事業支援Lab

個人事業主でもノンバンクのビジネスローンは利用できるのか?

ノンバンク2018/08/15

個人事業主でもノンバンクのビジネスローンの利用は可能です。しかし審査は簡単とはいえません。個人事業主の場合は、小規模経営なケースがほとんどなので審査ではマイナス評価をされてしまう可能性が高いです。

こちらではなぜ個人事業主でもノンバンクのビジネスローンが利用できるのか、さらに個人事業主がローンの審査に突破するコツについてお伝えします。

過去に事業性のローンの審査に落ちてしまった経験がある方も多いのではありませんか?一度落ちてしまったからといって諦めないでください。適切な対策を立てれば借り入れができる可能性も少なからずあるのです。

資金繰りで困っている個人事業主の方は必見です。

なぜ個人事業主でもノンバンクのローンが利用できるのか?

①少額の貸し出しがメインであるから
②1件あたりの貸し出しの利益率が高いから(利息が高いから)
③申込者の多くが個人事業主や中小企業であるから

【①ノンバンクの貸し出し額について】
ノンバンクは銀行と比較すると資金力に劣ります。銀行の場合は預金システムがあるので、自社で資金が簡単に集められるわけです。しかしノンバンクは預金システムがありません。資金を集めるのは簡単ではないのです。自社で利益を出して資金を集めなければなりません。または他の企業に出資してもらって資金を集めるケースもあります。

よってノンバンクの貸し出し額は銀行融資と比較して低いわけです。実はそこがノンバンクを個人事業主が利用できる一つの理由となっているのです。

ノンバンクは主にリスクが低い小額の融資を取り扱っています。数十万円から数百万円の融資がメインとなっているのです。貸し倒れてもそれほどダメージを負わない金額の貸し出しがメインとなっているので、審査難易度は自然と下がります。だからこそ貸出先としてはあまり評価ができない個人事業主に対しても融資が実行できるわけです。

一方で銀行は数千万円から数億円の貸し出しを行っています。大企業に対してとなると数十億円や数百億円の貸し出しにも対応しているわけです。貸し出し額が高額となるので、銀行としては大きなリスクを背負うことになります。いくら資金力がある銀行とはいえ、数千万円や数億円が回収できなくなるのは大きな痛手となるわけです。よって銀行は個人事業主などの中小企業に対する貸し出しは避ける傾向にあるのです。

【②貸し出しの利益率について】
ノンバンクのビジネスローンの金利はどの程度に設定されているでしょうか?
最高実質年率ともなると、15.0%から18.0%に設定されているケースも珍しくありません。一方で銀行融資となると5.0%程度が上限とされていることもあります。中には1.0%から3.0%程度とかなり低い金利で貸し出しているところもあるのです。

要はノンバンクの利息は高く設定されており、1件あたりの利益率が高い、ということになります。

例えばノンバンクの実質年率を15.0%として、銀行の実質年率を5.0%とします。その条件で同じ金額を貸し出したとして、毎月同じ学を返済し同じ期間で返済をし終えたと仮定します。そのケースであれば、ノンバンクのほうが銀行よりも3倍の利益を獲得したことになるわけです。

1件あたりの貸し出しの利益率が高い、ということで、ノンバンクは貸し出しに積極的です。貸し出したら貸し出した分だけ会社としての利益になるわけです。

さらに注目してほしいのは貸し倒れです。ノンバンクの場合は、1件あたりの貸し出しの利益率が高いので仮に貸し倒れが発生したとしても多少であれば他の貸し出しでカバーできます。しかし利益率が極めて低い銀行融資であると、1件貸し倒れてしまうとなかなかカバーしきれません。利息が低いことによって利益率が低いとリスクが高まるわけです。

ノンバンクは利益率を高く設定することによって貸し出しのリスクを少なくしています。よって個人事業主のような脆弱な基盤しか持たないところに対しても貸し出しが行えるのです。

【③そもそも取り扱いが個人企業主や中小企業である】
ノンバンクのビジネスローンを利用している顧客のほとんどが個人事業主や中小企業です。大企業が利用するケースはほとんどありません。そもそも大企業のような基盤がしっかりとしている会社は好条件で貸し出しを実施している銀行融資を利用します。ノンバンクは銀行融資が利用できない方が集まるわけです。

ノンバンクとしても顧客を選んではいられません。そのほとんどが個人事業主や中小企業なのです。

仮にノンバンクを大企業が利用するとなると、ノンバンクもリスクが低い大企業を中心に融資を実施することになります。しかし大企業が利用することはほとんどないので、個人事業主であることを理由に審査で断られることはありません。

個人事業主がノンバンクを利用するためのコツとは?

