ノンバンクからの借入は固定金利にすべき?変動金利にすべき?

2018/04/26
Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on Twitter

ノンバンクからの借り入れを検討している、という企業も多いでしょう。しかし借り入れをするとなると、気になるのが金利でしょう。金利が高く設定されてしまえば、返済が難しくなります。月々の返済額にも影響を与えてくる可能性もあるわけです。

ノンバンクごとの金利も重要ではありますが、気になってくるのが「固定金利」と「変動金利」です。個人系の融資に関しては基本的に固定金利が多くなっているのですが、ビジネス系のローンに関しては変動金利に設定されていることもあるのです。

こちらでは固定金利のメリットとデメリット、さらには変動金利のメリットとデメリットについて明らかにします。

 

ノンバンクにおける固定金利のメリットとデメリット

・メリットについて

①返済額が変動しない
②月々の返済額が変動しない
③金利が高くなった場合には得したことになる

 

返済額が予定通りになる、といったメリットがあります。また月々の返済額についても変動することはありません。要は予定通りの返済ができるのです。

固定金利になると、最初から最後まで一定の金利となります。例えば10%であれば10%の設定のままとなるのです。途中で金利が変わることもありません。支払い額にも影響を与えないのです。

なるべく計画取りの返済をしていきたい、と考えている方には固定金利が適しています。

金利が高くなった場合にも固定金利は有利に働きます。仮に金利が高くなったとしても、固定金利の場合は最初に契約したとおりの金利となります。仮に1%や2%の金利が上昇したとしても、固定金利であれば1%も上昇することはありません。

金利の上昇にもうまく対応できる、とのメリットが固定金利にはあるわけです。

・デメリットについて

①最初に金利の設定が高くされていることが多い
②金利が下降した場合に破損してしまう

 

固定金利と変動金利ですが、双方が用意されている場合には、変動金利のほうが低く設定されていることが多いのです。要はスタートの金利は変動金利のほうが低いので、最初は固定金利のほうが損をしてしまう可能性が高い、ということになります。
金融商品にもよりますが、0.5%程度の差を設けられていることもあるので、高額の利用を考えている時にはかなりの利息額の差になってしまうかもしれません。

金利が今後下がっていく、ということも考えられます。金利が下がる場合には、固定金利であると何も恩恵を受けません。金利が1%や2%下がっていたとしても、固定金利となると据え置きの状態になってしまうのです。最初に設定されたままの金利となってしまうので、金利低下の旨味はありません。

今後確実に金利が下がる、というような状況である場合には、固定金利は不利になってしまう可能性が高いわけです。

 

ノンバンクにおける変動金利のメリットとデメリット

・メリットについて

①当初の設定金利が低めである
②金利が下がった場合にはその恩恵を受けられる

変動金利に関しては、最初の設定金利が固定金利と比較すると低めに設定されていることが多い、といったメリットがあります。ローンを開始した当初の金利の支払い額がある程度抑えられる可能性があるわけです。

有利な当初の変動金利の実質年率ですが、一定期間は据え置きとなります。その期間は半年程度であり、少なくても半年程度は固定金利よりも有利な状態で利用ができる、といったメリットが有るわけです。仮に短期間で完済できるアテがあるのであれば変動金利のほうが有利になる可能性が高いです。

金利が下がった時にも変動金利はメリットを受けます。変動金利なので、金利が下がれば設定金利も引き下げられるのです。変動金利は6ヶ月に1回程度のペースで金利の再設定が実施されることになります。その時に金利が下降していれば、その分金利的な優遇を受けられることになるわけです

今後金利が下がる確率が高い、という場合であれば変動金利の利用も選択肢の一つに入ってくるでしょう。

・デメリットについて

①月々の返済額が変動する可能性あり
②返済総額が変動する可能性あり
③金利が高くなる可能性あり

変動金利のデメリットは、安定した返済画できない、というところです。
変動金利なので、月々の返済額は一定ではありません。月々の返済額が増減する、ということ自体がデメリットなのです。予定通りの返済画できない、ということになってしまいます。

最悪なのは金利が上昇してしまうような状況です。変動金利で利用した場合で、金利が実際に高くなってしまえば設定金利も上昇します。月々の返済額が高くなってしまうかもしれません。返済総額も当然上昇してしまうのです。損をしてしまう状況になってしまうので、今後金利が上昇する可能性が高い、という場合には変動金利でのノンバンク利用は避けなければなりません。

 

ノンバンクは固定金利で利用すべきか?変動金利で利用すべきか?

・固定金利で利用すべき

確かに金利は下がる可能性があります。変動金利であれば、金利が下降すればその恩恵を受けられるわけです。しかし変動金利を選択するのは危険と言わざるをえません。

固定金利であれば、返済が安定化するのです。月々の返済額も固定化されるので、固定費として計上していけることになります。将来的な資金繰り表なども圧倒的に作成しやすくなりますし、精度がアップすることは間違いありません。今後の資金管理についても圧倒的にしやすくなるわけです。

返済総額が変わらない、というところにもメリットがあります。固定金利であれば、予定通りに返済をすれば、最初に算定した額を返済することになるわけです。返済額が増えるということはありません。

もちろん固定金利の場合であったとしても、繰り上げ返済や一括返済をすれば結果的に返済総額は引き下げられます。資金に余裕があれば、返済額を抑えることもできるわけです。

変動金利は将来どうなるかがわかりません。会社を経営するにあたってそのようなリスクは背負うべきではありません。まるでギャンブルのようなことをしようとしているわけです。
事業を成功させるためには、まずは自社の資金管理です。資金の状態が把握しやすいようにすることも、事業で成功するためには必須となります。

 

ノンバンクのビジネスローンは固定金利と変動金利のどちらが多いの?

・基本的には固定金利が多い

変動金利はノンバンクとしても手間がかかります。定期的に金利を変動させなければなりません。そのたびに各利用者の返済額を計算しなければならないのです。
大手のノンバンクであれば変動金利にも対応できるかもしれませんが、中小のノンバンクであれば対応はできません。よって固定金利を採用しているノンバンクが多いのです。

ちなみに銀行については変動金利と固定金利を併用しているケースが多くなっています。銀行は規模が大きいので、変動金利にも対応できるわけです。さらに銀行のビジネスローンは高額の対応もしています。数千万円や数億円の融資も実際に行っているのです。
高額のローンとなると、返済期間が10年や15年となることも珍しいわけではありません。長期のローンに関しては固定だと業者としてもリスクが大きいのです。金利が上昇しても10年や15年そのままの金利設定になるわけですからね。
長期のローンに対応するためにも、銀行では変動金利に対応しています。

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on Twitter