数の支店を持っている金融機関もあるわけです。

もしかするとあなたの会社が取引先としている銀行にも窓口があるかもしれません。取引先の金融機関に融資の申込み窓口があればより利用しやすくなることは間違いありません。

※日本政策金融公庫の制度融資は自営業者としては心強い存在ですが、全国の市区町村全てに窓口があるわけではありません。一方で民間の金融機関であれば、ほとんどの市区町村に支店があるわけです。そちらで日本政策金融公庫の融資の申し込みが出来るとすれば、大きなメリットに感じるのではありませんか?

【②貸し倒れリスクについて~受託金融機関のメリット~】
融資の窓口となっている受託金融機関ですが、仮に貸し出したお金が貸し倒れたとしてもダメージはありません。あくまで仲介をしているだけなので、資金を申込者に出しているわけではないからです。

貸し倒れてしまった場合には、委託金融機関が痛みを負うことになります。

受託金融機関としては貸し倒れのリスクを負わずに貸付業務が出来るので、この点は大きなメリット、といっても過言ではありません。

【③委託手数料について~受託金融機関のメリット~】
受託金融機関は委託金融機関から資金を得て貸し出しを実施することになります。仲介をすることになるので、要は仲介手数料のようなものが得られるわけです。

資金提供もせずに一定の資金を得ることが出来るので、受託金融機関としては美味しい商売、といっても過言ではありません。

【④安定した金利での借り入れができる~利用者のメリット~】
代理貸付の融資ですが、基本的に長期固定金利となっています。
例えば金利が年率で3.0%だとすると、ずっと3.0%で借り入れがし続けられるのです。

仮に金利が途中で変わってしまうようなことがあると、安定した返済ができません。毎月の返済額も異なってきますし、月々の返済額も変わってきてしまうのです。

代理貸付であれば、安定した金利での借り入れができます。返済の安定性、というものを考えるのであれば、代理貸付の利用を計画しましょう。

ちなみに民間の金融機関は長期固定金利を避けたいと考えています。そもそも長期固定金利にしてしまうとリスクが大きくなってしまうのです。金利が下がった場合には得をするのですが、仮に金利が上がった場合には、その上がった分を反映できません。だからこそ長期の借り入れについては変動金利を採用してくるわけです。

代理貸付であれば10年間前後の長期の借り入れであったとしても固定金利で利用可能です。

【⑤借入額について~利用者のメリット】
中小企業にとっては高額の借り入れができるチャンスが有るのも代理貸付の一つの特徴となっています。代理貸付に関しては、最高で数千万円程度の貸付に応じてくれることもあるのです。

銀行と政府系金融機関がタッグを組んで行っているのが代理貸付です。双方ともに資金力がある金融機関なので、高額の貸付にも十分に対応できます。
ただし審査が実施はしっかりと行われます。審査難易度が低いわけではありません。審査によっては高額の借り入れしかできない可能性もあるので注意してください。

代理貸付による融資のデメリットとは?

①メインバンク以外との取引になる場合は気を使わなければならない
②金利が高くなる可能性あり

【①メインバンクの機嫌を損ねることも~利用者のデメリット~】
すでに銀行と鳥費機をしてお入り、借り入れも実行している場合には注意しなければなりません。メインバンクとしては自分たち以外からお金を借りることについて良い感情を持っていません。自社の利益が下がってしまう、ということになってしまうからです。

代理貸付を利用する場合には、まずはメインバンクに対して相談してみましょう。話を通した後で利用していれば、特に大きな問題に発生することはありません。今後の取引も考えなければいけないので、非常に大事な手続きとなってきます。

【②金利について~利用者のデメリット~】
一般的な融資の金利と比較すると低めであることは間違いありません。そもそも政府系の金融機関がもととなっているので、低金利での融資を実行してくれるのです。

しかし代理貸付の場合は、間に受託金融機関が入ってきます。受託金融機関に対して一定の手数料が支払われることになるので、その分の金利が上乗せされてしまうわけです。通常の金利よりも高くなってしまう恐れがあるので、結果的には返済額が増える可能性があります。

金利が高くなるといってもノンバンクなどと比較して高率になるわけではありません。こちらのデメリットに関してはそれほど気にしなくても良いでしょう。

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