①個人事業主の信用情報を綺麗にする
②個人事業主本人の属性情報を高める
③事業を安定させる(できれば黒字化させる)

【①個人事業主の利用実績が重要】
ノンバンクの審査は個人事業主本人に対するものがメインとなっています。とくに重要となってくるのが、これまでのクレジットカードやローンの利用実績です。

クレジットカードやローンの利用で支払いに遅れたことはあるでしょうか?仮に24ヵ月以内に遅れたことがある場合には、その情報が個人信用情報にバッチリと記載されています。借り入れが圧倒的にしにくい状況になってしまうわけです。

過去を変えることはできませんが、なるべく個人信用情報はきれいな状況にしておかなければなりません。特に債務整理をした経験がある方は要注意です。債務整理を5年以内に行った方は、ノンバンクの利用は基本的にはできません。ブラックとなってしまうので、申し込みを行ったとしても審査落ちになってしまうのです。

債務整理の情報は5年から10年で時効を迎えます。過去に債務整理をした経験があるのであれば、時効を迎えてから申し込みを行いましょう。

【②個人事業主本人の属性情報について】
申し込みを行う時には様々な情報を提供します。その情報の内容によって高く評価をされたり、低く評価をされてしまったりするわけです。

特に個人事業主本人の属性情報で重視されてくるのが「住居のタイプ」です。住居のタイプが「持ち家」である場合には高く評価をされます。不動産を持っているということになり一定の返済能力があると判断されるからです。仮に貸し倒れたとしても不動産を売ってもらえば回収できる、と業者側は考えています。

一方で「住居のタイプ」が「賃貸」である場合には、審査で不利になってしまいます。不動産を持っていないので、資産がない人物と評価をされてしまうわけです。業者側から「貸し出すにはリスクがある」と判断されてしまうのです。

他にも申し込み年齢なども重要な属性情報になります。特に20代前半や60代以降であると審査難易度が高まる傾向にあるのです。30代から50代程度であれば高く評価されるケースが多くなっています。

【③事業の安定について】
個人事業主なので商売をしていることになります。その商売がうまくいっている、ということも重要なのです。

商売がうまくいっているのであれば返済能力がある、ということになります。利益から返済がされるはずだからです。

問題となってくるのは、黒字であるか、それとも赤字であるか、という部分です。仮に黒字である場合には基本的には問題ありません。問題は赤字である場合です。

赤字であったとしてもノンバンクの利用は可能です。ただし大幅な赤字である場合には「返済能力がない」と見限られてしまいます。赤字であったとしても額を抑える、ということが大事になってくるわけです。

事業計画から資金調達、経営支援まで・・・
事業支援Labは中小企業の経営者を総合的にサポートします。

こんな方におすすめです
  • 事業を安定させたい方
  • 新規事業を立ち上げたい方
  • 経営に関する相談をしたい方
  • 資金繰りにお困りの方
  • 保険として資金調達先を知っておきたい方

コロナウィルスの影響や世界情勢の不安、急激な円安進行..

大きく環境が変化する中で、なかなか経営が安定しなかったり、新規事業の立ち上げに苦慮する企業が多くなっています。

事業支援Labは日本を支える中小企業の経営者を総合的にサポートし、多種多様な専門家を無料でご紹介しています。

事業計画から資金繰りまで経営に関する問題解決に取り組むパートナーとして、経営者の皆様のビジョンの実現を支援いたします。

まずはお気軽にご相談ください。

\登録・紹介無料/
事業支援サービス登録

お名前

必須

法人名

必須

業種

必須

メールアドレス

必須

電話番号

必須

都道府県

任意

現在抱えているお悩み
※複数選択可能

必須

現在抱えているお悩み
(その他)

任意

ご希望の連絡方法

任意

※ご登録の前にプライバシーポリシーの内容をご確認ください。

プライバシーポリシーを確認し同意しました。

記事一覧
無料で事業支援サービスへ登録する