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資金調達で発生するストレスの原因と対抗策とは?

資金調達2018/05/04

資金調達は大きなストレスとなります。起業したからこそ感じる苦痛であり、起業する前には味わったことがないものでもあるのです。

そもそも個人の借り入れと企業の資金調達は大きく異なります。個人の借り入れは基本的に自分だけが影響を受けるものです。しかし会社の資金調達は社員などにも大きな影響を与えるかもしれません。取引先も関連してくるのです。

こちらでは資金調達になぜストレスがつきまとってくるのか。さらにそのストレスに打ち勝つためにはどうしたら良いのか、ということをお伝えします。

現在資金調達を模索しており、実際にストレスを感じている経営者は必見です。

 

資金調達でストレスが発生する原因

・慣れていないことを行うため

誰でも初めて行うことには緊張します。いままで経験がないわけです。
資金調達に関しても、起業してからの資金調達は前述したように個人向けローンの利用とは大きく異なります。企業としての資金調達に慣れないがゆえにストレスが伴ってくるのです。

たとえば手続きが煩雑である、というところにも注目しなければなりません。個人向けローンであれば、大手の消費者金融では無人契約機申し込みなどで最短即日融資も可能でしょう。しかし企業が行う資金調達には時間がかかります。申し込み手続きも煩雑なのです。資料もたくさん準備しておかなければなりません。

【企業の資金調達時における必要書類例】
・本人確認書類
・印鑑証明書類
・資金使途の確認書類・・・契約書や見積書など
・決算書
・試算表
・資金繰り表
・事業計画書
・納税証明書
・登記簿謄本など

上記したのは必要になる可能性が高いとされる書類の一部です。この他にも書類の提出を求められる可能性はあります。必要書類だけでもわかってもらえると思いますが、企業の資金調達は申し込むだけでも大変なのです。必然的にストレスが高まることになってしまいます。

・審査結果が出るまでに時間がかかってしまう

申し込みをおこなって当日中に借り入れできるのか、それとも借り入れできないのかが分かれば不安に思っている期間が短いので大きなストレスにならないでしょう。もしダメであれば、他の貸金業者を探せばよいわけです。

しかし企業の資金調達の審査ですが、審査結果が出るまでに時間がかかってしまいます。1週間から2週間かかることも珍しくありません。要は長期間審査結果が出るまで待たされることになるわけです。
1週間や 2週間に渡り不安な状態で過ごすことになります。「もし借り入れできなかったらどうしよう」といったことを考えながら過ごすわけです。当然ストレスが溜まってしまいます。

・自社のことをアピールしなければならない

はじめての資金調達を行う場合ですが、銀行などの金融機関に対し、自社のことをしっかりと知って貰う必要があります。そこで面談などが実施されることになるわけです。

金融機関側としても、よく知らない企業に対する貸し出しは行ないたくありません。かなり突っ込んだ内容の質問をされることもあります。

「現在の経営状態は?」
「なぜ資金調達が必要になったのか?」
「調達した資金の使途は?」
「今後の事業計画は?」
「人脈はあるのか?」

他にも様々な質問を受けることになります。
初対面の方に品定めされるような感じを受けつつ回答を明確にしなければなりません。大きなストレスの原因となってしまいます。

その上で自社が魅力的な企業であることをアピールしなければなりません。借り入れをするのにもかかわらず将来性のある企業である、と説明しなければならないわけです。
もちろん希望的な観測だけで話を勧めてはなりません。客観的なデータを示した上でアピールしなければならないのです。

・借金することに負い目を感じてしまう

起業をして10年や20年も経過すれば、企業が借金するのは当たり前、ということがわかってきます。しかし創業当初に関しては借金をすることへの負い目を非常に強く感じてしまうものです。

企業の借り入れですが、個人の借り入れの延長のように感じてしまうケースも珍しいわけではありません。その負い目がストレスへと発展してしまうわけです。

しかし大企業も借り入れを行っています。あのソフトバンクであっても1兆円や2兆円、さらには3兆円近い借り入れを実際に実施しているのです。企業が借金することは特におかしいわけではありません。

 

資金調達におけるストレスに打ち勝つためにすべきこと

・資金調達の目的をはっきりさせること

資金調達に対する自身のマイナスの意識、というものを払拭しなければなりません。借金に対する負い目を感じにくくなれば、ストレスも感じにくくなります。

資金調達の目的が明確化できれば、なぜ借金しなければならないかがハッキリします。基本的には会社を発展するに当たり必要な資金を得るために行うわけです。将来的に成功するために必要な資金調達であれば、負い目も感じなくなるでしょう。

目的を明確化するだけでもストレスの感じ方も変わってくることが分かると思います。

・取引先銀行からの融資を希望する

今まで利用したことがない金融機関に対して融資を希望するのは心理的にも大きな負担となります。自社のことを理解していない業者に融資を依頼することになるので、様々なことを説明しなければならないのです。

一方で普段から取引をしている金融機関であれば、自社について一定の理解をしてくれているはずです。ある程度の説明をカットできます。

また普段からの取引で問題が起きていなければ、取引実績があるということで高く評価してもらえるチャンスも出てくるわけです。

ちなみにメガバンクよりも地方銀行からのほうが融資を受けやすい、といった特徴があります。そもそもメガバンクはビジネスローンから撤退を始めており、行っていたとしても縮小気味なので借り入れはかなり難しいのが現状なのです。
地方銀行は地元企業に対する貸し出しを積極的に行っている傾向があるので、結果として融資を受けやすくなっています。

・融資以外の資金調達も検討すること

融資を受けるということは、今後は返済をしていかなければなりません。
返済にも大きなストレスがかかってくるのです。毎月一定の資金が返済に回ることになるので、会社として自由に使えるお金が減ってしまうわけです。

そこで注目すべきは融資以外の資金調達を検討する、ということです。融資以外の資金調達であれば、毎月の返済が発生することはありません。比較的安定した経営を行っていける可能性も出てくるわけです。

融資以外の資金調達方法としては「ファクタリング」や「ベンチャーキャピタル」があります。それぞれにはどのような特徴があるのでしょうか?

【ファクタリングについて】
ファクタリングですが。売掛金を売却して現金を得る資金調達方法となっています。
売掛金は入金までに時間がかかってしまうのがネックとなっています。現金取引とは異なり、入金までに数ヶ月かかってしまうケースもあるのです。

その売掛金の入金期間を短縮化できるのがファクタリングです。売掛債権を売却することで、数カ月先に入金される予定であったものが早い段階で会社に入ってきます。

一定の手数料は発生しますが、売掛金が大量にある状態で資金不足に陥っている場合には検討すべき資金調達法の一つとなっています。

【ベンチャーキャピタルについて】
要は出資を受けるタイプの資金調達となっています。
創業間もないような会社の資金調達として適しています。

出資を受けて株式を発行するだけなので、返済は発生しません。将来性があるとベンチャーキャピタルに感じさせられれば利用できる可能性があります。

経営指導などのサポートを受けることも可能です。

 

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