金融業者から申し込んだ即日に融資を受けることは可能?その方法とは

2019/06/12
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事業者の方の一番の悩みは、本日中にお金が必要という場面をどのようにクリアするかでしょう。

低い金利の金融機関に借り入れを申し込んでも、審査を経て融資が実行されるまで1か月はかかってしまい、即日にお金を借りることはできません。

そこで候補として挙がるのが、即日融資を可能とするビジネスローンです。

 

ビジネスローンとは?

ビジネスローンとは、銀行のプロパー融資などを利用しにくい個人事業主や中小企業などに向けて、無担保で行う事業向けのローンのことです。

審査のハードルが低めに設定されていて、早ければ即日融資も可能となる金融業者もあるので、急いで資金を調達しなければならない場合にも対応できます。

迅速性や借りやすさという部分でメリットは高いですが、その分、金利が高めに設定されていることがデメリットです。

ただ、どの金融業者のビジネスローンでも即日融資が可能というわけではなく、たとえば銀行のビジネスローンは即日に融資が行われません。

 

銀行は即日融資に対応していない

銀行のビジネスローンやカードローンは、2018年1月から即日融資を打ち切りました。その理由として、大手銀行が反社会的勢力に対誤ってお金を貸してしまったことが挙げられます。この不祥事については、処罰する法律が存在しないことで立件はされていません。

ただ、その後に実施された調査により、金融庁に対する契約件数の過少報告や隠蔽工作などが発覚し、業務改善命令発令と行内首脳陣は退陣に追い込まれるといった事態に発展しました。

このような経緯から、現在、銀行ではローンの申し込みがあったときには、その信用情報を警察のデータベースと照合することが必須となっています。

この手続きに時間がかかるため、銀行のビジネスローンやカードローンは即日融資することができなくなっているのです。

 

銀行で拡がるAIを採用した融資サービス

即日融資は不可能としても、銀行では人工知能(AI)を利用することで、インターネットで審査が完結する中小企業向けの融資サービスを開始しています。

これまでは審査に1週間かかっていましたが、今後はAIが申込者から提供された情報を確認・分析し、信用力を評価して融資可否を判断するため、最短2営業日で完結するとのことです。

人件費を削減できるのでコストも削減できるでしょうし、迅速に融資が実現されるようになれば顧客も増えていく可能性があります。本来高めに設定されがちなビジネスローンの金利も、見直されるようになるかもしれません。

そもそも中小規模の事業者の資金ニーズに対応することを目的としているので、今後、さらに新技術が導入されるようになればいずれは銀行と警察のデータベースが連携して、即日融資に対応できる日もくるかもしれません。

ただ、現在は銀行のビジネスローンで即日融資は利用できません。このような場合、ノンバンクのビジネスローンであれば、最短で即日融資される可能性があります。

 

ノンバンクのビジネスローンの特徴

ノンバンクのビジネスローンは審査が迅速で、申し込みもインターネットを利用できます。

ただ、ノンバンクといっても消費者金融、信販会社、事業系金融会社、リース会社、不動産金融専門会社など種類はいろいろですが、いずれも貸金業者として登録を行っている金融業者です。

銀行との違いは、ノンバンクは預金や為替業務は行いません。銀行が資金の貸し付けに利用する原資は預金者から預け入れられたお金ですが、ノンバンクは預金という機能を持たないので、銀行などから融資を受けた資金を貸し付けの原資に利用しています。

そのため、ノンバンクのほうが銀行のビジネスローンより金利は高めですが、それほど大きく差があるというわけではありません。

さらに銀行の場合、どの金融機関でも審査基準はほとんど同じですが、ノンバンクでは独自の審査基準などを設けて対応しているので、銀行より審査のハードルが低く、借りやすいことが特徴です。

 

ビジネスローンで即日融資を受けたいなら

ノンバンクのビジネスローンであればいつ申し込んでも必ず即日融資が可能であるわけではありません。金融業者によって扱いは異なりますし、申し込みの後で行われる審査に時間がかかる場合もあります。

ただ、即日融資を可能と謳っているノンバンクであれば、次の事柄を守って申し込みを行えば、審査に通過することで即日に融資が行われると考えられます。

 

①申し込みは午前中までに行う

最短で即日融資を可能!と謳ってるビジネスローンであっても、夕方や夜に申し込みを行い、その日の間にお金を借りることができるわけではありません。

審査結果が出るまで時間がかからない金融業者の場合、統計的モデルに基づいて信用度を点数化し、与信可否を迅速に判断するスコアリングシステムによる自動審査を採用していることもあります。

ただ、スコアリングシステムの結果を見て承認し、実際に融資を実行するのはシステムではなく金融業者で働く「人」です。

そのため、インターネットを使って営業時間外に申し込みを行っても、審査の可否が出るのは翌営業日となるでしょうし、銀行の営業時間である平日15時までに着金できる状態でなければ、即日融資は難しいと考えられます。

もし即日融資を希望するなら、午前中までに申し込みを行うようにしてください。

 

②情報の入力ミスは命取りに

ビジネスローンでインターネットでの申し込みを可能としている場合、様々な項目を自分で入力していくことになるので、間違った情報を登録してしまうと正しい審査が行えなくなります。入力内容に誤りがないか確認した上で申し込みを行うようにしましょう。

 

③必要書類は事前に準備を

ビジネスローンは申し込みの際に必要書類を提出することが必要です。金融業者によって必要となる書類は多少異なるものの、一般的に必ず求められる書類として、

  • ・法人経営者なら、本人確認書類と決算書な
  • ・個人事業主なら本人確認書類と確定申告書、所定の事業内容確認書など

などが挙げられます。

決算書や確定申告書など、直近数年分の状況を把握できる書類は必ず求められることになるので、事前に準備しておくようにしましょう。

 

ビジネスローンで即日融資ができなかったら?

すっかり安心してノンバンクのビジネスローンに申し込みを行い、即日融資されるものと期待していたのに審査に通らなかった!といった状況に陥った場合、もうどの金融業者もお金を貸してくれるわけがないとがっくり肩を落とすことになりかねません。

審査に落ちてしまった理由は、財務状況が悪化していたからか、それとも決算書の数値に問題があったのか、税金を滞納しているからか…など、いろいろ考えてしまうものでしょう。

実際、赤字決算や税金滞納、債務超過といった状況では、資金を借り入れることは難しいと考えられます。ほかの資金調達方法も並行して検討する

ただ、売掛金を保有しているのなら、その売掛債権を売却して現金化させることで即日資金を調達できるかもしれません。

その方法はファクタリングという近年中小企業に注目されつつある手法で、売掛金を保有していればその金額の範囲内で、決済期日よりも先に代金を受け取る形で資金化できます。

 

まとめ

ビジネスローンは銀行のプロパー融資や公的融資などよりハードルの低い借り入れ方法です。

最短で即日融資も可能とするノンバンクもあるので、すぐに資金を調達したいという場合に適しているでしょう。ただ、金利負担が重くなってしまうので、もし利用するなら短期間の利用に留めておきましょう。

また、融資を受けるのではなく売掛金を資金に換えるファクタリングなら、返済負担に追われることはありませんので、どの方法を利用することが自社にとってよいのかしっかり検討するようにしてください。

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