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どこのビジネスローンを利用するかは金利重視で決めたほうがよい?

ビジネスローン2019/01/30

事業を経営していれば、つなぎ資金が必要になるなど、急にまとまったお金を調達しなければならないタイミングは出てきます。

そのとき、余裕資金を充てることができなければ、銀行からの融資などを検討したり、早く資金を調達しやすいビジネスローンなどを利用することを考える方も少なくありません。

ただ、ビジネスローンで発生する金利は、どの金融業者を利用するかによって大きく異なります。

どの金融業者のビジネスローンを利用するのか考えたとき、負担する金利はできるだけ低いほうがよいと考えることは当然ですが、金利ばかりを重視し過ぎた業者選びは好ましくありません

 

ビジネスローンは総量規制の対象には含まれない

ビジネスローンはどの金融業者を利用するのか、また、利用するタイミングによって金利など異なります。

そのため、最新の情報を入手した上で、どの業者のビジネスローンを利用するのか決めることが必要です。

個人がノンバンクなどのカードローンを利用する場合には、総量規制の対象なので、借入総額は年収の3分の1までと決められています。ただし、ビジネスローンは事業性融資のため、総量規制の対象にはなりません

必要に応じて限度額の範囲で借り入れできることがメリットである反面、利用し過ぎてしまうと返済負担が大きくなりすぎ、資金繰りを悪化させる可能性があることを理解しておく必要があります。

 

金利だけを重視した業者選びは好ましくない

まず、そもそもビジネスローンは一般的な銀行融資などよりも金利が高く設定されている点を理解しておく必要があります。

ビジネスローンが開発された経緯は、信用保証協会などを挟まずに銀行が直接貸し付けを行うプロパー融資では、銀行が背負うリスクが高くて貸し付けできないと判断される中小企業などに融資を行うためです。

審査を緩やかに設定し、許容できる貸し倒れ率は高めに設定し、その代わりに金利も高くすることで、比較的中小企業などが利用しやすい金融商品として提供されています。そのため、金利の低さを追及して資金調達を行う手法とはいい難い部分があります。

ビジネスローンは銀行とノンバンク、双方から提供されているローンサービスですが、銀行のほうが金利は低めではあるものの、実際にはそれほど大きな差はありません。

それでもできるだけ低い金利でビジネスローンを利用することを希望するのなら、銀行のビジネスローンを選んだほうがよいといえます。ただし、金利が低い分、審査はノンバンクよりも厳しくなる点は理解しておく必要があります。

 

ビジネスローンで適用される金利は何%なのか

ビジネスローンの金利を確認するとき、借り入れで適用される金利を「○%~○%」といった表現で記載されていることがあります。

この場合、この範囲のうち、何%の金利が適用されるのか気になるところですが、ビジネスローンを利用する会社の状況によって異なります。

ビジネスローンにおける審査では、スコアリングによる格付け評価が行われることが一般的で、機械的な審査と評価で融資が可能か判断されます。

それに加え、決算書の状況や過去の融資実績などを踏まえ、予想される貸し倒れ率が算出されることとなり、その割合に金融機関の利益を上乗せして金利が決定されます。

 

借入額によっても金利は異なる

また、どのくらい借りるかによっても適用される金利は異なります。借入額が多くなれば金利は低く、借入額が少なければ金利は高くなりますが、利息制限法では、

  • ・元本10万円未満 金利は年20.0%まで
  • ・元本10万円~100万円未満 金利は年18.0%まで
  • ・元本100万円以上 金利は年15.0%

という上限金利が定められています。

「○%~○%」という金利の表記がされている場合、この範囲のどの金利が適用されるかは審査によって異なるとはいえ、上限部分の金利が高めのビジネスローンは結局適用される金利も高くなりがちです。

ただし利息制限法があるため、金利の範囲の表記の上限が18.0%であったとしても、100万円以上借り入れする場合には、最大でも年15.0%で金利が設定されることになります。

 

ビジネスローンで実施される審査の難易度に注目

ビジネスローンは、銀行のプロパー融資や信用保証協会の保証付融資、日本政策金融公庫などからの融資と比較すると、どうしても金利が高くなってしまいます。それでもビジネスローンを利用する理由は、やはり審査が緩やかだからでしょう。

審査が緩やかであり、担保保証人の必要がないため、金融業者が負うリスクは当然高くなることから、金利は他の融資よりも高めなのです。

また、ノンバンクのビジネスローンであれば、即日融資も可能になるなど急な資金を必要とする場面でも対応が可能であるというメリットもあります。

 

ビジネスローンの難易度の高さ

ビジネスローンの審査は、どの金融業者を利用するかによって難易度に違いがあります。

難易度の高い順に、

  1. 銀行
  2. 大手消費者金融などノンバンク
  3. 中堅企業のノンバンク
  4. 中小企業のノンバンク

という順番です。

ビジネスローンを申し込む方も、なるべく知名度が高い金融機関で、低い金利設定のビジネスローンのほうがよいと考えるものでしょう。

その理由は、いくら金利は低めの設定だとしても、まったく耳にしたことがなく口コミなどの情報もない金融業者では、その業者からお金を借りて本当に大丈夫なのだろうか?と不安を感じてしまうものだからです。

そのため、ビジネスローンを利用しようと考える方の多くが、まずは最も安心感の高い銀行に申し込みを行い、それでもダメなら規模の大きなノンバンク、そこから規模をだんだん下げて申し込みを行うという流れになりやすい傾向がみられます。

 

ビジネスローンで借り入れができなったら?

ビジネスローンを利用しようと申し込みを行ったけれど、審査に通らず借り入れができないという場合もあるかもしれません。

このような場合、もし売掛金を保有しているのなら、その売掛金をファクタリング会社に売却し、早期に現金化することができるファクタリングを検討してみましょう。

審査に通らないということは、信用力が低下している状態を示すため、会社の経営が不安定な状況であったり、すでに他社からの借り入れがあまりに多くなっていたり、事業主個人の信用情報に問題があることが理由として考えられます。

ビジネスローンで実施される審査には難易度に差はあるにせよ、審査で重視されるのは利用の申し込みを行った会社の信用力です。

しかし、ファクタリングは融資ではなく売掛債権を売却することで資金を得る方法ですので、審査で重視されるのは申し込みを行った会社ではなく売掛先信用力になります。

 

ビジネスローンでは否決でもファクタリングなら可決の可能性大!

ビジネスローンの利用を申し込んだ会社の経営状況がおもわしくなく、赤字決算、税金滞納、銀行にリスケ中、債務超過といった状況ではまず審査に通ることは難しくなります

しかしファクタリングであれば、このような状況においても、売掛先の信用力が高ければ問題ないとされることもあり、売掛代金の入金期日が到来する現金化することが可能です。

 

まとめ

ビジネスローンを利用する上で、できるだけ金利負担を抑えることができる業者を選びたいと思うのは当然です。

しかし、いくら安い金利の業者を利用したくても、審査の難易度、経営状況、借入額によって金利は異なってきます

希望するビジネスローンの審査に通らず、借り入れができないという場合ももしかしたらあるかもしれません。

このような場合、もし会社に保有する売掛金があるのならファクタリングも資金調達の方法として検討しましょう。ビジネスローンとは審査で重視される対象が異なるため、ビジネスローンの審査には通らなかった場合でも、ファクタリングなら資金調達がスムーズにできる可能性が広がります。

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