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資金調達の仕方|融資を利用するか?資産運用をするか?

ファクタリング2018/02/07

資金調達の方法はたくさんあります。その中でどの資金調達法を利用するかを考えていかなければなりません。

資金調達の方法は大きく分けると2つの方法に分かれます。

①融資による資金調達
②資産運用による資金調達

こちらでは「融資による資金調達」と「資産運用による資金調達」について解説します。漠然と資金調達を思いたった段階の会社経営者の方は注目すべきテーマです。

 

融資による資金調達方法5つ

①公的融資
②銀行融資
③ノンバンクのビジネスローン
④ABL
⑤売掛債権担保融資

 

【①国や地方自治体から借りる】

融資を受ける時に考えてしまうのが金利です。金利が高くなってしまえば、返済が厳しくなることは目に見えています。
公的融資に関しては低金利となっています。リスクが低い融資です。

公的融資には様々な種類があります。

・商工組合中央金庫の公的融資
・日本政策金融公庫の公的融資
・地方公共団体の制度融資
・信用保証協会の保証付融資

審査が非常に厳しいことでも知られています。そもそも希望する会社がものすごく多いので、選考から漏れてしまうことも珍しいわけではありません。

【②金融機関から借り入れる】

企業が資金調達をする方法として最もオーソドックスなのが、こちらの銀行融資です。銀行から事業資金を融資してもらう方法となっていますが、審査は比較的厳しくなっているので注意しなければなりません。

・業歴の短い企業
・赤字経営になっている企業

上記に該当してしまっている場合には、審査落ちしてしまう可能性が極めて高いのです。また過去の取引実績も審査には関わってくるので、はじめて利用する金融機関に申し込みを行うと、審査が厳しくなってしまう恐れがあります。

金融機関からの融資に関しては、特に信用力が関わってきます。会社の信用を高めるために、事業計画書などをわかりやすく記載する必要があるのです。

【③ノンバンクのビジネスローン利用について】

銀行融資の次にオーソドックスな資金調達方法と言っても良いでしょう。
銀行以外が実施しているビジネスローンです。

銀行ではないので比較的審査難易度が低い、といった特徴があります。しかし金利が高く設定されており、融資可能金額も低めに設定されることが多いので注意してください。

消費者金融もビジネスローンに参入してきており、銀行融資よりも対応が早いことでも知られています。最短即日融資にも対応しているケースがでてきているのです。

【④ABL(流動資産担保融資)を利用する】

流動資産とは在庫であったり原材料のことであったりを指しています。
売却するまでは活用できない在庫を担保に入れて資金調達をする方法なのです。

担保型の融資なので支払えなくなった場合には、企業としてのダメージがかなり大きくなるので十分に注意してください。

【⑤売掛金を担保として借り入れる】

ファクチャリングとは異なります。こちらは売掛債権を売却するのではなく、売掛債権をもとにして融資を受ける、というタイプの資金調達法なのです。

一般的な融資に比べ、売掛金が入金されれば返済が直ぐにできるはずなので安全性が高いとされています。

 

資産運用による資金調達法4つ

①不必要な資産を売却する
②売掛金を売却する(ファクタリング)
③在庫を売却する
④手形の割引

 

【①資産の売却について】

会社の事業には不要な資産があるケースも珍しくありません。会社として余裕がある時に購入したものを、会社の経営が厳しくなった時に売却するわけです。

・有価証券(株式)
・ゴルフの会員権
・不動産(土地・建物)

上記のような資産を売却することによって資金調達が可能です。融資が受けられないケースやある程度の内部留保を残したい、というケースには資産の売却も検討しましょう。

【②売掛債権の売却について】

厳密には資産の売却に該当するわけですが、ファクタリングについては近年大きなブームになっているので、独立して掲載させてもらいます。

ファクタリングとは売掛金を売却して現金を得る、といった資金調達方法です。売掛金は入金までにタイムラグが生じてしまいます。売上は上がっているのに、入金までに1ヶ月や2ヶ月もかかってしまうわけです。その間に資金が足りなくなってしまう、ということも十分に考えられるわけ。

売掛債権を売却する時には、最短で即日も可能です。2日から3日程度で対応してもらえるケースも少なくありません。入金までのスパンを短くする、といった効果を持っている資金調達方法です。

【③在庫の売却について】

商品や部品などの在庫については、会社を経営する上で欠かせないものです。しかし在庫を大きく抱えることは会社の首を絞めることにもなってしまいます。
在庫にはコストが発生するので負債と言っても過言ではありません。

短期間で売却できるような在庫であれば持っていても問題はありません。しかし売却できるかわからないような在庫を持っていたとしても意味は無いのです。

在庫の量を調節する、ということもリオっぱな資金調達につながってくるわけです。仮に在庫を売却すれば、多少なりとも現金が会社にもたらされるわけですから。

【④手形割引について】

売掛債権で売上を得るのではなく、手形で売上を得るケースもあります。
売掛債権でも1ヶ月から6ヶ月程度入金までに時間がかかります。その売掛債権よりも入金までに時間がかかってしまうのが手形なのです。入金までに資金繰りが悪化してしまう、という可能性も少なくありません。

その手形を売却することによって現金を得るのが手形割引です。

注意してほしいのが、厳密には融資に当たる、という部分です。仮に手形を降り出した企業が倒産してしまうようなケースには買い戻さなければなりません。ファクタリングは買い戻し義務がないので、この点がファクタリングとの大きな違いになります。

その他の資金調達法について

①リースバック
②保険を解約する
③前払いで対応してもらう

【①リース契約を結ぶことで資金調達を行う】

会社にとって必要不可欠な資産があります。売却してしまうと、会社としての経営が成り立たなくなってしまえば意味がありません。
そこで注目すべきが「リースバック」と呼ばれる手法なのです。

リースバックは一度資産を売却します。そしてリース契約を結んで毎月の利用料金を支払っていく、というものなのです。

【リースバック対象資産例】

・不動産
・機械系設備
・内装系設備
・営業車など

売却した資金は一括して入金されるので、資金調達方法として多くの企業で採用されています。

【②保険積立金を取り崩す方法あり】

会社は様々な保険に加入しています。
特に生命保険については節税対策にもなるので、利用している経営者は少なくありません。

その保険ですが満期になる前に解約することによって、資金調達を行う方法もあるのです。返戻金が少なくなるわけですが、それでも一定額の資金調達額になることは間違いありません。解約についてそれほどの手間がかからないのも大きなメリットです。

【③取引先から前払いで支払ってもらう】

業歴の短い会社であれば難しいかもしれません。
こちらの資金調達方法ですが、要は先払いにしてもらうのです。基本的に企業間の取引は後払いです。請求書を発行しても、期日は当日ではありません。先に設定されているのです。

一方で自身の会社の立ち場が強いのであれば、取引先に対して先払いでお願いする、ということも可能です。サービスや商品を提供する前に料金が貰えることもなるので、こちらも立派な資金調達方法の一つとなります。

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