資金繰りが悪化する原因とその改善方法を徹底解説

2018/06/10
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資金繰りはなぜ悪化するのでしょうか?原因をしっかりと把握しなければなりません。

さらに資金繰り悪化の原因を知るだけではダメなのです。改善方法も同時に確認しておく必要があります。

今回はなぜ資金繰りが悪化してしまうのか、さらにその原因ごとに適切が改善方法もお伝えします。

すべての経営者は必見です。

 

資金繰りが悪化する原因1つ目~過剰な設備投資をしてしまう~

・見込んだほどの売上増につながらなかった

設備投資自体には問題ありません。設備投資自体は定期的に実施していかなければなりません。会社で使っている機械や器具ですが、10年も20年も使い続けられるものではありません。かえって非効率ということもあり、コスト増につながっていることもあるのです。

一方で経営者の中には勝負所だと思うと、過剰な設備投資で勝負をかけてくるケースもあります。勝負に勝てればよいのですが、かならず想定通りに行くとは限りません。失敗に終わってしまうこともあります。

過剰な設備投資をしたとしても、売上が1.2倍以上になれば収益が出る見込み、というケースもあるでしょう。しかし以前と同じ売上であった、となるとその分マイナスを背負うことになるわけです。

過剰な設備投資は数年に渡って会社に悪影響をもたらす可能性もある極めて怖いものです。方向性を誤ってしまうと、会社の資金繰りは悪化し倒産してしまうかもしれません。

・適切な改善方法とは

1.その投資が適切であるかを確認すること
2.設備を売却して撤退すること

 

まずはその投資は適切なものであるかを検討することです。何も考えずに突き進んでしまえば、結果は火を見るより明らかです。

まずはその設備投資を行った場合には、どれだけの収益があれば取り戻せるのかを計算してみましょう。さらに設備投資をしたことによってどれだけの収益がアップするのかもシミュレーションするべきです。その時にはもちろん需要などを調べるために、市場調査もしなければなりません。

もしも投資分を取り戻せないといった結果が出た場合には素直に撤退しましょう。勇気を持って撤退することもビジネスで成功する秘訣の一つです。

すでに過剰な設備投資を行ってしまった場合ですが、「資金調達などをして頑張って耐えても取り戻せない」との予測が出た場合には素直に売却しましょう。設備は保持していると維持費もかかってきます。素直に撤退したほうが火傷は少なくすむのです。
設備によっては高額な売却金額になることもあります。例えば店舗を購入した場合には不動産となるわけです。会社に大きな資金が入ってくることになるので、資金繰りが悪化していたとしてもある程度はカバーできるでしょう。

 

資金繰りが悪化する原因2つ目~過剰な投資をしてしまう~

・不動産投資や株式投資には要注意

会社が好調な時は資金が潤沢にあります。お金が沢山あればそれを増やしたい、と考えるのが普通です。そこで目をつけるのが不動産投資や株式投資です。個人でやるのではなく会社として行うので金額もかなり高額になります。リターンも高額になり、会社によっては本業よりも稼いでいるケースもあるのです。

しかし不動産投資も株式投資も必ずしも利益を生むとは限りません。
例えば不動産投資として賃貸マンションを購入したとしましょう。満室になれば大きな収益になるでしょう。しかし満室になるとは限りません。空き部屋率が高くなって投資額を取り戻せない状態に陥ることもあります。維持管理コストのほうが高くついてしまう可能性も捨てきれません。

株式投資にも同じようにリスクはあります。
株式投資は株価が上昇すると思って購入します。しかし株価は必ずしも上昇するわけではありません。買ったときよりも価値が下がってしまう、ということもあるわけです。

過剰な投資は会社の資金繰りに大きな影響を与えるので注意しなければなりません。

・適切な改善方法とは

1.大きな利益を求めないこと
2.売却して資金繰りを改善すること
3.投資のための借り入れは行わない

 

投資はあくまで2次的なものです。会社は営業利益を求めるべきものです。本業で稼いでなんぼ、といった考え方を持ちましょう。

大きな利益を求めないことで過剰な投資を控えられるのです。また少額の利益であったとしても、そこで区切りをつけて投資から撤退も出来ます。大きな利益を求めれば、それだけリスクが高まるのです。
例えば株式については長期保有の結果、株価が半分になる、ということも珍しいわけではありません。5,000万円を株式投資していたら2,500万円も損する計算となってしまいます。ダメだと思ったら素直に撤退することです。

投資については、基本的に価値のあるものに対して行います。不動産であるとか株式であるとかいったものですよね。
要は価値があるものなので売却して資金繰りを改善させられるわけです。

資金繰りが悪化しているのであれば、投資分に関しては現金に戻しましょう。会社に資金がなくなってしまってからでは遅いのです。ただし不動産に関してはすぐに現金化は難しいので注意してください。売却までに半年から1年近くかかってしまう例もあります。

投資するのであれば売却しやすいものにしておく、ということも一つの資金繰り改善の対処方法になるかもしれません。

投資をするために融資を受ける会社も存在します。大きな投資の場合には、高額の資金が必要になります。しかし投資は必ず利益を生むものではありません。マイナスになってしまうことにもなります。
仮にマイナスとなってしまえば、投資で利益が得られない状態で返済をしなければなりません。より資金繰りを悪化させてしまうのです。
投資をするのであれば身の丈にあったものでなければなりません。

 

資金繰りが悪化する原因3つ目~売上債権の未回収~

※売上債権とは・・・売掛金や受取手形のこと

・売上債権の回収の遅れ
・売上債権の減額
・売上債権の貸倒れ

売掛金や受取手形ですが、売上が発生した時に生まれるものです。企業間取引は基本的に売上債権を利用します。問題なのが現金の決済が不安定、という部分です。将来的に支払う約束をしてくれただけなので、確約されたものではありません。

実際に売掛金や受取手形の回収が遅れてしまう可能性もあります。1ヶ月後に入金の約束であったものが3ヶ月後になることもあるでしょう。全額の回収はできずに70%や80%の回収になってしまうことも珍しくありません。
最悪、取引先が破綻して1円も回収できなくなる、というケースもあります。

売上債権が回収できないとなると、会社としては売上金が入ってこないことになります。売上金は会社の資金源なので、資金繰りが急激に悪化するわけです。

売上債権に対してはしっかりと対策を立てておかなければ、どんな会社であったとしても資金繰りが悪化する可能性があるのです。

・適切な改善方法とは

1.売掛金元帳の作成し管理する
2.回収を強化する
3.与信審査をする

 

必ず取引先ごとに売掛金を管理しましょう。ごちゃまぜにしてしまうと、どの会社の売掛金の回収が遅れているのかわからなくなってしまうこともあります。気づくのが遅れてしまえば、回収できたであろうものが回収できなくなることもあるのです。

売掛金回収の状況をいつでも把握できるようにしておきましょう。

回収が遅れてしまうのは、自社に問題があるケースも珍しくありません。そもそも支払いが遅れている取引先に対して回収業務を行っているでしょうか?支払ってくれるように働きかけましょう。

取引先に対する審査を行ってください。支払能力をしっかりと調べるのです。支払能力がない会社とは契約をしないようにすれば、売掛金の未回収が起こるようなことは避けられるはずです。

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