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ノンバンク系で資金を得るなら何がいい?それぞれの違いに注意

ノンバンク2017/11/27

ノンバンクは、預金を行っていない業者を指します。預金を行っている時点で、ノンバンクという言い方はしません。金融機関として扱われるようになりますので、預けられるようなサービスを持っている場合は、金融機関という言い方を活用していることが多いでしょう。
提供しているのが貸金だけというサービスの場合は、ノンバンクとして扱っていますが、このサービスを提供している会社の多くが、企業向けにもビジネスローンを提供していたり、個人向けにローンを提供するなどしています。どのような形式で提供しているのか知っていることで、利用しやすいサービスと判断できる場合もあります。

ノンバンクに該当している業者とは

ノンバンクに該当している業者は、消費者金融に信販会社、クレジットカードの業者です。これらの会社は、貸金を行っているものの、預けられるサービスは持っていませんので、ノンバンクの融資を行っている会社と扱われています。それぞれに違いを持っていることで、サービスに違いが出たり、金利面での優遇などが変わっていきます。
会社としては、ノンバンクとして融資を行っている以上、しっかりと利息を得なければなりません。利息を得られないような状況になってしまうと、ノンバンクは経営破綻を起こしてしまうので、貸金業者として多くの金額を提供して、利息を得ることになります。その影響で、金利の数字が金融機関よりも高めに設定されている問題があります。
金融機関よりも、借りやすいところにメリットを持っていますが、その分だけ支払う金額が多くなってしまうと思ってください。金額面でちょっと厳しいなと思っている場合や、金利を比較してこれ以上の数字だと厳しいと思えるようなら、他の選択肢も考えたいところです。

ノンバンクの違いを知っておく

ノンバンクに該当している会社の違いを知っていることで、より利用しやすい会社があるかもしれません。3つの会社の違いをしっかりと知っておきましょう。

消費者金融の場合

消費者金融は、代表的な貸金業者となります。提供しているサービスは、貸金だけとなっていて、会社によってクレジットカードを提供している場合もあります。とにかくお金を貸すことによって、利息を得ようしている部分を持っています。
提供しているサービスの多くが、高い金利に設定されています。その分だけ借りやすいように設定している傾向にあり、審査の基準を低くして通過できるような状況にしています。この影響により、アルバイトでも融資を受けられるようにしています。
総量規制を適応されている業者としても知られています。総量規制は、年収の3分の1以上の借入ができない設定としているもので、個人向けに作られている制限です。会社として利用する場合には別ですが、個人で借りようとすると年収のチェックが厳しくなり、あまり持っていない人には貸さないようにする傾向があります。

企業向けには、ビジネスローンで対応していることが多いです。企業が個人向けのキャッシングを利用することはできない設定となっていますので、事業に使うことを前提としている場合は、ビジネスローンの契約をしなければなりません。

クレジットカード業者の場合

クレジットカードを提供しているサービスが主体となっていますが、クレジットカードにはキャッシングの機能もつけられているので、貸金という部分でも活躍しています。カードの決済については、履歴などを残して対応しており、どの場面で利用しているのかがわかりやすくなっています。
業者は、出来る限り利息による収入を得たいと思っているので、リボ払いなどを要求する傾向があります。リボ払いにしておけば、利息によって多くの支払いが期待できるからです。最初からリボ払いに設定しているクレジットカードもあるくらいで、設定を知らない人が利用していると、どんどん損失が高くなってしまいます。
クレジットカード業者の場合は、とにかく貸金という部分よりも、クレジットカードのサービスを重点的に持っています。一応ビジネスローンを用意している場合もありますが、クレジットカードとして利用することが多いので、企業向けに利用しているビジネスカードのほうが多く利用されることになるでしょう。

信販会社の場合

信販会社は、クレジットカードを発行している他、貸金も対応している業者となります。クレジットカード業者と消費者金融の両方を持っているような形になりますが、信販会社は貸金をそこまで重点的に行っているわけでもありません。消費者金融よりも審査が若干厳しい傾向にあります。
ビジネスローンを提供していることが多い業者となります。ビジネスローンの審査を受けられやすいように、サービスも使いやすい形式としています。利用しやすい形にしていることで、お金が必要だと思っている個人事業主や、これから会社でうまく経営をしていこうと思っている人に貸出を行っています。
消費者金融の影に隠れている傾向があるものの、サービス自体は非常に安定している傾向があります。やや金利が高いものの、消費者金融よりも小さい利息で借りられることがあります。

ノンバンクよりも使いやすいサービスも

ノンバンクで提供してくれる会社は多くなっていますが、借りられる会社には制限があります。利用できる金額があまり多くないために、どうしても高額の借入は厳しいものです。仮に高額の借入まで認めているような状況となっているなら、それは不動産担保ローンとして提供している会社であり、金融機関に近いサービスとなります。
ノンバンクよりも使いやすいサービスで、ノンバンクに近い業者とされているのがファクタリングです。ファクタリングは、売掛金を購入して現金化して、一時的に売掛金を現金に変えられる方法です。早くお金を希望している方に利用されるサービスとなっていますが、提供している会社は銀行などの登録をしていないので、ノンバンク扱いとなっています。
貸金という部分でも違いがあります。ノンバンクという扱いでもありますが、貸金業者として登録しているわけではありません。つまり貸金を行っているサービスではなく、売掛金を早くお金に変えたいと思っている会社が利用しているものとなります。健全な運営をしているような会社であれば、利用しやすい形になるでしょう。

