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これから起業する方は必見!エンジェル投資家に出資してもらうメリットとデメリットとは?

資金調達2019/09/05

これから起業しようという方にとって、資金調達で苦労することは避けたいものです。しかし、まだ実績がないことにより銀行など金融機関からの融資は受けにくい状態なので、どのように資金調達すればよいのか悩むところでしょう。

そのような場合に強い味方となるのがエンジェル投資家と呼ばれる個人投資家で、起業家のスタートアップを支援してくれるありがたい存在です。

エンジェル投資家は資金面だけの支援に留まらず、様々な部分でサポートしてくれることが特徴ですが、出資してもらうことによりどのようなメリットとデメリットがあるのかご説明します。

 

エンジェル投資家とは?

エンジェル投資家とは、創業まもない企業に対して投資を行い、資金調達がスムーズに運ぶ手伝いをしてくれる個人投資家のことです。

同じように企業に出資してくれる存在にはベンチャーキャピタルが挙げられますが、エンジェル投資家が出資するのは自らが所有する資金であるため、他社の資金を投資するベンチャーキャピタルとは異なります。

エンジェル投資家の多くはもともと起業家や経営者だった方で、新たな世代の起業家を育てたり、自身の人脈などを有効活用することで、特定のビジネスでの発展に乗り遅れないようにしたいと考える方が多いようです。

もちろんそれだけではなく、資金を投資することにより利益を得ることも目的としています。

 

エンジェル投資家に出資してもらうメリット

まず、出資してもらうことで返済義務のない資金を手に入れ、資金を調達することができます。その上、エンジェル投資家の場合、出資だけでなく軌道に乗るための経営アドバイスを行ってくれたり、人脈を活かしながら活躍する経営者や取引先などの紹介もしてくれるので、経営者としての経験の浅い起業家にとって頼りにできる存在となるでしょう。

エンジェル投資家は出資した企業が成長することを望んでいますが、成長するということは企業の株式価値が上昇することを意味します。出資で安く獲得した株式を、企業が成長した後に高く売り、利益を出すことが目的だからです。

 

ベンチャーキャピタルはハードルが高いと感じるなら

ベンチャーキャピタルの場合、1~2億円以下の投資を検討することはありません。出資金額が大きい分、投資されるまでの審査も厳しいことが一般的です。

対するエンジェル投資家の場合は500~2,000万円なので、家族や友人から資金を調達することは厳しい金額だけれど、ベンチャーキャピタルはハードルが高すぎるといった場合に頼りにできます。

 

エンジェル投資家から出資を受けるために必要なこと

起業する上でのビジネスプランを作成し、相手に伝えることができるよう完結にわかりやすくまとめてください。どれほど優れたアイデアであったとしても、その魅力やよさがエンジェル投資家に伝わらなければ意味がありません。

起業して売上を向上させ、競合他社との戦い方などストーリー性を重視した作成を目指しましょう。

また、エンジェル投資家は事業に対するアイデアだけで判断するのではなく、経営者の魅力にも注目します。熱意や今後の将来に対する期待、人としての魅力が高いと認められることが必要です。

 

エンジェル投資家に出資してもらうことのデメリット

エンジェル投資家に出資してもらえることはとてもありがたいことだと感じる一方で、中には経営にまで深く関与されるといったことに不満を感じてしまうというケースもあるようです。

そのようなエンジェル投資家に出資してもらうと、起業家自身が思い通りに事業を進めることができなくなり、窮屈な思いをしてしまうこともあるかもしれません。

 

●デメリットを回避する方法

スタートアップのタイミングは資金調達に苦労しがちですが、エンジェル投資家からの投資を受けるなら、資金面ばかり頼ろうとするのではなく、知識や経験、人脈などを優先して選ぶようにしましょう。

エンジェル投資家を募るとき、その相手を尊敬することができ、いつかは超えたいと思うことができる人物なのかを目安にします。

さらに株価の配分や約束ごとなど、後でトラブルが発生しないように双方が納得できるまで話し合いを行うことも大切です。

 

エンジェル投資家とベンチャーキャピタルとはここが違う!

エンジェル投資家とベンチャーキャピタルはどちらもスタートアップを支援してくれることは同じでも、大きく違う部分があります。どのような点に違いがあるのか理解し、どちらを選ぶべきか決めるようにしてください。

 

ベンチャーキャピタルの特徴

ベンチャーキャピタルは先にも述べたとおり扱う金額が大きいことが特徴なので、億単位の資本金を必要としない場合には規模が大きすぎると感じるでしょう。

審査から投資されるまでも長い時間がかかり審査も厳しく、さらに投資先企業に役員の席を要求されるといった傾向が見られます。

そしてベンチャーキャピタルで働いている投資担当者は、投資を主軸とした活動を行っていることから、もともと金融機関やコンサルタント業などで経験を積んできた方が多めです。

 

エンジェル投資家の特徴

エンジェル投資家はベンチャーキャピタルよりも投資金額は少ないですが、起業家や経営者の人としての魅力も加味した判断がなされるため、資金調達に繋がりやすいことが特徴です。

エンジェル投資家自身もかつて起業家や経営者として活動し、その結果、成功して多額の資金を得た富裕層の方たちです。成功経験を活かした視点や考え方、判断力などによるアドバイスを行い、起業家が抱える苦悩などにも共感してくれるでしょう。

もちろん一定のリターンを求め出資するため、著名なエンジェル投資家から資金調達できたということは、成功を成し遂げた方から認められたということであり、その後、事業が成功する確率が高いことを示すとも考えられます。

 

エンジェル投資家をネットで見つけるためのマッチングサイト

エンジェル投資家と出会いたくても、どこで探せばよいのかわからないという場合にはインターネットのマッチングサイトを活用しましょう。

インターネット上で公開されているマッチングサイトはいろいろありますので、どのサイトが利用しやすいのか、それぞれのコンセプトなどを確認した上で選ぶことをおすすめします。

一部ですが、インターネットで利用できるマッチングサイトを下記のとおりご紹介します。

 

Founder

Startup List

Up-Room

ANGEL PORT

 

起業したいという経営者、そして投資をしたいと考える投資家の思いを繋いでくれるのがマッチングサイトです。

ただ、マッチングサイトを利用する場合には、個人間で資金が動くことになることを理解し、投資家の経歴などをしっかり確認するようにしてください。コンタクトを取る場合には、個人や企業の情報管理には十分注意を払うようにしましょう。

 

まとめ

アメリカではベンチャー投資の法整備も進んでいます。しかし日本では法整備が追いついていないため、出資する側も投資を受ける側も取引にはリスクを伴うこととなるでしょう。

そのため、自身を知ってもらうだけでなく、どのようなエンジェル投資家なのかをよく知るようにしてください。

エンジェル投資家とは起業家に対して出資してくれる個人投資家のことで、多くは過去に経営者として成功した経験のある方ばかりです。

著名なエンジェル投資家に投資をしてもらい資金調達に成功すれば、自社の広報に繋がり、事業を円滑に軌道に乗せるためのアドバイスも受けることができます。

もし資金調達の方法に迷っているのなら、エンジェル投資家に出資してもらうことを検討してみてはいかがでしょう。

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