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中小企業がV字回復する上で必要な法則|そのノウハウとは?

事業資金2020/01/22

中小企業は大企業よりも資力が弱く、市場変化の影響も受けやすいため時代の流れに対応することに苦労してしまいがちです。

中でも地方の中小企業は起業してもすぐに倒産してしまうなど、事業を10年以上続けることが難しい状況なのでV字回復も容易ではありません。

ただ、赤字続きでこのままでは廃業に追い込まれるという状況の中、見事にV字回復を果たしている中小企業も存在しています。

そこで、景気悪化や市場縮小などで廃業に追い込まれることなく、中小企業がV字回復を達成するためにはどうすればよいのか徹底解説します。

 

景気が悪くても未来を拓く!

中小企業で赤字が続いてしまうのは不景気や市場縮小など様々な要因が考えられます。しかしどれほど特殊な事情があったとしても赤字が継続してしまうことは避けるべきです。

利益が多く出てしまい税負担が重くなるなど、赤字のほうがよいと考えるケースも確かにあります。ただ、余程何かの意図がなければ継続して赤字を出したいとは思わないはずです。

心の中ではV字回復させたいと考えていても、社会情勢や市場の低迷などを理由に赤字でも仕方ないとあきらめてしまう経営者も少なくありません。

しかし仕方ないとあきらめてしまえば改善されず、V字回復させることに歯止めをかけてしまうことになるでしょう。

 

中小企業は赤字続きではダメ!V字回復を狙うなら

中小企業が現状を打破し、V字回復で復活を狙うのならビジネスモデルを転換させるよりも先に社員の意識改革を行いましょう。

社員のやる気が売上につながると考えれば、本来やるべきことをしっかり行っていれば売上は伸びるのに、行っていないから売上が低迷しているのです。

ただ、数年にわたり赤字が続いている中で、いくら社員に「やる気を出して仕事に励め」といってもすぐにやる気が出る社員はいません。社員のやる気を引き出すには、経営者の行動から変えなければならないといえます。

 

中小企業の経営者は現場を知らない?

経営者という立場上、現場に足を向けず常に上から指示を出すだけでは何が問題で赤字が続いているのか把握することはできません。

経営者も現場に足を向け、どうすれば会社を赤字から黒字に転換させV字回復を狙えるか社員とともに考えるべきです。

現場を先に動かすのではなく、経営者自身が頭と体を動かして気が付いたことや改善のアイデアを提案してみましょう。

提案したアイデアで失敗に至ることもあるでしょうが、いくらやってもダメだと思考を停止させずに、どうすればうまくいくのか軌道修正することが必要といえます。

失敗するのは当たり前。軌道修正して再度挑戦すればよい!と考え、経験を積み重ねながら高速で現場の改善に努めることでいずれ結果は出るはずです。

 

経営者の熱を伝えてV字回復

すっかり負け癖が染みついてしまった会社の営業現場や、どうせ売れないとあきらめている店舗などでも経営者の熱が伝われば社員もやる気を持つでしょう。

これまでは指示待ちの姿勢だった社員でも、自らかがアイデアを出したり行動したりなど動ける社員に変化していけば現場の雰囲気も一変します。

苦境が続けば社員も自信を失ってしまいますが、結果が少しずつ出てくることで自信をつけやる気を生み出します。

 

土壌がなければ種は育たずV字回復も見込めない!

いくら種がよくても土壌がなければ育てることはできないように、経営手法がよくても企業の習慣や文化を変える意識改革を行わなければ改善されずV字回復は見込めません。

経営者が社員の価値観に対し、競争に勝つために必要なスピードを教えながらフォローを徹底することが必要です。

指示を待つだけの思考や行動では現場は改善されませんので、目標達成を義務付けながらリーダー教育を行い幹部社員に対する意識改革も行うようにしてください。

 

社員の意識改革後に実施するべき対策

社員の意識改革ができたら、次に顧客情報をシステムに顧客軸で集約しましょう。可能性が高いと見込める顧客を見極めて、受注までの過程を可視化します。その上で獲得しなければならない案件を見極め、進捗管理もしっかりと行うことが必要です。

仮に部門同士が不仲の場合、社内連絡はメールではなく情報共有できる社内SNSなどを活用しましょう。相互理解を進めることで不仲だった部門同士がわかりあえるきっかけとなります。

情報共有により稟議の承認までの時間も短縮できるといったメリットも。すべての情報を1つのシステムでつなぐワンプラットフォーム化を進め、クレームなども含め情報の透明性を高めればV字回復の妨げとなっている問題部分を共有できます。

なお、顧客管理や情報共有だけでなく、大幅なリストラなども必要になることがあると認識しておきましょう。

 

中小企業は売上が上がれば資金調達が必要に!

現場改善により売上が増えていけば、その分仕入れも増やすこととなります。仕入れにかかる費用や人件費・外注費など、売上代金が入金される前に発生する様々な支払いに充てるお金を十分に手元に残しておくことが必要です。

しかし売上代金は後で入金されるのに仕入れ代金は先に支払うことになるため、代金回収までの間に資金が不足する可能性が出てきます。

中小企業の場合、このような資金不足の際には銀行融資に頼るのではなくファクタリングが活用されることが多くなっています。

 

中小企業の資金調達を助けるファクタリングとは?

ファクタリングとは、中小企業などが保有する売掛金をファクタリング会社に売却し、入金予定よりも前に現金化させる方法です。

ファクタリングを活用して資金調達したことにより、見事V字回復を成し遂げた会社の成功例もありますので上手に利用するべきといえます。

たとえば大きな受注案件が舞い込んできたものの、手元に資金がなく材料を仕入れることができなければせっかくのビジネスチャンスを逃してしまいます。

他にも銀行融資で資金調達する予定ではあるため、別途資金調達は必要だけれどノンバンクなどで借り入れることで負債を増やしたくないという場合もあるでしょう。

そもそも税金を滞納していて銀行融資による資金調達はできなければ、何らかの方法で資金を準備しなければなりません。

このような窮地に立たされた状況でも、ファクタリングを活用して資金調達できればV字回復を十分狙えます。

 

ファクタリングでV字回復を狙いやすい業種とは?

ファクタリングは売掛金を保有していることで可能となる資金調達の方法ですが、特に売掛先からの入金が長期化しやすい建設業の経営などには活用されています。

他にも運送業やアパレル業などの利用が多く、最近ではIT・通信業、広告代理店、飲食・宿泊関係などでも利用されるようになりました。

たとえば売上代金が翌々月にならなければ入金されないという場合、2か月間の運転資金を確保しておかなければ資金はショートし営業を続けられなくなります。

選ぶファクタリング会社や契約形態にもよりますが、ファクタリングなら早ければ即日・遅くても3営業日以内には資金調達できるので資金ショートを回避できます。

 

中小企業がV字回復するためのノウハウのまとめ

赤字経営でどうにもならないとあきらめている中小企業は、そのままでは改善されることはありません。

経営者も現場に足を踏み入れ、社員の意識を改革できるように新しい風を吹き込んでいきましょう。意識改革に加え社内の情報を部署同士が共有し、会社が一体となってV字回復に挑戦することが必要です。

売上が上がれば資金を調達することも必要になりますが、赤字経営の状況で銀行融資は期待できません。ただ、売掛金を保有していれば資金調達が可能となるファクタリングなども活用できますので、V字回復させて会社経営を成功させましょう!

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