ファクタリングとノンバンクの違い

ファクタリングとノンバンクには、貸金業者に登録しなくてもいい部分だけでなく、それ以外にも大きな違いがあります。色々な違いを考えて行動していくことが重要になるでしょう。

ファクタリングは高額な融資が期待できる

ノンバンクの会社は、担保を出さない形式で借りられるように設定している傾向があり、どうしても借りられる金額に制限が加えられてしまいます。最高で1000万円などと書かれていることが多く、それ以上の借入を希望している場合には、他の会社を使うしかありません。場合によっては多重債務という状況を作ってでも、融資を受けるような状況になるでしょう。
一方でファクタリングの場合、上限は設定されているものの、売掛金の金額をそのまま保証してくれます。売掛金で提示されている金額から、一定の手数料だけを差し引いて支給する形になります。手数料が高いと損をしているように思われますが、早く現金として使えることが大きな良さとなっています。
億単位の融資も可能になっていて、売掛金が大量に残っているとか、用意しているもので億単位の金額まで持っていけるようにしているなら、ファクタリングではとんでもない融資が期待できるようになります。ノンバンクよりも使いやすいサービスとなるでしょう。

審査の違いが大きい

審査は、ノンバンクでも実施されることになります。審査を受けないで貸してくれるような業者は、闇金業者に該当しています。審査をしないで適当に貸してくれるような業者がいたとすれば、大きな問題になってしまうでしょう。貸金業者に該当するノンバンクの会社は、どのような要件だったとしても審査を行っています。
審査が早いことで提供のあるノンバンク系ですが、ファクタリングは審査を行っていない傾向にあります。一応売掛金については調べていますが、それ以外の問題点についてはあまり考えていません。ファクタリングを利用していることによって、審査の時間を大幅に削減できる可能性があり、即日融資を受けられる可能性も高くなっています。
審査を受けて落とされてしまった会社が、何とかして現金を得たいと思っている時に、ファクタリングを利用する傾向にあります。融資を受けやすくなっている方法でもありますので、場合によってはかなりのメリットを得られる可能性もあるのです。

会社がある程度の経営状況にならないと駄目

これはノンバンクの消費者金融や信販会社のメリットですが、立ち上げた当初から利用できる良さを持っています。会社を立ち上げて、しっかりとサービスを提供していくような状況になるまでには、多くの資金が必要になります。資金繰りを最初から考えていく必要はあるものの、審査を通過するのは相当困難となっていて、身銭を使って会社の経営を行っていることも多くなっています。
経営を安定させるために利用するのは、ノンバンクの消費借金融や信販会社が提供しているビジネスローンです。立ち上げた状態でも借りられる可能性を持っていて、経営状況によって判断されることがあまりないのです。ただ、会社としての信頼性を調べられることが多いので、明らかにおかしいような内容の書類であれば落とされることがあります。
ファクタリングの場合、経営が安定していないと売掛金が出てこないので、売掛金を作るために事業展開をしなければなりません。もし事業の展開をしっかりできていないような状況であれば、経営によって発生している売掛金がありませんので、ファクタリングをいつまでも利用できない設定となります。

このように、ある程度の状況に持っていかないと駄目なのがファクタリングで、最初の状況でも利用できる可能性を持っているのがノンバンクのビジネスローンと考えておきましょう。

計画的に双方を利用できるようにしよう

一応ファクタリングもノンバンクの一員となっていますが、貸金業者として登録しているのではないため、結果的には別物として扱われます。ただ、ファクタリングを利用する場面と、ノンバンクを使って借入をしていく方法は分けて考えていくことが望ましいです。計画的に双方のサービスを利用して、資金繰りの安定感を図ることと、経営状況の拡大を図っていくことになるでしょう。
ファクタリングを利用するまでには、かなりの時間が必要となる場合もあります。売掛金の契約を取ることができるまでには、相当なサービスを展開しないと駄目ですし、信頼されるような状況を作る必要もあります。場合によっては、信用を得るまでに相当な時間が必要になって、思っていたような展開に持ち込めないこともあります。
ファクタリングが使えるまで、ビジネスローンなどを使うためにノンバンクに相談を持ちかけ、一定の金額を融資してもらって安定させるようにします。その上でノンバンクから離れるような形でファクタリングを使えるようにしているなら、これで経営の安定を図ることができます。両方のサービスを使いつつも、片方のサービスに特化して利用していく工夫が大事です。

ノンバンクは突然避ける時が来る

経営を安定させることに成功して、巨額の融資などを必要としている場合には、ノンバンクを活用できません。不動産担保で提供してくれる場合でも、金融機関に相談したほうが安心できることや、相談できる内容が多い傾向にあるからです。更に金利面での違いによって、金融機関はある程度優遇してくることがあります。
いつまでもノンバンクに頼って経営をしていくことは難しいです。何処かで卒業するような形になると思ってください。他のサービスに切り替えるようにしたり、金融機関に相談するなどして、新しいサービスに変わっていくことが多くなるでしょう。

ノンバンクも必要な業者ではある

会社の資金繰りにとって、ノンバンクも必要な業者です。利用していくことによって、すぐにでも融資を受けられるようになれば、資金繰りが上手に進められるようになります。最終的にファクタリングなども検討しながら、ノンバンクと付き合っていくといいでしょう。
早く融資を受けられる反面、利息などの問題で返済が厳しいと感じることもありますが、返済しやすい金利に設定している業者を使えば安心できるでしょう。比較をしていくことが、ノンバンクにはとても重要な事です。

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